12月31日金曜日の大晦日に僕はこの作文を書いています。2021年もあっという間に終わってしまいましたq。冬休みもあと残すところ1週間弱となってしまいました。学校に戻れるのは嬉しいし、楽しみではあるけれど、家から離れるのは少し寂しいです。最近は毎日寝る前にこのことを思ってから寝ています。最近は昼と夜に少し勉強して、その後に友達とゲームをすることが日常になっています。来学期は高3の先輩たちがいないのがすごく寂しいです。せっかく先学期に久しぶりに関わって、新しく仲良くなれた人もいたのに、先学期限りの交流だったのはとても残念でした。来学期はもっと仲の良い人を増やせるように頑張りたいと思いました。
冬休みはあまり外出してないので、出来事が少ないですが、唯一遊んだのは立教の友達と5人でディズニーランドに行ったことです。僕自身ディズニーランドに行くのは2年ぶりだったのでとても楽しめました。みんなでお揃いの物を買ったりして少し中学生らしいことができたかなと思いました。
来学期が終わったらもう高校生なので、高校生に向けて何か目標を決めて頑張りたいです。2021年は本当にコロナウイルスの影響で色々なことがあって大変だったし、なかなか思い通りに行かない年だったので、2022年は新型コロナウイルス感染症も収まり、元の生活に戻れるようになってほしいと強く思います。
(中学部3年生 男子)

Tower bridge with firework, celebration of the New Year in London, UK

Tower bridge with firework, celebration of the New Year in London, UK

冬休みが終わり3学期になったら、きっとあっという間に時は流れてもう卒業なのだろう。率直に言おう。私は、みんなの前ではあまり大きな声で言えないが、今のクラスが大好きだ。先生にも恵まれて、特にクラスのみんなには毎日すごく元気をもらっている。でも、高1になったら新しい環境になるのだろう。その環境に正直自分がうまく対応できるのかが少し不安でもある。どんな新入生が入ってくるのかと楽しみなところは色々ある。けれど、やや今の状態に執着している気がする。でも、この3学期は、一つの節目として過ごしてみようと思う。

立教の時間は、長いようで実は短い。あっという間に学期は終わってしまう。そして帰国。それをこの3年間くりかえしてきた。実際は、新型コロナウイルス感染症の影響で自宅でのオンライン学習を強いられていたこともあった。私たちは、そんな状況を乗り越えて中学生ラストの1年、みんなで思い出を作ってきた。それだけ恵まれた学年だったと思う。けれど、時の流れは早いもので、もう約2ヶ月で卒業だ。内心、このままずっと今のままでもいいのになんてどこかで思ってしまっているけれど、切り替えも大切だとも思う。

ここまで言ってきたが、正直パッと切り替えは出来ないかもしれない。今までの3年間の思い出を噛み締めて、最後には卒業するのが私の理想。それまでは、やり残すことがないような中学生活を送りたい。そして、高1になって様々な人と出会い新たな生活を送れたら良いなと思う。
(中学部3年生 女子)kirikae

 今自分は中学3年生の3学期に入ろうとしています。中1からずっとめんどうを見てくれ親しく接してくれた先輩たちは去年の2学期をもって立教から笑顔で去っていきました。もう入学してから早3年。いつまでも「後輩」ではいられなくなりました。そして来年からは高校1年生。もっといろんな事ができるようになる代わりに色んな責任も持たないといけなくなります。
この冬休み中、クリスマスカードや年賀状には「来年は高校生になります」と沢山書いたり、新年になって顔合わせをした時にはよく「大きくなったねー」などと言われ、僕が「もう高校生になります」と言う、そんなやり取りもたくさんありました。僕ももう高校生か。卒業していった先輩たちみたいに後輩と接している自分の姿を僕の中ではまったく想像出来ませんでした。
そんな中でだらりとすごした冬休みの最後。いよいよまた出発が近づいてきて、最後の中3、最後の中学生、と思うと「あー、やっぱりもう高校生なんだ。」という実感がかすかに沸いてきています。いったいどんな高校生になるかもわからないですし、どんなことをしたいとか、どんなことを将来に向けて積み重ねていきたいかなんて、全く検討もつかない状態です。ですがこの最後の中学校生活、友達と思い出を紡ぎながら、尊敬していた先輩に少しは近づきたいと思えるようになって来ました。中学最後の学期、悔いは残したくないですね。
(中学部3年生 男子)

冬休みはとても退屈でした。特になんの出来事もなく2022年を迎えました。そもそも、立教にいた時から「冬休み隔離が終わったら3週間ぐらいしか無いらしいし、あっという間なんだろうな。」と思っていました。本当にその通りで、気づいたらもう年賀状シーズンになってきて、僕はもうすぐで高校生。恐ろしいですね。
今年の冬休みは家でゴロゴロしたり、英語を勉強したりして過ごしていました。三学期に英検準2級の2次試験が控えていて、英語の勉強ばかりの毎日で、あっという間の日々でした。だから、僕は学校に帰ったら今のうち、中学生のうちでしかできないことを今度こそ満喫しようと思いました。中3のみんなで過ごせるのは三学期で最後になってしまうのが少し寂しいですが、後悔しないように楽しもうと思います。
ふとした時に、中2の頃先輩とした会話を思い出しました。それは「高校生になったら沢山新入生が入ってくるのは楽しみですか?」と聞いたところ、「いや、今の人数がちょうどいい。家族感があって好き」というものです。その時の僕は沢山友達がいた方が楽しいに決まってると思って、理解できなかったのですが、今はその気持がとても良く分かります。人数が増えることは嬉しいですが、元いた人たちと別々のクラスになったりしてしまうのが悲しいです。だから、僕は後悔のないように来学期を満喫したいと思います。
また、今学期の席次が大変な事になってしまっていたので、来学期で挽回します。最近期末テスト前のみんな(僕も含めて)の集中力が中1の時の僕らとは格段に上がったと感じました。僕も負けていられないです。
(中学部3年生 男子)enthusiasm-for-next-semester01

Collyer’s college 学期留学レポート第一弾
今年度、Covid-19の、イギリスにおける学校生活への影響も緩和されたことから、高校3年生3名がCollyer’s Collegeに学期留学に出かけています。日本と英国の教育の違いを肌身で感じ、モチベーションがますます高まっている、RTさんのレポートをご覧下さい。

Collyer’s Collegeでの一週間を通して
学校で一週間過ごして、言語の壁を実感しながらも知らないことばかりで新しいことを経験できることに楽しみを覚えている。授業については、特に私の取っているSociologyの授業が難しいと感じる。初日はInterpretivismとPositivismについてを取り扱っていて、全く先生の話していることが理解できずにただノートを取るだけだった。その後調べてみると、解釈主義と実証主義という日本語で解説を読んでも理解し
にくい内容だった。だが、私は授業についていけなくならないように内容を予習復習してから次回の授業に臨んだ。しかし、それでもまだ授業の内容が理解できずに先生の質問にも上手く答えることができなかった。まだ一週間の段階で授業についていくことに相当な労力が必要だが、これから日本に帰るまでに「Sociology、Health&Socialの授業で内容を理解しつつ、積極的に内容の濃い質問や解答を発言すること」を目標に英語の勉強も頑張りたいと考えている。
私は留学に来る前に将来英国大学に行くのだから、失敗も挫折も全てここで経験していこう!と意気込んでいた。これが私のモチベーションになっており、これからも生活面でも勉強面でも努力したいと思っている。
一方で、新しい友達と会話したり、一人で出かけたりなど必然的に英語を話さなければいけない環境は初めてであるため、毎日が刺激的である。英語能力が足りなくて悔しくなるのは、やはり友達とコミュニケーションするときである。今までは勉強のために英語を学んでいたが、今は友達ともっと会話したいためということに重きを置いて学んでいる。
加えて、日英の教育の違いをこの1週間で感じた。Collyer’sでの授業規模は20人ほどだが、もっと個人に対して話しているような感覚になった。日本は先生から全体へという講義形式が多いが、英国では全体に話しつつも個人をよく指したり一人一人回って状況確認をしたりとコミットしているように思える。そのためか、授業中の発言も多く(その分私語も多かったりするが)、わからないことがあったら友達に聞くことなくすぐに質問をしていた。これには、高校ですでにある程度の専攻が絞られており、自分の興味がある授業だからということも関連しているだろう。日本の高校ではおおまかに文系・理系と分かれるが、英国ではさらに深く分かれている。高校の時点で、個人の知的好奇に合わせて授業が取れることは日本にはない特性だろう。このような文化の違いを肌身で感じられることにも面白さを感じる。collyers-college-2022-01_01

長かった二学期を終了し、ホテル隔離も終えやっと家に帰ってきた。本来ならば喜ぶべき瞬間なのかもしれないが何故かこの作文に手をつけた今、どことなく寂しさを覚えている。これが寂寥感というものなのだろうか。この感情はどれだけ二学期が充実していたかの証だと思う。そんな二学期を少し振り返りたい。
中3全員で立教にて過ごすのは今学期で最後、この事実はどうにも変えることのできない現実で、同時に、この二学期を全力で楽しむ、これが私達に課された課題であった。
初めは中3全員の記憶に残る何かをしなくては、そんな焦りが13番教室を過ぎっていた。でも自然とその教室の中で起こる笑いや感動、空気感が何よりも幸せで、どれだけその幸せが私達の中に刻まれているか、段々と分かってきた。その証拠に今、その時間を思い出すだけで思わず笑顔が溢れてしまう。
今回の作文、何か印象に残った出来事を書こうと思っていたが、すべての出来事にたくさんの内容が詰まっていてそれができそうにない。
グループなんて存在しなかったほどみんなで楽しく過ごしたアウティング。直前まで鏡に張り付いていたクラス写真撮影。みんなのこだわりが強すぎてテーマ決めからつまずいたオープンデイも中3らしい結果を残すことができた。お尻が痛い上に寒すぎて文句しか出てこなかった教会外出。早く終わって自画自賛した皿並べ。ピンチな友達の気合い入れに必死だった期末テスト期間。これから新しい道へ歩みだす友達へメッセージを送るときに溢れ出した感謝と涙。最後の集合写真・・・。あれもこれも、思い起こしていくだけでどんどん白紙が埋まっていく。充実しすぎていたあの頃にはもう戻れないと考えると喪失感に襲われる。
でもこんなことを考えてるうちに三学期になり、時を過ごし高1になって新しい仲間と出会い、時には拒み、そして徐々に受け入れ、また時が流れる。こうして私達の先には未来が続いている。こうやって過去を見て悲しさを覚える今も未来になれば小さな過去の出来事にすぎないのだ。
でも、中3と呼ばれる日々が終わり、新しい仲間が増える未来でもこの今の心を失くさないで育てていけばいつまで経ってもその気持ちは「今」に存在し続ける。
どんなに時が経っても中3に思う気持ちを大切に未来の今を過ごしていきたい。そんな事を思えるクラスの一員になれたことは本当に幸せな事だと「今」、思う。
(中学部3年生 女子)engrave-on-the-future01

この2学期は私にとって思い出深いものとなった。だんだんと新型コロナウイルス感染症の影響も薄れ、少しずつ元の日常を取り戻していた。アウティングやオープンデイなどの行事も取り戻し、楽しい立教生活が再スタートした。その幸せを噛み締めながら、日本に帰った。
年末年始になると、親戚と会う機会が多くなる。立教に通っている人なら誰でも経験があることだと思うが、私達はそう言った場で必ず、英語が完全に喋れる、という勘違いをされる。私はその度に、まだまだ全然ですよ、と答える。そうすると相手も意外そうに、学校生活について尋ねてくる。そこで私は、イギリスにいても英語を話す機会はあまり多くない、と毎回テンプレートを答える。しかし考えてみると、なぜイギリスにいるのに英語を話せないのだろうか。これまで私は学校の環境だとか、コロナだとか、周りのせいにして、英語と関わること自体を諦めていたのだと思う。
しかし、それは周りの環境がどう変わったところで私が変わらないと意味がないことに気がついた。自分に積極性がなければ、いつまでも同じままだし、自分から英語に関わって行こうとすれば、どんどん上達していくだろう。なぜなら、私は置かれている環境が違うから。他の中学3年生には経験できない機会が私の周りにはたくさんあるはずなのに、それを自分から無下にしていた。これまでの3年間何をしていたんだろうと、申し訳なく、また恥ずかしく思った。
そこで私は、せめてこの3学期間は頑張ろうと思った。これまでの3年間を取り戻す、そして、立教にいる意味があるような生活を送ることを目標に決めて、3学期を過ごそうと思う。
(中学部3年生 女子)1kam

JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテストにて本校が2年連続で学校賞を受賞するとともに、高等部2年2組の岩城優有さんの作品が佳作に選ばれました(https://www.jica.go.jp/hiroba/program/apply/essay/index.html)。総数48,435作品のなかから佳作に選ばれた岩城さんの作品は以下の通りです。コロナウイルスの脅威で忘れられがちな地球温暖化の問題に注目し、「with コロナ」の社会について考えた作品になっています。

 

「新型コロナウイルスと地球温暖化」 立教英国学院 高等部2年2組 岩城優有
世界中に新型コロナウイルスが蔓延し、追い打ちをかけるように新たな変異ウイルス「デルタ株」が感染を拡大させている今、日々のニュースはコロナウイルス感染症に関するもので埋め尽くされている。ふと頭に浮かんだのは環境問題についてだ。コロナ禍なる前はよく見た地球温暖化や森林破壊などについての問題はどこに行ったのかと思うほど目立たなくなってしまった。感染の拡大を抑えるのに今はそれどころではないのかもしれないが、こうしている間にも環境破壊は進んでいるためこのままではいけないと、数ある環境問題の中から最も深刻とされている地球温暖化問題の現状を調べることにした。
新型コロナウイルス感染症の流行によって、2020年の二酸化炭素や温室効果ガスの排出が約7%と第二次世界大戦以降最も大きく減少したと発表されていた。感染の拡大をさせあいために人の移動が制限され、航空便や車での動きが止まったことが主な原因となる。
私はこの記事を見た時、人の移動を制限すると、そのための取り組みである外出を自粛することがコロナウイルスの拡大防止にも、地球温暖化の対策にも効果があることに驚いたのと同時に純粋に嬉しく思った。外出自粛は手洗い、うがいやマスク着用などの他に私が特に行っていた感染対策で、自分がしていたことが今ある大きな問題の解決に繋がっていたと知ることができたからだ。
しかし、これはあくまで一時的なものということに気づかされた。感染拡大を阻止するために行った政策は確かに二酸化炭素や温室効果ガスの排出量を現象させ、大きなメリットをもたらしたが、それは「環境問題」という観点から見てのことであって、「経済活動」という観点から見るとコロナウイルス感染症がもたらしたものは大きなデメリットとなると分かった。感染拡大を抑制させるためのロックダウンや渡航制限、外出自粛の導入によって、飲食店や観光業界、航空業界などは大きな打撃を受、経営困難に陥る状況となってしまった。経済活動を復帰させていくには人の制限を緩和する必要があるが、そうすればコロナ禍前の世の中となり、地球温暖化が進むことは間違いない。しかし、経済が停滞したままではいけないのも事実で、一日でも早くこの現状を打破しなければならないと思った。
私は経済活動の再建と地球温暖化対策を両立してできることを考え、思いついたのはデジタル経済にすることだ。テレワークや電子決済など既に広まりつつある経済のデジタル化だが、これなら在宅勤務をすることによって、人の移動も制限され地球温暖化の対策になる。さらに職場のみならず、電子決済やネットショッピング、ネットデリバリーなどのサービス業もデジタル化し、今までの経済活動方法で経済を復帰させるのではなくデジタル化した社会で経済を再建するというのも良いのではと考えた。
また、現在はワクチン接種が進み、少しずつだが人の移動制限を緩和し始めている地域もある。コロナウイルス感染症の拡大が落ち着いてからできる取り組みとしてもう一つ考えたのは、公共交通機関を使うということだ。電車やバスは車などに比べて二酸化炭素排出量が圧倒的に少なく、地球環境に優しい交通手段となっているため進んで乗っていきたいと思った。
感染拡大を抑制させることがもたらしたものは大きく、特に地球温暖化問題については二の次といった扱いをされていると感じるが、私は経済の再建と地球温暖化問題を上手く両立しながら対策ができると考えている。そのために私ができることを一つでも行うことで、コロナウイルス感染症が蔓延する前の、更に地球温暖化対策がされている新しい未来へ繋がっていくと信じている。

impressions-of-gakuintsushin01本校では毎学期末に学校での様子を生徒たちの作文を中心に写真やムービーを添えて保護者、卒業生、その他関係者宛に電子配信しています。
懐かしい本校の様子をご覧になって感想を頂くことも少なくありません。こちらでもいくつかご紹介させて頂きます。

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アウティングからクリスマスまでイベントの多い時期を、コロナ禍を感じさせずに楽しそうに皆さん過ごせている風景を拝見して、こちらも懐かしく嬉しくなりました。
私が在籍していた80年代も簡素なりの楽しさがありましたが、今やフライデースポーツにゴルフがあったり、ハロウィンにかぼちゃを彫ったり、クリスマスにはテーブルセッティングにも華やかさが添えられていて充実ぶりが伺え、海外校ならではの生活を存分に体験できるのは幸せなことだなと思います。
今後も、学校関係者の皆様もご健康で、学院の益々の発展を祈念しています。
佳いお年をお迎えくださいませ。

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学院通信をお送りくださってありがとうございました。
学校の景色を思い出し懐かしくなりました。
生徒の方々の活躍ぶり、元気な様子を嬉しく拝見しました。
まだまだ困難が続きますが、どうぞ健康に気をつけお過ごしください。

 

The Rikkyo Robot Club, which was established this term visited the prestigious Royal Grammar School Guildford (RGS) to give a presentation about their masterpiece.

They visited the school on 17th November, and they gave a presentation to the teacher and students from the Design and Technology class. The occasion brought wonderful results and they have agreed to launch a co-project with Rikkyo‘ students next term.

After the presentation, they listened to a lecture by a researcher in the area of the development of robot prosthetic arms at the University of Oxford. It was such a valuable learning experience for the students and a fulfilling day.

The below is the thoughts of one of the participant students.

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There was an exchange meeting between Rikkyo Robot Club and RGS the other day. We introduced our robots and how they can be used to solve social problems. We also made a video of the students’ daily life at Rikkyo. We exchanged ideas with the RGS students on how to improve the robots. The RGS has a technology class, and I was really inspired to learn that they use a different method of making robots than we do, such as using wood to make robots. We had a great time with the RGS students, not only introducing our robot club, but also exchanging opinions and working together.rrr

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