「OPEN DAY期間に入学して」 

 

私は、オープンデイの準備期間にあたる週の途中からこの立教英国学院に入学しました。

全く何もわからない中、クラスの企画を手伝っているうちに少しずつクラスメイトと話しながらオープンデイについて教えてもらいました。

まず始めに私が驚いたことは、クラス企画の規模の大きさです。

約1週間のすべてを使って準備をすることができるのも立教英国のカリキュラムならではなのだろうなと思いました。

そしてその準備に対して生徒全体が一生懸命に取り組んでいる姿が入学してすぐの私のこの学校に対するイメージになりました。

とても大きな看板に絵を描く人、ペンキで絵を塗る人、模型を作る人、そして全体のマネージメントをしている人、それぞれがしっかり企画について把握して考え、行動していて、日が経つにつれ教室の中が飾り付けられてゆくのが手伝っていて本当に素晴らしいなと思いました。

当日、完成したそれぞれの企画を見てみると、小中学生や自分たちの物の完成度も高かったように見えましたが、やはり上級生である高2の企画のすごさを知りました。

フリープロジェクトでは、ダブルダッチ、ダンス企画と楽しく盛り上がるものは見ていて本当に楽しく、立教生の仲の良さを感じました。

茶道、剣道の企画は、日本の心を異国に居ても忘れないこと、そして伝えていかなければならないことを改めて感じました。

その他、ステージで行われていたコンサートでは、ピアノ、ギターなどの楽器での演奏や劇のパフォーマンスでたくさんの人を楽しませている様子がとても印象的でした。

立教では、プライベートレッスン等によって音楽を出来る人がとても多いように感じました。

演奏を見ていて、私も何かをできるようになりたいなと強く思いました。

最後にオープンデイ準備から閉会までを通して私が一番感じたことは、立教英国の生徒全体の仕事ぶりの良さ、ひたむきさ、チームワークの良さです。

3年生のリードの素晴らしさや、下から上までが仲良く一緒に作り、一緒に楽しんでいることがこの学校ならではの良さなのだなとわかりました。

私は、この学校に来てまだ1週間という短い期間ですが、みなさん優しく、そしてフレンドリーに接してくれる温かさがとてもありがたく感じます。

オープンデイという特別な行事期間からの入学でしたが、とても楽しい時間になりました。

来年のオープンデイは、企画を考える段階から参加できると思うので、しっかり仲間と共に伝統あるオープンデイをより良くしていけるようにしたいなと思います。

(高等部1年 女子)

「高1が作り出した宇宙」

 

`The space Odyssey !`

チャペルの中で響くH1の声。

その声は1週間の作業を終えた後の疲労感は全くなく、達成感に満ちていた。

 H1の企画は宇宙という抽象的なテーマで、何のトピックスをやるかの話し合いはかなりの時間を費やしたと思う。

その反面作業をし出すと止まらなかった。

エイリアン制作がその例だ。広いテーマはまとめづらいが、発想が出やすく今のH1に合っていた気がする。

作業は惑星ごとに人を分け、行っていたがどのチームも個性が出ていた。

宇宙の探検のわくわくするストーリーにそって作られていった模型、背景はどれも工夫が施されている。

ただ赤く塗るだけではなく、場所によって黒を入れた赤で塗っていた太陽。入った瞬間きれいなビーナスがお出迎えする金星。

一見地球儀に見えるがよくみると陸地が反対になっているα星の模型。

背景を使って星座の紹介を描いた火星。

惑星の中がどうなっているかを見せた木星。

どれもこれも何を伝えたいかが分かっておもしろい。

 私は学級委員のため、チームの作業をちょくちょく見ていた。

案が決まらなかったり、意見が合わなかったりと最初はバラバラな星達だったが、後半は1つの惑星と化していた。

 目まぐるしく過ごしたハーフタームはたとえるならば、銀河だ。

銀河はたくさんの星が集まっていて、天の河のように地球にいる私たちにその美しい姿を見せている。

H1という星27人が集まって見事クラス企画を完成させ、いらっしゃったお客様に感銘を与えた個性あふれる銀河。

来年のこのクラスの企画がどうなるのか、かなり楽しみである。

 高1の皆さん、お疲れ様。

そしてありがとう。

(高等部1年 女子)

 

※日曜日に行われた全校投票の結果、このクラスは総合3位を獲得しました。

  

11月7日に行われた立教英国学院の大イベントOPEN DAY。

お手伝いに来て下さった保護者の方々を代表して、「父母の会」会長さんから校長宛にお手紙が届きましたので以下に紹介させて頂きます。

 

  

 

 

 

 

春より、オープンデーの準備他に関し、多大なご理解とご協力を賜り、本当にありがとうございました。 

お陰様で、天候にも恵まれ、無事に、終えることが出来ました。 

 

前日、学院に伺い、初めてオープンデーの準備をする子供たちの姿を眼にしました。

皆、一週間の疲れを顔に見せながらも、廊下で巨大な模造紙に色を塗る者、教室の壁、天井に至るまで、色んな飾りを付ける者。

 皆、時間が迫る中で、一生懸命に、自分たちの「発表」を作り上げている姿が眩しく感じられ、頑張れ!と、エールを送りたくなりました。

 また、誰かとすれ違うたびに、皆「こんにちは」と、気持ちよく挨拶してくれました。

 

H3生と前日準備をする中で、役員から出てきた事は、H3生が、本当に素晴らしいという事でした。 

礼儀正しい、自分たちで判断してより良くしようと工夫してくれ、自ら進んで動いてくれる。本当に頼もしいです。 

焼き鳥担当の役員も、「もう私は見守っているだけ。

H3生の皆さんにお任せするのが一番」と、言っていました。

 他のブースの役員達からも、皆、同様の話がありました。

役員の中には、H2生の父兄が多いので、「うちの息子・娘も、来年、こんな風になれるのだろうか?」と、心配する声が上がりました。

そして私たちの結論は、「多分、赤ネクタイを締めた時に、最高学年の自覚が現れるのだろう。」という事で、収まりました。 

実際に、今年度、後夜祭の見学をご了承いただき、参加させていただく中で、上級生が、下級生を、「もっとこっちにおいで、観やすいよ」と呼び入れてあげる姿が多々観られ、本当に感心しました。 

上級生が下級生を引っ張り、創り上げ、また、毎年、それが受け継がれていっているんだろうな。 という事が、よく判りました。

また、そんな中で、今年オープンデーを率いていたH2生も、事ある毎にH3生を引き入れ、12月には学院を去ってしまう先輩方に、最後のオープンデーを楽しんでいただこう! という気持ちが、よく解りました。

 

今回、父兄の後夜祭見学をご了承くださり、本当にありがとうございました。 

今回は、初回という事もあり、子供たちの反応も心配で、お手伝い父兄のみへの告知とさせていただきましたが、後夜祭は、全ての生徒が一堂に会して行われるので、子供たちの、先輩を思う気持ち、後輩を思う気持ちが、ひしひしと感じられて、本当によかったです。

そして、父母の会役員は、H2生の父兄が多いので、我が子が中心になって盛り上げているオープンデーの様子を、観る機会を与えていただいたという事は、何事にも代えがたい、ご褒美になりました。 

本当にありがとうございました。

 

私達役員の感想ばかり書いてしまいましたが、お手伝い父兄の皆さんにも、帰り際には「楽しかったです。本当にありがとうございました。」というお言葉を多数いただきました。

中でも、「H3生と一緒にお仕事が出来て、楽しかったです。」という感想が多かった事を、ご報告申し上げます。

「ロンドンに赴任して以来、毎年オープンデイの日に訪問させて頂いています。

ここに戻って来ると、初心に帰れる気がします。

また来年も訪れることができるか分かりませんが、いつでも立教がここにあることを希望しています。(12期生)

 

 

「2005年に英国に赴任して以来毎年お邪魔(OPEN DAYに)させて頂いていましたが、どうやら今年が最後になりそうです。 

いつもながら生徒たちの展示が素晴らしく(昔より)いつも感心させられます。

今後とも母校の更なる発展を祈りつつ、とりあえずは一区切りということで、またの機会に来れることを願っています。(16期生)」

 

 

「8月末にロンドンに赴任して11/7にOPEN DAYに来ました。

全然変わっていない立教に一安心です。又、遊びに来ます。(18期生)」 

 

 

「毎年オープンデイに遊びに来させて頂いています。

今年で3年目になりました。

家族も一人増え、4人でお邪魔することになり、来年もまた楽しみにしております。(18期生)」

 

 

 

「10年ぶりにOPEN DAYへ来る事が出来て、全く変わっていない立教で時間を楽しめました。

当時のことを思い出すと、心があたたまります。(23期生)」

 

 11月7日(日)、オープンデー(文化祭)が開催されました。

当日は数年ぶりの快晴。

今年のスローガンは“Revolution!”。

オープンデーに革命を起こそう!と全力で臨んだ生徒たちの熱意が、キャンパスいっぱいに弾けました。

 

立教のオープンデーには、大きく分けて二つの発表形式があります。

一つは、クラス展示

小学6年生から高校2年生までの各クラスが、テーマを決めて発表します。

どのクラスも、1学期から話し合いや準備を重ね、少しずつ完成させていきました。

それぞれが工夫をこらし、ストーリーを丁寧に練り上げたクラス、

参加型のコーナーでお客様を楽しませたクラス、

本物と見まごう恐竜の模型を作り上げたクラスなど、充実の展示がそろいました。

投票の結果、総合優勝をはたしたのは高校2年1組の『西遊記~Monkey Magic~』。教室を埋め尽くした極彩色の模型と背景は迫力十分。

孫悟空の物語がみごとに再現されていました。

 

  

      ↑ ↑ ↑  高校2年1組の『西遊記~Monkey Magic~』  ↑ ↑ ↑

 

 

 ↑ ↑ ↑  中学2年の『日本の城~Japanese Castle~』  ↑ ↑ ↑

 

もう一つの発表形式は、フリー・プロジェクト

有志の生徒が集まって、さまざまな取り組みに挑戦します。

ステージではダンス企画と劇企画が元気あふれる演技で喝采を受けました。

剣道場では剣道企画と茶道企画が古きよき日本の心をわかりやすく紹介しました。

ドミノ企画は楽しい仕掛けが満載のドミノで観客を魅了、チャリティー企画は心づくしの手作り商品でたくさんの募金をいただきました。

華麗な超絶技巧を披露したダブル・ダッチ企画は、みごとに人気投票第1位を獲得。

圧倒的なパフォーマンスと、レベルの高い技に挑戦していく果敢な姿勢が、観客の心をとらえたようです。

 

 

  ↑ ダブルタッチ企画                                 ↑   ダンス企画      

 

 

   ↑  劇企画          

 

 

高校3年生の模擬店も大繁盛でした。

ふだん学業に専念している彼らにとって、売り子になったり、ウェイターになったりという経験は新鮮そのもの。

でも、お客さまを大切にの精神で心をこめておもてなしするその姿は、なかなか様になっていました。

 

 

 

 

盛況のうちに終了したオープンデー。

さわやかな青空も手伝ってか、日本人・英国人合わせて500名近いお客様が来て下さいました。

ご来場の皆さまから「楽しい時間を過ごしました」「どの展示もすばらしくて、順位をつけられません!」などの声を聞くことができたのは、何よりの喜びでした。

 

時にぶつかりあい、時に力を合わせてオープンデーを作り上げた生徒たち。

波乱万丈の一週間を終えて、どの子もひと回り大きくなったような気がします。

中でも、縁の下の力持ちとしてオープンデーの準備活動を支えてくれた係・本部員の生徒たちには、大きな拍手を贈りたいと思います。

 

最後になりましたが、お力を貸して下さった保護者の皆様、協賛いただいた各企業の皆様、本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。

 
 

日曜日に本校で行われるオープンデイ。

先週の土曜日から授業がなくなり本格的な準備期間が始まりました。

既に折り返し地点をすぎて準備も大詰めです。

各教室ではロッカーや大きなつい立を使って通路を作り、そこに裏紙を何枚も貼り合せて作ったきれいな背景画を配置します。

大きな模造紙に英語と日本語両方で書かれた原稿をその背景画に貼ったり、針金や粘土で作った模型を配置していきます。

体育館ではペンキ塗り作業。

A4ほどの裏紙を何枚も貼り合わせて作った、壁一面を覆いつくすような大きな紙にペンキで絵を描いたり、企画紹介の看板に凝ったイラストを描いたり、大きな張りぼての模型に色を塗ったりといった作業が一日中続いています。

黙々と作業を続ける生徒たち。

いつもは賑やかな女子生徒や元気いっぱいの男子生徒も今は文字通り「黙々と」作業を続けています。

 

オープンデイではメインとなる各クラス企画の他にも、有志が集まって毎週日曜日にこつこつと準備を進めてきたフリープロジェクトや日ごろの練習の成果を披露するクラシックコンサートなどが催されます。

いくつもの企画を掛け持ちする生徒たちはそれぞれのタイムテーブルをチェックしながら次から次へと練習や準備をこなしていきます。

「準備期間より授業がある普段の生活のほうがずっと楽ですね。」とつぶやきながらも次の活動場所へ向かう生徒の後姿がとても印象的でした。

昨日から就寝延長が始まり、有志たちは寝る時間も惜しんで夜中まで作業を続けます。

昨年は金曜日の就寝が午前1時。

食事とシャワー時間以外すべてこのオープンデイのための準備!という「スペシャルな」準備期間です。

甲南女子学園創立90周年記念「女子高校生エッセイコンテスト」の最優秀賞に本校高等部3年女子生徒の作品が選ばれました。

このコンテストは「2010年のことば― あなたの一生懸命を教えてくださいというテーマのもと、全国の女子高校生から応募された作品を対象としたものです。

彼女が書いたのは、本校でのコンサートマネージャーという仕事を通しての体験を元にしたエッセイ。

突然任命された裏方の仕事 ― その辛さと喜びを巧みな表現で綴る、彼女の「一生懸命」です。

是非ご一読ください。

この作品は、甲南女子学園「90周年記念サイト」の下記ページでご覧になれます。

http://gakuen.konan-wu.ac.jp/90th/event/event02html

 

彼女の作品は、本校ホームページでも既にいくつか掲載されています。

そのうちの一つ、「ぼったくりの正体」はこちらです。

小学生は年間を通して水泳の授業があります。

毎週月曜日、近くのクランレーという町のスポーツセンターへ泳ぎに行きます。

今回、小学6年生の男子が水泳の試験に挑戦しました。

この試験はASA(The Amaterur Swimming Association)という団体のもので、Kelloggが主催しています。

ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナと4段階のレベルごとに試験内容が設定されており、試験に合格した者にはバッジと賞状が渡されます。

今回の小学6年生男子はブロンズプライズに挑戦しました。

 

ブロンズプライズ

400m泳ぐ

100m:クロール、100m:背泳ぎ、100m:平泳ぎ、100m:自由形)

②スカーリング15m

③潜水5m

④立ち泳ぎ3分間

 

学期の最後に棟近校長から全校生徒の前で表彰される予定です。

普段は高校生の活躍の前にあまり目立たない小学生ですが、今回のような水泳の試験で活躍ぶりが目立つこととなります。

 

先週の日曜日から英国では冬時間が始まりました。

普段より1時間多く眠ることが出来た日曜日の朝、この日はハロウィーンの日でもありました。

日が暮れると子供たちが「Trick or Treat」と言いながらカボチャのランタンが灯る近所の家々をまわってキャンディーをもらいます。

立教でもキッチンスタッフが大きなカボチャでお化けの顔をしたランタンを作ってくれました。

立教生は「Trick or Treat」と言って家々をまわる事はしませんが、毎年丁度この頃になると、間近に迫ったOPEN DAYのチラシを配る為に近隣の村を訪れ、1軒1軒家をまわりながら玄関の郵便受けにチラシを入れていきます。

 

 

 

           ↑↑↑   地元の村の家々を回ってチラシをポストにいれています。

 

今年はまず、中学1、2年生と小学生がラジウィックの村に行ってきました。

赤や黄の葉が落ち始めた村はもうすっかり秋の気配ーそしてOPEN DAYの準備作業が続く本校のキャンパスも美しい秋の色に染まっています。

 

 

 

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