11月2日(木)3日(金・祝)は創立111周年記念祭です。午前10時から15時30分(入場15時まで)。例年、大変多くの皆様にご来場いただきます。受験生の約7割がご来校くださり、生徒の楽しそうな様子を見て「受験を決めました!」と言われる方が多いのも特徴の一つです。ご入場はチケットがなくても可能です。(受付記名いただきます)

今朝から本格準備がスタート。実行委員会本部生徒は盛り上がっています。皆の結束で記念祭を大成功させるぞ!お待ちしています。実行委員会一同

『真面目=損』から抜け出す

記念祭(聖学院の文化祭)前の一週間、図書委員の仕事は記念祭準備一色になります。

今年は、一人一人が取り組んだものをまとめて展示する、という内容なので、家に持ち帰ってじっくり取り組みたい生徒、「宿題が増えるようでいやだから」と、昼休みに図書館のなかで作業をする生徒に分かれて、それぞれのペースで取り組んでいます。

こういう作業を始めると、必ず出てくる問題が、『真面目に取り組む生徒と、そうでない生徒の間での不公平』です。部活でもありますよね、『絶対勝ちたい武闘派』と、『楽しければいいという、まったり派』の確執。委員会では、なおさらです。

でも、ここは教育の場。生徒主体で企画を考えていますが、武闘派もまったり派も、すべての生徒に仕事を与えます。そして、不公平感は自分たちで克服してもらいます。不平不満をぶつぶつ言いながらも、友達に怒りをぶつけることが苦手で自分でやってしまう生徒、自分の分をさっさと片付けて、晴れやかな顔で退散する生徒など、色々です。社会に出たら、好きな仕事に就いても、好きでない種類の作業も発生します。一つのチームに、一生懸命取り組む人と、そうでもない人がいるという状況は、めずらしくありません。

 

真面目にやって、褒められる。真面目にやって、達成感を味わう。真面目にやって、誰かに喜ばれる。不真面目にやって、ちょっと後ろめたい気持ちになる。不真面目にやって、先輩におこられる。不真面目にやって、友達に文句を言われる。

すべて、経験しながら、自分流を作っていく、教育の場です。

もちろん、私たちは、押し付けることなく、でも「真面目に取り組んでよかった」あるいは「もっと頑張ればよかった」と思わせるよう、声のかけ方、結果の見せ方を考えています。『真面目=損』だと考えている生徒がいるとすれば、一歩抜け出してほしいと、日々頭を悩ませています。真面目に、一生懸命に。

 

先週に引き続き、マナベイスの学生チューターたちの様子をお届けします ^^

全体会議トップ写真

チューターたちは、月に一度、全体会議を開き、そこではチューターそれぞれの活動状況の振り返りをしたり、マナベイス全体の運営における進捗状況の確認や、小さなお困りごとを解決するために話し合ったりしています。

 

全体会議で扱うテーマは月ごとに異なり、例えば、9月はユースワーカーのゲスト講師をお招きして、「中高生との関わり方」を考える勉強会を開きました。毎回チューターたちは、ざっくばらんに意見を交換し合います。

全体会議9月中段

 

また、今月の会議では、チューターとして大事にすることや、その態度について考え、「自分たちの行動指針」の話し合いを進めました。

全体会議10月下段

 

 

 

ふせん1

ふせん2

写真(上)は、仕掛かり中の「チューター行動指針」のアイディアです。どんな「チューター行動指針」ができあがるのでしょうか ^^

これからのチューターたちの活躍と、マナベイスの活動展開がますます楽しみです!

(MANNABASEより ^^)

一人一人、みています

図書館では、MOTTAINAI精神を大切にし、売上金を寄付できる、という一石二鳥のイベント『雑誌即売会』を毎年行っています。

毎年、販売前から生徒は列を作って楽しみに待っています。お小遣いを用意して、お目当ての雑誌を手に入れた生徒は満足そうでした。今年は全校授業参観に合わせて行われたので、保護者の方にも楽しんでいただけました。

171024 図書館 エデユ

実は、今の司書教諭が図書館担当になった2013年から、図書館ではサブカルチャーを取り扱う雑誌やライトノベルは、置かない方針をとっています。そのため、雑誌も生徒にとっては少々地味な品揃えとなりました。

それでも雑誌販売は盛況。普段の来館者も貸し出し冊数も順調に増えています。司書は、「ライトノベルを置かなくなったことで来館者が減るのでは」という危機感と常に戦っていました。そのため、ライトノベル作品の名をあげて「ありますか?」と聞く生徒に、「残念ながら図書館にはないの。君たちが、お小遣いで買わないだろうけど、ぜひ読んでほしい、と思う本を優先して買っているから。でもね、それが好きなら、これがおススメ。」と、会話をしながら文芸作品を薦めています。

公共図書館では、個人の読書傾向の自由と秘密を守るため、個別に本を薦めることはありません。でも、聖学院では積極的に声をかけて、個別に本を薦めています。生徒から逆に薦められて、こちらの読書の幅が広がることもあります。

「君には、これがお薦め」と本を手渡すと、思いのほかうれしそうな笑顔が見られます。学校図書館では、一人一人、みているよ、というメッセージが大切なのだと思います。

ご家庭でも同じだと思います。「子どもが読んでいる本に、興味を示してあげてください。そして、同じ本を読んでみていただけるといいですね。」と保護者にはお話ししています。見ているよ、というメッセージが大切なのです。

雑誌販売、親子で訪れる姿も見られました。また、大量の雑誌を抱えて会計にやってきた生徒に「お小遣い、大丈夫?」と声をかけたところ、「売り上げは寄付だから」と、にっこり返してくれる生徒もいました。聖学院で大切にしているキリスト教の心が、ゆっくりと浸透しているとしたら、うれしいことですね。

売り上げは、被災地で図書館活動をしている団体に贈ります。

10月22日(日)サンシャイン文化会館での池袋相談会は、大雨にも関わらずたくさんの皆様がお越しくださいました。本当にありがとうございました。小6以外にも、小5小4の保護者の方が多く、「早くから学校選びをしたい」と、熱心にお聞きになる方が多くいらっしゃいました。私学は教育理念や内容、校風がそれぞれ異なりますから、是非じっくり見てご判断されますことをお勧めしました。

今後のイベント

創立111周年記念祭(文化祭)11月2日(木)3日(金・祝)10:00~15:30(入場15:00迄)※文化祭は予約が無くとも入場可能です。

プレミアム説明会(Advanced Classに特化した説明)11月9日(木)10:30~12:30

第4回学校説明会11月25日(土)午前10:00~13:30授業体験&入試過去問体験。思考力セミナー・無料学食体験あります。

お申し込みは本校HPでお願いします。ご来校をお待ちしています。

11月2日(木)3日(金・祝)の創立111周年記念祭(文化祭)ポスターを公開致します。テーマは「野望」~最高の絆を築くために~です。男子校らしく仲間を信頼し、最高のイベントである記念祭を、自らの手で盛り上げようとの意気込みがあふれます。これも実行委員会生徒の企画立案によるものです。

開催時間は両日共に午前10時オープン、15時入場終了15:30閉会です。小学生の方々にも楽しんでいただけるイベントが盛りだくさんです。お化け屋敷も、鉄道研究も、理科実験も、講堂ダンスパフォーマンスも・・・あり書き切れません。是非、是非、ご来校下さい。お待ちしています。

171103 記念祭ポスター

こんにちは!聖学院中高の「マナベイス」です ^^

今回は、在校生と日々向き合うマナベイスの”チューター”を紹介します。

★写真_チュータープロフィール

チューターは、本校OBの大学生で構成され、毎日1~2名がマナベイスに常駐しています。チューターたちの専攻学問は、医学、工学から法学、文学、教育学部まで文理を問わず幅広く、また、チューター一人ひとりの強みや趣味はバラエティに富みます。そんな彼らが、卒業生ならではの観点から在校生に寄り添えることが、マナベイスのチューターの魅力の一つです!

 

今日は、学生リーダーの小淵チューターより、メッセージをいただきました▼

「僕は、昔引っ込み思案だったので、在学中は、勉強や大学についてわからないことがあった時に、職員室に行って先生に聞くことができませんでした。その経験から、『何かあれば、すぐ相談に行ける』『気軽に色々な話しができる』そんな場所や存在になりたいと思い、マナベイスの活動をしています。実際に、生徒から色々な相談を受ける中で、生徒の気持ちに共感できることは多くあります。自分の経験を活かして後輩のためにできることがあるのは嬉しいことです。この場所を通して、一番成長しているのは僕やチューターたちかもしれませんが!また、マナベイスの学習環境やサポートは、生徒の状況やニーズに合わせて常に変わります。生徒中心で、柔軟かつ自由度の高い活動がマナベイスの魅力です。」(リーダー:小淵稜介・大学3年)

 

チューター自身も、生徒たちと共に日々チャレンジですね!

その先輩たちの背中が、在校生の憧れや勇気になりますように。

(MANNABASEより ^^)

2016年度から、みつばちを屋上で飼育し、採蜜・加工・販売するといった「みつばちプロジェクト」に取り組んできました。身近な食と社会を自分のものとして捉え、様々な形で社会に関わっていこうという、ビジネスプロジェクトです。

また、みつばちがどのような生態的特徴をもち、いつ・どんな花々から蜜や花粉を集めているのかを探るサイエンスプロジェクトです。

 

 

 

聖学院の蜂蜜の特徴は4つあります。

①百花蜜です。採蜜の時期によって花の種類が変わってきますので、味も香りも色もまったくと言っていいほど違うものになっています。

採蜜時期によって味も色も異なる

②無添加です。ミツバチの病気などを防ぐための薬品は一切使用していません。

③無加糖です。一般の蜂蜜には、砂糖水や水あめなどの糖類を混入しているものもありますが、聖学院の蜂蜜は無加糖の百パーセント純粋蜂蜜です。

混じりけなしの純粋蜂蜜

④非加熱です。一般的には作業効率を上げるために50~60℃に加熱しています。加熱すると酵素が壊れ、栄養価が落ちてしまいます。聖学院の蜂蜜は非加熱ですので栄養価の高い、風味豊かな蜂蜜になっています。

今年の収量は、昨年の25kgを大幅に超える約80kgにもなりました。数量限定ですが、創立記念祭(文化祭)で販売します。

採取したはちみつ

みつばちプロジェクトを通して様々なイベント、コンテストに参加しています。次回はその内容をご紹介します。

 

 

中間テストが先週終わりました。今週はその答案返却が始まっています。結果には一喜一憂!?あるかと思います。

いよいよ11月2日(木)・3日(金祝)の創立記念祭(文化祭)に向けて本格的な準備が始まっています。創立記念祭は生徒主体の行事です。特にその運営の中心となって創立記念祭を支えるのが、生徒会と記念祭実行委員の役員です。

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昼休みには、記念祭委員会を開催したり、先生方に生徒のフォローをお願いしたり、放課後は連日遅くまで運営のための打ち合わせ・準備をしています。創立記念祭終了まで、生徒会と記念祭実行委員の役員たちは、日々の学業をしっかりこなしながらも、創立記念祭にご来校くださるお客様にご満足いただくために、また生徒たちの準備や当日の進行がスムーズにできるように、持てる力と知力を惜しみなく注ぎこみ、縁の下の力持ちに徹していきます。

創立記念祭終了まで、頑張る役員の姿や生徒の様子をシリーズでお届けしていきます。是非、第111回創立記念祭にお越しください。心よりお待ち申しげます。

種をまく

今年のノーベル文学賞は日本にルーツのある方の受賞とあって、今、カズオ・イシグロさんの本は書店での入手が困難なようですね。

図書館では、英語・日本語(翻訳)、それぞれ3タイトル持っていたので、緊急特集コーナーを設置しています。早速貸し出しがあり、残りわずかですが…

聖学院の図書館には、英語の本が約900冊あります。生徒のリクエストにも応えて毎年着々と買っているので、1000冊を超える日も近いでしょう。読み終わった本を寄贈してくれる生徒もいます。

速読は学習手段としてとても効果があると感じているので、ぜひ応援したいと考えています。『速読クラブ』のような集会を図書館で持ちたい、という司書の野望もあります。しかし、生徒にとっては、英語の本を読むというのは、敷居が高いようですね。帰国生や英語が得意な一部の生徒を除いては、熱心に声をかけ続けても、なかなか反応が薄いです。それどころか、「だいたい英語を勉強する意味がわからない、外国とか興味ないし、行く予定もないし。」と言い出す生徒も。それでも、図書館は、帰国生のためだけではなく、やさしい絵本からカズオ・イシグロさんの本のような文芸書まで、さまざまな本をそろえて、根気強く声をかけ続けます。

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なぜでしょう。種をまくのです。

学校図書館は、最初から本が好きな生徒だけの居場所ではありません。そうでない生徒にも、本を手渡し、図書館で情報を得る手段を学び、それが習慣となるよう支援する、教育の場なのです。だから、私たちは根気強く種をまきます。

「イシグロさんって、長崎出身なんだって、お父さんと一緒」「へー」「今度おじいちゃんの家行ったら、会うかも」「すげー」本を手に取らずに、特集コーナーの前でこんな会話をしている中学生、それだけでも十分なのです。遠い将来、色々なことがつながって、豊かな人生になることを願って、私たちは種をまき続けます。

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