横断幕学園グラウンドのフェンスに新しい横断幕が張られました。一枚は今年のNHK全国学校音楽コンクール(合唱コンクール)の東京都コンクール本選で銀賞をいただいたことを記念するものです。コロナ禍で今年は会場での審査はありませんでしたが、東京都の本選での受賞はとんぼっこ合唱団の子どもたちの自信になりました。二枚目は中学校のソフトテニス部の男子が全国中学校大会の団体での優勝を祝うものです。ソフトテニス部の団体優勝は2回目です。部員はソフトテニスを通して、心身の著しい成長が見られ、驚かされます。

子どもたちの活躍が光る2021年度です。

1ん玉入れ2年玉入れ3年4年 3年ダンス1鼓笛隊鼓笛隊2 玉入れ5年暑さの中、運動会が行われました。昨年に続き、今年も2部に分けての開催になりました。1部の1,2年生は徒競走や団体競技(1年生はダンス玉入れ、2年生は大玉転がし)と合同の綱引き、2部の3.4,5年生は徒競走と団体競技(3年は清明ハリケーン、4年生は短綱引き、5年生はじゃまな入れ)と表現運動をしました。鼓笛隊パレードでは、5年生が例年よりも短い練習時間でしたが、ハンドベルも使ったオリジナルバージョンでの堂々とした演奏と行進を見せてくれました。新型コロナの影響でさまざまな制約があり、練習も十分にはできない状況でしたが、子どもたちはご家族が温かく見守ってくださるのを感じながら、うれしそうに演技や競技を精いっぱい楽しんでいました。

風車風車2今回の手作りでは、「かざぐるま」を作りました。紙皿を切って羽を作り、竹ひごを付けて回します。ストローを割りばしに付けるところが難しかったようですが、ほかに難しいところはなくすぐに作り終わる子もいました。

サーキュレーターの風に当て、うまく回る子もいましたが、「あれ?」「まわらない…」と戸惑う子もいました。見ると竹ひごとストローをセロテープで巻いていたり、羽の折り方が上手くできていなかったりしていました。少しアドバイスるをすると、セロテープのつけ方を変えたり、羽の角度を変えたり工夫して回るように改造していました。色を塗ったり、羽の数を増やしたりして時間いっぱいまで制作しました。出来上がると中庭に行って友達と走り回り、風を受けて回る手応えを楽しんでいました。入学以来、いろいろな遊び道具を作ってきた経験が新しいおもちゃ作りに生きてきました。

クモ アリ新型コロナ感染症予防のため、9月に入って時差投稿が続いています。子どもたちが遊べる時間は朝と昼休みだけ。中でも朝の始業前は子どもにとっては自由に遊べる楽しみな時間です。遊具あそびやドッジボール、かけっこなどをしている子がいる傍で、じっとしている子がいました。「何をしてるの?」と聞くと「クモが巣をつくるのを見てるの。」とのこと。子どもが持っている棒の先には小さなクモが糸をはいてぶら下がっていました(白のマル印)。巣を作るには休み時間は短すぎます。それでもこの子はゆっくりとクモを眺めることに、自由を感じているのだろうなと感じました。

その近くで、2人の男の子がしゃがみ込んでいました。歩いてきた女の子が「何してるの?」と尋ねると、二人は「ありを探してるんだよ。」と答えました。それを聞いて、女の子も一緒にありを探し始めました。男の子たちの熱心さに引き付けられたようでした。

休み時間の使い方は一人ひとりみな違います。子どもが好きなこと、興味をもったことに取り組める自由があることが、子どもにとって幸せなことなのだろうと思いました。

ブドウ キンモクセイ 百日紅 秘密基地9月に入って風が秋らしくなってきました。1年生はさんぽの時間で秋を見つけに、かにくぼ公園に出かけました。公園にはキンモクセイの甘い香りが漂い、赤い彼岸花が咲いていました。1学期に来たときと様子が違っているのは子どもたちにもよく分かったようでした。斜面を上がっていくと、ぶどう棚があり、ブドウがなっていました。担任がちょっと手を伸ばしてブドウの房をゆすり、落ちてきた実を子どもたちが拾って水道で洗い、1粒ずつ食べてみました。「あまーい!」。意外な味に驚いたようでした。ちょっぴり秋を味わいました。

「先生、隠れ家を見つけたよ。」と、植え込みの穴からトンネルを見つけて入り込んでいる子がいました。見ていると、友達には教えずにじいっと隠れていました。どんなことを考えているのでしょう?

帰りがけには、芙蓉(ふよう)や百日紅(さるすべり)の花を見ながら帰ってきました。街の中も夏から秋へと季節が移っています。

 

散歩さるすべり ぢゅらんた8月の厳しい残暑が一息ついて、9月になって涼しい風が吹いています。1年生は散歩の時間に、東調布公園まで歩きました。その途中に、百日紅(さるすべり)の薄ピンクの花が咲いていました。「何かな。」と教師が問うと、「サルスベリ!」と、知っている子が教えてくれます。サルスベリの由来を聞きながら、落ちている花を拾う子がいました。離れた木で咲いている花よりも、自分で拾った手の上の花を見ながらまじまじと見つめている方が花に親しみを感じるようです。ちょっとだけ足を止めてデュランタの匂いをかいでいる子もいました。キンモクセイの香りに気付いた子もいました。それぞれの楽しみ方をしていました。7月の散歩のときには見られなかった、小さな夏と秋を見つけて帰ってきました。

今週の1年生の手作りでは、紙ひこうきを作って飛ばしました。幼稚園や保育園時代に紙ひこうきを飛ばした経験がある子もいましたが、作ったことがない子もいるので、今回は「へそ飛行機」という作り方で作ってみました。

A4サイズのコピー用紙を使って、教師が折り方を教えました。折り紙の難しいのは、表にしたり裏にしたりと向きを変えるところや、折り曲げる向きや長さが分かりにくいことです。教師が教えても、手元にある自分の折り紙と教師のもっている折り紙の違いが分からずに、作業が止まってしまう子が必ずいます。すると、作ったことのある子が「教えてあげる!」と言って教えてあげていました。出来上がると、子どもたちは早速外に飛ばしに行きました。びっくりするほど高くまで飛ぶものもあれば、高く上がってすとんと落ちてしまうものや近くにすぐに落ちてしまうものもありました。見ていると、うまく飛ぶ子に「上に投げるといいよ」「ここを持って投げると飛ぶよ」と教わったり、新しい飛行機を作り直したりして何度も飛ばしていました。遊び終わると大事そうにランドセルにしまって持ち帰っていました。紙ひこうき

onnrainn DSCN4258新型コロナが拡大し、緊急事態宣言が続いています。

初等部・中等部は9月1日から2学期が始まる予定でしたが、始業式は9月6日に延期になりました。そこで、1日から4日まではオンラインでの授業を行っています。低学年は、オンラインで長時間の集中は難しいので、担任と専科で授業になりました。

この日は1年生は文学(図書)の授業、2年生は英語の授業をしていました。1年生も友達の発表に質問をしたり、声をあげて笑ったりと元気な声が聞こえてきました。ただ、オンラインの授業では子ども同士のコミュニケーションの量が限られますし、友達と遊ぶこともできません。それでも「早く学校に行きたいなあ」というのが、子どもたちの本音のようです。

土を楽しむ

ひたすらに打つ

木工で考えるコロナ禍の1学期も子どもの学びは続いていました。「そうごうの時間」は子どもたちがほんとうに楽しみにしています。それは子どもが思う通りの活動が担保されていて、その活動(遊び)に集中できるからだと考えています。

土コーナーでは幼稚園や保育園で慣れ親しんだ油粘土ではなく、土粘土を使って好きなものを作ります。土粘土は乾くと固くなる性質があるので、子どもたちは湿り気に気を付けながら制作しています。ここでは長い時間、自分の作りたいものを作れるので制作中の子どもたちは集中しています。写真の子のご機嫌な表情には、好きなことを心から楽しんでいる満足感が浮かんでいます。次の時間に作った作品は、窯で教師に焼いてもらい持ち帰ることになっています。

木工コーナーでも子どもは気に入った木材を選び、自分の想像力を駆使して作りたいものを決め、それに向けて制作します。1年生は材料から見立て遊びを楽しみ、ボンドで木材を接着し、マジックで絵を描く子が多いのに対し、2年生はのこぎりで木材の大きさや形を変え、金づちと釘でしっかりと固定し、サンドペーパーでていねいに作品を仕上げていきます。
写真の男の子たちは雨を避けて屋根のある場所で一生懸命にくぎを打っていました。釘で木を固定するには条件やコツが必要です。教師のアドバイスを聞きながら作ることも、自分のやり方で納得するまでやってみることも、子どもの学びにつながるので、教師は無理強いはしません。
写真の女の子は、ドングリをどう並べたらいいかを自分の感性をもとに一生懸命に考えています。尊ささえ感じるすてきな姿です。
そうごうの時間に正解はありません。正解のない問題に真剣に向き合えることは、子ども時代のとても大切な学びの一つだとかんがえるからです。

A47I6195-2 A47I5840-1 A47I5706-1 A47I6020-2 A47I5756-1 A47I5983-27月初めに1,2年生の夏まつりが開かれました。

今年は新型コロナ感染防止のため、2部に分け、時間を短くして学園講堂で行われました。見学は各家庭1名のみとさせていただき、オンラインでの見学もできるように設定しました。

2年生の開会宣言に続き、先生方による太鼓の演奏で幕を開けました。1,2年生のペアで花丸音頭や清明音頭を踊ったり、2年生は自分たちで考えた振付けで恐竜音頭を踊ったりしました。子どもたちの踊りは決してそろってはいませんでしたが、一人ひとりがそのとき持っている力で最高の踊り(パフォーマンス)を見せてくれました。踊りの合間には、東調布公園でのペアの写真や、夏まつりの準備など1学期を振り返る映像をみんなで見ました。

最後は1年生が作った飾りと、後援会からのお土産をもらい、子どもたちは満足の笑顔で帰っていきました。

たった30分の短い夏まつりでしたが、そこに至るまでの過程での子どもたちの活動や成長は、例年の夏まつりと変わらない、素晴らしいものでした。

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