子どもたちが家から連れてきたアゲハチョウの幼虫がさなぎになり、次々と羽化しています。今日は3年生の教室の前の廊下の壁についていたさなぎが2匹羽化しました。1年生も先生と一緒にやってきて、羽化したアゲハを見つめていました。
初等部には昆虫好きな子がたくさんいます。中には、みかんやレモンの葉をもってきて、毎日えさやりをしてくれる子もいます。初めは興味のなかった子も、友達と一緒に見ていると興味をもちはじめます。アゲハを通して、生命の不思議さや自然の面白さに気付いてくれるといいなと思います。
今週の1年生の「手作り」は、ブーメランでした。作り方は細長い工作用紙をホチキスで止めるだけです。けれども、工作用紙を片手で持ち、もう一方の手でホチキス止めるのができない子もいました。すると、「もっててあげる。」「やってあげるよ。」と自分から声をかけ、手伝ってあげる子もいました。完成すると、中庭に走り出ていって、さっそく飛ばし始めました。「とんだ!」と喜ぶ姿もありましたが、うまく飛ばない子もいます。手首をひねって回転させることができないようです。教師が一緒に飛ばし、友達を見ながら何度かやっているうちに、飛ばせるようになりました。最後に教室に集まり、ブーメランの自慢大会をして自分のブーメランのいいところやうまく飛ばすコツを教えっこしていました。楽しい1時間でした。
3年生の国語では「聞いてさがそう」の学習をしました。教科書の地図を見て、隣の席の友達に、学校から自分の決めた場所までの道筋を説明しました。友達の説明を聞きながら地図の道をたどり、どの道を通ってどこへ行ったかを確かめていました。相手の伝えたい内容を聞き取るのはなかなか難しいようでした。目印になるものや大事な言葉を聞き落とさないようにすること、わからないときは質問をしたり、確かめたり、メモを取ったりすることが大事だということが分かりました。
2年生が生活の時間に、校内の自分のお気に入りのスポットを紹介しようと話し合っていました。お互いに教え合うために、タブレットを使って写真を撮ることになりました。タブレットでの写真の撮り方を教わり、グループ で校庭に出て、子どもたちが一人ひとり、自分の好きな場所を写真に収めました。ジャングルジムやブランコなどの遊具、植え込みや校庭など、一人ひとりが違う写真を撮っていました。教室に戻るとお互いに見せあいました。「遊円塔は清明にしかないから写真に撮りました。」「私は1年生のときにこの木の下でいつも遊んでいたからこの場所が好きです。」と理由も添えて紹介することができました。「1年生にも教えてあげたい」と意気込んでいる子もいました。
1年生の初めの1週間が終わりました。入学式では緊張で顔がこわばっていた子も、今日はニコニコ笑いながら生活できました。学校生活が楽しく過ごせていればうれしいです。
1年生が戸惑わずに生活できるように、5年生が朝の支度を手伝ってくれています。連絡帳や書類の提出の仕方を教えてくれたり、ランドセルや補助バッグの片付け方を教えてくれたりしています。今朝は、体操着への着替えを手伝ってくれてました。聞いていると、「ネクタイはワイシャツのポケットにしまってね。」「ハンカチは体操着のポケットに入れるんだよ。」と、細かいことまで教えていました。5年生のお手伝いが、1年生の学校生活の順調なスタートの強力な支えになっています。
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