先日、中3の生徒たちが、講談社さんが理系女子応援サービスとして展開している「Rikejo」とコラボして、3日間にわたり職業体験をしてきました。
これは、キャリア教育の一つとして実施したわけですが、単なる職業体験(何日かお店で働かせてもらい、お仕事の手伝いをする)ではなく、「本物に触れる」プログラムで体験をしようということから始まりました。
目指すところは、次の3点です。
・仕事を「イメージ」のみでとらえるのではなく、「本物」に出会い、理解を深める。
・職業理解のための視点や考え方を持ち帰る。
・社会人の方との交流を通して多様な意見に直面し、学習や将来設計に関して前向きに取り組めるようにする。
取り組みは、
講談社さんから「事前課題」を受け取り、調べる。
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「会社と仕事を知る」…出版社という会社や、中で働く人、仕事内容について知る。
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「仕事を体験する」…Rikejoの改善プロジェクトメンバーとしてワークを行う。
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「成果を発表する」…講談社さんの社員の方にプレゼンを行い、フィードバックを得る。
という流れで行いました。
本当に「リアル」な時間を過ごした生徒たちは、最後のプレゼンでも、自分たちが考え抜いた提案を、講談社さんの部長の方を始めとした社員の方々を前にいきいきとプレゼンしていました。
「リケてる」は生徒たちがその提案の中で創り出した素敵な言葉です!
発表後は好評をいただき、発表内容やプレゼン技術、質疑応答など様々な部門で優秀チームが表彰されました。
成立学園のキャリア教育では、中3で卒論を書くのですが、そのテーマは「働くことについて」です。
中1から始まるキャリア教育ですが、「座学→本物に触れる→自分なりに表現する」という大きな流れの中で、今回の体験が、単に体験して終わりという ことではなく、卒論につながったり、その先、つまり高校での進路選択にもつながるという、中高一貫ならではのプログラムとなっています。
今回の体験をした一期生の生徒たちが、これからどのように成長していってくれるかがとても楽しみになりました!
そして、今回のこの取り組みが日本教育新聞に取り上げられました。
講談社Rikejoのサイトはこちらからご覧いただくことができます。