今日はひな祭り。

いつものお昼の放送も

今日は「楽しいひな祭り」が流れました。

日出学園小学校では

お昼のお弁当の時間に

季節に合わせた曲を流しています。

低学年は音楽の時間に習って知っていますが

高学年の児童も懐かしむように

口ずさんだりします。

日本は四季に恵まれ

季節とともに生活をしています。

暦からだけでなく

視覚、聴覚味覚からも季節を感じることのできる民族です。

何年も親しまれてきた季節の行事を

子ども達にはこれからも大切にしてほしいです。

 

低学年のコモンスペース、

中央の大階段下

掲示板には

それぞれのお雛様がいます。

3月になりました。

今年度も残すところ

2週間になりました。

1年があっという間に過ぎていきます。

 

昨日は冷たい雨が降り

今日は思わず外に出かけたくなるような陽気です。

三寒四温。

春と冬がかわるがわる訪れます。

でもちょっぴり春のほうが多いです。

着実に春が近づいています。

 

今日は6年生は朝からお出かけです。

卒業遠足で

東京ディズニーランドに行っています。

なので今日の朝は6年生なしでの音楽朝礼になりました。

卒業式で在校生が歌う歌の練習ができました。

「にいさん ねえさん」「蛍の光」

♪~南の風が校庭に

桜のつぼみ香る朝

僕の私の大好きな

にいさんねえさん卒業なさる

本当に本当におめでとう~♪

 

昔から日出学園小学校の卒業式で歌われてきた曲で

この歌で6年生を送り出します。

「蛍の光」は

6年生の「仰げば尊し」に続いて

全校で歌います。

難しい歌詞ですが

1年生もしっかり歌います。

日出学園小学校は

みんなで卒業を祝います。

6年生がこの日出学園小学校で過ごすのもあと12日となりました。

2週間後は卒業式です。

 

校庭で遊ぶ姿、授業を受けている姿、廊下ですれ違う姿、

様々なところで6年生を見かけますが、

これといって変わったところは見られません。

しかし、心の中はきっと、

中学への希望でいっぱいのことでしょう。

 

さて、そんな6年生に対して、先日、元ひので会副会長の関さんに卒業記念講演をしていただきました。

中学校に向けての心構えや今後の生活に役立つ内容について、

前にもご紹介しました乗先生や校長に続き3人目の講師となります。

 

「どんな人に対しても、敬意をもって接してほしい。」

「家族、先生方に感謝の気持ちをもってほしい。」

 

関さんの仕事がら、仏教の難しい用語の出てくるお話でしたが、

分かりやすく話していただき、子ども達の心に残る講演になったようでした。

 

 

■ ■ ■  日出学園小学校を受験される方へのご案内  ■ ■ ■

 《入試報告会のお知らせ》
昨年11月に行われた入試の内容や結果、試験当日の流れなど、保護者の方の気になる情報をお話したいと思います。

また、個別相談ではご不明な点を分かりやすくお答えいたします。

 

・内容:学校紹介、入試の流れ、入試問題について、中学校入試合格速報、

ご希望の方には、校舎見学、個別相談も行います。

・日時:3月7日(土) 13:30~

・場所:日出学園小学校

・お申し込みはこちら→https://studyn.jp/user/event/apply?sc_id=97&id=451

・締め切り:3月6日(金)

5校時に視聴覚室で貴重な授業が行われました。

今回、学ぶのは4年生の子どもたち。

講義をしてくださるのは視覚障がい者の方です。

 

日出学園小学校では、総合的な学習の時間として、

秋には手話教室を、冬には目の不自由な方の講演会を開き、

さまざまな立場の方の気持ちを理解しようと、

このような接する機会を毎年もうけております。

 

さて、まず話してくださったのは、

「目が見えないとは真っ暗なのか」ということ。

これに関しては人により様々で、

明るい暗い分かる人もいれば、白く濁った風景である人もいるようです。

 

次にご本人の体験談を話してくださりました。

「私は先天性の視覚障害で、みんなぐらいの歳までは

視力が0.01~0.08ぐらいはあった。

けれど、段々と視界が狭くなってきて9歳で完全に失明した。」

というお話でした。

 

それから、今のお仕事のこともお話してくださりました。

「点字図書館というところで目の見えない人たちにパソコンを教えています。

今では、パソコンの画面を音声でガイドしてくれるソフトなどもあって大変便利です。

また、点字図書館では『音声で聞く本』が貸し出されていています。

沢山の本が録音されていて蔵書数は10万冊ほどです。」

 

子ども達はよそ見をすることもなく、お手本となるような聞き方ができていました。

 

最後の質問の時間では沢山手が挙がりすぎて

全員に発表させてあげられないほどでした。

「お店での買い物はどうしているのですか」

「スポーツはしますか」

「目が見えなくなって落ち込みませんでしたか」

どの質問にも真摯に答えていただいて、

子ども達は非常に満足した面持ちでした。

 

街中で視覚障がい者の方が困っていたら、

優しく声をかけてあげられる心を持ってもらえたらと願っています。

 

今日は学年集会に代わり表彰朝礼がありました。

先日に行われたスポーツ大会での順位を元に、

各学年の男女別に優勝と準優勝が表彰されました。

優勝クラスにはピカピカのトロフィーを

準優勝のクラスには立派な楯が贈呈されました。

その他、絵画作品や書道作品の表彰も行われました。

長い間、温かい拍手が鳴り続けていました。

表彰されることはとても素晴らしいことです。

しかし、決して忘れてはいけないことがあります。

それは、『他力』です。

どんなに立派な功績も自分の力だけでは成し得なかったことです。

両親や先生などお世話になった方への感謝、

共に競った友への敬意を忘れないことです。

『他力』の概念は小学生には難しいことかもしれません。

10年後、自分自身でそのことが悟れるように

私たちが心の基盤を作ってあげなくてはなりません。

 

 

 

 

 

少しずつ

春が近づいています。

気温も10度を超える日が続いています。

 

冷たくはない雨も上がり

今日は今年度最後の兄弟ランチタイムが行われました。

お昼ごはんが終わると

待ちかねたように子ども達は

外に飛び出してきました。

 

小グランドでは

1年生と6年生が遊んでいます。

ボールを使って遊んでいる子達は

6年生は手加減をし

1年生は思い切り元気よくボールを投げています。

4月とは違い

ボールに勢いがあります。

下手をすると6年生でも取れません。

先日行われたスポーツ大会の

勢いそのままです。

そんな1年生の成長を

ボールに感じながらドッヂボールは続いています。

鬼ごっこをしているグループもいます。

追いかける6年生は息が上がっていました。

1年生は笑いながら逃げ切りました。

ようやく捕まえてもすぐに捕まえられてしまいます。

 

砂場で仲良く遊んでいるグループもいました。

肩車をしたり

手をつないだり

1年の成長を肌で感じています。

 

今年度も残すところ

3週間弱になりました。

6年生はもうすぐ卒業です。

入学試験も終わり今は

楽しくて仕方ないかもしれません。

卒業までにしておくこと。

何かないかな?

し忘れていること、

いい忘れていること。

卒業をした後で

さまざまな忘れ物に気がつくことがあります。

そのとき

「ああ、あれをしておけばよかった。」

「あれをいっておけばよかった。」

となります。

6年間の自分にもう一度触れ合う時間でもあります。

 

今日の朝礼は、雨の影響で放送朝礼となりました。

6年生の会長、副会長の司会で校内放送により朝礼が進められました。

 

時を同じくし、中高の朝礼では、5年生の副会長、書記がアリーナ1の舞台に立ち、中高生に呼びかけていました。

 

プルタブを集めて6年目にして車椅子と交換し福祉施設に寄付できたこと。

それは、中高生も協力して達成できたこと。

これからも一緒に協力して2台目を交換したいこと。

これらのことを緊張しながらも、大きな声で呼びかけられました。

話を聞く中高生も、静かにやさしく耳を傾けてくれていました。

このように協力し合える存在が身近にあるというのも、日出学園の良いところなのかもしれません。

 

車椅子の贈呈式の様子はひのトピへ

http://www.hinode.ed.jp/element/closeup/close-kurumaisu.html

1945年8月15日

太平洋戦争が終結してから今年で70年の節目を迎えます。

 

東京新聞では2014年12月から

『平和の俳句』と称して沢山の俳句が特集されています。

 

金子兜太さんと、いとうせいこうさんが

毎日一句を選び掲載しているようです。

 

2月11日の紙面では、

「掲載できるのは一日一句だけです。

大半が埋もれたままではあまりに惜しい。」ということで

文化部・社会部の記者の方が選ぶ句の中に、

日出学園小学校の児童3名の句が載りました。

ご紹介したいと思います。

 

 

『未来あり今ここにいる生きる人』  矢沢秀甫

 

 

『何もない何もないってすごくいい』  寒竹郁斗

 

 

『身内死にえんえんなける自由ある』  西村康太郎

本日、6年生を対象に二見校長の特別授業が視聴覚室で行われました。

 

まず、スクリーンに映し出されたのは『沖縄』の文字。

「皆さんは沖縄といったら何をイメージしますか?」

子ども達からは「暑い」「珊瑚」「パイナップル」「シーサー」など

色々な意見がでました。

「今は沖縄の観光名所や特産物について意見がでましたね。

けれど、今日は違う面を取り上げます。

今からひとつの曲を聴きます。知っている人もいるかな」

 

そう言って森山良子さんの歌う『さとうきび畑』が流れました。

 

ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は

ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ

 

この曲は一人の少女が主人公です。

少女は沖縄戦で死んだ父親の顔を知りません。

成長した少女は父親の面影も求めてさとうきび畑へ赴きます。

しかし、畑には今日もいつもと変わらぬ風景があるだけでした。

少女の悲しみは涙が乾いても消えずに残り続けます。

 

曲を聴いた後、沖縄戦に関する様々なことを学びました。

対馬丸という疎開船があったこと。

ひめゆり部隊という女学生で構成された学徒隊があったこと。

 

子ども達は過去の惨劇を自分達のことのように考え、

真剣に話を聞いていました。

 

中学校進学前に、特別授業で人間として大切なことを学ぶことができたようです。

学んだことを胸に刻み、大空へはばたいていってほしいと思います。

 

水曜日の朝はいつも学年集会から始まります。

冬のコモンスペース(教室前の広い廊下のような場所)の床は

体育座りをしているとお尻が冷たくなってしまいますが、

子ども達は真剣な眼差しで先生のお話を聞いています。

担任や専科の枠を超えて色々な先生方が

子ども達のためにお話をするのですが、

今日は私が2年生の子ども達の前で話したことを、

僭越ながらご紹介させていただこうと思います。

 

以下、しゃべり言葉ですので読みづらい箇所があります。

ご了承ください。

 

今日は先生が最近気付いたことをお話しようかと思います!

先生はそれまでずっと、そのことが不思議でなりませんでした。

 

何が不思議だったかというと、

例えば、クラスにおしゃべりが過ぎる子がいたとします。

先生はその子に「うるさいよ!静かにしなさい!」と注意しました。

すると、その子はおしゃべりを止め、ひとまずは静かになりました。

 

けれど、先生はおしゃべりをしていないはずのその子が

まだうるさくしているように感じました。

「なんでだろう?」と思って、その子をよく観察してみると、

おしゃべりはしていなかったのですが、

口元がゆるくて歯が見えていたり、

横や後ろをきょろきょろと見ていて落ち着きがなかったのです。

 

その時、先生は気付きました。

『うるさい』というのは耳だけで感じるものではないのだな。

目で見て、うるさいと感じるのは何故だろう?

 

先生は『うるさい』という言葉を調べてみました。

すると、意外なことが分かったのです。

『うるさい』のもとの言葉は『うるさし』といって、

『うる』は『心』のこと、『さし』は『狭し』のことなのだそうです。

心が狭い・・・

 

そうか。

おしゃべりをしていなかったとしても、授業に心が向いていなくて、

自分だけの世界になっている。落ち着きがない。

つまり、『心が狭く』なっているからうるさいと感じたんだな。

と先生は気付きました。

皆さんはどうでしょうか?

「静かにしなさい」と注意された時に、口を紡ぐだけでなく、

心の中からしっかり正そうとできているでしょうか。

心が正せていないと、その場だけおしゃべりを止められても、

またすぐに同じ注意をされてしまいますね。

何か注意をされた時には、心から正すようにしましょう。

 

これで先生のお話を終わります。

ページ
TOP