01 (1)  2022年10月15日(土)、今年度2回目の北嶺中学校オープンスクールを開催しました。北嶺の教育活動を知っていただくため、「学校説明会/青雲寮説明会」・「北嶺の先生による入試アドバイス講座」・「青雲寮案内」・「校舎案内」・「授業見学(公開授業)」・「ランチ(青雲寮食堂での昼食)」・「個別相談会」の7つのプログラムを実施しました。
学校説明会では谷地田校長より、2023年度北嶺中学校入学試験をはじめ、青雲寮コース、本校の大学入試の合格結果、本校が近年力を入れている「8つの探求型プロジェクト」を紹介しました。
入試アドバイス講座では、北嶺の数学科・理科の先生が北嶺中学校入学試験の過去問を織り交ぜながら、入試に向けてのアドバイスを送りました。講座は満員となり、入試に向けて熱心に取り組む児童の姿が見られました。
公開授業では、中学1・2年生の授業および、国連職員の山口さん(本校8期生OB)が指導するオンラインを通じた「国連コース(グローバルプロジェクト)」のプレゼンテーションの様子をご覧いただきました。どの授業も参加者で満席となり、本校の授業の様子を知っていただくことができました。
青雲寮案内・校舎案内では、寮生自治委員が参加者の皆様に青雲寮・校舎施設を紹介しました。案内終了後は、多くの個別の質問をいただき、たいへん好評をいただきました。
今年度はこれまでに、オープンスクール・個別学校見学会あわせて、過去最高の600組を超えるご家族の皆様が本校に見学にいらしています。お忙しい中、本校まで足をお運びいただいたこと大変感謝申し上げます。今年度のオープンスクールは終了となりますが、引き続き「個別学校見学会」を受け付けています。本校を改めてご見学されたい場合は、学校HPにあります申し込みサイトからお申し込みください。

01 2022年10月14日(金)、昨年度から始まりましたHOKKAIDOプロジェクトの一環として、中学2年生が昭和新山とウポポイ(民族共生象徴空間)に行ってきました。
昭和新山では洞爺湖有珠火山マイスターの方々の案内で、一般の方が立ち入ることができない第四火口まで特別に見せていただきました。地面の温かさを感じ、この山がまだ生きて活動していることを実感することができました。
戦中の昭和18年から20年にかけて有珠山が噴火をし、何もない畑が隆起して昭和新山となりました。当時、壮瞥郵便局長であった三松正夫さんは「噴火は地球の内部を探る最大のチャンス」の教えに従い、寝食を忘れ、創意工夫を重ねて、この噴火活動の一部始終を調査し記録をしました。その記録こそが三松さんの名前が付いた、世界に有名な新山成長記録である「ミマツダイヤグラム」です。その後、三松正夫さんは、全財産をはたいて昭和新山生成地をすべて買い取り、その保護に努めました。今回、「ミマツダイヤグラム」の原図だけでなく、記録や写真、スケッチなどが多数展示されている三松正夫記念館を訪問させていただきました。
また、2年前に開業したウポポイ(民族共生象徴空間)を訪問するにあたり、社会の授業を通して、北海道の歴史やアイヌ民族の歴史と文化について事前学習をしました。
国立アイヌ民族博物館では伝統的なアイヌ文化だけでなく、現代の多様なアイヌ文化を感じることができる展示を見学しました。アイヌの昔のチセ(家屋)も再現され、室内の見学もできました。また、伝統的な歌や踊り、楽器の演奏などを直接体感することもできました。このように直接北海道の雄大な自然や北海道独自の文化に触れることができる機会に恵まれ、座学だけではわからない多くのことを学ぶ研修となりました。

13 10月12日(水)、中学1年生が北海道開拓の村・北海道博物館に行ってきました。8月の知床探訪に続く2回目のHOKKAIDOプロジェクトでした。
午前中に訪れた北海道開拓の村では、広大な敷地に明治・北海道開拓時代の建物が再現されており、多くの歴史的建造物に触れる体験をしました。青空のもと班員と昼食をとり、限られた時間ではありましたが十分に北海道の歴史を堪能することができました。
また午後の北海道博物館では北海道の古代からの歴史について多くの展示物を見学しました。第1・2テーマで北海道の通史とアイヌ文化、第3~5テーマで北海道の自然・生活に関する展示がされていました。生徒は、博物館のパンフレットや授業で配布されたワークシートに沿って班ごとで見学したり、面白そうな展示について積極的に調べたりしていました。特別講義「学芸員の仕事」も非常に興味深く、どの生徒も熱心に耳を傾けていました。
1日のプロジェクトを通し、どの生徒もマナーを守り、しっかりとした態度で臨んでくれました。今後もこのような機会を通し、「ホンモノ」に触れながら、多くのことを学んでいってほしいと思います。

08 10/3(月)~10/7(金)の日程で、北嶺の校技であるラグビー大会が開催されました。
今年度は中学1・2年生が7人制ラグビー(中学2年生は、雨天のためタグラグビーに変更して実施)、中学3年生が12人制ラグビー、高校1・2年生が15人制のラグビーを行いました。各学年の大会は、感染対策としてスクラムは密着しない形のスクラムとし、特別ルールで行いました。また、中学3年生から高校2年生までは、豊平区月寒にある天然芝の月寒ラグビー場という最高の環境を貸し切っての実施となりました。
どの学年も、汗や泥にまみれて『One for All、All for One』の精神で一生懸命走り、よく繋ぎ、よく守り、迫力ある好ゲームを繰り広げ、観戦していて清々しい気持ちにさせてくれる大会となりました。

04 10月3日(月)~4日(火)、高校2年生(33期生)60名が東京の大学見学ツアーに行ってきました。1日目は本郷キャンパス見学で、安田講堂前で記念撮影を行ったあと、グループに分かれて北嶺を卒業し同大学に在校している先輩達に構内を案内してもらいました。2日目は教養学部がある駒場キャンパスで、正門前で記念撮影を行ったあと、1日目同様に先輩に案内してもらいました。そしてこのツアーで最も生徒たちの心に響いたのが、1日目夜に開かれた「座談会」でした。北嶺の人脈を目の当たりにする機会であり、自分の近い将来の道を先に歩いている「手本」のような存在から話を直接聞くことができる機会となりました。

参加した生徒からは、次のような話を聞くことができたという報告がありました。

  • ・いろいろな学部に興味がありまだ決めきれないでいるが、今一番やりたいことを続けていればいずれ道は拓けるはずだと先輩から言ってもらえた。
  • ・数学の勉強方法について正しいのか不安だったが、先輩も同じやり方をしていたというのを聞いて自信が持てた。
  • ・医学部に行って国家試験をパスしたら医者になれる、医師になるまでは一本道と思っていたが、具体的には何通りもあり、就職活動もしなければならないとわかった。
  • ・東大に入った先輩達は、結局先生と同じことを言っている。でも先輩に言われ方がさらにやる気になった。

座談会の最後に先輩から、「今、こうしてツアーに参加しこの場にいられること、また北嶺にいることに対し、多くの人に感謝しなければならない。思っているだけではなくそれを伝えなければならない。それをこれからの人生で全力で返していくことが大切だ。」というスピーチがありました。生徒たちには、この日、先輩からいろいろな言葉を受け取ったと思います。それらをきっかけにして、来るべき大学入試へ向けて大いに努力してほしいと思います。

03 (1) 9月23日(金)、ニューヨークの国連職員山口知也さん(8期生)にオンラインで参加していただき、「国連コース」の「安保理改革に関する勉強会」行いました。生徒達は、自分の担当国の立場で「安保理改革」について、①議席拡大、②拒否権、③透明性の3点を事前にまとめた上で今回の勉強会に参加し、それぞれの立場で活発な議論を繰り広げていました。
10月15日(土)のオープンスクールで、いよいよ「第1回北嶺模擬国連」を行います。多くの人にお越しいただき、生徒たちの議論の様子をご覧いただければと思います。

05 9月22日 (木) 午後、札幌コンサートホール Kitara にて、「北嶺カルチェラタン」の一環として秋の芸術鑑賞 「半﨑美子コンサート」を実施いたしました。
半﨑美子さんには昨年、北嶺生への応援歌でもある青雲寮寮歌 「道なき未知へ」 を制作いただきました。 昨年度には、その「寮歌 披露ミニコンサート」を、本校体育館で行っていただき、さらに今春31期生の卒業式でも歌っていただきました。今回は、Kitara を会場に、本格的なコンサートを鑑賞いたしました。
「明日を拓こう」「稲穂」から始まり、メジャーな「お弁当ばこのうた~あなたへのお手紙」、イオン北海道のCMでおなじみの「特別な日常」と続き、そして寮歌「道なき未知へ」。 いよいよ、半﨑さんと北嶺生全員での合唱となりました。素晴らしい合唱に半﨑さんも感動し、涙を流してくれました。半﨑さんと北嶺生が一体となった瞬間でした。
さらに「明日への序奏」「母へ」 2曲ピアノの弾き語りをしていただいた後は、ノリのいい 「赤色のヒーロー」。生徒達も手拍子で応じて盛り上がりました。
最後は、卒業式でも歌っていただいた、「サクラ~卒業できなかった君へ~」 「一緒の星」。生徒会長から花束を贈呈した後は、アンコールに新曲の「足並み」 を歌っていただきました。ピアノに加え、ヴァイオリンとギターが伴奏についた、 豪華な構成のコンサートで、 生徒達は、大いに楽しみ、 また深く感動した様子でした。
半﨑さんほか出演者・スタッフの皆様、素敵なコンサートをありがとうございました。

03 4月に講演をしていただいた、名古屋市のサクラクリニック野田泰永先生にお越しいただき、「がんを知ろう!part2」と題し講演をしていただきました。前回に引き続き、がんについての正しい理解と、がんを知ることを通して健康と命の大切さについて学びました。
また今回は、骨肉腫を乗り越え社会復帰された、野田先生の元患者さんに名古屋からオンラインで参加していただき、闘病の様子を生の声で語っていただきました。自分たちとほぼ同年代の方からの病気についてのお話は、生徒の心に深く響いている様子でした。
お二人には大変お忙しい中、北嶺生のために講演をしていただきました。心より感謝申し上げます。

07 サイエンスプロジェクトの一環として、中学3年生が赤平市にある植松電機様を訪問しました。大変さわやかな晴天に恵まれ、屋外でのロケットの打ち上げや燃焼実験を行うのに最適な天候でした。
まず始めに、植松努社長の講演「思うは招く~夢があれば何でもできる~」を聴き、「どうせ無理」ではなく「だったらこうしてみたら」で力になることや、人間は必ず失敗するが乗り越えることで力になること、未来は誰にも分からないから諦める理由がないなど、生徒に勇気と自信を与えてくださるメッセージを頂きました。
その後、生徒は説明書を読みながらモデルロケットを作成しましたが、わからないことは周りと協力しながら完成させることができました。午後には、それを自分の手で打ち上げる実験もあり、空高く打ちあがったロケットに大きな歓声が上がっていました。また、CAMUI型ハイブリッドロケットの燃焼実験もあり、間近で見るロケットエンジンから出る大音量と炎の迫力も体感でき、実りの多い体験学習になりました。
サイエンスプロジェクトとして、10月末には希望者によるアメリカ航空宇宙局(NASA)のケネディ宇宙センターの見学や来年2月にはJAXA研修も予定しています。

02 (1) 9月13日(火)に、中学1年生が「サイエンスプロジェクト」・「北海道プロジェクト」の一環として三笠市立博物館を訪問しました。三笠市立博物館・野外博物館の見学、アンモナイトのレプリカづくりを体験しました。
三笠市立博物館では、約600点以上もの北海道産の「アンモナイト」の化石や、国の天然記念物に指定された「エゾミカサリュウ」の化石、等身大の恐竜の模型等が展示されており、アンモナイトや恐竜のわかりやすい解説が見られる大型モニターを活用しながら1億年前の世界を体験することができました。
野外博物館では、ガイドさんの懇切丁寧な解説を聞き、1時間以上かけて全長1.2 kmのサイクリングロードを散策しながら、動植物や地層の観察をすることができました。そこでは、垂直に隆起した泥岩、砂岩、礫岩(れきがん)からなる約1億年前の白亜紀層と、石炭層を含む約5000万年前の古第三紀層を観察できるだけではなく、明治時代以降に三笠市でさかんであった石炭産業にたずさわる人々のくらしや三笠での炭鉱の歴史も知ることができました。
アンモナイトのレプリカづくりでは、5種類のアンモナイトの化石から取った型枠の中から自分の好きな型枠を選び、その中に石膏を流し込んで制作しました。生徒たちは自分だけのレプリカを制作しようと、集中した表情で作業に取り組んでいました。完成したレプリカは記念として持ち帰ることができました。
今回の三笠ジオパーク研修で、実際に見るという直接的な体験ができたことにより、中学1年生で学習する地学の地層分野を深く理解することにつながりました。三笠市立博物館の学芸員さん・ガイドさんには大変お世話になり、ありがとうございました。

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