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12月10日(土)在校生の保護者であり、Microsoft Corporation(米国マイクロソフト)の成田雅和さんにお越しいただき、「ビジネススクール講演会」を行いました。「世界を変える人になろう」と題し、急速に進歩するITが社会に与える変化と、その変化を先取りし、世界を変えていくための考え方についてお話しいただきました。
マイクロソフト社はこの10数年でソフトウェアを販売する会社から、クラウドを提供する会社へと大きく変化しており、成田さんはそれに合わせて人々のIT利用を変革するという、まさに「世界を変える」お仕事をされています。これからの時代を生きる北嶺生が目指すべき人物像として、「問題解決ができる、解決すべき世界の諸問題に目を向けられる、変化に乗ることができる」というポイントを挙げられ、そのために必要なスキルとして、「やりたいことと世の中の大きな課題の交点を見定める」ことの重要性についてご説明いただきました。また、激動の時代だからこそ、英語や数学など基礎・基本を固めること、それが大きな仕事につながっていることについても触れられていました。
まとめとして、「大学は通過点、むしろ出発点に過ぎない。変化はチャンスであり、変化に乗り、周りを変えていくことが大事。物事の交点を見極めて、やりたい・得意なことと必要されることの両立を目指してほしい。」というメッセージをいただきました。今後生徒たちが進むべき指針となるような、大変貴重なお話をしていただきました。
世界を舞台に活躍されている成田さんには、大変お忙しい中お越しいただきました。ありがとうございました。

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12月7日(水)に、本校にAEDを貸し出していただいているALSOK様から講師をお招きして、高校1年生を対象に救急救命講習会を行いました。AEDデモ機やダミー人形を使用し、分かりやすく、また緊張感を持って、緊急時の対応や心肺蘇生法、AEDの使用方法を実習しました。学校生活や社会活動の中で、もしもの時に、今回の経験が大切や友人や家族の命を守ることにつながるかもしれません。

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12月3日(土)に社会医療法人柏葉会の柏葉脳神経外科に勤務され、脳神経外科の臨床医として最前線でご活躍されている伊藤康裕先生にご来校いただき、メディカルスクール講演会を実施いたしました。伊藤先生は北嶺13期の卒業生でもあり、現場の医師として日ごろの業務などについて講演いただくとともに、先輩として後輩への激励の言葉もいただきました。先生は高度救命救急センターでの研修医時代に人体にとって脳がいかに重要かを実感され、脳神経外科医として一人でも多くの患者さんを救っていこうと決意されました。高齢化が深刻となっている日本で、病気で亡くなった人の場合、癌・心筋梗塞に続いて脳卒中が多いことから、脳神経外科の役割が今後ますます重要になってくるというお話をいただきました。さらに、バイパス手術の画像や映像を交えて分かりやすく説明をいただき、一秒でも早く治療する「とにかく迅速に」という治療が不可欠であるということ、中でも脳卒中が死因として多いという現実はありながら、繊細かつ迅速な手術を行うことで救える命がたくさんあるという現場の声には、生徒たちも強い関心を示していました。
先生から、ご自身が北嶺時代野球部に所属し、進路決定が遅かったことを踏まえ、現在学習や進路のことで上手くいかなかったりしても、何かに打ち込む熱意があれば、必ず夢は実現するので最後まで諦めないで欲しい、そして『自分が頑張れば救える』という医師としての覚悟は、どんな学問や職業にも通じることなので、常に『自分が頑張れば』という気持ちを忘れないで欲しいという言葉をいただき、北嶺の先輩としての熱いエールに生徒は感激していました。
今回の講演会は医師・先輩という2つの側面からのお話で、生徒たちも熱心に聞き入り、今後に向けて頑張るエネルギーをもらえました。お忙しい中ご来校いただきました伊藤先生に心より感謝申し上げます。

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11月21日(月)に本校体育館で、「北嶺カルチェラタン・まつきとわたるとはなこのトリオコンサート」が行われ、世界的な音楽家である、北嶺卒業生の向井航さん(チェロ)、松本和将さん(ピアノ)、上里はな子(ヴァイオリン)にお越しいただきました。お三方には、6月に北嶺でコンサートをしていただきましたが、前回の感動を再び!ということで、生徒達、特に高校3年生からのリクエストの声が多数あり、今回2度目のコンサートが実現しました。
ベートーヴェンのピアノ三重奏曲第4番「街の歌」に始まり、F.クライスラーの前奏曲とアレグロ、A.ピアソラのリベルタンゴ 、F.リストのラ・カンパネラ 、P.I.チャイコフスキーのピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出」等を披露していただきましたが、世界トップレベルの演奏に、体育館は再び感動に包まれました。特に最後の演奏が終わった後の静寂は、鳥肌が立つほどの瞬間であり、生徒たちの心に深く刻まれたことと思います。
コンサートの後には座談会を開催し、音楽や芸術に興味がある生徒が集まって、向井さん、松本さん、上里さんに直接様々な質問に答えていただきました。
今後も「北嶺カルチェラタン」の取り組みを通し、生徒たちに同様の感動体験を提供して豊かな人間性を形成していきます。

10911月18(金)に、北嶺伝統行事である第37回校技柔道大会本戦が3年ぶりに行われました。開会式では、高校2年生の柔道部主将の岸田蒼一朗君が力強い選手宣誓を行いました。
今年度は2年生から5年生による個人戦のみの大会となり、前の週に行われた予選を勝ち上がった生徒によるベスト8の戦いが行われました。大会では、高い技術はもちろんのこと柔道の精神である「精力善用」「自他共栄」が随所に現れた質の高い柔道が見られました。多くの保護者の皆様に、応援に駆けつけていただきたくさんのご声援をいただきました。また審判などで札幌柔道連盟や高体連、中体連柔道専門部の先生方にご協力いただきました。本当にありがとうございました。

02 (1)11月12日(土)に量子科学技術研究開発機構・放射線医学研究所所長で福島県立医科大学の副学長等を歴任されている山下俊一先生にお越し頂き、メディカルスクール講演会を実施しました。現在国を挙げて取り組んでいる「ムーンショット目標」のように、何事も高い目標を掲げて着実に実践することの大切さをお話し頂きました。また、医師を目指すためには、学生時代に多くの失敗を経験しそれを糧にすることや、自らの犠牲と他利へのバランスを保つことができる人間性を身に付けてほしいというメッセージも頂きました。これらは本校が掲げる校訓である「目指すなら高い嶺」や校技として取り組んでいる柔道での「精力善用 自他共栄」に通じるお話しで、生徒たちは改めて北嶺での学校生活にしっかり取り組んでいこうと決意を新たにしていました。さらに、先生が学生の頃には考えられなかったMRIやCTの技術が現在では一般に使われており、数十年後には今では考えられないような技術が現れるため、自然現象に興味と挑戦心を持って努力を継続してほしいとのお言葉も頂きました。
今回の講演会は生徒たちにとって、将来臨床医や研究医として活躍するための大きなモチベーションとなり、大変素晴らしい時間を過ごすことができました。山下先生には大変お忙しい中お越しいただき、心より感謝申し上げます。

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本校伝統の校技大会である第37回校技柔道大会予選が11月7日(月)から11日(金)に本校柔道場で開催されました。今年度の柔道大会では、1年生は1人1試合寝技のみでの大会でしたが、2年生から5年生は3年ぶりにトーナメント方式による大会実施となりました。生徒たちは授業で取り組んできた成果を発揮し、各学年熱戦を繰り広げていました。この予選でベスト8に勝ち上がった生徒は11月18日(金)に本校1F体育館で行われる柔道大会本戦に出場します。こちらも是非観戦に来ていただけたらと思います。

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10月30日(日)~11月3日(木)までの5日間に、秋休みの期間を利用してNASAサイエンスツアーを実施しました。参加した生徒は、3年生~5年生の希望者22名でした。このツアーは、新型コロナの影響で実に3年ぶりの実施となり、参加を希望していたにも関わらず長い間行きたい気持ちを我慢していた生徒もいました。やっと希望を叶えることができ大変嬉しく思います。
本ツアーの目玉は、アメリカワシントンにある、スミソニアン航空宇宙博物館と、オーランドにあるNASAケネディ宇宙センターに実際に足を運び、本物を自分の目で見て感じてくるところにあります。参加した生徒の中には将来、航空機のパイロットや、宇宙飛行士を目指したいと考えている生徒もおり、将来の夢を深めるまたとない機会になりました。
現地研修1日目は、ワシントンのリンカーンメモリアル、国会議事堂、ワシントン記念塔、ホワイトハウスなどを周遊し、ワシントン市街の美しい街並みを堪能しました。その後郊外のスミソニアン航空宇宙博物館別館(ウドバーハジーセンター)に移動しました。ここでは、スペースシャトルディスカバリー号をはじめとして、超音速偵察機SR-71、コンコルド、B29エノラゲイなど数えきれないほどの航空機等が今すぐにでも飛べる状態に整備された姿で展示してあるとの事でした。現地のガイドの案内を真剣に聞きながら、スペースシャトルの機体に残された焦げ跡や、エノラゲイと広島の話に思いを馳せていました。
研修2日目は、いよいよNASAケネディ宇宙センターの見学です。幸運なことに、この日11月2日(水)現地時間の9:40に本物のロケットの打ち上げスケジュールが重なり、打ち上げを現地で見ることができました。この日に打ち上げられたロケットは、スペースX社の、ファルコンヘビーというロケットで、2018年の打ち上げでは、E.マスクがテスラ・ロードスターを打ち上げたことでも有名です。静止軌道に衛星を上げるための大型なロケットで、サイドブースター打ち上げ後に地上に帰ってきて再利用されるという特徴もあります。打ち上げ時刻は霧が多くかかってはいましたが、上空でエンジンを燃焼させながら上昇するロケットと、その迫力ある破裂音を肌で感じ、2機のサイドブースターから発せられたソニックブームも聞くことができました。会場は熱気に包まれ、生徒たちも大興奮でした。その後、ガイドさんの案内で体験型のアトラクションに参加したり、スペースシャトルアトランティス号の勇姿を堪能したり、アポロ計画に関わる月の石に触れたり、月着陸船ルーナモジュールを間近で見たり、サターンⅤロケットのあまりにも大きすぎる機体に驚愕したりと、驚きの体験の連続でした。写真や映像では味わえない本物が、確かにそこにあり、生徒たちにとって、かけがえのない思い出となったことと思います。今回のサイエンスツアーの実施に関わり、たくさんの方々にご協力頂きましたことに、改めて感謝申し上げます。

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10月31日(月)~11月1日(火)、高校1年生が東京の大学見学ツアーに行ってきました。1日目は東京大学の本郷キャンパスの見学を行いました。本校OBが班ごとにキャンパス内を案内してくれました。中には友人を連れてきてくれた先輩もおり、学内の様子や進路振り分けなど大学生活について現役の大学生から聞ける貴重な機会になりました。
夜は座談会が開催され、現役の学生だけでなく、すでに社会に出ている先輩方も含め、総勢80名の卒業生が参加してくれました。2期生の石渡嶺司氏をはじめ、各界で活躍している先輩方との座談会は生徒にとって大変刺激的な経験になりました。実際にこのツアーで一番心に残ったものとして、座談会をあげている生徒がほとんどでした。
2日目は東大の駒場キャンパスと慶應義塾大学の三田キャンパスとに分かれて見学しました。慶應では本校父母の会会長の八木様のご紹介で、法学部の駒村教授にお力添えを頂きました。駒村教授と駒村ゼミのゼミ生に慶應での生活についてお話を頂き、その後はキャンパス内を案内していただきました。各国の研究者が様々な協働作業を行うGラボと呼ばれる施設や、現在は慶應義塾の歴史や伝統を展示している図書館旧館など、貴重な体験を共有させていただきました。
慶應、駒場に行ったのち、早稲田大学で合流し、昼食と自由見学を行いました。キャンパスだけでなく、早大生が実際に生活している街並みも見て回ることができました。
今回のツアーで、生徒たちは自身の将来についてたくさんのことを見聞し、考えることができました。今回の経験を、日々の学習の原動力に変えていってくれることを願っています。

02 10月22日(土)、北嶺中・高等学校の参観授業が実施されました。5月に行われた第1回目の参観授業と同様、保護者の皆様の来校時間を短縮するため、参観授業を2時間目に設定し生徒の登校も1時間遅らせての実施といたしました。やや肌寒い秋の天候でしたが396組500名を超える保護者の皆様にご来校いただき感謝申し上げます。ありがとうございました。
2時間目の参観授業に続き、学年懇談が行われ、それぞれで生徒達の近況や学習状況、そして今後の取り組み等についての説明をさせていただきました。特に高校1・2年生は、来年3月のボストン・ニューヨークへの修学旅行について実施に向けた現在の状況を校長が説明しました。
学年懇談終了後は、青雲寮保護者全体会が行われ、校長から青雲寮の現状が報告されました。また、寮生保護者の皆様には寮の食堂で昼食をとっていただき、寮生保護者の学年別懇談会が行われました。学習面以外にもご子息の寮での生活の様子等もお伝えいたしました。各種催しに熱心にご参加いただき、誠にありがとうございました。

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