3月6日(金)に、本校の校舎から寮へつながる渡り廊下に、全身に消毒液を噴霧する機械を設置いたしました。消毒液は通常のアルコール液以上に効果が高いとされているものを使用し、これを用いた噴霧器を学校に設置するのは全国でも初めてということです。
設置日には消毒液と機器の制作業者と消毒液の研究開発に係った大学の教授の方も来校されるとのことで、多くの報道関係者も来校し取材をされていきました(以下のURLを参照願います)。
本校は約300名の寮生を抱え、従来のインフルエンザに対しても、感染予防策を模索してきたところですが、今回はウィルス対策等に関わっていらっしゃる在校生の寮生保護者の方のご尽力もあり、特に寮内の感染予防を主眼に導入をすることができました。
現在、学校は長期の臨時休校のため生徒・寮生はおりませんが、4月に寮生が帰寮次第、使い方の指導をし、運用をしていきたいと考えております。

※以下は時間がたつと削除される可能性がありますので、ご承知おき下さい。
HTBニュース
https://www.htb.co.jp/news/archives_6955.html
UHBニュース
https://www.fnn.jp/posts/2020030600000012UHB

14 3月1日(日)、第29回北嶺高等学校卒業式を盛大に行う予定でありましたが、誠に残念ながら、卒業生と教職員のみでささやかな卒業式を行いました。谷地田校長より、29期生ひとりひとりに卒業証書が手渡されました。次に6ヵ年皆勤7名、3ヵ年皆勤14名、精勤37名、優等賞41名の表彰が行われ、引き続き高校3年間、課外活動等で優秀な成績を収めた12名の生徒へ、特別賞が授与されました。谷地田校長より「卒業後も北嶺生として自信と誇りを持って力強く歩んでいってほしい」との式辞がありました。北嶺生活6年間の思い出を振り返るスライドが映された後、29期生を代表して西田耕平君が「北嶺で学び経験したことを存分に活かし、努力を重ね、自分なりの方法で活躍し、社会に貢献できるよう、邁進していきたいと思います。」という強い決意と在校生・保護者・先生方への感謝の気持ちを、心を込めて感動的に話してくれました。
北嶺2000日の中で学び経験したことを礎に世界のリーダーとして、北嶺29期生が活躍することを心から期待しています。
最後になりましたが、6年間、北嶺の教育方針にご理解・ご協力をいただきました保護者の皆様に、心より感謝を申し上げます。

01 2月17日(月)1時間目、豊平警察署生活安全課少年係の方に来ていただき、薬物乱用とインターネット・SNS利用時の危険性や注意点についてパワーポイントを使いながら講師の方の実体験も交えて講演していただきました。
薬物乱用については、飲酒・喫煙や危険ドラッグ・脱法ドラッグと呼ばれる薬物について、札幌や北海道内各地域での現状や依存性の恐ろしさについて、お話をしていただきました。
また、インターネットやSNSの利用については、同年代の中高生の中で実際に起こった事例を挙げていただき、軽はずみな考えや行動が犯罪やいじめにつながってしまうというお話をしていただきました。

03 2月15日に(土)の午後から高校1年生と2年生を対象とした、サイエンスプロジェクト講演会を行いました。隕石を用いて太陽系の起源と進化を研究されている北海道大学理学院教授の圦本(ゆりもと)尚義先生から、ご自身の研究内容について分かりやすく、そして一人一人の質問に丁寧にお答えいただきました。6,600万年前に恐竜を滅ぼしたとされる隕石の質問では、どのようにして隕石の落下場所や大きさが明らかになったのか、また隕石に含まれていたイリジウムという元素について、研究の経緯を含めて説明していただきました。隕石の衝突によってイリジウムが大量に堆積した地層は、北海道からも発見されており生徒達は大変驚いていました。また圦本先生が開発した同位体顕微鏡についても、その原理や応用例を見せていただき、実際に「はやぶさ」が持ち帰ったサンプルの分析結果も教えていただきました。さらに研究者として「なぜ」を考える姿勢、そして楽しみながら学ぶことの大切さも教えて頂き、研究者を目指している生徒にとって大変参考になったと思います。圦本先生にはお忙しい中、半年前から日程を調整して今回来校して頂きました。大変感謝申し上げます。次回のサイエンスプロジェクトの講演会は3月9日(月)に在校生全員を対象に「はやぶさ2 地球へ ~リュウグウでの500日を終えて~」という演題で行う予定です。

06 2月15日に、2月のメディカルスクール講演会を実施しました。今回は、本校生徒の保護者で札幌医科大学救急医学講座(高度救命救急センター)講師・教室長の上村修二先生にお越しいただきました。上村先生のご専門は救急医学、集中治療医学、災害医学、熱傷医学、プレホスピタルケアであり、先生は一昨年の胆振東部地震の際、災害医療チーム(DMAT)で北海道DMAT調整本部の本部長としてDMATを統括する立場で活動されていました。講演では、胆振東部地震でのDMATの活動を中心に、現在の新型コロナウイルスのDMATの活動、阪神淡路大震災、熊本地震などでの具体的な活動などを交えて詳しくお話しいただきました。また、札幌医科大学の救命救急医療についても映像とともにご説明いただき、他では聞けない内容で生徒たちにとって大変貴重な機会となりました。多くの生徒が災害医療や救急医療について知り、興味を持つことができました。上村先生にはお忙しい中お越しいただき、心より感謝いたします。

10 1月27日(月)から始まったスキー授業が、2月7日(金)に終了しました。今年度はインフルエンザの流行や悪天候等の影響を受けることなく、予定通りの日程で実施することができました。また、大きな事故もなく、良いコンディションの中で生徒たちは伸び伸びとスキーに親しむことができました。スキー授業では、多くのインストラクターの先生方にお世話になりました。どうもありがとうございました。

04 2月10日(月)の7時間目、中学3年生を対象に第14回北嶺ロースクールが行われました。種田弁護士(本校14期卒業生)から「責任とはなにか」ということをテーマに、具体的な事例を挙げながら非常に分かりやすい解説をしていただきました。責任とは処罰を伴う刑事責任、賠償義務のある民事責任のほか、罪には問われないものの道義的責任という観点からもご指摘があり、どの生徒も真剣に耳を傾けていました。
放課後には座談会が行われ、中学生と高校生合わせて7名の参加がありました。時事的な話題をもとに弁護士、検察官、裁判官からみた責任の問われかたなどについてのお話がありました。参加した生徒からは次々と質問が飛び交っており、とても充実した座談会となりました。
来年度も引き続き種田先生のご協力をいただき、論理的に物事を考えるリーガルマインドを養っていければと考えています。

33 北嶺では、高校1年生で行われる「グローバルリーダー育成プログラム」でハーバード大学へ学年全員で研修へ行くための準備として、毎年1月に中学3年生と高校1年生を対象にハーバード大学の現役学生と卒業生を招き、1週間にわたって英語合宿を行っています。今年も中学3年が1/16(木)~1/18(土)、高校1年生が1/20(月)~1/22(水)の日程で行われました。8名のハーバード大学の現役生・卒業生がそれぞれ、「Public Speaking」「Conformity」「Optical Illusion」「Design Thinking + Startups」 「Privacy + Technology」「Beauty Standards + Gender Roles」 「How to be a Good Doctor」「American Government」という8つのテーマでワークショップを行いました。それに加えて様々なレクリエーションも行われました。最終日はハーバード生達の助けを借りて、全員が短いプレゼンテーションを行い、キャンプを締めくくりました。普段の英語の授業以上に生徒達は熱心に参加し、終了後のアンケートではほとんどの生徒が「楽しかった」「ためになった」「もっと英語ができるようになりたい」といった感想を持ってくれました。高校1年生は今年3月のボストン・ニューヨークへの修学旅行で、本格的にハーバード大学やマサチューセッツ工科大学で研修を受けることになります。今回のキャンプの経験を修学旅行でも活かしてほしいと思います。

02 まず谷地田校長より、今週末にセンター試験が待ち構えている高校3年生には、北嶺2000日の集大成として悔いのないよう臨んでほしいとの話がありました。また、新しい年を迎え、各学年や各個人が今年の目標を明確に定め、謙虚にかつ新たな気持ちで進路実現に向けて日々の授業に取り組んでほしいとの話がありました。
最後に、中学生作文コンクール入選の中学1,2年生の6名と、青少年読書感想文全道コンクール優良賞の中学3年生中野君の表彰が行われました。
各自が実りある日々を過ごしてくれることを願って北嶺の新年がスタートしました。

01 1月10日、「メディカルスクールin大阪」が実施され、愛仁会千船病院で高校1年生7名が医療研修に参加しました。千船病院副院長・産婦人科部長の吉田茂樹先生の全面的なご協力のもと、普段ではほとんど見ることのできないような病院内の施設を見学させていただきました。特に、手術室で帝王切開手術を直に見せていただき、実際に赤ちゃんが生まれて産声をあげる瞬間に立ち会わせていただけたことは生徒たちにとって何にも代えがたい素晴らしい経験となりました。また手術支援ロボット「ダビンチ」体験もさせていただき、生徒たちは大変喜んでいました。参加した生徒は、「赤ちゃんがお腹の中から出てきて産声を上げた瞬間に非常に感動しました。」「千船病院で医師の方、看護師さんや事務職員が皆さんとてもよい雰囲気の中楽しそうに仕事をしていて、このような病院で仕事がしたいと思いました。」 「様々な役割の多くの人々が1人の子供の出産に一生懸命頑張っている姿を見ることができ、生命の誕生はとても大変なことであり、かつ神秘的で尊いものだということを知りました。」と感想をよせてくれました。吉田先生をはじめとする千船病院のスタッフの皆様には、今回大変貴重な機会を与えて下さり、心より感謝申し上げます。

ページ
TOP