募金 12月3日(月)~7日(金)の朝と昼休みに、生徒会執行部を中心に校内募金活動(赤い羽根共同募金)を行いました。生徒会執行部の呼びかけに対して、生徒・教職員ともに快く温かい募金を行ってくれました。当初は5日(水)までの3日間を予定しておりましたが、活動中に会長の宮田君(高1)やボランティア長の木村君(高1)から「もう少し活動を延期して行いたい」という熱意もあり、7日までの活動となりました。10月から執行部に所属した中学2年生の新執行部員の生徒たちも、先輩たちの指導のもと、大きな声で募金の協力を呼びかけていました。

メディカル2 12月3日(土)に、北海道胆振東部地震のため延期になっていた北嶺メディカルスクール講演会が実施されました。講師の五十嵐康己先生は現在、「時計台記念病院 循環器センター 副センター長」と「心血管カテーテル治療学会 理事」等を兼任され、カテーテル治療のため、世界中を飛び回ってご活躍されている先生です。約90分間、最新カテーテル治療から医療の国際情勢、さらには医師のやりがいに至るまで、的確かつ理知的な語り口で、専門用語と映像を交えて、大変内容の濃い、レベルの高い講義をしてくださいました。60名以上の受講者全員が食い入るように耳を傾けていました。最後まで教室に残っていたある生徒がぽつりと「かっこいい。あんな先生になりたい…。」とつぶやいたのがとても印象的でした。五十嵐先生には大変お忙しい中、講演をしていただきました。ありがとうございました。

柔道 11月22日(木)に、北嶺の伝統行事である第33回校技柔道大会本戦が行われました。開会式では、高校2年生の柔道部主将の尾中俊大君が力強い選手宣誓を行いました。
最初に、中学1年生~高校2年生の各クラス対抗の団体戦が行われました。選手はもちろんのこと、観戦している生徒にも力が入り、会場はクラスの仲間を激励する大声援に包まれました。
個人戦では、前の週に行われた予選を勝ち上がった生徒たちによるベスト8からの戦いが行われ、高い技術はもちろんのこと講道館柔道の精神である「精力善用、自他共栄」が随所に現れた質の高い柔道が見られました。多くの保護者の皆様に、応援に駆けつけていただき、たくさんのご声援をいただきました。また、審判などで札幌柔道連盟の関係者の皆様にご協力をいただきました。本当にありがとうございました。

全校集会11月5日(月)1時間目に全校集会が行われました。はじめに、ユニセフからの学校でのボランティア活動に対する感謝状と、全道英語ディベート大会優勝・ベストディベーター賞(高校2年生 真鍋洸生君)の表彰状授与式が行われました。
その後、谷地田校長より、秋休み中の東京の大学見学ツアーやNASAケネディ宇宙センターやスミソニアン航空宇宙博物館の研修旅行など各自が経験した様々なことを、今後に生かしていってほしいとの激励があり、続いて来週から始まる柔道大会への心構え、さらに全校生徒に向けて、日々の授業の大切さについての呼びかけのメッセージがありました。

ディベート部 ディベート部英語班は、11月3日~11月4日にかけて北星学園大学で行われた、全道高等学校英語弁論大会・ディベートの部において2年ぶりの優勝を果たし、北海道代表の座を勝ち取りました。また、サマリー(それまでの議論を総括し、自分たちの議論の優位性を示すパート。リレーでいうアンカーに近いイメージです)を担当した真鍋洸生君(高校2年生)が決勝戦のベストディベーター賞を獲得しています。
英語班メンバーは、12月15日~16日にかけ福井工業大学で開催される、全国高校生英語ディベート大会in福井に出場します。2年ぶり7度目の全国大会出場になります。

今季のテーマは、That Japan should legalize voluntary active euthanasia.
(日本国は,本人の意思による積極的安楽死を合法化すべきである。是か非か。)

積極的安楽死の合法化とは、不治の耐えがたい苦痛を負う患者に対し、苦痛を和らげるために介入的な手段によって生命を終結させることができるようにするというものです。苦痛からの解放、死の自己決定権、尊厳の尊重といった患者に関わる観点ばかりでなく、家族や医師、また現状の医療現場や医療技術など、様々な論点が複雑に絡み合う難しい問題です。
高校英語ディベートの論題としては初めて採用されたこともあり、議論の構築に加え、専門用語や説明をいかに伝わりやすくしていくかといった点にも腐心しつつ、全道大会を乗り切りました。
今季も全国のライバル達と熱戦を展開できるよう、精一杯頑張ります。応援よろしくお願いします。

NASA 10月31日(水)から11月4日(日)、本校の秋休みを利用して「Sプロジェクト」の目玉の一つである、第一回目のアメリカのNASAサイエンスツアーへ行ってきました。高校1年生と2年生の希望参加者とともに、3泊5日の旅でした。
ワシントン市では快晴の早朝にホワイトハウスや国会議事堂を巡ったあと、スミソニアン航空宇宙博物館の本館と新館の両方を見学してきました。どちらも広大な建物内の空間に所狭しと飛行機やロケットが展示されており、特にスペースシャトルの「ディスカバリー号」や第2次世界大戦で日本に原爆を落とした「B29爆撃機」、初めて空を飛んだライト兄弟の飛行機、そしてアポロ計画で使われた様々なものまで、全て本物が並んでおり、生徒たちは一つ一つに歓声を上げていました。
続いて空路にて今回のメインであるフロリダのオーランド市にある「NASAケネディ宇宙センター」へと向かいました。こちらも気温が30度近くにもなる快晴の中、NASAが宇宙へと挑戦していく過程が手に取るようにわかる貴重な経験をすることができました。アメリカ初の有人ロケットから始まり、アポロ計画での月面着陸、そしてスペースシャトルや宇宙ステーションに至るまでの詳細な資料や展示物に圧倒されるばかりでした。バスツアーでは何度もテレビで見たNASAのロケット発射台や発車前のロケット組立場等も見ることができました。
今回のツアーで生徒たちは、人類の空へ、そして宇宙へのあくなき冒険心と、幾度もの失敗をチャレンジ精神で乗り越えてきた歴史を、存分に体感することができました。生徒達にはこの貴重な体験を、今後の人生の糧としていってくれることを期待しています。

裁判 10月31日(水)、札幌地方裁判所において刑事裁判の傍聴を行いました。当日は中学生6名、高校生6名と教員1名、および本校OBで北嶺ロースクールの講師をしてくださっている種田弁護士の計14名で行ってきました。刑事裁判の傍聴はどの生徒も初めてで、非常に緊張した雰囲気でしたが、事件の論点や弁護人・検察官の発言などに耳を傾け、メモを取るなど積極的な姿勢で臨んでいました。
その後は隣の法廷で裁判所事務官の方が作ってくださっていたシナリオに沿って模擬裁判を行いました。裁判官役の生徒が実際に法服を着るなど、非常に貴重な体験をさせていただきました。また、その後の法廷見学では写真の撮影も許可され、どの生徒も法服に身を包んでにこやかに写真を撮っていました。
3時間程度の経験ではありましたが、生徒は非常に満足した様子でした。今後もこのような体験を行い、進路選択の幅を広げていって欲しいと考えています。

大学ツアー 10/31(水)~11/1日(木)に、毎年恒例となる16回目の「東京の大学見学ツアー」が開催されました。初日は、東京大学本郷キャンパス、慶應大学三田キャンパス、二日目は一橋大学、東京工業大学、東京医科歯科大学、早稲田大学を見学しました。各大学の案内には、のべ50名以上の卒業生が後輩たちのために駆け付けてくれました。先輩方は北嶺時代のことや大学生活、研究のことについて熱心に話しながら自らが学ぶキャンパスを紹介して下さり、生徒たちは大変良い表情をしながら先輩と有意義な時間を過ごすことができました。
一日目の夜には、東京の大学に進学した大学生や、社会の第一線で活躍する社会人約50名が参加し座談会を行いました。一生懸命後輩にお話をして下さる先輩の雰囲気に引っ張られるように、生徒たちは真剣に話に聞き入り、大変実りの多い時間になりました。今回の経験がこれからの生徒たちの取り組みによい影響が出ることを確信出来る、大変充実したツアーとなりました。
また、ツアーの終わりには国会議事堂を訪問しました。衆議院議員会館にて甘利明衆議院議員、中村裕之衆議院議員よりご講話を頂くことが出来、大変貴重な時間となりました。
今年も大学案内、座談会にはのべ100名以上の卒業生が協力してくれました。北嶺にしか出来ない、まさに「北嶺ファミリー」の絆が感じられる素晴らしい時間となりました。卒業生の皆さんには大変お忙しい中集まっていただき、心より感謝申し上げます。

砂川10月31日(水)、高校2年生の生徒4名が参加し、砂川市立病院で1日医療体験を実施しました。砂川市立病院は札幌市と旭川市の間にある地域にとって重要なへき地医療拠点病院であり、災害拠点病院です。2018年9月6日に起きた北海道胆振東部地震で全道が停電に見舞われたときにも札幌からも患者を引き受けたくらいの大病院でもあります。
砂川市立病院の事業管理者である平林先生のお話に始まり、本校生徒の保護者でもある清水先生からは心臓マッサージやカテーテル治療の模擬体験を、また同じく保護者である古明地先生からは脳内の顕微鏡バイパスの模擬体験を、ご指導いただきました。また、横田先生から腹腔鏡体験やさまざまな医療機器の説明をしていただきました。
こちらの病院で現役の医師として働いている卒業生が3名もおり、こんな素晴らしい病院が北嶺と関わり深いことに誇りに思う一日となりました。今回の研修では本当に多くのスタッフの方々にご協力をいただき本当にありがとうございました。

酪農10月28日(日)秋晴れの中、青雲寮の寮生たちが、江別市にある関ファームという酪農家さんの牧場で、酪農体験をしてきました。搾乳体験・哺乳体験・餌やり体験など、普段なかなか体験できないことに皆、目を輝かせて楽しんでいました。寮生達が普段、寮で口にしている牛乳が、どういう風に私たちのもとへ届いているのか、日本の食はどのようになっているのかを考えるきっかけになったのではないかと思います。このような体験を通して進路を決める手がかりにするとともに、人間的に成長してもらえることを願っております。関ファームの皆様、御指導、御協力ありがとうございました。

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