1月末に3年生の経済の授業にゲストとして来てくださったクリロン化成さんからの依頼で、新商品のパッケージ投票に協力しました。先日の授業では、商品開発から地道な飛び込み営業のお話、さらには商品を通じて社会に貢献したい、世界に商品を広めたいという熱い思いまで聞いていた生徒たちは、商品への思いを知っている分、心を込めて投票していました。中には、自分たちでパッケージアイディアを考えて提出してくる生徒までいました。今回の活動を通して、普段何気なく見ているパッケージ1つとっても、たくさんの工夫や苦労があってつくられていることに気付いたことで、社会を見る目がまた1つ広がりました。お店で新商品を見かける日が楽しみですね。(授業担当者談)

本校では毎年1月、3年生から5年生までが漢字検定を受検します。受検級は、3級~2級で、国語の基礎となる漢字の力を養うきっかけの一つとしています。各学年では、一学期から少しずつ漢字テストなどを行いながら、受検に向けて準備をしてきました。生徒の中には、自主的に上位級を受検する生徒もおり、5年生で準1級を取得している生徒もいます。生徒たちは、奥深い漢字の世界に触れながら、大学受験にも向けた基本的学力を身につけていきます。(国語科教諭談)

2月6日(金)、2年生は基礎力判定試験を行いました。この試験は1・2年生で学習した内容すべてを出題範囲とし、本校第Ⅰ期でどれだけ学力が定着しているかを見るものです。この試験の結果は、4月から始まる第Ⅱ期(3・4年)の5教科総合グレード制におけるグレードクラス分けの材料にもなります。そのため、生徒の目は真剣そのもので、監督をした教員にも緊張感がひしひしと伝わってきました。キャリア教育プログラムでも将来を思い描き始めた2年生ですが、未来の自分に向けて、学習のモチベーションも着実に上昇しています。(2年担任談)

現在3年の英会話の授業では、グループに分かれ、英語のコマーシャルを作成しています。まず、各グループは宣伝したい商品を一つ取り上げます。次に、その商品を売り出すための魅力的なスローガン、ロゴなどを作成します。今回は、コマーシャル台本の手直しと、プレゼンテーション用のリハーサルを行いました。初めは戸惑っていた生徒たちも、だんだん声が大きくなり、楽しそうに練習するようになりました。本番は2月の後半です。講堂舞台での本番が楽しみです。(授業担当者談)

1月29日(木)、3年生の経済の授業では、企業で活躍する女性をお招きして講演会を行いました。商品を通して世の中に貢献したい、世界へ商品を広めたいというお話を伺った生徒たちは、1学期に習った「企業理念」という言葉を実感として理解できた様です。「普段、私たちが目にしている商品が市場に出回るまでには多くの人が関わって、ようやく流通しているのだと分かりました」「自分の仕事に誇りを持ち、自信を持って働いていらっしゃる姿を見習いたいと思いました」。このような声が多く聞かれました。講演の後に行ったワークショップでは、いつもよりも活発な話し合いがなされ、生徒たちは新しいアイディアを考えていました。さて、今回の企画が実現したのは、この授業で誕生したあるビジネスアイディアがきっかけです。これからどう展開していくのか、お楽しみに!(授業担当者談)

5年生の現代社会の授業をのぞいてみました。いま扱っているのは哲学の分野の功利主義です。多くの生徒が自分の考えを発言し、笑いあり反論ありの活発な議論がみられました。今回の功利主義という哲学は、ベンサムの「最大多数の最大幸福」という言葉に代表されるように、喜びの総量から道徳性を判断する直感的に分かりやすいもので、初めは多くの生徒が支持していました。ところが、人間の喜びには質の違いがあるのでは?という問いから、功利主義の考え方に疑問が生じてきたようです。哲学は抽象的で難しい学問ですが、映像を利用しながら生徒たちにとって身近な問題として体験させるユニークな授業でした。

1月18日(日)、世田谷区中学校冬季卓球大会(団体戦)が行われました。今回は2年生と1年生の合同チームで挑みました。中学の大会を引退した3年生の後を継ぎ、それぞれ高い目標を持って、わずかな時間にも自主的に練習を重ねてきた2年生。健闘し、見事3位となりました。まだまだ公式戦に不慣れな1年生にとっても、良い模範となってくれました。今後の活躍にも期待しています。(卓球部顧問談)

2月1日(日)、本校の中学入試が始まりました。霜が立つほど寒い朝から多数の受験生やその保護者の方々、塾の先生方がお越しくださり、日頃の成果を発揮すべく懸命にがんばっていました。本校にはこうした受験や学校説明会の機会に際して、ボランティアでお手伝いをしてくれる「サポート隊」という素敵な生徒たちがいます。当日は早朝から学校の掃除をしたり、受付や誘導、受験生への優しい声かけなど、本当に大活躍です。また、私たち教員も気付かないところにも気がまわり、関わった教員からも「安定のクオリティ」と評されるほど、安心してお仕事をお願いできる、広報部の大切なパートナーです。主力の5年生は、一応今回の入試で一線を退きますが、彼女らの姿勢は後輩の生徒たちにも多く受け継がれているようです。5年生は、ここで得た経験を糧に、将来の夢へと羽ばたいてほしいと思います。(サポート隊担当者談)

1月27日(火)の1・2年生は合同でLHRを行い、元陸上競技選手の高岡寿成さんをお招きして、講演をしていただきました。高岡さんは1996年のアトランタオリンピック、2000年のシドニーオリンピックに1万メートルで出場して好成績を残されたほか、2005年の東京国際マラソンでは優勝され、2時間6分16秒の男子マラソン日本記録保持者でもあります。当日はご自身のマラソン人生についてお話しくださり、子どもたちに夢と目標を明確にし、あきらめないで頑張ることを教えてくださいました。自分が「これだ!」と思ったことに真剣に取り組むことが、その後の人生に大きな影響を及ぼすというお話しが印象に残りました。高岡さんが大切にしている言葉は、「夢見ることはできること」。夢や目標を明確に持つことが、成功への道だというメッセージを生徒もしっかり受けとめていました。

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