少人数教育と 個別的な対応を 重視する むさしの学園です。

 

<お知らせ>

・転入児の募集に関するお知らせは、こちら

・「私立小学校」という選択について考えてみたい方は、こちら

・NHK 「ゆうどきネットワーク」放送のお知らせは、こちら

・あやとり・昔あそびの記事は、こちら

・けん玉・昔あそびの記事は、こちら

・ベーゴマ・昔あそびの記事は、こちら

 

現在、4年西組担任の

川瀬 晴美(かわせ はるみ)をご紹介します。

 

 

ご主人の仕事のご都合で、スイスはベルンで、3年あまりすごされた

経験のある川瀬先生は、現地で習得されたドイツ語も堪能な先生です。

 

ベルンでの3年間は、日本のよさを再認識する時間でもあり、また、

一方で、スイス人たちのゆったりとした生活・時間の流れにふれ、

本当の豊かさとは…ということについて考える機会にもなった、

と語ってくれました。

 

例えば、ベルンの小学生たちは、午前中の授業を終えると、

一度帰宅し、家族で昼食をともにした後、午後のクラスに出る、

というような生活をしていたそうです。

 

散歩を楽しんだり、カフェでのゆったりした会話や食事を楽しんだり、

あるいは、マルクト(市場)での野菜の買い物を楽しんだりと、

素晴らしい時間だったと振り返っていました。

 

さて、そんな川瀬先生ですが、学生時代の専攻は、「社会学」

社会の仕組みや、社会をどのように見るかという学びに熱中したのだ

そうです。

 

中学生や高校生の頃から、社会的な問題に関心の強かった

川瀬先生は、大学での体系的な学業に、学ぶ喜びを感じた、

と語ってくれました。

 

学びの喜びを知った次は、では、学問・座学としての「社会学」を

実際の生活・日常にどう生かすか、ということを考えるようになった

のだそうです。

 

 

そこで、川瀬先生が次に始めたことは、YMCAでの活動でした。

リーダーとして、子どもたちをキャンプやスキーなどの野外活動に

連れて行く活動を通して、「先生になりたい」という思いも強くされて

いった、ということでした。

 

YMCAでは、「リーダー」である大学生は、事前に、行事中に、

実施後に、連携して、企画を進めていきます。そんな経験も、

充実したキャンパスライフにつながったと、懐かしそうに教えてくれました。

 

そんな川瀬先生ですから、休み時間や野川の時間などに子どもたちと

する活動は、お手の物です。いろいろなノウハウもあり、何より、一緒に

楽しみます。

 

例えば、「人間知恵の輪」というものがあります。

何人かで手をつないで丸くなり、皆がいろいろな方法で絡みあいます。

それを1人~3人ほどの「解く人」が、あれこれ工夫しながらばらして、

もとの輪に戻すゲームです。

 

写真でご説明できないのが残念なのですが、子どもたちが適度に

ふれあい、時間を競うことにより、ハラハラ・ドキドキもあって、みな、

熱中します。

 

私も誘われて、一緒にやろう!と言われることがよくあるぐらい、

人気のある遊びです。

 

 

もちろん、川瀬先生の強みは、活動だけではありません。

川瀬先生は、司書教諭資格もお持ちで、児童図書への造詣も

深いので、子どもたちが、川瀬先生に本の相談に行くことも、たくさん

あります。

※今、クラスでよく読まれている本…「鼻」・「次郎物語」・数の悪魔」

などだそうです。

 

現在担任している4年生の子どもたちも、よく相談に行き、最近は、

読む力、そして、文章を書く力がついてきたな、と感じるそうです。

 

例えば、国語の教科書で、点字についての説明文教材を読み取った

後、それを踏まえて、自分なりに調査・検討して、世の中にある不便な

もの、不便なところを具体的にこう改善しよう、という文章を書く単元が

あります。

 

この学習をした際、子どもたちは、どういう人にとっては、どういうところが

不便で、困るだろうか、ということをよく考え、具体的な改善提案まで

書き上げることができたと言います。子どもたちの視野の広がりに、

成長を感じる、とおっしゃっていました。

 

 

むさしの学園では、2年生から毎日、日記を書いて、先生に提出する、

ということをやっています。我々教師たちも、毎日、全ての日について、

返事を書くのですから、時間もかかるのですが、この経験は、少なくとも、

子どもたちが「鉛筆を持って、書く」・「ノートに向かう」ということを習慣化し、

粘り強さを養うことにつながっています。

 

川瀬先生も、引き続き、日記を楽しみに見ているのですが、4年生とも

なった今、分量をある程度書くことも子どもに要求しているとのことでした。

 

物事に取り組む、文章を書く、そして相手に伝えやすい配慮をする、

そういったことの重要さが増す今、小学生の授業・活動は、一気に

花開くようなものではなく、忍耐強く、最後までやり抜くこと。まずは、

挑戦してみること、一つ一つの課題に丁寧に向かうこと、を大切に

していきたい、と語ってくれました。

 

インタビューを終えるにあたり、「最後に、何かありますか?」

と聞くと、しばし考えた後、

 

「昔、路地裏で子どもたちが、楽しそうに語らい、ふざけあっていた

ように、子どもたちのつながりを深めていきたい、大人になってからも

続くような関係を築けていけたらいい。子どもたちが自分の力で

がんばったんだ!と思うよう、そっと背中を押してあげたい」

と語ってくれました。

 

自身の様々な経験を活かし、しっかりした理念のある先生の

言葉に、大いに学ぶところのあるインタビューでした。

 

 

次回は、4年東組担任・大内をご紹介します。

 

<先生紹介記事>

初回は、校長をご紹介しました。(こちら

2回目は、低学年主任・1年担任の内藤をご紹介しました。(こちら

3回目は、もう一人の1年担任、中川をご紹介しました。(こちら

4回目は、2年西組担任、矢部をご紹介しました。(こちら

5回目は、3年西組担任、河野をご紹介しました。(こちら

6回目は、3年東組担任・瀬川をご紹介しました。(こちら

——————————————————————–

ご不明の点は、むさしの学園小学校事務室(042-361-9655)まで、

お気軽にお問い合わせください。

 

メール(info@musashino-gakuen.com)でもお受けしますが、

ご回答にお時間をいただくことがありますので、ご承知おきください。

 

学園ブログでは、むさしの学園小学校の日常や、子育てに役立つ

コミュニケーション情報、入学考査に関わる情報の提供をしております。

お時間のある折、ご覧いただければ幸いです。

 

※イジメのない学校についての記事 第1回はこちら・第2回はこちら

 

むさしの学園小学校

042-361-9655

 

ページ
TOP