先頃、日本大学主催のケンブリッジ大学ペンブルックカレッジ「付属高校生のサマープログラム」に参加し、帰国した3年生の佐藤埜々さんと2年生の佐藤沙樹さんの2人を迎えてのインタビューシリーズ最終回です。(第1回はこちら、第2回はこちら、第3回はこちらでどうぞ。)
Oliver先生の授業
広報部「2週目(7月27日からの週)の最初辺りの授業はどんなことやったの」
佐藤沙樹さん(以下「沙」)「OliverがMayballっていう夕方からやるパーティのメニューを」
佐藤埜々さん(以下「埜」)「…企画する、みたいな」
沙「パンフレットとか作って、それからラジオで放送するっていう…ラジオっぽくして前でしゃべるっていう」
[※ここで2人がパンフレットやポスター(前回のエデュログで掲載)を広げてみせてくれる]
広報部「いやぁ、大したもんですねぇ…すぐに作れちゃうんだから」
沙「頑張りました…(持ってきたたくさんの教材の中から探し当てて)これ、ラジオの原稿です。ホストとゲストの2人でペアになって話すんですけど、私はゲストで(Mayballを)紹介する方でした」
埜「埜々もゲストだった」
広報部「ホスト役の人が質問を考えて、ゲスト役の人が答えを考えたの?」
沙「一緒に考えました」
歌を使った授業
広報部「(歌の歌詞が書かれているのを見つけて)これは、何? ディクテーションしたの?」
埜「Taylor (Swift) とOne Directionの。こっちがSueの授業で、こっちがJennyの授業のやつ。こっちの曲はロミオとジュリエットの曲で、ロミ・ジュリ結構やったから…。聞き取りやった」
広報部「下線のところは何か意味があるんだろうね。適当に書かせているわけじゃないだろうから」
沙「聞き取りにくいところじゃないかな。Sueはリンキング(音のつながり)の授業があって、それの関連で」
広報部「ちゃんと勉強してるねぇ(感心)。Sueさんはすごいねぇ」
埜「Sueの授業すごかったよね」
広報部「これSue先生の授業でやったやつね」
沙「”Love Story”(by Taylor Swift) はJennyの授業。こっちはSueさん」
広報部「こういう授業いいですよねぇ。声だして読む授業もねぇ…そう、詩の授業もやりたいなぁ。英語のリズムの勉強ね。強弱弱とか弱強弱とか…そういうのは授業でやらなかった?」
沙「あ、それやりましたね…そして、スピーチするときはどこにストレスつけるか事前に印つけてね、みたいな」
埜「それSueだよね」
広報部「いい勉強してるよ…歌の歌詞でもいいから、強く読むところとか意識しながら読む練習すると読むのがすごくうまくなるよ。詩だったら、聞いている人が感激しちゃうくらいになるよ。詩はリズムを意識して書いてあるから余計にね。歌の歌詞は発音練習するときにはすごくいいと思う」
スポーツ大会
埜「(7月)30日のPA(アクティビティー)が、スポーツ大会」
沙「外でやりました。芝生で」
広報部「ラグビー?」
沙「ボールはあったけど(笑)」
広報部「選べるんだ」
埜「っていうか、自由だよね。女子はドッジボールしてたり…」
沙「私はサッカーやってました(笑)…あと、フリスビー」
埜「あと、ポエム書く人は…」
沙「女子のPAはポエムで、ひとりだけ男子のPAがいて、その人がサッカーやるぜー、みたいな感じで(笑)」
広報部「じゃ、スポーツとは限らなかったんだ」
埜「割と自由でした」
広報部「あのでっかい木のあるところでやったの?」
沙「あれは、トリニティホールの寮にあるんです…でっかい木は。芝生はちょっと出て、川を渡ったところにあります」
広報部「広い芝生いっぱいあるもんねぇ…」
発表会
広報部「31日の Language っていうのは何?」
埜「ロミ・ジュリの発表です…劇だよね」
沙「劇です」
埜「動画全部あるよ。沙樹ちゃんのもあるよ(笑)」
沙「おぉ」
広報部「劇、どうやってやったの」
埜「自由だよね。ストーリー適当に考えて、面白くしてもいいし…」
広報部「面白そうだけど、ハードル高いねぇ」
埜「ありますよ、動画。沙樹ちゃんの(笑)」
沙「いやだぁ、埜々先輩の見ましょうよ」
広報部「じゃ、ちょっと(動画の再生)やってもらっていい」
沙「やだやだやだやだ」
[※埜々さんが沙樹さんの部分の動画を強制上映]
W佐藤 (笑いながら鑑賞)
沙「5人くらいに別れて、30分くらい時間が与えられて、作ってきなーって言われて…」
埜「ストーリー自由なんです」
広報部「うまくいった?」
沙「まぁ(笑) 終わったかな、って感じでした」
埜「その劇で順位がつけられて…埜々2位だった!」
広報部「すごいじゃん。何の役やったの?」
埜「埜々? あのー、いじわるなおねぇさん(笑)」
広報部「どういう風に意地悪なの?」
埜「ビンタする(笑)」
広報部「あ、それ、エデュログの”Today’s Nono”にあった(笑)」
埜「そう、あれ、ホントかわいそうだった。音がやばすぎた(笑) 音聞きますか? 友だちが送ってくれた」
[※埜々さんのロミオをビンタする場面を再生]
広報部「すごい盛り上がってるねぇ…手加減しなかったんだね」
埜「埜々んちのグループ、発表が最後で、超つまんなくなぃ…ってなって、でも、どうする、これ絶対しらけるよね、って言ってて、だから、ビンタのところちゃんとやって、って言われて、ちゃんとやった(笑)」
W佐藤 (笑)
沙「ちゃんとやった(笑)」
埜「それで2位でした(笑)」
広報部「賞品もらった?」
沙「出た? お疲れ、みたいな…」
広報部「賞品はねぎらいの言葉ね(笑)」
タレントショー
沙「で、31日に卒業証書みたいなのをもらって、タレントショーだ。タレントショーで動画とかダンスとか特技?を披露しました」
広報部「そこでは何やったの?」
埜「動画で歌歌いました。授業で歌歌ったじゃないですか。テイラーの。これをみんなで輪になって歌った動画をプロジェクターで…PAさんたちに見せたんです」
[※その時の様子を収録した動画を再生]
埜「(動画のサムネールを見ながら) 沙樹ちゃん…歌歌ってる(笑)」
沙「やだやだやだやだ」
[※抗議を受けながらも埜々さん、沙樹さんがギターに合わせて歌っているところの動画を再生]
埜「埜々の隣の子、いっしょにめっちゃ歌ってたよ」
沙「ジャパニーズソングです、って言って。ごれも前日に決まって。大垣日大の男の子なんですけど、その日の前日にギター弾いてて、タレントショーどうしよう、っていいながら弾いてて、その時に一緒に歌ってたりしたら、やる?みたいなことになって、一緒に歌いました」
広報部「それ、エデュログに載せる?」
沙「やだやだやだやだ」
広報部「結局、2人とも歌やったんだね」
埜「埜々はみんなで歌ったから…」
広報部「埜々ちゃんはダンスすればよかったのに」
沙「私もそう思ってました」
埜「ダンスした人いたじゃん。ハードル高くない、あれ? すごいうまい2人がいて、その人たちがダンス踊ったんですよ」
沙「あれ、考えたんですかねぇ」
埜「アリアナ(グランデ)の方はそう。1曲は学祭で踊ったやつだけど、もう一曲は考えたって…すごいね」
沙「すごかった。ホントにすごいですよ。めっちゃやばかった」
広報部「一緒にやればよかったのにね…先生は特技披露しなかった?」
沙「デービッドが。フォーマルホールでご飯食べてる時に、いきなりサックス吹き始めて…。日本の先生は何もしてません(笑)」
広報部「8月1日は…」
沙「ノーリッジとか」
埜「自由な日で2日が、最終日が、午前が自由で、午後からパンティングして、夜がニュースペーパーファッションショーをやりました」
最後に
広報部「話を聞かせてくれてありがとうございました。楽しそうなのがとてもよくわかりました。英語に関してはどうですか。進歩しましたか」
埜「勉強になりました。めっちゃ。今まで自分が話してた英語の発音が違ってて、間違ってるのがわかったし、Sueの授業がめっちゃためになりました」
沙「私は、発音とか、知らなかったことをいっぱい学べたんですけど、英語を話すか、っていったら、去年のニュージーランドの方がいっぱい英語を話したと思うし、やっぱりずっと日本人といっしょにいたから、授業くらいしか英語で話さなかった。ニュージーランドだったら、何が何でも英語しかないじゃないですか」
広報部「両方行くのが一番いい、ってことですよね」
埜「楽しかったよね。PAアクティビティーとか」
広報部「PAの人とのコミュニケーションがよかったんじゃないですか」
沙「そう、PAとも仲良くなりました」
広報部「そこを行ってきた人はよく言うよね。あと、他の付属の人たちの意識の高さとか…」
埜「そんな高くなかったよね(笑)」
沙「海外初めて、って子もけっこういて、定員さんにひとつ聞くのにも『えーどうしよう』とか言ってて、何でーって感じで、いろいろ手伝ってあげたりしました」
広報部「へぇ、今までの子とは違うなぁ…」
沙「でも、すごい子はすごいです。ふつうにペラペラだったりする子もいたり、帰国子女もけっこういました」
広報部「各学校、どうやって選ばれてきてるかわからないけど、みんなそれぞれ選ばれてきた生徒たちだったわけです。2人もうちの学校から選ばれて代表として行ったわけだから。よかったよね。…じゃ、最後に2人で立ってもらって写真撮らせてください」
[※写真撮影]
広報部「どうもありがとうございました」
W佐藤「ありがとうございました」