日常生活の喜怒哀楽、大きな行事から小さな出来事まで、生徒達が書いた生の文章で立教生活を生き生きと綴るコーナーです。

 

 

LONDON OUTING

 

 

昨日は、ロンドンのタワーブリッジやナショナルギャラリーを見にアウティングに行った。

タワーブリッジでは、橋が上がる瞬間は見なかったけれど、橋がどのように出来たか、中の構造を見た。

ナショナルギャラリーではゴッホやルノワールなど沢山の人の絵画が飾られてあった。

その中で私は一番ハンス・ホルバインという人が描いた「大使たち」という絵が気に入った。

しおりにも書かれてあったのだが、本物を見るとその絵の凄さが伝わってきた。

しおりには男達の足元に大きくななめになった骸骨の頭があり、これは合成だと思っていたのだが、本物の絵にも描かれていたため驚いた。

だが、ホルバインがこの絵に何を描き込んだのか、何を伝えようとしたのか、十分には判明されていないようで、とても絵が何を伝えようとしているのかが気になる。

この絵の左上のカーテンの陰にキリストの像が描かれてあり、これもまた何を伝えようとしているのかが気になる。

個人的にホルバインはキリスト教だったのではないかと思っている。

でも、その像は半分も描かれておらず、どうして陰に隠れるような形で描かれたのかが不思議だ。

 

次に印象に残っている事は、「太郎」という日本食屋でラーメンを食べた事だ。

醤油ラーメンを食べた。

ラーメンはとても好きでまさか今回のアウティングで食べられるとは思っていなかったのでとても嬉しかった。

コーチに乗るときはとても楽しかったのだが、その分疲れもあった。

今回のアウティングはとても心に残るようなものになった。

 

(中学部1年生 女子生徒)

茶道部 お茶会の感想

ブレイク第1日目に行われた茶道部お茶会に、生徒たちからたくさんの感想が寄せられたので以下にご紹介致します。

 

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土曜日に立春のお茶会をさせていただきました。

本当は新年すぐにやりたかったのですが、対外試合などが重なりこの時期となりました。

時間がなかったため練習不足は否めませんでしたが、お世話になっている先生方を招くことができ日ごろの感謝を表せたかな、と思います。

 

何人か部員以外の生徒も見にきてくださってお菓子とお茶を差し上げることができました。

いつも部員だけ食べることが出来て申し訳ないと思っていたので嬉しかったです。

これからもこんな機会ができたらいいなと思います。

(高等部1年女子 茶道部部員)

 

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今回のブレイクの土曜日に茶道部があった。

私は、1学期から茶道部に入っているのですが、まだ上手くお茶をたてることが出来ない。茶道がとても上手な先輩に「手首が重要だよ」と教えてもらったのだが、やはり難しい。。。

クラスの副担任にお茶を出す事になったのだが、上手く出来るか心配だった。けれど、茶道が上手い先輩に上手だよと言ってもらえた。その時は、とても嬉しかった。そして、そのお茶を先生に飲んでもらった。

先輩が「緊張しないで大丈夫だよ」と言ってくれた。私はその調子で御椀をさげた。先輩が「良かったよ」と言ってくれた時は凄くホッとした。

 

お茶会が終わったあと先生に「どうでした?」と聞いたら「凄く美味しかった、上手だね」と言ってもらえた。その言葉で何だか少し自信がついた。

凄く緊張したけれどその分、楽しいお茶会になった。

次回の茶道部も楽しみだ。

(中学1年女子 茶道部部員)

 

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最初は後輩に誘われて行ってみたのですが、自分の思ってた以上に1つ1つの動作などが細かく回数なども決まっていることや正座の長さなどにびっくりしました。なんとか後輩に負けまいとできるだけ長く正座に耐えていましたが途中で挫折してしまいさらに3分ぐらい足の感覚がなくなってしまいました。

(高等部2年男子)

 

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初めてお茶会というものに参加して、自分でお茶をたてたり今まで知らなかったことや楽しさを学びました。

茶道には体験しないとわからないことがたくさんあり、

何か引き寄せられるものがありました。

来学期から私も茶道部に入ろうと思います!!

(高等部1年女子)

 

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お茶と和菓子とってもおいしかったです^^*

初めてお茶をたてたのですが、

すっごく興味がわきました。

是非茶道部に入ろうと思いました!!

(高等部1年女子)

LONDON OUTING – National Gallery –

 

ずっと憧れていた場所

 

私はパリに住んでいる。

パリは素晴らしい芸術品に溢れており、「モナ・リザ」や「日傘の女」などはその代表例である。

私はそんな絵達を、今までのすべての事を忘れてぼーっと眺めるのが好きだ。

 

中でもダヴィンチの絵は、私の中の何かをくすぐるような、それこそすべてを忘れさせてくれるようなものである。

パリのルーブル美術館にあるさまざまなダヴィンチの絵に私はいつも魅せられていた。

しかし、そのルーブルにある絵の中でも、最も惹かれる絵があった。

それは「モナ・リザ」ではなく、「岩窟の聖母」である。

「岩窟の聖母」は「モナ・リザ」と同様に謎の深い絵の1つである。「ヤコブの福音書」がモチーフとされ、イエスが馬小屋でなく、道のそばの岩穴で生まれた設定になっている。

イエスとマリア、それに天使とヨハネが加わり、実に独創的な絵である。

私が一番初めにこの絵と対面した時、その絵の不思議な光景に首をかしげたものだ。

「岩窟の聖母」はそれからというもの、私の脳裏から離れず、美術品と聞かれればそれがぱっと浮かぶほどであった。

しかし、私はこの後、衝撃を受けることになる。

それは、「岩窟の聖母」がもう1枚存在するというものだった。

その衝撃の事実を知った私は、それがどこにあるのか調べた。

そしてまた驚くことになる。

それは、この地イギリスにあるナショナルギャラリーだったからだ。

私はもう、このことから頭が離れずにいた。この地にもう1枚あの絵があると思うと、鳥肌が立つようであった。

そして、その絵とご対面する時がやっと来たのである。

 

アウティングの予定にナショナルギャラリーが入っていると知った私には、最初にあったバッキンガム宮殿の衛兵交代やショッピングセンターなど今の記憶には残っていない。

ただ、早くあの絵に会いたい、その衝動だけで私の足は動いていた。

そして、ナショナルギャラリーに着いて、ウォークラリーをさっさと終わらせた私を待っていたのは、ルーブルと並ぶ美しき絵。「岩窟の聖母」がそこにいた。

ナショナルギャラリーのそれはルーブルのとは少し違っていた。

赤ん坊であるヨセフは十字架を担いでおり、天使は指を指していない。

色も少しずつ違っていたが、美しさはほぼ対になっていた。私はその中にいるマリアの表情におもわず微笑んだ。

 

私は、ずっと憧れていたその場所に、ようやく立つ事が出来たのだ。

私は目を閉じて2つの絵をじっくりと味わった。

(高等部1年 女子)

 

2月6日ブレイク第2日目、今年もバトミントン部の生徒が Mid Sussex Badminton Tournament に出場しました。

今年で13回目を迎えるこのトーナメント、本校の生徒は2000年の第2回大会から毎年出場しています。

今回は高校1年生4名、高校2年生8名の計12名が参加し、高校1年生と2年生の女子ダブルスペアが Plate Round で見事優勝、総合でも3位に入る健闘を果たしました。

 

以下に、昨年4月に本校に入学し今回始めてバドミントントーナメントに出場してトロフィーを獲得した高等部1年女子生徒の感想をご紹介します。

 

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初めての試合、初めてのトロフィー

 

2月6日にバドミントンの試合に出場させてもらいました。

出場することを知った時は、ただ単に面倒で嫌でした。

でも、練習をしていくうちに出たくても出られない人の存在を知り、面倒だから嫌なんて贅沢を言っていたら駄目だ、もっと頑張らなきゃ!と思い、なかなかうまくいかない日もあったし試合の前日にガットが切れるという非常事態も起きたけれど、自分の出来る限りのことをして、顧問の先生のお陰でガットも無事張り替えることができ、万全の状態で試合に臨むことができました。

結果は、シングルスでは良い結果を残すことができなかったけれど、ダブルスで3位、トロフィーを持って帰ることが出来ました。

立教へ来て初めての試合でこんな結果を残せるとは思ってもいなかったので、すごく嬉しかったです。

自分に足りないものを見つけることができ、もっとバドミントンを頑張ろうと思える良い経験になりました。

  
  

2月8日、生徒会選挙が行われました。

この選挙で高等部生徒会長1名、高等部副生徒会長2名、小・中学部副生徒会長2名が選出されました。

高等部生徒会長には2人の生徒が立候補し、昨年とは一味違った、激しい熱戦が繰り広げられました。

 

立会演説会では、立候補の生徒1人1人に応援演説者が2人ずついて、なぜその立候補者を推薦するのか、寸劇を交えておもしろおかしく話しながらも、真剣に伝えていました。

立候補者に期待する熱い思いが伝わってきました。

各立候補者の演説は真剣そのもの。

ただ抱負を語るだけではなく、なぜそうしたいのかをきちんと深く考えた、気持ちのこもった言葉に、鳥肌が立つくらいの衝撃を受けました。

 

これから新しい生徒会が学校を引っ張っていくわけですが、この立会演説会を見ると、来年度も頼もしい彼らに期待できそうです。

日常生活の喜怒哀楽、大きな行事から小さな出来事まで、生徒達が書いた生の文章で立教生活を生き生きと綴るコーナーです。

   

 Musical “Mamma Mia”を見て

先生方がたくさん計画を立てて下さったお陰でどこもすっごく楽しかった。

でもやっぱり、「マンマ・ミーヤ」は忘れられないほどのものだった。

 

私はミュージカル自体何度も見ているが、「マンマ・ミーヤ」は初めてで、アウティングで行くと決まった時は本当に嬉しかった。

英語が苦手だから理解できるか不安だったけど、ほとんど歌やダンスだったりと、誰でも楽しめるミュージカルになっていた。

アバの曲は全部好きだけど、何と言っても「Dancing Queen」が一番好きだし、「マンマ・ミーヤ」の中でも名シーンだと思う。やんちゃな親友3人が、年をとってもノリノリで歌ってダンスして、まだまだ行けるという気持ちがすごく伝わってきた。

私も、年をとってもあんな仲の良い友達と若い時に戻ったかのように、ガールズトークなどしたいなと思った。

 

そして娘が嫁に行く日の朝、一緒に準備を手伝ってあげる所のシーンはすごく感動した。

目の前にいる娘がつい最近までは小さくて歩けないほどだったのに、今ではもう大きくなって成人し、そして結婚。娘はそんなことを思っている母にただただ感謝している。

感謝してもしきれないものだとすごく思った。

結局娘は結婚しないでお母さんが結婚しちゃったけど、ハッピーエンドですごく良かった。

 

ミュージカルが終わって、もうこれで終わりなんだなと思った瞬間、アバの曲がかかって歌やダンスが始まった。もう私の心は破裂しそうだった。

立教生は皆立ってノリノリで踊った。ギターコンサート以上の盛り上がりだった。会場の人たちもだんだん立ち上がって、まさにスタンディングオベーションだった。アンコールもしてくれてサービスが良かった。

ミュージカルを見終わった後も、女子はノリノリで大変だった。

 

このミュージカルには色々気付かされるものがあった。

一番大切なのは母への感謝を忘れない事だと思った。気付けば私ももう高校1年が終わってしまう。

生まれてから今日まで本当に色んなことがあった。でも、今日の自分があるのはやっぱり母の存在があるからだと思う。

(高等部1年 女子)

 先日ロンドンよりお招きして、本校のバスケットボール部に特別指導をして下さった外部コーチへ、感謝を込めて!生徒達からの熱いメッセージをご紹介します。

 

高2 部長

昨日はありがとうございました。やはり一つ一つの練習メニューに意味を感じました。新しいメニューも教えてもらい、これから使っていけたらいいなと思いました。

2時間という短い時間でしたが、本当に楽しかったです。是非、また来て下さい!!本当にありがとうございました!

 

高1 女子

昨日はロンドンからわざわざ私たちのために、バスケを教えてくださってありがとうございました!私はバスケを始めてまだ1年も経っていなくて、わからないことも多いですが、優しく、わかりやすく教えて下さってとても嬉しかったです。これからも、昨日教えてもらったことを生かせるように頑張ります!

 

高1 女子

昨日は本当にありがとうございました。基礎からの練習を優しく楽しく教えて下さって本当に感謝しています。もっともっとバスケが好きになりました。ありがとうございました。

 

中3 女子

昨日はバスケについて色々な練習法を教えていただきありがとうございました。初めて練習することもあり、とてもためになりました。それに基礎を振り返る良い機会にもなり本当に良い経験をさせて頂きました。

男子バスケ部とはあまりあのような練習を一緒にする事が無いので楽しく練習する事ができました。また今度機会があったら立教に来てバスケを教えて下さい。楽しみに待っています。

本当にありがとうございました。

 

中2 女子

先日は遠い所から私達の学校にバスケを教えて来て下さってありがとうございます。普段やってない練習もあり、とても刺激になりました。また、説明もわかりやすくて、例えば私はターンの仕方がよくわからないままやっていたのですが、その説明のおかげでわかるようになり、次の日の練習でが完璧にできるようになりました。

それに、ミートシュートの時の足の動きなど、よくわからず適当なままやっていると、ゆっくりわかるように説明して、出来ないところを指摘して下さったので、何度もやっていくうちに出来るようになりました。立教にバスケを教えに来て下さって、本当にありがとうございました。また機会があれば教わりたいです。

 

2月7日月曜日、待ちに待ったアウティングの日です。

出発する前から普段と違う、わくわくした明るい表情の生徒たち。

小学校6年生から中学校3年生の生徒は、同じバスに乗り込んで出発です。

バスの中では、学年の垣根を越えて、みんな仲良く話をしていました。

こういう風に和気藹々としているのが、立教の良さの一つです。

 

 ロンドンに到着して昼食をとった後、タワー・ブリッジに向かいました。

タワー・ブリッジは、ロンドンのテムズ川に架かっている美しい跳開橋です。

跳開橋とは可動橋、つまり動くことのできる橋の一種で、一時的に橋を跳ね上げることで船の通航を可能にするというもの。

このタイプの橋の中では、タワー・ブリッジは特に有名で、ロンドンの中でもぜひ一度は見ておきたい名所の一つです。

じっさいに目の前に見てみると、建設に8年もの歳月を有したということが納得できる、荘重かつ精巧に造られた橋でした。

 

 橋の上は風がかなり強く、生徒たちは髪やマフラーを風に吹きまくられて大騒ぎでした。

橋の中にあるエキシビションでは、橋がどのような経緯で造られたか、どういう順序で造られたかが、わかりやすく説明されていました。

タワーのウォークウェイから観るロンドンの景色は圧巻でした。

橋を動かす動力の仕組みを展示しているエンジン・ルームも迫力があって、生徒たちは、「すごい!」と感嘆の声を上げていました。

 

 

 ピカデリー周辺に移動して、しばしの自由時間の後、小学6年生から中学2年生までは中学3年生と別れ、ナショナル・ギャラリーに行きました。

ナショナル・ギャラリーは世界屈指の美術館で、展示品の総数はなんと2万点にのぼります。

生徒たちは先生のお勧めの絵を探したり、ワークシートのクイズに答えたりしながら、名画に魅了されていました。

今回のアウティングで忘れてはならないのが、このワークシートです。

本校では今回から、アウティングの見学にワークシートを使用するという、新しい試みを始めました。

ここナショナル・ギャラリーで取り組んだのも、専門知識を有する社会科教員が作りこんだとっておきのもの。

このワークシートの効果もあって、今回のアウティングは生徒たちにとって、いっそう有意義な体験になったようです。

 

 

 中学3年生はピカデリーで買い物や食事を楽しんだ後、ミュージカル“MAMMA MIA”へ。

大音響のミュージック、ハイ・テンションのドタバタ喜劇に当初は圧倒されていた生徒たちですが、ABBAの名曲の旋律や、俳優たちの抜群の歌唱力に身をゆだねるうち、だんだんと舞台のとりこに。

カーテンコールでは、総立ちとなった観客たちに混じって飛び跳ねながら拍手を贈っていました。

頬を紅潮させて劇場を出てきたところで感想を聞いてみると、「めちゃくちゃおもしろかった!」「もう一度見たい!」と絶賛の嵐。

帰りのバスの中でも興奮がさめやらないほどでした。

15歳のみずみずしい感性は、本場ウエスト・エンドのミュージカルの魅力を思いきり味わったようです。

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