現地のハイスクールで異文化交流
3年生119人が、11月4日から10日までの7日間、オーストラリアA.L.を実施しました。
1日目の夜、成田空港を出発し、機内泊。2日目の朝オーストラリアのメルボルンに到着し、メルボルン博物館や水族館を巡りました。事前学習で学んだオーストラリアの生き物や歴史、文化などを実際に目にすることができました。
3日目は、ダンデノン丘陵で、野鳥の餌やり体験をしたりSL列車に乗ったりしました。楽しい音楽を聞きながら、おいしい食事が食べられるカッコウレストランに移動。食後は明るい店員に誘われ、生徒みんな席を立ち、音楽に合わせて踊ったり歌ったりと楽しい時間を過ごしました。続いて、フィリップ島に移動。フィリップ島では海から上がってくる野生のフェアリーペンギンを観察。浜辺で波打ち際を見ていると、小さなペンギンたちが次々と上陸し、子供の待つ巣へと歩いていく。日本では決してみられない光景に生徒は目を輝かせていました。
4日目は、シドニーへ移動。ランチクルーズを満喫しながら写真でしか見られなかったオペラハウスやハーバーブリッジを見ることができました。途中買い物もあり、お土産探しに夢中になっていました。
5日目は、いよいよセントアイビスハイスクールを訪問しました。
到着後、歓迎セレモニーが行われ、本校から学年主任の石川先生が日本語で挨拶。それを1組の閑念(かんねん)実由貴さんが流暢な英語で訳してくれました。また、生徒会長の後藤怜士くんが英語で代表挨拶。続いて、4人の男子が書道について英語で説明。その間に2組の田村美咲さんが「龍」という書を披露。栄東の生徒が隣で見本を見せながら英語で筆の持ち方や書き順など指南しながら、訪問校のセントアイビスハイスクールの4人の生徒に「喜怒哀楽」の文字を1文字ずつ書いてもらいました。 セレモニーが終わると、本校生2人に現地校生1人がバディを組み、セントアイビスハイスクールの授業に参加。地理や数学など全て英語での授業を受けました。授業後は体育館でオーストラリア先住民のダンスを習い、バディと一緒に踊りました。
そしてランチタイム。セントアイビスハイスクールの先生がバーベキューでおもてなし。バーベキューで焼いた具材でハンバーガーとホットドッグを作って一緒に食べました。ハンバーガーやホットドッグを頬張り、お腹が満たされたころに日本から持ってきたプレゼントを渡します。バディが喜んでくれそうなものを考えて選んだプレゼントは、けん玉や扇子、折り紙、中には文化祭の時にオーストラリアのことを自分で調べ、英語で作成したオーストラリア新聞を渡す生徒もいました。渡すだけではなく、英語で遊び方、使用方法などを説明。鶴を折るのも、けん玉で遊ぶのも四苦八苦です。
ランチ終了後は、セントアイビスハイスクールの代表生徒が日本語で挨拶し、お別れです。半日という短い時間しか一緒にいられなかったですが、メールアドレスを交換する者、住所や電話番号を交換する者、それぞれがいつかまた必ず会うと約束しました。
修学旅行に行く前からバディとの交流にずっと不安を抱いていた生徒たちでしたが、今まで培った英語力を発揮して、一生懸命、自分のことを話したり、日本のことを紹介していました。時間が経つにつれ打ち解け合い、最後は別れを惜しむ姿が見られました。ここでの体験は高校2年生で行くアメリカの修学旅行で生かされ、大人になってからもずっと生徒の心の中に残ることと思います。
バスの中から手を振りながらセントアイビスハイスクールを出発し、海がキレイなマンリービーチの浜辺で集合写真。現地の人はビーチに制服、革靴で現れ、集合写真を撮る日本の子どもたちに驚き、集合写真撮影風景を写真に収めていました。ビーチの後は、シドニータワーへ。シドニー市内を360度見渡し、コガルーでお土産を購入。夕食は多種類の料理が堪能できるビュッフェスタイルのレストランへ行きました。達成感でいっぱいの1日でした。
6日目は、動物園を訪れ、ワラビーに触れたりコアラと記念撮影をしました。次にブルーマウンテンズへと移動。ユーカリの山々とスリーシスターズという大きな岩を見ました。世界一急勾配のトロッコやロープウエイに乗り、色々な角度からブルーマウンテンズを堪能しました。 次いで、最後の訪問地ダーリングハーバーへ。港にある大きなショッピングセンターで帰りの飛行機に備え、簡単な夕食をとったり、最後の買い物を楽しんだりしました。
4月からこの学校訪問に向けての準備や事前学習をし、現地ではそれらを生かし、色々な経験をすることができました。また、英語しか使えない場所で自分の英語力を試す良い機会にもなり、今後の学習にとても良い刺激を受けました。帰路につく生徒達の表情には充実感が溢れていました。
後藤怜士くんの代表挨拶文
Hello,everyone. My name is Reiji Goto.We are Sakae Higashi junior high school students and we came from Japan on a school trip. We are very glad to see you. We have been looking forward to visiting Australia for a long time. Some of us have visited Australia before, but for most of us, this trip is the first time to visit Australia. We have been in Australia for three days.We saw a lot sights,for example, Phillip Island,Melbourne and the Opera house. I think that there is a lot of wonderful nature and a great culture which is much different from Japanese so we are more interested in Australia. We learned various things about this country on TV and from reading,but in three short days we have learned much,please tell us many things about this country. We also want to teach you about our country, Japan. Let’s make a lot of good memories. Thank you.

英語で挨拶をする後藤くん。堂々としたスピーチです。

本校生徒が指導した作品。
気に入ってずっと持ち歩いてくれた人もいました。

今まで培った英語力で自分のことや日本のことを話すのは とても刺激的で、
楽しい時間でした。英語でのコミュニケーションは 難しくもありましたが、
とても勉強になりました。