早くも梅雨のようなお天気が続いていましたが、ごきげんいかがでしょうか。
高2の古典講読では、『古今和歌集』を学んでいます。
和歌では、涙に喩えられることの多い雨ですが、今日はその『古今和歌集』から、ちょっと明るい気分にしてくれる雨の一首をご紹介しましょう!
雨により田蓑の島をけふ行けど名にはかくれぬものにぞありける
この歌は、『古今和歌集』の編者、紀貫之の作です。
「蓑」と名の付く田蓑の島に行ったけれど、雨から身を隠してくれなかったよ~!
と詠んでいます。
「蓑」は現代の雨がっぱのようなものです。
島は、「蓑」とあっても名ばかりで、ずぶ濡れになっちゃったのかな!?
遊び心の感じられる一首です。
皆さんは、風邪をひかないように、傘やレインコートでしっかり雨対策してくださいね!