土曜講座は、成立学園と二松学舎大学とのコラボレーションで、中学校1期生が中3となった昨年から始められた特別講座です。
成立学園の創立者が二松学舎大学の卒業生であったことがきっかけでした。
昨年度は6回にわたって二松学舎大学の先生方の講義を聴きました。
今年度も第1回が始まりましたが、まずは本校の校長先生のお話を聞きました。
・知識と知恵の違い。
・教養(culture)の語源(ラテン語の「耕す」)から、教養とは与えられるものではなく、自分自身で耕しながら自分自身を育てるという人間にとってとても大事なことである。
・東アジアに生きる私たちが漢学(論語)を学ぶこと、知識として持っていることの大切さ。
などについて話されたあと、最後に、
・ありきたりな知識を身につけるのではなく、色々なことに好奇心を持って取り組んでほしい。
・好奇心がなければ成長しないし、好奇心を持つことが自分自身を成長させる。それは、社会人になってからも原動力となる。
と生徒たちに語りかけてくださいました。
校長先生のお話のあとは、卒論についてのガイダンスです。
アース・プロジェクトとして様々なプログラムを好奇心を持って体験し、興味・関心を広げ、自分の将来を少しずつですが描き始めた生徒たち。中学校3年間の一つの集大成として「働くということ」について卒業論文を書き上げます。
そこで、昨年卒論を書き上げた先輩からアドバイスをもらいました。
「自分がわかっていることでも、わかりやすい文章を書かなければ相手に伝わらない。」
「インタビューに行く時は、聞きたいことをまとめていきましょう。」
「本当にやりたいことを探して、真剣に取り組んでください。」
「卒論を仕上げたことで、この先自分がどのように進んでいけばいいのかがわかった。」
など、後輩たちに一生懸命話してくれました。
これから卒業に向けて長い取り組みになりますが、頑張っていきましょう!