各学年の希望者対象に、年末行う佐倉語学研修。佐倉にある和洋女子大学の

セミナー研修所で、オーストラリアから招いた6人の先生に授業を受ける、

34日の英語研修です。

 研修は、1クラス12人前後に、先生と、サポート役のアシスタントを務める

大学生(高校の卒業生)が加わり行われます。

 

 始めのうちは消極的な生徒たちですが、講師の先生がクラスをリードし、少し

ずつ積極的になっていく様子が見て取れました。夜、全体で行われる研修では、

クリスマスツリー作りや、クラス毎のレクリエーションで大いに盛り上がりま

した。

 

VOICE

 

「私は佐倉の語学研修には、1年生のときにも参加したので、今回は2度目で

したが、以前と変わらず、オーストラリアの先生やアシスタントの大学生が、

優しく丁寧に指導してくださったので、楽しく英語を学ぶことが出来ました。

是非、来年も参加したいと思います。」

 

2年連続、佐倉語学研修に行って、少しずつ英語ができるようになってきま

した。研修での一番の想い出は、クリスマス会での歌の発表です。班の人と

協力し、歌の練習をしたり、小道具を作ったりしました。その時に歌ったアル

ファベットスープは、今でも覚えています。今後留学の機会があれば、行って

みたいです。」

 

「私は、昨年に引き続き、今年も佐倉語学研修に参加しました。研修では、

オーストラリアの先生が6人見え、英語でやりとりします。昨年、外国人の

先生と直接話す、楽しさと嬉しさを知り、今年も楽しみにしていました。

 

 私のクラスはSteve(スティーブ)先生で、アシスタントは大学生の、りな

さんでした。スティーブ先生は、おもしろいジョークを言いながら授業をし

てくれる楽しい先生で、また、みんなで楽しめるゲームも、たくさんしてく

れました。そして、オーストラリアの文化も教えてくれました。

(例えば、日本では240分と言うところを、オーストラリアでは3時、20分前

といったように、30分を過ぎると、何時、何分前と表すそうです。)

 最初は、スティーブ先生の英語の意味がわからず、りなさんに頼ってばかり

でした。そこで、りなさんに、どうすれば良いかを聞いたところ、「先生の

言っている文章は分からなくても、その中に分かる単語があるはずだから、

それをまず聞いて、先生の目をみて話を聞いていれば、なんとなくわかると

思うよ。」とアドバイスをくれました。

 りなさんのアドバイス通りにやってみると、先生の言っていることがなんと

なくわかるようになり、嬉しくなりました。そして、授業がより楽しくなり

ました。

 

 りなさんがスティ-ブ先生と楽しそうに話しているのをみて、『格好良い

なぁ』と思いました。りなさん達、アシスタントの大学生は、高校1年生の時

にオーストラリアに留学したことがあるそうで、私も行きたいと思いました。

 

 今回の研修で、外国の人と気持ちを伝えあう楽しさを知り、英語をさらに

上達させたいと思いました。とても有意義で良い経験が出来ました。」

 毎年、中学3年生(希望者)は、社会科見学の一環として、実際の裁判を傍聴します。

今年は、さいたま地方裁判所を訪れました。

 

 傍聴席では、少し緊張した面持ちの生徒たち。配布されたパンフレットに目を通しなが

ら、法廷の配置や、裁判の流れなどを確認し、熱心に傍聴していました。

 

VOICE

 

 「裁判傍聴は、私にとって初めての体験でした。法廷に入ると緊張感が伝わってきて、

被告人の手錠や腰についている紐を見ると、まるで自分が捕まえられたように思えて、

悲しい気持ちになりました。被告人は本当に罪を犯したとは思えない人でした。そのよ

うな人を裁判官はどのような気持ちで判決を下し、どのような目で見ているのか、気に

なりました。その日は被告人の姉の証言などは聞けず、事件の背景などしかわかりませ

んでしたが、人を裁く重みと、裁かれる重みを感じた裁判傍聴でした。」

  思春期教育とは、和洋の女子教育の一環であり、思春期における女子教育の適切な指導を

目的としたものです。これまで、理論編・実践編を包括した和洋独自の教材を活用した指導、

また年3回の特別講座を実施しています。

 

 今回のテーマは「食」。和洋女子大学 准教授 藤澤 由美子先生に講演を依頼しました。

タイトルは「女性の美しさ・食と健康」です。

 

VOICE

 

「私は“食”について考えたことがなかったので、今回の講演を聞き“食”はとても大切な

のだとわかりました。とくに印象に残ったのはダイエットについてです。ダイエットは食べ

るものを減らしたりしないと、やせないと思っていましたが、食事をしっかりとらないと成

長に影響がでるということがわかりました。」

 

「私は、朝ごはんを食べずに学校に来ることがよくあります。今日の話で、そうすると脳に

影響があり、イライラしたり、集中力がなくなったりするということを知りました。私は、

一つの事に集中できずに、他のことをやりはじめてしまうことがありましたが、その原因も

朝ごはんを食べないことにあると思いました。まずは、朝ごはんをしっかり食べることから

始めようと思いました。」

 

「私は、ご飯をしっかり噛まずにたくさん食べてしまいます。良く噛んで食べるように努力

したいです。最近、太り始めたので『しっかり食べてしっかり燃やすダイエット』『野菜を

たっぷりとってビタミン補給』の2つから実行したいと思います。」

新年、明けましておめでとうございます。

今年も皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

                                 和洋国府台女子中学高等学校

 

 

◆百人一首大会(中学)

 12月の期末テスト後に各学年で行われる百人一首大会。この大会はクラス対抗

で行われ、上位の生徒は2月に行われる学年対抗戦に進みます。オータムフェス

ティバルに引き続き、今回も2年生のレポートです。

 

 第一回戦は、8クラス、出席番号ごとの34グループで行われます。なじみの薄い

生徒の多い中、真剣に取り組む姿、互いに健闘を讃えあう姿が印象的でした。

 

 第二回戦は、一回戦の各グループ上位4名のAブロック、それ以外のBブロック

に分かれての勝負です。一回戦と二回戦の結果が、クラスのポイントになることも

あり、A,Bそれぞれのブロックで白熱した勝負が見られました。

 

 決勝戦はAブロックの上位者によって行われます。一回戦・二回戦を勝ち抜いて

きただけあり、見応えのある試合になりました。

 

クラス結果:優勝 Aクラス 2位 Dクラス 3位 Cクラス

 

VOICE

 

「クラス全員が1枚でも多く取るという気持ちで、A組は百人一首大会にのぞみまし

た。1回戦・2回戦に勝ち、決勝に進む生徒が多く、結果、優勝することが出来まし

た。先日のオータムフェスティバルに続き連続でA組が優勝して、とっても嬉しいで

す。」

 

「前回のオータムフェスティバルに続き、今回も優勝することができ、とても嬉しか

ったです。担任の清木先生が国語科ということもあり、クラス一同燃えました!」

 

個人優勝の岩上さん

「昨年はインフルエンザ流行のため体育館で大会を行えず残念でしたが、今年は学年

全員が体育館に集まっての大会というもあり、一層やる気が増しました。大会では、

他のクラスの生徒と交流が生まれ、改めて百人一首の楽しさを感じ取ることができま

した。とても良い経験になりました。年明けの学年対抗戦では、上位3位以内を目指し

頑張りたいです。」

 第10回 私立中学校英語レシテーションコンテストで、本校1年の国吉さんと、

3年の石原さんが優勝しました。

 このコンテストは東京・千葉の私立中学約30校が、英語の発表で発音や表現を

競うものです。2名とも、日頃の練習の成果を十分に発揮できたようです。

 

VOICE

 

1年 国吉さん

「私は身長が低く、本番ではマイクに届かないというアクシデントがありましたが、

優勝できて嬉しかったです。グニラ先生(専属英語教員)をはじめとする、英語科の先

生方に感謝しています。」

 

3年 石原さん

「本番の前日まで修学旅行であったため、少しずつしか練習は出来ませんでしたが、

本番では『聞いている人たちを、楽しませられるようにスピーチをしよう。』と思い

ました。その結果、聞いている人たちにも楽しんでもらえ、その事が優勝に繋がった

のかなと思います。何事も楽しむことが大切ですね!」

 京都への修学旅行は、3年生最大の行事です。今年は1117日に出発です。

 

■修学旅行経過

1日目

法隆寺、薬師寺、唐招提寺をまわり、夕食ではテーブルマナーを行いました。

 

2日目

午前はバスで明日香村(石舞台古墳・橘寺・飛鳥寺)をまわり、午後は奈良

公園、東大寺、興福寺国宝館を見学しました。

 

教員

「奈良公園では、かわいい鹿に生徒は夢中になり、東大寺では大仏の大きさ

に驚いていました。興福寺国宝館では、ゆっくり阿修羅像を拝むことができ

ました。」

 

3日目

京都班別研修。タクシーで、京都をまわりました。

 

教員

「生徒が一番楽しみにしていた班別研修。全員が、班ごとに選択したお寺で

座禅体験を行いました。大原や宇治に足を伸ばした生徒、体験で「おたべ」

を作った生徒もいました。タクシーのドライバーさんが、ガイドをして下さ

り、生徒がたてたコース以外にもつれていってもらったと生徒は大喜び。

京都市内の紅葉は見頃を迎え、生徒は美しい紅葉に感動をしていました。

旅館に帰ってきたとき『楽しかった!』と満面の笑顔でした。」

 

4日目

清水寺と三十三間堂へ行きました。

 

教員

「三十三間堂では、自分と似ている仏様を一生懸命探していました。」

 

教員

「行程中は、生徒の集合、点呼が早く、行程をスムーズにこなすことがで

きました。それは、生徒たちがこれまでの、遠足や林間学校での経験を活

かすことができたためです。そして、297名で出発し、誰一人病院にか

かることなく、全員で元気に東京に帰ってこられたことが、なによりも嬉

しいことです。天候にも恵まれ、充実した最高の思い出になったはずです。」

 

VOICE

 

 「私たちが、普段の社会の授業で学んできた、法隆寺や金剛力士像などを、実

際に目の当たりにして、昔の人々の努力や苦労を肌で感じました。良い体験が出

来ました。」

 

「4日間とは思えないほど、沢山の日本古来の建造物を観ることができました。

丁度、紅葉がきれいな時期で、景観を楽しむこともできました。京都・奈良と

良い思い出がたくさんです。」

 本校ダンス部が、全国ダンスコンクールで全国5位になりました。

 

■VOICE

3年生

「今回、全国ダンスコンクールで準入賞2位という結果をいただくことができました。

全員が1つの目標に向かって練習してきた成果を発揮することができ、とても嬉しい

です。今回の賞は、私たちだけでなく、周囲からの支えがあったからこそ、取ること

ができたものだと感じています。コンクールを通じて学んだ沢山の事を、今後に活か

していければと思います。」

 

2年生

「私たちは、このコンクールに向け休みなく練習を重ねてきました。昨年は賞をとれ

なく、悔しい思いをしたので、今年は必ず良い成績を残したい気持ちが強くありまし

た。奨励賞を一つの目標にしていましたので、それ以上の賞をいただけたことに驚き

ました。来年はさらに上の賞を取れるように、努力していきたいと思います。」

 

1年生

「コンクールで全国5位になれてとても嬉しかったです。辻先生、先輩方の指導のも

と、日曜日も休みなく練習に打ち込んできて、コンクールメンバーの一致団結が、結

果に繋がったのだと思います。この感動を励みに来年のコンクールに向けて、また毎

日練習を頑張りたいと思います。そして、先輩に教わったことを次の1年生に伝えて

いきたいと思います。」

 

■顧問の声

「全国ダンスコンクールには、毎年出場していますが、今年初めて準入賞2位をいた

だきました。『渡り鳥の強さやたくましさ』をテーマに、夏休みから休日でもずっと

練習を重ねてきました。大変なことは沢山ありました。しかし、今年のチームの絆は

強く、一つの目標に向かい、最後まで頑張ることが出来ました。協力・応援いただい

た先生方、保護者の皆様に感謝しております。来年も新たな気持ちで頑張ります。」

 3年生が1年のときに始めたオータムフェスティバルは、中学恒例の行事になりつつあります。

 オータムフェスティバルとは、12年生が秋に行うクラス対抗の学力コンクールです。学力

問題は、全員が取り組む基礎問題(英数国)、個人の裁量で取り組む、難易度の高いチャレ

ジ問題(英数国理社音家)の2種類があり、それらの個人での合計点と、クラス毎の平均点を

競います。

 

 今回、2年生のフェスティバルを見学しました。

 始めは和洋○×2択クイズでウォーミングアップ。クイズに一喜一憂する生徒たちの表情が

印象的でした。

 その後、各クラスが体育館に1列に並び学力コンクールがスタートです。スタートの合図と

ともに、担当生徒が基礎問題を配布します。クラス毎の配布担当生徒は、いち早く問題を配布

できるよう工夫します。○×クイズとはうって変わって、静寂の体育館に鉛筆の音が響きます。

開始20分過ぎ、基礎問題を解き終えた最初の生徒を皮切りに、次々とチャレンジ問題を取り

に生徒たちは走ります。

 

結果:1位 A  2位 H  3位 E

 

VOICE

「クラス対抗行事なので、普段の個人テストよりも頑張ることが出来ました。1位を目指してい

たので、結果が2位でとても悔しかったです。1月にあるマラソン大会では優勝したいです。」

 

「Aクラスが優勝できたのは、クラス35人全員が、絶対に優勝するという強い気持ちを持てた

からです。担任の清木先生からご褒美(ケーキ)の話も、やる気に繋がりました。Aクラスは

これまでのクラス対抗行事で、入賞したことがありませんでした。そのこともあり『今回こそ

優勝(ケーキ)』と思いました。結果を聞いた時、とても嬉しかったです。『Aクラスはやれば

できるんだ』ということが、みんなわかったと思います。これからもクラスで協力して頑張り

たいと思います。」

 

「『優勝したらケーキ』という言葉を胸に、クラス一丸となり頑張ったけど、まさか本当に優勝

できるとは思っていませんでした。今までの行事で入賞したことがなかったので、このオータム

フェスティバルでの優勝は特に嬉しいです!」

 「ブタの心臓の観察を行う」ということで、見学に行きました。

 ブタの心臓は4人グループに1つの割合で配られます。堀先生から心臓の機能や

気管・血管についての説明があり、実際に観察に移ります。

 多くの生徒が、臆することなく、観察を行う姿をみて、頼もしく思うと共に、

1学期から続く実習の積み重ねの重要性を、改めて感じました。

 

■理科教員から

 内臓器官の中でも、最も身近で誰でも知っている「心臓」。「ハツ」として肉屋

さんでも売ってはいるのですが、実物を見たことがある生徒は少ないものです。

今回は観察実習用に血管がしっかりついている心臓を4人に1個ずつ、気管と肺つき

の心臓も1つ用意して観察しました。心臓が分厚い筋肉のかたまりであること・左右

の心房と心室の違い・そこへつながる血管・逆流を防止する弁など、見て、さわって

生物のからだのつくりのすばらしさ、精巧さを実感しました。

 

VOICE

 

「はじめ見たときは、気持ち悪いと思ったけれど、観察しているうちに楽しくなり

ました。4つの部屋と、どことどこの血管がつながっているのか、を見るのがおも

しろかったです。ヒトもこういう心臓なんだなと思ってびっくりしました。」

 

「ブタの心臓は意外に大きかった。心臓の壁の厚さなんて、考えたことがなかった

けれど、心房と心室、左心室と右心室でこんなにも厚さが違うことに驚きました。

大動脈はゴムホースみたいでした。」

 

「血液を逆流させないつくりの『弁』には驚きました。『進化を繰り返してここまで

発達したのかな。』と思いました。『人間と同じ』ときいて、『えっ、マジ?』って

思ったけれど、だからこそ、すごい勉強になりました。」

 生徒一人一人が力を合わせて、素晴らしい学園祭にしようという思いを込めて、

今年度は「ONE for ALL ALL for ONE」をキャッチフレーズに掲げて開催しまし

た。生徒会を中心に、いろいろな委員会や部活動が協力し、充実した内容になり

ました。中でも、吹奏楽部の演奏や国体開会式に参加したダンス部の演技には、

沢山の観客が集まり、大きな拍手がおくられていました。

 

■主な内容

 ・合唱コンクール

 ・弁論大会

 ・英語スピーチコンテスト

 ・学年展示

 ・文化部 展示・発表

 ・運動部 公開練習

 ・有志参加

 

VOICE

合唱コンクール

 「私たちのクラスは笑顔で歌うことを心がけました。本番前の休憩時に、3D

のみんなで考えた掛け声を合わせたことで、リラックスした状態で本番にのぞむ

ことができました。今までの中で一番良い笑顔で、楽しく歌うことができました。

優勝が決まった時は、本当に嬉しかったです。」

 

学園祭委員長コメント

「私は学園祭委員長を任され、多くの新たな経験をしました。それは委員長と

しての挨拶や、備品の移動、そして学園祭のアンケート集計など、多岐にわた

りました。委員長としての仕事はとても大変でしたが、私だけでなく、和洋生

一人一人が協力をし、今年度のテーマである「ONE for ALL ALL for ONE」の

もとに行動した結果、学園祭がとても素晴らしいものになりました。すごく

良い経験になりました。」

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