1年生化学分野、最後の実験として「食塩」を作ることにしました。

今、酸やアルカリについて学んでおり、それらを混ぜたらどうなるのか?

BTB溶液※を使って変化を見ながら、実験を行いました。

 塩酸や水酸化ナトリウムといった劇薬を使うので、今回も安全メガネ着用

です。かなり内容の濃い実験なので、時間内に終わるか、心配でしたが、多

くの実験をこなしてきた生徒たちの動き・理解力は、とても速くなり、片づ

けまで時間内に終わりました。

 できた結晶を見てこれが「食塩か~」(←もう塩とは言いません。塩は、

酸性のものとアルカリ性の反応によってできる結晶全般を言うのです。)と

感動していました。

 

※酸性・中性・アルカリ性を色の変化で現す液体

 

 

VOICE

「塩酸に水酸化ナトリウムを入れ、中性にすることが、とても難しかった。

溶液の色が黄色から緑色になった瞬間、嬉しかった。」

 

「黄緑色の時に水酸化ナトリウム1滴を加えただけで緑色を通り越して、

青になってしまった。とても微妙な反応で、中和が起こっていると思った。」

 今回の実験は、正体不明の液体A・B・Cを「リトマス紙」「BTB溶液※」

「フェノールフタレイン液※」を使って、解明していくものです。色が変わり、

結果がわかりやすい実験なので生徒もいつも以上に楽しかったようです。

 今回は、水酸化ナトリウム(危険)を使うため、安全メガネを使用し実験に

臨みました。

 生徒たちはアルカリ性についての具体例が思い浮かびにくいらしく、「身の

回りに何があるかなぁ」と悩んでいました。

 

※酸性・中性・アルカリ性を色の変化で現す液体

 

■アルカリ性についての一コマ

教師「体につくとヌルヌルする、日本人が大好きなもので、山とかに多い、

1回800円くらいかな。先生は、山梨によく行きます」

生徒「・・・?・・・!温泉!」

教師「あれは、体の表面が溶けているんだよ」

生徒「!!!」

驚きの温泉につかった表情が印象的でした。

今回の理科は、

「植物(葉)で光合成が行われているか?」

光合成が行われていたら、何が検出されるか?」

を確かめる実験を行います。

 

生徒は、前回の実験・講義で、「植物は、光合成をし、栄養分(でんぷん)

を作ることができる」ということを学んでいます(植物は、自分で餌を採ら

ないでしょ?採っていたら、みんなは普通に森を歩けないよ)。

 

でんぷん、という言葉に「ヨウ素でんぷん反応」とピンと来る生徒が多く、

実験はスムーズに進みました。

 

 以下は実験の手順です。

 ①葉をろ紙に挟み、板の上からハンマーでたたく

 ②漂白剤で色を抜く

 ③お湯で洗って、ヨウ素液につける

 ④水で洗う

 

すると、葉をうつした紙の上に、青紫に染まっているところが!

方法は、簡単なので家庭でもお試しください。

 

「この葉は、みんなを食べないよ。自分で栄養作っているから。良かったね」(砂川)

 

■紹介

 本校の理科教育の動画を見られます。どうぞご覧ください。

http://www.inter-edu.com/movies/1009/wayokonodai/

 中学2年生は1学期に、マアジとイカの解剖を行いました。今回、ウシガエルの

解剖を行うということで、様子を見に行きました。

 解剖は、4~5人のグループで行います。これまでの解剖に比べ、より本格的な

もののため、戸惑う生徒もいるようでしたが、グループで協力し取り組んでいました。

 

VOICE

 「カエルを殺してしまうのは、かわいそうでしたが、様々なことを知ることが

できました。カエルの肺が膨らむようすや、心臓の生命力の強さが興味深かった

です。」

 

 「皮の表面に血管が通っていました。肺はとてもふくらみ、小さな泡みたいな

ものがありました。また神経を刺激すると、死んでいるのに足が動きました。カ

エルのような小さな体でも、人間と同じようなつくりをしていて、とても不思議

でした。解剖を行い、体のしくみを知り、改めて命の尊さ感じました。」

 

 「これまでの解剖と違い、今回は生きたままの解剖だったので、抵抗はあった

けど、カエルのために、細かなところまでしっかり見ることにしました。消化器

官をとり、胃の中を見たとき、貝や葉が入っていました。しかも、カエルには歯

がないため、貝がそのままの形で入っており驚きました。今回の解剖で、生活

する場所によって、体がそれに適した形になっていくことを、学びました。」

 今年は、秋風の心地よい、天候に恵まれた日に体育大会を実施できました。

 和洋中学体育大会の目玉は、3年生の百足競走とダンス。

 百足競走では、クラスが一つに繋がり大きな百足をつくります。クラスごとの

ユニークな掛け声に合わせ、8つの大きな百足が一斉にスタートします。今年は

中出先生が担任のDクラス、通称ナカデのムカデが優勝しました。

 ダンスでは「荒城の月」の旋律に合わせ、3年生全員が一つになり、見事な

ダンスを披露しました。

 

VOICE

 「今年の体育大会は、赤組が優勝しました。1年生はクラス対抗リレー、2年生

は騎馬戦と棒引き、3年生はクラス対抗リレーと百足競走で、それぞれ1位になり

ました。どの競技もクラスの協力が大切です。全員の活躍によってとれた総合

優勝は、とても価値のあるものになりました。赤組の団長をつとめることがで

き、良かったです。」

 

「私は白組の応援団長をつとめ、応援合戦で白組をまとめる立場でした。わ

ずかな練習期間で、どれだけ上手くまとまることが出来るのか不安でした。

しかし、本番のダンスでは、白組が一つになった気がしました。応援団賞を

とれた時は、本当に嬉しかったです。」

 

 「毎年3年生のやる百足競走を見て、『3年では、絶対優勝したい!』と思っ

ていました。そして3年になり、私は百足の先頭を任されることになりました。

予行練習は1位でしたが、仲間割れや、応援団と百足競走メンバーとのケンカ

など、色々な問題がありました。しかし、それらを乗り越え、本番で優勝する

ことができました。私は、この3Dで優勝できたことが、すごく嬉しかったで

す。」

 

 2年生の総合学習のテーマは「環境」です。1学期には、クラスで環境用語辞典の

作成を行いました。今回は「環境・エネルギー」に関する講演会です。

 講演は東京電力株式会社 京葉支社 地域共生グループに協力いただきました。

 講演では、地球の環境や国別のエネルギー使用状況にはじまり、エネルギーを

作る仕組みや、エネルギーを作る方法、その方法におけるメリット・デメリット

について、画像を交え、お話しいただきました。

 

VOICE

「今、使っている電気は、今、作られていると聞き、意外でした。私はてっきり、

2,3時間くらい前に作られた電気を使っていると思っていたからです。また電気

は溜めることが出来ないということも、初めて知りました。この講座で電気の特性

やエネルギーの大切さを学びました。」

 

「私たちが快適な生活をおくる一方、温暖化で苦しむ動植物がいます。CO2を削減

することで、多くの動植物を助けられると思いました。私は、CO2を削減のために

、出来るだけ車より、電車やバスを利用したいと思いました。私たちに出来るこ

とは数多くあるので、それを意識し実践することが大切だと思いました。」

 

「今回の講座を聞き、石油があと40年くらいしかないことや、電気の作り方がわ

かりました。そして、日本のエネルギー量は、世界の4%だということも知りまし

た。地球温暖化を防ぐには、世界の人々が力を合わせないと、解決できないもの

だと思いました。」

 和洋は夏休みに、希望者を対象とした5教科の夏期講座を行います。理科は、

この夏期講座で観音崎臨海実習を行っています。

 

 まず、観音崎自然博物館で海の生き物に関する講義を受け、海に入ります。

海では7~8名に一人指導員がつき、海の生物を観察します。

 観察では、ヒトデやウミウシ、クラゲ、貝類、魚類といった豊富な海の生き物

にふれることができました。

 博物館に戻ったあとは、ユカリの標本作りや博物館見学を行い、充実のうちに

終えることができました。

 

VOICE

3年連続、臨海実習に参加しました。一昨年、昨年と、沢山の生物を見ること

ができ、今年も楽しみにしていました。今年は何故か、これまでと比べ、生物が

少なかったようなに感じました。ですが、博物館では、昨年いなかった種類の

魚や、稚魚を見ることができました。とても楽しかったです。」

 

「海の中には、沢山の石がゴツゴツと並んでいました。その隙間から、昆布や

ワカメが生えており、約1メートルの長さでした。海藻の中を歩くと、海藻が

体にネトネトへばりつき、気持が悪かったです。でも、この海藻は、私たちが

普段食べているものだとわかり、『ありがたいな』と感じました。」

 

「磯のことがよくわかり、とても楽しかったです。海にいる生き物を見て、

触れたことが面白かったです。また、博物館でのユカリの標本づくりが、

上手くでき嬉しかったです。」

 理科の実験で-196℃の世界を体感してもらいました。最近ではTVなどで

よく見られますが、やはり目の前で体験するとひと味違います。

 

 まず液体窒素をデュワーびん(魔法瓶のこと)にいれました。すると「ボコボコ

ボコ・・・」と泡や煙がたちます。子供達は、「冷たいの~?」と興味津々です

(はい、冷たいです)。

 

 「この中に手を入れたらどうなるかな?」と質問すると「凍る!」と帰ってき

す。「瞬間的に冷却するため鮮度抜群の指になるけど、ちょっと押したらアイ

ように折れるよ」というと「見てみたい!」(教師は体を張りますが、今回は却下)。

 

 そして花やテニスボールを凍らせ、机に落としました。すると「バーンっ!」と

大きな音を立てて割れます。生徒達は、すぐに拾っていました。「つめたーい!」

 

 続いて、酸素。酸素もビニル袋に入れて冷却。酸素は液化すると青色を呈し、磁

石にもつくというおもしろい性質を持っています。普段当たり前に接しているもの

ほど、新しい発見がある。これが理科の醍醐味だと思います。

 

  最後に、液体窒素を「おっと、手が滑った!」といって床にこぼすと、床の温度

 が高すぎて(液体窒素とは200℃以上)、蒸発しながら生徒を追っかけます。

 「きゃー!」“凍った”生徒の表情は、笑顔となって溶けていました。(砂川)

 和洋は夏休みに、希望者を対象とした5教科の夏期講座を行います。社会科は

毎年、この夏期講座を利用し、社会科見学会を行っています。

今年は、日本政治の中心である国会議事堂。その中でも参議院を中心に見学し

ます。当日、約50人の生徒が国会議事堂前に集合し見学スタートです。

 

VOICE

「普段見られない場所を見ることができて、貴重な体験になりました。体験プロ

グラムでは、議長役を務めました。議長席に座り、開始の合図をしたのですが、

多くの人から注目され、緊張しました。『法律ができるまで』の体験をしました

が、法律を作ることはとても大変なことだと思いました。」

 

国会に行ってきました。中はすごく広く、豪華な造りでした。一番印象に残っ

たことは、法律ができるまでを体験したことです。実際の討論を再現しました。

私は委員長役を選びましたが、委員長は発言が多く、とても大変でした。国会

見学を終え、学んだことは、法律ができるまでの大変さです。」

 

○引率社会科教員

「参議院本会議場、天皇陛下の御休処、中央広間、前庭を参観しました。体験

プログラムでは、委員会・本会議がセットされた場所で、模擬委員会・模擬

本会議を体験しました。子供たちがその様子をみて、押しボタン投票を行い、

無事に法律を成立させました。」

 

 毎年、夏の行事に、英国村語学研修があります。研修は中学3年生の希望者

対象で、福島県にある英国村(British Hills)で行います。

 

 英国村(British Hills)は、外国人の先生方の指導のもと、イギリスの文化や

授業を体験できる施設です。今回は3年生71名が参加しました。

 生徒たちは英語のレッスンを受け、スポーツ(クリケット)や、スコーン

作りといった体験を楽しみました。

 

VOICE

「ドラマの撮影でBritish Hillsが使われていると聞いていましたが、実際に見て

みると、建物がお城のようで驚きました。外国人の先生方が英語を楽しく教えて

くれ、英会話がとても楽しくなりました。普段体験できない、外国のスポーツや

クッキングを体験でき良い思い出になりました。参加して本当に良かったです。」

 

British Hillsは外国にいるような気分になりました。外国人の先生がとても

親しみやすく、楽しめました。今度は家族で行きたいです。」

 

British Hillsに着く前、どんな所かとてもワクワクしました。門をくぐる

そこは日本ではなく、本当にイギリスにきた気分になりました。レッスンで

は外国の先生は全て英語で話します。英語で話すのは恥しい気持ちがありま

したが、先生につられ、英語で思いきって話すことが出来ました。」

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