新春最初の行事として、1月14日(土)に1・2年生合同の百人一首大会がありました。

 

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明徳中学校では毎年競技かるたのルールに則って大会を行っています。畳の部屋に集まって

慣れない正座をするだけでも一苦労、勝負は一対一の真剣勝負、しんとした静寂の中で、

記憶力と集中力、瞬発力が問われます。

2年生は昨年よりも成長した姿が見られ、1年生も負けじとくらいついていき(時にはくって

しまうことも)、白熱した戦いとなりました。決勝戦は、大会史上初めての男子同士の組み

合わせとなり、見事1年生男子が優勝しました。

百人一首にある歌は、古くは1400年ほど前のものです。今はただ覚えているだけかもしれま

せんが、いつか歌にある想いを味わい、また口ずさんでほしいと思います。

2017年1月7日  第3学期始業式 校長講話

新年、明けましておめでとうございます。2017年、それぞれに皆さん一人ひとり、

決意をもって新年を迎えたことと思います。

 

始業式

 

ところで、この冬休み、たいへん興味深い天体ショーがありました。とくに素晴らし

かったのは、1月2日の夕方6時頃、西の空に細い三日月がありました。その三日月の

左下の所に月にくっつきそうな位置に明るい金星が見えました。そして、直ぐ下をみる

と火星もありました。私の新年は、そんな興味深い天体ショーから始まりました。

さて、今日は、お正月様々なテレビ番組がありました。その中から一つだけお話しをします。

それは、元旦にNHKのEテレで放映された「女ひとり 70歳の茶事行脚」という番組です。

茶事(ちゃじ)とは、お茶の茶に仕事の事と書いて、茶事と読みます。茶事とは、信長や

秀吉の時代に千利休が確立したと言われています。これは、ただお茶だけを振る舞うのだけ

ではなく、最初は懐石料理から始まって 次にお酒を振舞う、そして、最後にお茶でお客

様をもてなす、なんと四時間にも及ぶ、おもてなしの原点とも言われている茶会だそうです。

その番組では、70歳になる茶事出張料理人 半澤鶴子さんという方が、ワンボックスカーに

お茶の道具一式や調理器具名などすべてのものを積み、一人で運転しながら全国各地を廻る

様子が紹介されました。半澤さんは、70歳を機に茶事の神髄を極めようと、着物姿で車を

運転し、その土地、土地で出会った初対面の人々に、その土地の食材を使い料理とお茶を

振る舞っていきます。ある時は港の片隅で、そしてある時は山間いの丘の上で、その茶事は

行われていました。

そして、番組の最後では、福島県の奥会津の深い雪の中での茶会を行われました。そこに、

三人の高校三年生の女子生徒が招かれました。そのときの一人は、2011年の震災で同じ

福島県の南相馬から避難してきている生徒でした。その生徒が、感想でこんなことを言って

いました。『私は、中1になったばかりの時、震災で避難せざるを得なかったけれど、

そんなに辛いことばかりでありませんでした。新しい友達も出来たし、今は今で凄く楽しい

です。』私は思わず、その生徒の言葉と半澤さんの生き方がダブり熱い物を感じてしまいま

した。

 「ありのままの全てを受け入れる中に答えがある」「不都合をいとわないで、やり続けてい

ると神さまがお知恵を授けてくれる」いづれも番組の中で半澤さんが言われていた言葉です。

私は、そんな半澤さんの、まさに一期一会に心を尽くした覚悟を決めた生き方に、圧倒され

ながら見ていました。この番組を見て思ったことは、人の生き方というものは、一人ひとり

違っていて当然ですが、それぞれがそのに自分らしく素直に一生懸命に生きていくことが

大切なんだと思いました。

2017年、皆さん一人ひとりにとって、様々な事がある1年になることと思います。

その中で、それぞれが、自分らしく素直に一生懸命生きていく1年にして欲しいと思いました。

 

それでは、高校三年生の、特に、これから一般入試を挑む皆さん、体調を整えて、全力で

頑張ってください。応援しています。そして、1・2年生の皆さん、全員が進級しましょう。

そして、中学生の皆さん、三年生は、4月には高等部に進級します。1・2年生はそれぞれ

進級し、待望の新入生が入学してきます。憧れの先輩になれるように頑張っていきましょう。

2017年が、千葉明徳にとって、皆さん一人ひとりにとって最高の一年になることを期待し、

新年にあたってのお話しとします。以上です。

千葉明徳中学校・高等学校

校長 園 部  茂

いつも本校のブログをご覧いただきありがとうございます。

2016年の更新は本日が最後となります。

本年皆様から賜りました本校に対するご支援・ご協力、ありがとうございました。

来年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

千葉明徳中学校・高等学校

定期考査終了後から、中学校・高校ともに冬季セミナーが行われています。

中学校は、国・数・英の3教科の講習をそれぞれ70分ずつ行っています。

写真は中学校1年生の数学の様子です。

 

冬期講習

 

4月から今まで習ってきた分野の計算問題にたくさん取り組み、計算力をあげるのが

この講習のねらいです。

分からない問題は近くの友人同士で教え合ったり、珍しい解き方をした生徒が黒板の

前に立ちクラス全体で共有したりするなど、緊張感を保ちながら時に和やかに、

理解を深めています。

(村上)

 

2016年12月22日 千葉明徳中学校・高等学校第二学期終業式 校長講話

 

終業式

 

2016年も残すところ数日となりました。この1年を振り返ってみると、4月には

熊本県で大規模な地震が起きたり、8月には、日本人も大活躍したリオ・オリンピックが

開催されました。また、今年、象徴的だったのは、国民や市民の声が大きく政治や社会を

動かした年でもあったようにも感じています。

6月には、イギリスが国民投票でEU(ヨーロッパ連合)から離脱しました。また、7月には、

日本の首都東京で与党自民党が推薦する候補が敗れ、女性初の東京都知事が誕生しました。

さらに、先月、アメリカでは、ドナルド・トランプ氏が激戦を制し、次期大統領に決まりました。

これらの要因には、経済格差や政治が国民や市民の意識と大きなズレが生じていることなどが

要因だと言われています。皆さんには、こうした急速に変化しつつある世界の動きをしっかりと

見つめる目を持って欲しいと思った一年でもありました。

  さて、この二学期、千葉明徳中高でも様々なことがありました。初めての中高同日開催の文化祭も

実現しました。中学の体育祭・合唱コンクールもありました。それぞれに様々な思い出が出来た

ことと思います。そんな中から、終業式にあたり、私が特に嬉しかったことを一つだけお話しを

したいと思います。

今回、私は高校2年生の進学コース・ASコースの皆さんとシンガポール・マレーシアへの研修

旅行に同行しました。マレーシアの高校生との交流、現地の家庭に入ってのホーム・ビジット体験、

シンガポール大学の学生と巡った市内観光等、生徒の皆さんは、様々な体験から多くのことを

学んできたことと思います。そんな中、旅行中のある日、一人の生徒が私に駆け寄ってきて

『先生、外国で働いてみたくなりました。』と話しかけてくれました。

私は、思わず『頑張れ!』と肩を叩きました。

 そのとき、私の脳裏に浮かんだ言葉が『少年よ大志を抱け!』という言葉でした。この言葉は、

知っている人も多いと思いますが、1870年代明治初期の頃、現在の北海道大学の前身である

札幌農学校の初代教頭先生を務めたウイリアム・スミス・クラーク博士という方が言った言葉で

あります。クラーク博士は、植物学・動物学・農学などを英語で当時の学生に教えました。

そして、博士が故郷アメリカに帰るときに、学生達に言い残した言葉が『少年よ大志を抱け・

ボーイズ・ビー・アンビシャス』という言葉でした。実は、この『ボーイズ・ビー・アンビシャス』

は冒頭の部分であり、このあとにも言葉が続いていますが、冒頭の部分だけが有名になりました。

そこで、全校生徒に冬休みの宿題を出します。全文を調べて、自分なりの和訳をして3学期の最初

の英語の授業で担当の先生に提出して下さい。クラーク博士の思いは、江戸時代からの鎖国が

明けて間もない明治初期の日本の若者達に対して、グローバルな視野に立って大きな志を持って

欲しい、そんな思いを込めたのだと思います。まさに、現在もグローバル化が進む中、先ほど

お話しした研修旅行という機会を通して、『自分の活躍の場は、日本だけではなく、世界にも

広がっている』このことに気づいてくれたことを私は、たいへん嬉しく感じました。

今回のことは、高校のPTA会報にも書きました。是非、読んでみて下さい。

  様々なことがあった2016年も、あと数日で新たな年を迎えます。新年を迎えると高校三年生の

皆さんは、卒業式までの約二ヶ月、是非、有終の美を飾って欲しいと思います。

そして、一般受験で、これからが本番という皆さん、心から健闘を祈っています。

  それでは、来るべき年が、皆さんにとって最高の年になることを願い私からの話とします。

皆さん、良いお年をお迎え下さい。 

千葉明徳中学校・高等学校

校長  園部 茂

テスト返却1日目の12月16日(金)に、生徒会本部役員選挙が行われました。3年生を中心に

1年間活動してきた生徒会役員会も代替わりです。

今回は、生徒会長をはじめとする7つの役職で立候補を受け付け、12人が出馬しました。

昨日の立会演説会では、推薦人と立候補者が生徒会役員として何を実現したいかのビジョンを

語りました。「明徳中をより楽しい学校にしたい」という声が多く聞かれました。

今回の当選者による新しい生徒会本部役員会の活動にご期待ください。

(村上)

12月11日(日)に、第4回学校説明会が実施されました。今年度最後の説明会は、

1月21日(土)に控えた適性検査型入試の入試練習会ということで、小学校6年生の

児童の皆さんに、本校オリジナルの思考力型問題を解いてもらい、解説会を行いました。

通常の試験問題と違い、単に言葉や公式を覚えているだけでは対応できない問題でしたが、

小学生の皆さんは頭をフル回転させながら真剣に取り組んでいました。

今回で今年度の本校の学校説明会は終わりましたが、随時学校見学を受け付けております。

ぜひ本校に遊びに来てください。

在校生、教職員一同お待ちしております。

(村上)

昨日、12日(月)から定期考査が行われています。昨日、1日目の試験が午前中で終了した後、

午後から教職員研修会が行われました。

 

安河内哲也

 

東進ハイスクール・東進予備校英語科講師の安河内哲也先生をお招きし、

「教師でなく生徒の口と頭が動く英語授業」

という演題のもと、ご講演頂きました。

2020年に控えた大学入試改革と、それに向けて注目されているアクティブ・ラーニングの

実践事例についてご紹介いただきました。安河内先生は現在、予備校だけではなく中学校、

高等学校でも英語科特別顧問を務めており、「予備校講師」という角度からだけでなく、

「学校現場でいかに英語に親しんでもらうか」という観点からも具体的で魅力的なアドバイスを

たくさんいただきました。

ご多忙の中本校にお越しくださった安河内先生、ありがとうございました。

(村上)

3年生が音楽の授業を利用して和楽器教室を体験しました。

 

和楽器教室

 

この企画は、中学校の学習指導要領で定められている音楽の取り組みで、和楽器の演奏を

通じて日本の伝統音楽の良さを味わうことが目的とされています。

本校では、昨年に引き続き琴の演奏に挑戦しました。

授業の冒頭で、琴と尺八による演奏を聞き、その独特な音の響きに魅せられた様子の

生徒たち。

琴の演奏についての説明を聞いている最中も、早く琴に触りたくてたまらない!という顔を

していました。

実際に演奏してみると、普段はしない姿勢に悪戦苦闘。授業後の感想文を読むと、弦を押さ

えていた指が痛かったなどの感想もありました。

しかし、最終的には「自分なりに綺麗な音が出せて嬉しかった。もう一度やりたい」と振り

返る生徒が多く、とても良い経験ができたと思います。

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