ドルトン東京学園では、休み時間に以下のような光景がよく見られます。
すべての授業・学習活動でノートPCを使っているため、授業から授業の教室移動の際、生徒たちは筆記用具と一緒に各自のPCを持って次の教室をめざします。モニター面を開いたまま両手で支えたり、畳んで小脇に抱えたりとそのようすも様々。
何の話題でしょうか、笑顔で言葉を交わしているのを見ると、こちらも楽しくなります。
ドルトン東京学園では、休み時間に以下のような光景がよく見られます。
すべての授業・学習活動でノートPCを使っているため、授業から授業の教室移動の際、生徒たちは筆記用具と一緒に各自のPCを持って次の教室をめざします。モニター面を開いたまま両手で支えたり、畳んで小脇に抱えたりとそのようすも様々。
何の話題でしょうか、笑顔で言葉を交わしているのを見ると、こちらも楽しくなります。
昨年は英語と数学で試行していた教科センター方式を、今年は全教科で実施しています。生徒がホームルームの教室にいて、各教科の先生がそこに来て授業をする(よくある中学の授業風景ですね)のではなく、教科ごとに教室やエリアがあって生徒がそこに行って授業を受ける、これが教科センター方式です。
実際はどんな様子かというと…。
白衣を着て理科室で実験をして、
終わったら次の授業の教室へ。
校舎中央の大階段は広々としていて、生徒たちのすれ違いも余裕があります。
次の授業の始まりが近づくと、歩いている生徒の影もまばらに。
英語の授業がスムースに始まりました。
生徒たち自身が動くことから、授業に取り組む目的意識や自主性が育ちやすいと言われている教科センター方式。まだまだ試行の段階ですが、順調な滑り出しのようです。
朝、出勤した途端に聞こえてきたのは、「みなさん、こんにちは!!」という元気な声。中3女子生徒のお昼の放送に向けたリハーサルでした。
ドルトン東京学園は、生徒・先生・保護者が一緒になってつくっていく学校です。生徒は決められた枠の中で動くのではなく、自分たちで発案し創意工夫を重ねて学校生活を豊かにしていく。放送部や放送委員会はまだありませんが、彼女たちの活動がそういう形に結実するかもしれません。
入念な準備の甲斐あって、本番もスムースに進行していました。時節柄、教室で静かに食事をとらなければなりませんが、彼女たちのトークがお昼の空気を明るくしてくれたようです。これからも、放送楽しみにしています。
数学の選択授業として行っている「英語で数学」、帰国生や英語好きな生徒・海外進学を考えている生徒たちに好評です。担当の馬場先生の柔らかな関西イントネーションも、適度な脱力感を醸し出して、リラックスムードに一役買っています。
今日は英語科のHenry先生が、ゲストティーチャーとして登場。(これまで私も知らなかったのですが、)なんと数学の教員資格をお持ちだそう。ゲーム形式で素因数分解のレクチャーを進めます。
ふだんから真顔でジョークを飛ばし、生徒たちを煙に巻くHenry先生、この授業でもその独特なユーモアセンスを如何なく発揮していました。さすがです。
「てんでんこ」とは、「それぞれが」「てんでに」という意味です。10年前の関東東北大震災で甚大な犠牲を出した反省から広まった言葉だそうです。
地震や津波という大きな自然災害に見舞われたとき、家族や知人を待ってから一緒に行動するのではなく、各自の判断で即座に避難した方がより多くの命が助かる可能性が高くなりますよ、という呼びかけです。
先週末に実施した防災訓練では、集合場所のグラウンドまでのルートをあえて細かく設定せず、授業クラスごとに最善と思えるルートを辿って移動しました。
混雑や遅滞を避けてどれだけ速やかに避難できるか、訓練といえども各自の判断力が問われます。
いざというときに備え、命と安全を守る判断力をふだんから磨いておきましょう。
前回ご紹介した中1生の教職員インタビューの続きです。取材対象は先生方に限らず、
事務職員だったり、
守衛室の警備員さんだったり(さすがは元警官。敬礼がキマってます)、
スクールバスのドライバーさんだったり。こうして取材をしていると、いろんな職種の方々が生徒たちの学校生活を支えていることが実感できますね。
校長室にも臆せず突撃取材。スクールモットー「恐れずに進め」を地で行く、頼もしい生徒たちです。
土日がお休みのドルトン東京学園、その分平日5日間は毎日7時間授業です。「中学生に7時間も授業をして、大丈夫ですか?」と心配されることもありますが、生徒たちはいたって元気です。
ラーニングコモンズでは中1生が先生を捕まえてインタビュー。「総合的な学習」の課題のようです。
英語のTA(ティーチング・アシスタント)には、帰国生が中心になって英語で質問をしています。
スタッフルーム(教員室)を訪ねて、日本語に英単語を交えながらなんとかコミュニケーションをとっている生徒たちもいます。度胸満点ですね。
PopIn(談話スペース)では、中3男子と安居副校長のオフィスアワー。緊張もだんだんほぐれて、教員の仕事や学校生活についてのざっくばらんな「雑談」が展開しています。
生徒が主体的に行動する仕組みやきっかけを、ドルトン東京学園はたくさん作っています。自分で考え自分で決めて行動する、だから生徒が元気なのでしょうね。
昼休みのラーニングコモンズ、何やら生徒たちが集まって来ました。
英検の申し込みだそうです。
ドルトン東京学園では、全生徒が毎年ケンブリッジ英検を受検します。4技能を世界基準で測るために、という理由からですが、その分検査内容もヘビーでそうしょっちゅう受けるわけにもいきません。「そこで希望者を対象に校内で英検の受検申し込みができるようにしました」と、英語科の先生。ラボでも英検対策講座を開いたりしていますしね。
希望参加ながら、100名以上が申し込んだようです。
そのすぐ近くではお弁当を買っている生徒の姿が。残りわずかなところ、ゲットできてよかったですね。
売り場の隣には電子レンジが2台置かれて、温めて食べることもできますよ。
日差しが降り注ぎ風が枝を揺らす爽やかな日、中3音楽の授業で出た課題は、「外に出て自然の音に耳を傾けよう」でした。
人工芝のグラウンドに座って、聞こえる音、感じたことを書き留めます。
校舎の裏手の“ドルトンの森”も、いつの間にか青々と木々が繁っていますね。
畑も野菜や枝豆の苗が植えられるのを待っているようす。
心地よい日差しと風に身を任せていると、眠気がさしてきても仕方ないですよね。たまにはそれもよし。
英語の授業は習熟度によってスタンダード(初級)、アドバンスト(中級)、アカデミック(上級)に分かれます。テストをしてその成績でクラス分けをするのではなく、最初の数回はみんなで同じ授業を受け、そのようすを参考にします。
「読む、書く」だけでなく、「聞く、話す」を含めた4技能で英語力をとらえるドルトン東京学園には、このやり方が合っているようです。
もう1つ大きな特徴は、「生徒の希望を優先してクラスを決める」こと。慎重に易しめのクラスを選ぶ生徒もいれば、大胆にハイレベルのクラスにチャレンジする生徒もいますが、それでよいのです。年に2~3回クラス替えの機会があり、そのままのクラスで続けるかクラス替えを希望するか、そのときにまた決められるのですから(この、「自分で決める」ことを大事にしています)。
スタンダードとアドバンストは、日本人と外国人の教員がチームティーチングで担当します。「英語は小学校の授業だけ」という生徒にも安心のサポート。
アカデミックは、英語ネイティブ教員が担当するハイレベルな内容。もちろんオールイングリッシュです。
担当のリー先生が、ラボの紹介で教室に来たとき、1人の生徒が「あ、先生日本語話せるじゃん!」と叫びました。リー先生は英・中・日のトライリンガルで、日本語も巧みに操ります。
「ぼくは日本語を話さないとは言ってないよ。英語の授業中は英語しか使わないっていうだけ」との先生の答えに、なぜかちょっぴり悔しそうな生徒の表情が可笑しくて…。何だかだまされたような気がしたのでしょうか。
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