金曜6,7時間目のテーマラボの1つ、「イスラームを知る」のクライマックスは、代々木上原のモスク(イスラーム礼拝堂)東京ジャーミィの見学です。

広報担当の下山さんから伺うイスラーム文明の深さと広がりに圧倒されます。数学・化学・食品や園芸まで、イスラーム文明に由来するものが、私たちの身近にこんなにあふれているなんて。

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構内見学の最後は礼拝所の見学。タイミングを合わせていただいたのか、ちょうど夕刻の礼拝が始まるところでした。

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アザーン(礼拝に集まるよう呼びかける声)が美しい旋律に乗ってまるで歌声のように朗々と響き渡ります。引率で同行した英語科TAのグスティ先生は、インドネシア出身のイスラーム教徒。モスクに入る前に身を浄め、祈りの列にすっと加わっていたのが印象的でした。

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礼拝の後の質疑応答、モスク内の装飾や男女の礼拝参加の仕方の違いなど、ドルトン生はよく見て、よく尋ね。よく聞いています。「残念なことに日本で広まっているイスラームのイメージは、ヨーロッパのフィルターがかかっている。先入観を持たずに、イスラームを知って、理解してほしい。」という下山さんのメッセージが、深く心に残りました。

後で生徒たちから寄せられた感想には、実際に自分の目で見て体験することの大切さや、中学生相手だからと言って全く手加減することなしに熱く深いお話をしていただいたことへの感謝の気持ちがつづられていました。

早稲田大学エジプト学研究所から講師をお迎えする、社会科の特別授業「考古学講座」、第2回は、講堂でエジプトの遺跡発掘調査のレクチャーを受けた後、屋外に出ての後半戦です。

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校舎建設に際して多くの住居跡が出土したキャンパス、丁寧な発掘調査を経て、古墳時代~鎌倉時代の遺跡の場所を示したパネルが、正面エントランスの横に設置されています。

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前庭には、白い敷石で示された建物跡の輪郭が。自分の足でどの程度の大きさだったのかを確かめています。

知識を体感で確認する、そんな学びができるって貴重なことですね。

『週刊東洋経済』5月29日号は教育特集号。その中の記事「新型コロナにより中学受験はこう変わった」で本校の名を見つけました。

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オンライン教育が充実している私立中学へのシフトが加速した、という分析の中で、伝統校や中堅大学付属校と並んで人気を集めた「先鋭的な教育校」の1つとして、本校の名が挙がっています。「教育内容を理解しやすい学校」という表現もされています。

これからの時代を生きる子どもたちにふさわしい教育とは何かを、ドルトン東京学園は日々模索し続けています。「アサインメント」や「ラボラトリー」という耳慣れない取り組みもありますが、「学習者中心」という視点に立つと、むしろ分かりやすいのではないかと思っています。

今週末5月29日(土)、五反田TOCビルで開催される「子どもまなびフェスタ」(事前予約制)に初めてブース参加をいたします。対面でお話ができる貴重な機会を楽しみにしています。お越しの際はぜひお立ち寄りください。

5月下旬の7限目、1年生が講堂に集まって、「ドルトンに入学してからの学び・成果について先輩から話を聞く会」が開かれました。
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DSC(生徒会)やクラブ活動、起業ゼミや科学コンテストなど、学校内外のさまざまな活動をどうスケジューリングし充実したものにしていくか、自分たちの体験をもとにアドバイスをしてくれる先輩方の姿の頼もしいこと。
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発表を聴く1年生は、熱心にメモを取ったり次々に手を挙げて質問したり。
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予想を超えて、活発なトークセッションになりました。
「生徒がやりたいことをここまで応援してくれる学校は他にない。この環境を大いに活かしてほしい。」という上級生のメッセージが印象的でした。

明日5月25日(火)20:00~、YouTube等でライブ配信される番組「ハフライブ」に、本校の社会科主任・大畑方人が出演します。

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社会をより良いものに変えていこう、というSDGsの学びを通して学校教育に何ができるのか、われわれ大人が子どもたちにどんな背中を見せればよいのか、お笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春菜さん、㈱ユーグレナCFOの川﨑レナさんとともに語り合います。

番組内では、ドルトン在校生のインタビューも紹介されるとのこと。未来を担う頼もしい若者たちの言葉に、ぜひ耳を傾けていただければと思います。

番組の詳細はこちらのサイトに掲載されています→

※6/19(土)13:30~、学校見学会③の追加開催を決定しました。お申し込みはこちらからどうぞ→

金曜6~7時間目のテーマラボ、家庭科では調布市つつじが丘の和菓子処「今木屋」から職人さんをお招きして、和菓子づくりを体験しました。

職人から学ぶ和菓子作りラボ

小豆餡をピンクに染色した白あんで包み、バラの花の形にします。「掌の上で回しながら周りを伸ばして、包んで行きますよ」と、やさしく説明していただくのですが、実際にやってみるとなかなか難しい。「熟練の技」という言葉が思い浮かびます。

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和菓子は見た目の美しさからよく芸術品に例えられますが、折々の四季や和歌にちなんだものなど、その根底には日本人の美意識や伝統文化が息づいています。日本文化の奥深さに触れたラボでした。

金曜6~7時間目のテーマラボのご紹介です。数学科の「やわらかい幾何学の世界」では、さまざまな図形を扱って、幾何学の面白さに触れます。

みんなハサミを手に、教材の絵や写真を見ながら紙を切ったり折り曲げたり。

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幼いころよく見た「飛び出す絵本」と同じ原理ですが、こちらはずっと複雑な形ですね。

むずかしそうな立体図形も、自分で手を動かして作ってみると、意外にすんなりイメージがつかめるようです。このように体験しながら学ぶことも、ドルトンプランが大切にしていることの1つです。

 

中1社会科の授業では、早稲田大学エジプト学研究所から講師をお招きして、「考古学とはどんな学問か」「どのようなスキルが必要とされるか」「考古学を学んだ人たちが就く仕事は」など、ふだんはあまり触れる機会のない学問についてレクチャーをしていただきました。講師は実際に古代エジプト遺跡の発掘調査にも携わっている研究員の方です。

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スライド写真で紹介される発掘現場のようすに生徒たちは興味津々。身を乗り出して見ています。

さまざまな分野の専門家や研究者のレクチャーを受けることで、誰かの心にフックがかかり、その人の人生を左右する出会いになるかもしれませんね。

(こちらの記事内容の詳細は、インターエデュのサイトに掲載されています→

今年3月におこなった2020年度STEAMフェス。日本の中学校では(おそらく)初めてのバーチャル空間・リアルタイムでの開催にチャレンジしたことは、以前こちらのブログでもお伝えしました。

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みごとS(サイエンス)賞を受賞した中1(現中2)のT君の研究発表テーマは、「石鹸・アルコール消毒の効果を、細菌培養によって比較検証する」というもの。緻密な実験とデータ分析、分かりやすいプレゼンテーションが高い評価を受けました。

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サイト記事には、T君のインタビューとSTEAMフェスの運営を担った教員のコメントが詳しく掲載されています。ぜひご一読ください。

金曜6~7時間目の探究ラボのご紹介です。

ラボは「生徒自身が学ぶテーマや内容を決め、計画的に進める時間」です。PopIn(質問・相談コーナー)にいる男子3名に「何をしているの?」と聞いたところ「自分のアサインメント(学習課題)をやっています。ぼくは数学」などと答えが返ってきます。

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さすがは中3、もうドルトンプランがめざす「自主的に学ぶ姿勢」が身についています。

まだ何を学ぶかとくに決まっていない、自分の興味をもっと広げたいという生徒には、各教科の先生方が用意するテーマラボがあります。和のラウンジでは、畳状のスツールの上で「百人一首」が始まりました。

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先生の読み上げる声を聞きながら、一心に札を探しています。

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説明を聞いていたときにはそれほど熱心ではなさそうに見えた生徒も、いざ勝負となると俄然集中力を発揮しています。

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