中学の新入生が入学してから2週間。
昨日は、在校生の人たちが「自由の森へようこそ」という気持ちを表しながら、これまで自分たちの経験してきた学校生活のいろいろを紹介したり説明をしたりする場がつくられました。
 
 

 
授業での関わりのつくり方や自己評価をすることの意味、「森の時間」での田んぼや登山のことなど、在校生の人たちが ていねいに話をしていました。新しい人たちを想像しながら、きっと自分がどんなふうにこれまでの自由の森での時間をつくってきたのか、いろいろと振り返る「昨日」があったんじゃないかなと感じる言葉たちだったなぁ。
 

 
話のあとは、3学年が7つのグループに分かれて、「生まれた日付順」とか「下の名前のあいうえお順」とか、初めて出会う人たちや知っていても聞いたことがなかったことなどをみんなで出しあったりして、「問い」に従って整列します。ここは競争が始まる。
早いチームから、中1以外の人は餅つきの準備に抜け、中1だけでまだ慣れない校舎内のあちこちを冒険しながらスタンプを捺してもらいます。そのスタンプは6個あって、全部捺すと ひとつの「絵」になるのを知ってびっくり。しかもそのハンコは手作り。
 

 
スタンプラリーから帰ってきた人たちが「餅つき」をしているところにやってきて、新入生や在校生、中学の教員たちみんなで、餅つきをしました。
あんこ、きなこ、納豆、海苔醤油。すごくおいしかったー。

 
準備にたずさわったたくさんの人たち、おつかれさま。
新入生の人たちは、この1年をつくります。そしてこんどは新しい人たちを迎える立場に。
学校の時間が、始まっています。
 

なかの。

中学校の見学会を行います。
来年度、中学校進学を検討中の方はぜひご参加ください。

自由の森学園の教育、日常の学校生活、学校行事などへの取り組み、入学試験などについてご説明する他、当日は実際の授業も公開いたします。

※ご予約などは必要ありません。当日直接お越しください。

日時 5月30日(土)
場所 自由の森学園中学校

スクールバス
飯能駅南口発  9:15/9:30
東飯能駅西口発 9:15/9:35

 
2日間にわたる Earth Day Tokyo のイベントに、参加してきました。
2日目の朝には学校寮に泊まっていたキッズウィークエンドの子たちも会場となった代々木公園にやってきて、高校生の人たちにリードされて、あちこちで会いました。
私はブースの方に2日間参加しましたが、準備や設営、当日の運営など、在校生の人たちの力のおかげで、とてもいい雰囲気のブースになりました。
 

 
理科や数学の授業のこと、木工や絵画の美術の作品展示、染織の糸つむぎの体験、「鐵道」研究部、「猫」部、「ガラス細工」部の部活の展示、学校の「30周年」のメイキングファイルや、「自由の森ってどんなところ?」という問いに対して在校生たちがいろいろ応えた展示も。
 

 
食生活部からは日持ちのするものを何点か持って行きましたが、おからクッキーやラスクはあっという間に売り切れ。結構な量の学校のパンフも持って行ったのですが、こちらも2日目の午後には無くなってしまいました。
 
多くの人に、自由の森学園っていう学校が、いわゆるふつうの「学校」とはちょっと違う?、ということが伝わったような気もする2日間。わざわざ探して来てくれた人や、ブースを出していることを知らずにたまたま見つけてやってきてくれた卒業生の人たちともたくさん出会えました。
 
手伝ってくれたたくさんの人たち、ありがとうー。
この場には、人が集まるための不思議な力を感じます。
また来年、お会いしたいものです。
 

なかの。

全校合唱

 
 
新入生を迎えるあたたかな場となりました。
3月まで1・2年生だった人は4月から2・3年生に。
その人たちが実行委員会をつくり、
どんなふうに新しく入ってくれる人たちを迎えようかと、
たくさんの議論や準備をしていました。
春休み中もほとんどやってきていたみたい。
 
中1の学年団の紹介があり、
舞台のひな壇に座っている新入生ひとりひとりの名前が呼ばれると、
ちょっと緊張している感じの1年生の人たちが返事をして立ち上がります。
ここで初めて、自分のクラスの担任や副担任と出会います。
 
私も話をしましたが、在校生からはこの学校の過ごし方、
楽しみ方などについてのメッセージがありました。
実行委員長からは、1年生の人たちを迎えるのにどんなに在校生のみんなが
楽しみにしてきたことのいろいろを、「代表」して語られていました。
 
在校生からのプレゼントとして、中1の学年で取り組む「ぶち合わせ太鼓」を
在校生の人たちが披露しました。ちょっと凄みのある太鼓の音でした。
叩いている人たちの体の動きや表情に、
あぁ、2年生、3年生になっているのだなと感じます。
今日入学した人たちも、1年経つと迎える側になります。
いろいろの思いが伝わると、いいね。
 
 
新入生のみんな、入学、おめでとう。
在校生のみんな、とってもいい会だった。お疲れさま。

なかの。

3月14日に、中学3年生が卒業していきました。
在校生たちのつくる実行委員会が、卒業式を心地よい、あたたかな空気をつくり出していました。
 

 
みんな、卒業、おめでとう。
 
みんなの後ろに掛かっているのは「第30回中学卒業式」。つまりみんなは中学の、30回目の卒業生でもある。そして今年は自由の森学園が生まれて30周年の年度。自分のいる学校、自分のいた学校として、在校生と卒業生とが出会う場面がたくさんあったのだと思う。
 
自由の森がどうやって誕生したのかを調べたり学校とは?を考える、森の時間のチームもあった。一緒に動いていく中で、自由の森のルーツを初めて知った人もいるし、私自身も思いを新たにすることがたくさんあった。
 
創立者の遠藤豊は、1回目の入学式で「学ぶということは、決してできあいの知識をたくさん貯め込むことではありません。そうではなくて、自分自身を絶えず乗り越えながら、自分自身を絶えず打ち壊しながら、 自分の中に新しい世界を作っていくこと。新しい考えを生みだし、新しい考えをつくり出していくこと、そのことが学ぶということの中身です」と語っている。
 
この間の学発では、いろいろの発表を見せてもらったり、そのあと中3の人たちの何人かと話をしたりした。
 
一度は「授業」から遠ざかったりしたこともあるけれど、そうではなくて自分たちでつくる授業の楽しさや大変さ、大切さに気がついて、授業の場に戻っていった経験の話。こういう話は、この学校を卒業した人からもよく聞く言葉だ。
 
この学校にやってくる前に、みんなは自分で自分のことにいろいろの縛りをかけていたように思う。全部がほどけたわけではないと思うけれど、これまでの間にいろんないらないものが外れていったり、実はどうでもいいことなんだと思えるようになったりしている。
いろんなことに悩み、考えたんだろうと思う。
 
いちばんむずかしいのは、自分と向き合うこと。自分にとっての不都合が誰のせいでもなく、自分自身の問題になっていく。このことが、遠藤さんが言っている「自分自身を絶えず乗り越えながら、自分自身を絶えず打ち壊しながら」じゃないかなと。
みんなは時間をかけて、だんだんとそんな「じぶん」になっていっているように思う。
 
学習発表会があったのは3月11日。学発の結びでもすこし話をしたけれど、4年前のあの日以降、地震が生んだ大きな破壊は、いまの時代を生きている人たちの価値観さえ、揺らがせているのだと思っている。やがてはどこかに収束するのだろうけれど、いろいろな「正しさ」に対する「安心」だとか「安全」への信頼が揺れ、壊れた施設と制度を守ろうとするしがみつき方に本当に失望したり、あきらめてへこむのではなく、新しい価値観を探ろうと、いろいろな人が自由の森学園の教育を確かめに来てくれているようにも感じる。
 
「教育」に対する考え方について、人が育ったり生きていくために必要なものとして「学校」という場がどうあるべきなのかを、私自身が想像し直さなければならない4年間でもあった。その根っこになっているのは、この学校にいる人、ここをつくっている人、ここを卒業していく人の表情や姿、それまでの関わり方にある。正しい教育の姿というのではなく、この学校の確からしさをここにいる人たちが映し出しているから。
 
とにかくさ、みんな、好きだわ。
 
次の3年間を、たっぷり「自分をつくる」時間にしてください。
卒業、おめでとう。

おわり。

 

中学校長 中 野   裕

展示されているものを見ると、この人がここに関わっていたのか、とか、え、この人も?と、その人への知らなさに、自分の見えなさや足りなさを実感じてしまいます。
 
午前の部が終わって外に出て、例の「絵」を見にグラウンドに行くと、ありましたー。ナスカの非常口。
 

 
昼休みの時間もあまりなく、展示されているもののひとつひとつをちゃんと見れないまま、午後の部を迎えます。
 

 
自由の森学園中学校 学習発表会 展示作品

 
 
くわしくはこちら

なかの。

3月11日(水)に、中学校の学習発表会が行われました。
年度末の過密なスケジュールの中、自分たちが学んできたこと、感じてきたことを、中学校全体で共有します。
 

 

会場となった音楽ホールには中学生だけでなく、高校生や保護者の方も発表を見に来てくれました。例年満員になるのですが、今回はそれを上回って超満員の状態。「よっこいせ」の合図で座っている人みんながお尻をずらして詰めていきます。
 
午前・午後のステージ発表と、各教室での展示からなる学習発表会はかなり盛りだくさんな内容で、到底1日では見尽くすことのできないほどのものでした。
 

 

詳しくはこちら

なかの。

3月21日(木)に「転・編入試験」を行います。

 対象学年 2015年度新中2・新中3および新高2(を予定)
 試験内容 中学:国・数・英 ペーパー(各40分)
      高校:国・数・英 ペーパー(各40分)
 面  接 (応募人数により個人面接かグループ面接)
      入寮希望の方は寮面接あり
 出願期間 2015年2月23日(月)〜2015年3月17日(火)

 
くわしくは募集要項のページ

 http://www.jiyunomori.ac.jp/nyugaku/bosyu.php

をご覧ください。

 
正規の学校説明会などはすべて終了しております。
受験をお考えでまだ一度も来校されたことがない方には、
見学や面談をおすすめしています。
ご希望の方は学園事務局までお問い合わせください。

☎042-972-3131 mailto:info@jiyunomori.ac.jp

今年のテーマは「受け継ぐ想い 駆け上がれ」。
これまで関わってきたたくさんの人たちとの出会いの中で、受け継ぎ、受け継がれてきた想い、たくさん伝わってくる表現でした。

 
全部で23演目。舞台に上がったメンバーは全部で32人だそうです。

 


公演メンバー

 
こうした発表会はこれまで何度も見てきました。演目を通してかつての卒業生の演じたことを思い出したり。

 


中国舞踊から「騎手」

 


中国舞踊から「茶碗」

 


日本の太鼓から「神着太鼓」

 


中国舞踊から「孔雀」

 


日本の踊りから「荒馬踊り」

 


アンコールに応えての「ソーラン節」

 

 
3時間半強の、長い時間にわたっての公演でしたが、終わってみればあっという間。
とにかく圧倒されていろいろなことを思い返して見ていました。
本番に向けてのさまざまな練習や準備、気持ちのつくり方もたくさんの苦労があったと思います。

 
ほんとうにお疲れさま。
すごかった!

 

なかの。

こちらもどうぞ >自由の森日記

飯能市の姉妹都市であるアメリカブレア市の中高生が、2月7日から16日まで、飯能市内のホストファミリーにステイしています。

8日には市主催の交流会「ウェルカムパーティー」が行われました。交流会では「Special Performer」として自由の森学園の郷土芸能部・民俗舞踊部・中国舞踊部の3つの部活が招待されました。

日本の太鼓からは三宅島の「神着(かみつき)太鼓」、日本の踊りからは盛岡に伝わる「さんさ踊り」、そして中国舞踊からは「茶摘み」、「騎手」の4演目をご覧いただきました。


神着太鼓

さんさ踊り

茶摘み

騎手

パーティーの最後にあいさつされた飯能市国際交流協会会長の市川さんは「昨日から3ついいことがありました」「その1つに、今日、自由の森学園のすばらしい演技を見たことです」と話され、会場からも大きな拍手をいただきました。さらに「飯能市には伝統芸能に力を入れている、こんなにもすばらしい青少年がいるのです。誇りに思います」とも話されました。
このお言葉をありがたくいただき、さらに高い表現を目指していってほしいと思っています。

よこて

今週末には3部活の合同発表会が飯能市民会館で行われます。

日 時
2月14日(土) 開場 13:00 開演 13:30 終演 17:20予定

会 場
飯能市民会館 小ホール 会場への地図はこちら

入場無料

お問い合わせ
自由の森学園 体育科 TEL 042-972-3131

詳しくはこちら

ページ
TOP