9月21日(金)5・6時間目、高校3年生推薦コースの授業「アカデミック・リテラシー」で、「MUSICS~音楽・文化・感覚~」と題して、明治学院大学心理学部教育発達学科教授水戸博道先生が特別講義をしてくださいました。
どこかで耳にしたことがある……。生徒たちも耳を研ぎ澄ませ、東洋と西洋では音感覚が違う点について、生演奏を通して学ぶことができました。「上を向いて歩こう」などで用いられているヨナ抜き音階について知り、改めて日本人が好んだ5音階を意識させられました。
先生の「音楽に国境はある」という言葉が非常に印象的でした。辻井伸行さんのピアノ演奏、文楽の三味線の音、モーツァルト「魔笛より夜の女王のアリア」、インド音楽と様々な音楽と映像を交え、音楽の深みに触れることができました。それぞれの風土で培われてきた音楽の歴史と文化について、目から耳から触れることができました。
*生徒たちの感想を紹介します。
「今まで音楽は“音楽”としか考えたことがなかったので、音階やリズムなど、世界中にいろいろな種類があるのだと知れて面白かった。」
「今まで日本の音楽にとらわれ過ぎていた気がする。もっと世界の音楽に耳を傾けようと思う。」
「国によって様々な音楽、歌い方、雑音の扱い方など違っていて興味深かった。」
「先生が実際にピアノを弾いて説明してくださったのでわかりやすかった。」
「ヨナ抜き音階が面白かった。」
「西洋音楽の受容から100年ちょっとしか経っていないのに、ここまで音楽が発展してきたのには驚いた。」
「インド音楽をもっと聞いてみたくなった。」