年内最後の中学校入試説明会を下記の要領で行います。ご参加をお待ちしております。

 

日時: 12月16日(水) 10時30分より12時を予定

場所: 本校にて

希望者に学校見学・個別相談を行います。

 

1月9日(土) 10時より12時 入試体験(算数・理科)

この回が最終となります。また、入試体験は予約制です。(本校ホームページより申込可能です)

※最近雑誌などに記事を掲載していただくことが良くあります。(「Education DIAMOND」「プレジデントFamily」「NettyLand」など)

大変ありがたいことです。さらに「週刊ポスト」にも記事が掲載されました。

校長日記よりの転載です。ご覧ください。

 

昨日発売された「週刊ポスト」の中学受験特集「子供を伸ばす学校は?」で日本学園が取り上げられています。記事の内容は
「・・・かっての名門校が復活を遂げつつあると注目されている。同校は、吉田茂や永井荷風、横山大観をはじめ政治、文学、芸術など多方面に錚々かつ膨大な数の卒業生を輩出してきた」とあり、「自由闊達な校風のもと、英語教育と次代の人材育成を軸にきめ細かな指導を心がけています」という私のインタビューにおける発言も掲載されています。
特集は全6ページ仕立てで、多くの学校や関係者に対する丹念な取材に基づいて書かれたことがうかがえます。全体のまとめと執筆は作家の増田昌文さんで、偏差値だけに縛られない広い視点からの中学受験を勧める内容となっています。

先々週、本校に取材に見えたのは若い女性記者のWさんで、大学生時代からジャーナリズムの世界で活躍し、すでに著作も一冊出しているとのこと。私も新聞社で36、7年間記者生活を送りましたから、その世界には素人ではありません。Wさんの先輩と言えなくもありません。感心したのは、Wさんが下調べを実にしっかりとしていることで、日本学園の成り立ちや卒業生の名前などを一つひとつ私が説明するまでもありませんでした。全部頭の中に入っていて、質問もいきなりグサリ。
「そもそも、なぜ、名門校が地盤沈下したのですか?」
Wさんの優しい風情に安心していた私の油断大敵でした。確かに日本学園はかって、前身である日本中学校時代から私立ではピカ一か、悪くてもピカ二ぐらいの存在でした。一瞬、私もどう答えようかと戸惑いましたが、覚悟を決めて、
「私立学校には建学の精神に基づいたしっかりした教育目標、理念があるはずです。日本学園の場合は<人材育成>ということになりますが、それに向けての強い意思・情熱というものが希薄化していたと思います。歴史と伝統にあぐらをかいて、時代のニーズを踏まえたしっかりした教育内容の実践に遅れをとった・・・」
やや抽象的な答えにWさんが納得したかどうかわかりませんが、<私立学校の存在意義は、強い教育信念に基づいて時代を読んだ教育実践を行うことにある>というのが、母校である日本学園の校長を引き受けて4年になる私の信条です。

Wさんのインタビューは一時間以上に及びましたが、特集記事に出たのは十数行です。これも元記者としてわかります。新聞雑誌記事であれ、ノンフィクションの一冊本であれ、資料を漁り、多くの聞き取りを重ね、足を棒にして現場を回って、その成果のエッセンスを文字に表すことで、ようやく読者も、そして執筆者自身も納得する一本の記事が出来上がるのです。

本校英語科の平川先生が語学を学習しています。

「英語の能力抜群の先生なのに…?」と不思議に思っていると、語学といっても英語以外の言語でした。

平川先生の 語学を学ぶと…  ぜひお読みください。

 

アンニョンハセヨ。チョヌン平川 悟イムニダ。

今はまっているもの。それは「韓国語」です。NHKのラジオ講座を聞きながら、次に韓国に行くときは少しでも話せるようになることを目標に、こつこつと勉強しています。

興味を持ったきっかけは一昔前に大流行した「韓流ドラマ」ではなく「韓国人の友達が出来たこと」。留学していたカナダでもオーストラリアでも韓国人の学生にたくさん出会い、一緒に勉強したり遊びにいったりする中でとても仲良くなりました。
お隣韓国の留学熱はものすごいものがあり、英語が出来なければ就職できないというプレッシャーもあってか、どこの国でも韓国人留学生は一大勢力となっています。
お互いに英語を勉強しに来ているので、英語でコミュニケーションをとっていましたが、仲良くなるにつれて私が韓国語を覚え、彼らが日本語を覚えるようになりました。
韓国語を覚えたといっても、ほんとに簡単な表現ですが、私が韓国語を使うととても喜んでくれ、一気に距離が縮まりました。

韓国人学生だけの飲み会に誘われたり、家に招待されるようになり、韓国語や韓国文化にとても興味を持ちました。もっと話せたらおもしろいだろうなと思い、現在のラジオ講座につながっています。

アルファベットではないのでかなり苦戦していますが、全ての韓国人が理解できるようにと一部の人しか理解できなかった中国語をベースにして作り出したものなので、とてもおもしろい言語です。最近は街中でもよく見かけるようになりましたよね。

語学を勉強するにはモチベーションが大切。受験で必要だから・・・だけでなく語学ができると世界が広がるよ!ということを授業でも伝えていけたらと思っています。

また、英語だけでなくさまざまな言語を勉強できる時代ですのでBilingual(バイリンガル=2言語を話せる)ではなくTrilingual(トリリンガル=3言語を話せる)を目指してみてもかっこいいですよね。
読んでくださってカムサハムニダ~。

※本校吹奏楽部は、コンテストやコンサートでの演奏の他に、慰問演奏を毎年続けています。

 顧問の土居先生のアイデアを生徒たちが練り上げて毎年素晴らしい演奏を行っています。今年の様子をご覧ください。

 

吹奏楽部慰問演奏 In 調布 狛江

今年も慰問のシーズンがやってきました。吹奏楽部の訪問演奏週間のはじまりです。初日は11月23日勤労感謝の日、午前/午後と2ステージ行いました。午前中のゆらくさんは今年はじめて、午後のわらくさんは、4年目になります。

今年から部員が司会を務めます。サンタクロースも登場して、楽しい雰囲気の中、クリスマスソングとホームのみなさんご存じの曲をたっぷり1時間聴いて、そして歌っていただきました。
今後の予定としては12月のテスト終了後町田のホームと日本学園お隣のみどり幼稚園に訪問予定です。

☆特進クラス担任の尾花先生、ラグビー部顧問のイメージから「厳しい指導をする先生」と見られがちですが、大変面倒見の良い先生です。

尾花先生の温かい指導により、まだまだ発展途上のにちがく特進クラスの生徒諸君ですが徐々に力を付けてきています。☆

 

受験生に贈ることば

「受験勉強」-あらゆるところで聞き慣れた言葉です。いったん社会に出てしまった大人たちには、もう「はるか昔」の出来事である受験勉強。たしかに楽しい記憶でもありませんし、どこか頭の片隅にはのこっていても、あの高校生の時の緊迫感は、もう二度と戻って来るものではないはずです。

でも、学校という場所に勤める者にとっては、それは「はるか昔」ではありません。受験生と毎日のように向き合い、きびしい問題演習をくり返す我われにとってはまさに「今」。生徒と同じような思いで受験の「今」を体験しています。
それこそ生徒にとっては、ついこの間まで平和に過ごしてきた日常の時間が、無情にもサラサラと流れていくように感じるでしょう。透明な危機感に、じわじわと攻められている気持ちがすることでしょう。自分のところにも、ほぼ毎日のように生徒が演習指導をもとめにやってきます。勉強がうまくすすまない生徒は、時に「神様」という言葉を口にすることもあります。どこぞのお守りを握りしめている生徒も見受けられます。それこそ、藁にもすがりたい、といった心境なのがよくわかります。

しかし、受験生諸君。神様っていうのは、そんなにうまく味方してはくれないんだよ。そもそも、日本は古来いろんな神様がいる国というし、下手に祈ったところでどんな神様がついてくるやら。模擬試験の結果に一喜一憂し、お守りを肌身離さず握りしめて天に祈るくらいなら、もっとやることがあるだろう?

それは、日々努力する自分のことを、もっと信じてやることだ。

◇運がいいなんてありえない。チャンスは周到な準備をした者だけにやってくる。
(小柴昌俊/ノーベル賞物理学者)

校長室が中学教室のそばにあるから、という理由以上に中学生と校長との距離は近いです。

校長日記ご覧ください。

まぶしい生徒の成長

今日の放課後、校長室で書類を整理していたら、中学2年生のO君が運動着のまま入ってきて、
「中間試験で成績が伸びました」
と嬉しげに報告。1学期はクラスで5、6番目ぐらいだった成績が、この2学期の中間試験では多くの教科で2、3番目に入ったのだそうです。
「それは良かった。人間にはぐーんと伸びる時期があるんだよ。じゃあ勉強が楽しくなっただろう?」
「はい。英語は日本人の先生もネイテイブ(外国人講師)の授業も、両方楽しいです。毎日、学校に来るのが楽しいです」
「いいね~。身長もずいぶん伸びたんじゃないの?」
「20センチ伸びました。お母さんもお姉ちゃん(大学生)も追い越しました。お父さんにはまだですけど・・」
「すごいな。高校生になるころには、お父さんも抜くだろうな」
20センチと聞いて、正直びっくりしました。すでに私を数センチ越しています。O君は、ピンクの頬の顔は可愛いままなのですが。
「僕、入学したときはクラスの中では小さかったんですが、それがバレーボール部に入ってから、背がぐんぐん伸びて・・・毎日が楽しいです」
「うらやましいな。Oはいま13歳だろう。校長先生は68歳。校長先生の4倍の未来がある。校長先生が逆立ちしたって、かなわない」
「そんなことはないですよ。校長先生だって、ギネスブックに載るくらい長生きすればいいじゃないですか」
お世辞でも嬉しいですね。そして、
「僕の誕生日、12月25日です」
「えぇ! クリスマスの日じゃないか。それじゃあ、クリマス・プレゼントと誕生日祝いをダブルでもらうんだ!」
「ええ、まあ・・。じゃあ、部活に行きます~」
生徒の姿がまぶしく見えました。

にちがくのカウンセラー高橋先生 生徒や保護者だけでなく教職員も大変お世話になっています。

今日も楽しいメッセージを寄せていただきました。

 

『冬支度』 高橋先生(相談室)

夏が終わり、食べ物のおいしい秋が来た!!――― と、喜んでいたのも束の間。あっという間にコートが恋しい季節になりました。クローゼットの中身も、夏とは様変わりして、もこもこ暖色系が多くなっています。

まだ私が両親と一緒に住んでいた頃、私の家では「冬と言えばコタツ」が定番でした。
少しでも寒い風が吹こうものなら、誰からともなく“コタツを出そうか?”と提案され、リビングにコタツが引っ張り出されます。もちろん、暖房器具はコタツ以外にもいろいろあったのですが、なぜか私の家族は皆、コタツが好きでした。

かくいう私も、コタツの大ファンでした。あの、コタツ布団の適度な重さと、何かに包まれているような安心感。その魅力に負けて、何度もコタツでうたた寝をしては親に怒られていました。
普段だったら親とはあまり会話をしなかった思春期の私も、コタツに入ると何となく親とおしゃべりをしていたことを思い出します。

今、親元を離れて独立していますが、私の家にはコタツがありません。あんなに愛していたコタツですが、「インテリア性に欠ける」との理由で、我が家では採用されませんでした。
最近はオシャレなデザインのものや、はたまた一人用のコタツなども出ているようですが、私の大好きなコタツは、決してオシャレであってはいけないのです。ちょっとダサくて家庭的な昔ながらのコタツにこそ醍醐味があるのだと、私は確信しています。

・・・何も、ここまで力説する必要はないのですが、単純に、“コタツに入りた~い!”“たまには実家に帰りた~い!”という、私の願望なのでした。

「食欲の秋」 確かに秋はおいしいものがたくさんあります。今日、何を食べますか?!

社会科の大橋先生のメッセージです。

 

「食欲の秋」 

 

 にちがく正門を入ったところのイチョウの木から、今年も銀杏がたくさん落ちる季節になりました。毎朝いい匂いを嗅いで、「今日も登校したぞ」とやる気になるのは生徒・教職員含めて私だけではないはずです。

 その銀杏、私は嫌いです。いい匂いがではありません。茶碗蒸しに入っているものは確実に除外しますし、この時季にカウンター席が並ぶレストランなどで串に刺さって出てくるものにはまったく触手が動きません。銀杏だけではなく、トマト、紫蘇、豆類、栗、とうもろこし、ごぼう、さつまいも、南瓜、かぶ、白菜、ししとう、ゴーヤ、ブロッコリーかカリフラワー(どっちがどっちか区別がつかない)、オリーヴ(校長先生済みません)、果物全般、抹茶、貝、湯豆腐、砂肝、チャンジャ、ナンプラーなどなど、触手が動かないものを挙げると枚挙に暇がありません。ここまで書くと、私は非常に好き嫌いが激しく思われそうですが、誰しもこのくらいはあるのではないでしょうか?数えてみましょう。

 

 では、食欲の秋、銀杏も栗も果物も嫌いな私はこの秋何を食べるのか。最近好きなのはシュークリームです。素材ではありませんが、好きなので仕方ありません。最近はコンビニで買って、週に1度は必ず食べています。週クリーム。失礼しました。

そのシュークリーム、分類はデザート、お菓子でしょうか。過去を振り返ると、このデザート、時々ブームがあるようです。ティラミス、パンナコッタ、ナタデココ、堂島ロール、マカロンやクイニアマン、杏仁豆腐もそうかもしれません。ちょうどテレビで料理番組の人気が出た頃からかと思います。

実は私はそれら一通り好きです。同じ杏仁豆腐ひとつでも違いはあります。硬い柔らかいはもちろん、甘さの違いもありますし、これは杏仁豆腐ではないんじゃないか、絹ごしにガムシロップかければいいってもんじゃないんだ、などと色々感想を持ちました。他もそのような感じです。堂島ロールだけはまだ食べたことがありませんが。

その中で、シュークリームは、突飛なものを除けば味は比較的安定しているものだと最近知りました。手軽に食べられて、廉価であることも魅力のひとつです。

 

この原稿を書いているのは日曜日。さて、今週は何曜日にシュークリームを食べようか、今から楽しみです。ちなみにシュークリームの“シュー”はフランス語でキャベツのことです。靴墨ではありませんし、キャベツにクリームを入れてもいけません。そしてキャベツは数多くある私の好きな野菜のひとつです。

 

中間試験の始まる前日だったと記憶していますが、先日、中学2年生のA君が放課後、校長室に来ました。ご承知のように、お客がいない限りドアを開放してある私の部屋は生徒の出入り自由です。ソファに座ったA君、私の机の上の書類の山を見て、おそらく<今日の校長先生はあまり話し相手になってくれないな>と思ったのかもしれません。
「校長先生、ノートを整理していいですか?」
「うん? なに? ノート、ああ、いいよ」
何を始めるのかと見ていると、A君、テーブルを自分のほうに引き寄せると、鞄からやおら2冊のノートを取りだして、一冊目のノートから内容を別のノートに書き移し始めました。
「授業の内容を清書しているの?」
「僕は、授業で書いたノートとは別に家で勉強するためのノートを作るんです。いま写しているのは、苦手の理科です」
「ふーん、偉いね。見せてごらん」
A君の差し出した家庭用というか、清書版のノートはきちんとした字で、大事な部分は赤のボールペンも使って整理されて、よくわかるノートの作りになっていました。

校長室名物となった生徒のランチタイム(某先生が校長食堂と命名しました)も、一人の生徒が弁当を持ち込んだのが始まりで、いまでは隣の応接室まで開放する賑わいですが、ひょっとしたら毎放課後に校長室が中学生用勉強部屋になってゆくかもしれません。
生徒が希望するなら、もちろん、校長先生は受けて立つ覚悟です。

日本学園は、1885年(明治18年)東京英語学校として発足しました。

今年度より新しい英語教育をスタートさせました。

単純な英会話の授業でも、一般的なティームティーチングとも違う「リンクイン」というシステムです。

担当の箕輪先生より3回シリーズでお伝えします。

英語科 蓑輪裕二先生

1回 「リンクイン」 の授業についてその1

   -トレーニングを重視した授業

 

    本校では、今年度より新しい英語教育システム、「リンクイン」をスタートさせました。私は、英語科教員の一人として、「リンクイン」について携わってきました。学校説明会で、受験生の保護者の方から、「リンクイン」の授業は、従来の授業とはどう違うのか聞かれたことがありました。今回は、「リンクイン」の授業にはどんな特徴があるのか説明したいと思います。

 「リンクイン」の特徴として第一に、トレーニングを重視した授業であるということです。トレーニングを重視した授業というのは、練習量が多いということです。何度も反復するので、練習量が多いのです。野球の練習において、良いバッティングをするために素振りを繰り返します。「リンクイン」においても反復を徹底的にします。

 

反復は同じことを何度もするということでつまらないという印象を持つかもしれません。飽きることがないのは、理由があります。

 

第一に、少し難しいが挑戦してみたくなる活動であるから、飽きることがない。

第二に、意味のある反復をしているので飽きることがない。

第三に、どの生徒も1回は発言をする全員参加型の授業をしているで、飽きることがない。

最後に、何度も意味のある反復をするので、授業のペースは速いので、飽きることがない。

 

このような授業であるので、生徒は受け身ではなく、積極的に授業に参加しています。

 

理由としてあげた「意味のある反復」とは、1つの文法項目をリスニング、スピーキング、ライティング、リーディング活動を通じて、繰り返し学習をするということです。

 

 

 ピッチャーがナックルボールを投げられるようにするには、何度も何度も練習をしなければいけません。英語の学習においても、1つの文法項目を理解して使えるようするには、何度も何度もその文法を使わなければいけません。

「リンクイン」の授業において、「文法を理解し、何度も練習し、実際に使ってみる」ことがとても重要です。

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