進路指導の難しさと大切さ
進路選択は成人にとっても永遠の課題(10)
大人になってからも進路選択は重要である。
私の学校にも、国語の教師として優れた実績を
残しながら、在職時に「社会保険労務士」の資格を
獲得し、退職と同時に開業した先生がいる。
私自身も若い頃に税理士の資格を取得しておき、
退職後の活動に備えていた。
もっとも私の場合は、本校での仕事に専念している
ので、その資格を活用することは、も うあるまいと思う。
会社、役所を定年退職した人々は、その多くが年金
生活に入る。しかし心身共にすこぶ る健康な方が多い。
多摩湖の周遊道路を走っていたり、山に登っている人に
お会いするこ とがあるが、皆さん若々しく背筋もピンとして
いて声も美しい。
こんな方々が、どうして 第二の社会活動にお入りに
ならないのか、私には不思議でならない。
人それぞれであり、 余計な節介は遠慮しなくては
ならないのだが、世の中全体としては勿体ない話
だと思うの である。
国家の手で、定年退職者の再教育、その後の職業の
確保に、もっと力を入れて頂 けないものだろうか。
その11につづく…