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3月18日(土)、成城中学校と成城高等学校の卒業式が挙行されました。

中学生は、多くの生徒が成城高校に進学しますが、義務教育課程はこれで修了となります。中学卒業を一つの区切りとして、4月からは新たに高校生として文武両道に励む成城生となることを目指してください。

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高校卒業式は若干のハプニングがあったものの、卒業式を節目として新たな環境へと巣立っていきます。成城で学んだ「知・仁・勇」を胸に、若き成城健児たちがこれからの日本を支える礎となることを願っています。

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ポスター

3月23日に杉並公会堂にて、第25回定期演奏会を開催します。

入場は、無料となっています。皆様のご来場をお待ちしています。

 

日時 平成29年3月23日(木) 18:00開演 (17:30開場)

場所 杉並公会堂(JR荻窪駅徒歩7分)

曲目 第一部

吹奏楽のための民話

神々の運命

スラヴィア

第二部

オリエント急行

アルセナール

シング・シング・シング

校歌

第三部

ゲット・イット・オン

ユーミン・ポートレイト

真田丸

ディズニーメドレー

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3月7日(火)~9日(木)の3日間、中1学年企画の「ヤングアメリカンズ in 成城」が行われました。

3日間でヤングアメリカンズと共に1つのショーを作り上げるこのプログラム。1年生たちはヤングアメリカンズたちのテンションに戸惑いながらのスタートでした。初回のワークショップでは、元気な生徒がいる一方で、ノリきれない生徒たちもちらほらと。しかし、少しずつ少しずつ自分たちのカラを破りながら、ワークショップを重ねて行きました。彼らが最も変わった瞬間は、2日目午後の「ライオンキング」のパフォーマンスの練習のときでした。彼らのメッセージを受け、生徒たちの表情が変わりました。

そして、迎えた最終日のショーでは、最高のパフォーマンスを見せてくれました。ショーが終わった後、生徒たちが最高の笑顔を見せてくれたのが印象的でした。

事前指導で、「学校は成長できる場所なんだ」と伝えたのが、生徒たちは実感できたでしょうか?この経験を糧にこれからも様々なことにチャレンジして欲しいと願っています。

 

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3月7日より、体育館にて「ヤングアメリカンズ in 成城」が始まりました。

ヤングアメリカンズは、アメリカが発祥の教育プログラム。アメリカを中心とした若者たちと、3日間で1時間のショーを創ります。

始めは緊張していた中学1年生たちですが、すぐに溶け込み、楽しそうに歌とダンスを踊っていました。

9日の最終ショーまであと2日。彼らとの交流が、生徒たちの成長に繋がるよう、願っています。

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中学1年生では2月8日(水)のLHRを利用して「小さな博物館めぐり」を行いました。

訪問地は明治大学博物館、近代科学資料館(東京理科大学)、新宿歴史博物館、印刷博物館、お札と切手の博物館の5箇所で、班ごとに希望の場所を訪問しました。

生徒たちは午前中の授業を終え、教室で昼食をとった後に出発していきました。

中1では地図を用いたウォークラリーを中学行事ですでに2回実施しているので、引率のつかない移動にもすっかり慣れた様子。どの班も頼もしい足取りでした。

お札と切手の博物館では、子供らしく体験コーナーに群がる生徒もいる一方で、興味深く展示に見入る様子も見受けられました。各々が有意義なひと時を過ごしていたようです。

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毎週日曜日午後2時30分より放送されている「テレビスポーツ教室」に本校体操部員が出演します。
毎回1種目のスポーツ競技を特集するスポーツ指導を目的とした番組で、その競技ならではの技術や上達のための練習法を講師が実践・実技を交えて解説してくれるというものです。今回、体操競技を特集するということで本校体操部に出演依頼をいただきました。講師はソウルオリンピック、バルセロナオリンピックのメダリストである池谷幸雄先生です。収録は「ゆか」と「鉄棒」の2種目で、出演生徒は収録の雰囲気に終始緊張した様子でしたが、池谷先生の指導をもとに一生懸命演技をしていました。
今回の収録で教えていただいたトレーニングや練習方法等、ぜひ今後の練習につなげて欲しいと思います。
3/12に「ゆか」、3/19に「鉄棒」を放送予定です。競技レベルは決して高くありませんがぜひご覧いただきたいと思います。
ご指導をいただいた池谷先生、貴重な機会を与えてくださいました関係の皆様に心よりお礼申し上げます。

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収録の様子2

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12月23日~26日、長野県の戸隠スキー場で、中学二年希望者対象のスキー学校が行われました。

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初心者から上級者まで、120名以上の生徒が参加しました。

雪不足が心配されましたが、ゲレンデに到着した23日の午後から雪が降り始め、予定通りレッスンを開始することができました。

初心者はまず、インストラクターからスキーの脱着や転び方から教わります。初日はスキーブーツを履くのも一苦労で、左右逆に履く生徒もいました。なんとか履けても、スキーブーツで雪の上を歩くのがなかなか大変で、レッスンが行われるゲレンデにたどり着くまでに疲れ切っていた生徒もいました。

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しかしながら、技術の吸収が早く、2日目からはリフトに乗ってほとんどの生徒はプルークで緩斜面を滑っていました。

一方経験者らは日ごとに滑走の感覚を取り戻し、横滑りを使ったスピードコントロールやパラレルスタンスでのターンを学んでいました。

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3日目の午後には全班のビデオ撮影を行い、その夜のミーティングで観賞をしました。

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また、夜のミーティングの後は、部屋で友人同士で自由な時間を楽しんでいました。

 

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1月25日(水)、中学1年では新たな試みとして、「若手研究者講演会」を行いました。

この講演会は学年担当の理科教諭が企画したもので、「最前線の若手研究者の研究活動に関する講演を通して、中学一年生に探究的活動の意義と楽しさを伝える」という目的で開かれました。第1回の講師は、学年担当の岡本教諭(理科)の修士課程時代の先輩である林亮太さんです。

林亮太さんはウミガメとそのウミガメに付着する「カメフジツボ」の専門家です。講演は「『研究』とはなにか」「カメフジツボのハナシ」「勉強する意味とはなにか」というストーリーで構成され、林さんの痛快なプレゼンテーションは多くの生徒たちをひきつけていたようです。

ウミガメの生態、カメフジツボの生態、そして、なぜカメフジツボを研究するのか? 林さんは、生態学の入口をご自身の研究と共に明快に説明してくれました。カメフジツボからウミガメの生態が読み解けるかもしれない、という話に、生徒たちは驚いていました。

そして、最後の「勉強する意味とはなにか」というテーマでは、中1だったころの自分に説教するような内容を心がけたとのこと。おそらく多くの人が自問自答してきたであろう「勉強して何の役に立つのか」という問いに対し、林さんらしい以下のメッセージを送っていました。

 

・ 役に立つかどうかはどうでもいい、この中高の6年間はアリストテレスの時代から2000年以上に渡って人類が蓄積してきた知を体系的に効率よくインストールできるボーナスステージなのだ。
・ 役に立つか立たないかはさておき、勉強を効率よくこなしていくために必要な『集中力』は、大人になって新たな分野にアタックしていくときに必要になる。
・ きちんと中高で勉強して集中力を鍛えてきた人たちは勉強の仕方を知っているから、大人になってもスイスイといろいろなことを身につけていける。
・ だから役に立つかどうかとか余計なこと考えず、今勉強したほうがいい。
・ (部活より、ボクシングをやっておくべきだった。)

 

林さんは「おじさんの後悔の念」を、今まさにボーナスステージにいる中1たちに伝えました。生徒たちも興味をもって聞いていたようです。

講演後には中1生徒全員の感想文を林さんに渡しました。「これからは一つ一つの授業を集中して聞くようにしようと思う」といった内容の感想を書いてくれた生徒が多く、林さんも「中1の自分に聞かせたかったな。」と話していました。

中1の生徒たちには、色々な情報をキャッチし、主体的に学ぶことを覚えて欲しいと思います。先ずは3月考査での結果に期待しています。

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安田講堂前にて説明を受けます

安田講堂前にて説明を受けます

 

昨年秋の話題ですが、中学1年の中学行事の様子をご紹介します。

今回は、春の中学行事の解散場所である「北の丸公園」をスタートし、「上野公園」を目指して歩くという2回目の都内散策の企画でした。

 

当日は素晴らしい秋空の中を生徒たちは元気よくスタートしました。

ニコライ堂から旧岩崎邸までは、予め地理の教員から課されたクイズが気になるようで、地図を確認しながら、ゆっくりと歩く班が多くみられました。旧岩崎邸から上野公園までの道は知っている生徒も多く、比較的短時間で到着したようです。

もっとも速い班は11時05分(所要時間3時間05分)に上野公園に到着しました。その後、12時30分迄に到着した班は44班で、12時30分以降に到着した班は25班で最後尾の班が上野公園に到着したのは13時丁度(所要時間4時間)でした。

係教員としては13時に全員が終了してくれればと考えていましたので、中学行事の目標の1つである「班の仲間と協力する。地図を見て正確に目的地まで移動する」を目標タイム内に全員終了出来た事はとても評価できると思います。

最後に交通ルールやマナー違反で注意された生徒も無く、怪我も無く無事に終了できた事を嬉しく思います。

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北の丸公園に集合

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さあ、出発!

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慎重にルートを検討します

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小石川後楽園は初めて訪れた生徒が多数だった模様

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中間checkを受けてひと安心

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憧れの赤門をくぐります

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都会ながら風情のある街並み

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旧岩崎邸庭園までたどりつければあと僅か

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こんな抜け道を利用する班もありました

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無事到着

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記念撮影をして解散ですが…

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帰る前にクイズの解答を完成させました

2016年12月13日(火)に学士会館(東京都千代田区)開催された、「青少年フィランソロピスト賞奨励賞」の贈呈式に、生徒会から二人の生徒が本校代表として参加しました。その一人である、高校一年 武井翔君の報告を掲載させていただきます。

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フィランソロピスト賞受賞に際して《多くの学びと驚き》

一、フィランソロピーとは

成城学校はこの度、『青少年フィランソロピスト賞』の一つである《奨励賞》を受賞しました。フィランソロピーとは、お互いを思いやる社会をつくる慈善活動のことです。また、選考いただいた「公益財団法人 日本フィランソロピー協会」は、「民間の果たす公益の主体となる企業や個人の社会参加意識を高め、誰もが生き生きと暮らし、お互いが支え合うことができるフィランソロピー社会の実現を目指す*1団体です。主な活動として、企業や個人の寄付やボランティアを始めとする社会貢献活動の啓発やプログラムを通じての実践を行っています。

 

二、授賞式の様子

今回参列させていただいたフィランソロピスト賞贈呈式は、私にとって有意義かつ貴重な時間で、多くのことを学ぶ機会となりました。贈呈式の次第は、初めに授賞式が行われ、次に各受賞者による発表、その後に懇親会というものでした。

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授賞式には、小学校・中学校の生徒から高齢の方までの幅広い年代の方々、北海道、島根、佐賀や福岡など様々な地域からいらした方々が集まりました。司会者の方の話によると、このフィランソロピスト賞の歴代受賞者の中には、COCO壱番屋の創業者の方もいらっしゃるそうです。私は、様々な年代・地域・職業の方々がいらっしゃったことにとても驚きました。また、彼らの活動を聞いていると、田舎の活力を蘇らせたり、下半身が動かない状態の中、デザイナーとして募金に協力したりなさっていて、自分が困難な状況であるにもかかわらず、誰かのために行動する勇気に感銘を受けました。

 

三、発表

私たちの発表では、渋谷先輩を中心に、成城の成り立ちや今までに行ってきた核廃絶の高校生一万人署名への協力、あしなが学生募金や熊本募金活動等の社会貢献活動について話を進め、最後に『無限の瞳』2の上映を行いました。

私たちも懸命に発表をしましたが、他の方々の発表を聞く中で、私が一番感銘を受けた発表は、小城市立砥川小学校のものでした。彼らの住む町は、江戸時代、石垣づくりや護岸工事などで活躍した「肥前石工集団」が住んでいたそうで、彼らはそんな石工たちが作った菩薩や如来などの石仏を守るべく活動しています。例えば、石仏をモチーフにした版画カレンダーを作り、募金に協力していただいた市民にお礼としてプレゼントするというようなものです。そのような活動を続け、今までに70万円ほどの募金が集まり、石像の修繕に貢献しているそうです。私は、この活動を小学生が自分たちで行っていることに感動しました。また、私たちが小学生の頃、こんなに大変な事業をできただろうかと考えてしまいました。

 

 

四、懇親会

懇親会では、発表の際に上映した『無限の瞳』2の反響を多くの来場者から聞くことができました。来場者は、未だに白黒の映像が残っていることや、生徒が率先して映画を作ったこと、成城生徒会が被爆した成城生のために他校も巻き込みながら活動を起こしたことに、大変驚いていました。

また、レスリングの選手や成城学園出身の方3など多くの方々とお話をしました。ある年配の男性は、高校生の時に色々な問題を自分たちの手で解決したことや思い切って校長先生と討論したことなどを、昔ながらの精神を絡めて熱く語ってくださいました。その話を通して、やはり生徒自身で何かを始めなくてはいけないのだということ、先生に頼りすぎるのはあまり良くないということ、一つの目標があったらその実現に向けてひたすら頑張ることの三つを学びました。

 

五、まとめ

これまでの活動と贈呈式での経験を通して、私たちにはまだまだ貢献ができることがたくさんあることを実感しました。この発見や経験をもとに、これからの生徒会活動で、より多くのことが実践できるように努めていきたいと思います。今年はその第一歩として、広島に住んでいた私の経験を活かして、署名活動に力を入れたいと考えています。

最後に、フィランソロピーの精神を通じて多くの人と繋がり、多くのことを学ぶことができ、また、今までの努力が実りの多い活動となったことを、とても嬉しく思いました。

 

*1:日本フィランソロピー協会 パンフレットより

*2:かつての成城生徒会が製作した映画。被爆した一人の成城生のために募金を呼びかけ、また、この悲惨な出来事を未来へ伝えるために作られた。

*3:渋谷先輩が発表の時に、成城と成城学園の違いを語った。

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