02 (2) 8月6日(火)~ 8月7日(水)の2日間、高校2年生が札幌の斗南病院で行われた「サマーメディカルキャンプ」に参加しました。1日目は外科の北城医師から「外科の仕事」についての講演がありました。外科医の数が減少している現状に加え、外科のやりがいについて熱心にお話していただきました。その後、実際に手術着に着替え、内視鏡外科手術実習、縫合実習を行いましたが、その講師を北嶺出身で現在、斗南病院に勤務している横山先生(12期)と内藤先生(17期)がつとめてくださいました。器具を覗き込みながらの細かな作業に生徒たちは苦戦していましたが、貴重な体験となったと思います。2日目は内視鏡実習に加え、「放射線について」の講演を受講し、その後放射線部を見学させていただきました。また、1日目は院長の奥芝先生、2日目は副院長の近藤先生とやはり本校卒業生の皆川先生(12期)・富田先生(18期)が、ご多忙の中、生徒たちと一緒に昼食をとってくださり、医師の仕事について貴重なお話をしていただきました。現役の医師の方たちの生の言葉や実際の機器を使った実習のおかげで、生徒達は医師という職業をより身近に感じることができたのではないかと思います。

01 8月1日(木)、昨年度に引き続き「旭川医科大学オープンキャンパスツアー」を実施し、本校の生徒が参加してきました。オープンキャンパスの冒頭には吉田学長先生から参加者に向けてメッセージをいただきました。旭川医科大学の先進的な取り組みや諸外国との医療連携、充実した施設などについての講話でした。また、大学の説明や講座等のプレゼンテーションを拝聴し、キャンパスツアーでは臨床シミュレーションセンター、解剖実習室の見学をした他、学食での昼食や模擬講義などに参加し、生徒達にとっては非常に有意義な1日となりました。参加した生徒からは、「低学年から実習が多く、国際的な取り組みに積極的な大学だということがよくわかった。」「吉田先生のエネルギッシュなプレゼンテーションに感銘を受けた。」「大学生が親切で熱心に説明してくれて旭川医科大学の魅力がよく分かった。」といった感想が聞かれました。参加した生徒には、今回の経験を心にとどめ、旭川医科大学が求める、医師としての適性とともに地域社会への関心を持ち、自らが問題を見つけ解決する意欲と行動力を持つ人材となるべく、今後の一層の努力が期待されます。

02 (1) 7月30日(火)に高校2年生が、砂川市立病院での1日医療体験に参加しました。砂川市立病院は札幌市と旭川市を結ぶ中では最大規模の病院です。院内見学では、年間約50回の着陸があるドクターヘリポートや、建物全体を免震構造で支えていること、さらに大型の発電機の見学などをさせて頂き、自然災害にも強く最新設備が備わっていることを紹介して頂きました。また、医療体験では実際の手術で使用している器具を使いカテーテル治療や、腹腔鏡手術の模擬体験、脳動脈瘤に対する模擬手術の体験などを、一人一人丁寧にご指導頂きました。さらに、研修医の方からのお話や、看護師の方から見た医療現場についてのお話もあり、大変貴重な時間を過ごすことができました。
今回も本校の卒業生の保護者である清水先生や、在校生の保護者である古明地先生、また横田先生を始め、多くのスタッフの方にご協力を頂きました。大変感謝申し上げます。
なお、砂川市立病院での医療体験は今年度あと1回を予定しており、高校2年生が参加する予定です。

06 7月30日(水)、高校2年生が参加し、市立三笠総合病院で1日医療体験を実施しました。市立三笠総合病院は1946年に開設されて以来、急性期から慢性期に至る総合的な医療を提供し続けてきた病院です。三笠市の基幹病院としての役割ばかりでなく、南空知医療圏においても重要な医療拠点病院となっています。
研修では午前中は技術部門の研修ということで、臨床検査科、放射線科、リハビリテーション科などを順に見学していきました。サイクリング運動と同時に脳トレをこなしていくというリハビリ機器の試乗や、CT診察、心電図測定などの実習を行いました。午後の部は本校卒業生の保護者でもある森先生から、地域医療・へき地を取り巻く医療の現実や地域医療を担っていく医療従事者の心構えなどについてお話をいただきました。続いて、現場の看護師さんからもレクチャを受けた他、透析の施設と救急施設を見学し、一日の日程を終えました。
閉会式では、森先生はじめ、今回の研修でお世話になった方々から、生徒達のコミュニケーション能力や積極性について高く評価するコメントをいただきました。生徒達も医師を目指すモチベーションがより高まる良い機会となりました。こちらの病院では、卒業生の保護者の医師がお二人活躍されています。地域医療の最前線でご活躍中の方々と北嶺とのご縁から、このような研修を実施できることに感謝する一日となりました。今回の研修では多くのスタッフの方々にご協力をいただきました。本当にありがとうございました。

08 東大プロジェクトの取り組みとして、8月6日、7日で「東大オープンキャンパスツアー」を実施し、高校2年生10名が参加しました。このツアーは東大の魅力、東大進学のメリットなどを知ること、北嶺OBの東大生による講演会、座談会により、受験に直結する具体的な学習アドバイス、大学生活、卒業後の進路、就職、研究などについて深く知る機会を持つことを目的としています。
初日は空港から、教養を学ぶ駒場キャンパスへ直行し、卒業生によるキャンパス案内、昼食での交流、情報交換会を行いました。また夜には、現役東大生との座談会を実施し、6名の北嶺卒業生からのスライドやプリント資料など用いたプレゼンやグループ交流会を行いました。2日目のオープンキャンパスでは炎天下の中、生徒たちは計画的に各イベントをまわり、大きな刺激を受けながら東大への想いを強くしていたようでした。
参加した生徒たちは、「めざすなら高い嶺」の気持ちで今後さらに研鑽に励み、社会や世界で大いに活躍する人材となっていくことでしょう。北嶺ファミリーとして後輩のために駆けつけ、尽力してくれた多くの先輩方に、心より感謝いたします。

02 8月5日(月)、6日(火)に本校生徒のお父様である、春陽会サクラクリニックの野田泰永先生のご厚意で、名古屋での医療体験を実施していただきました。サクラクリニックは循環器疾患などの生活習慣病、あるいは消化器疾患、認知症などを中心に診療を行っており、今回の研修に参加した生徒は、実際の患者さんに行われている検査や処置、患者さんと医師とのやりとりなどを直接見学し、実際の医療現場を肌で感じることができました。また、超音波検査や内視鏡検査実習などの時間もあり、生徒達にとって自分の将来について真剣に考えることのできる、素晴らしい機会となりました。
研修の終わりにあたり野田先生から、自分の将来の選択をするにあたって、「北嶺生がいかに恵まれているかに気づき、自分に自信を持ってほしい。」「自分自身を知るための努力をし、自分の宝物が何かを考えてほしい。」「人生を決めるのは環境ではなく、その人が何を決断したかである。」「一生懸命を楽しんでほしい。」というメッセージをいただきました。
野田先生には大変お忙しい中、北嶺生のために貴重な機会をいただきました。心より感謝申し上げます。

05 7月30日(火)~8月1日(木)の3日間、昨年に引き続き、高校2年生の25名がDr.コトーキャンプin礼文島医療体験に参加しました。この研修では、礼文町国民健康保険船泊診療所の所長である升田鉄三先生に全面的にご協力をいただきました。升田先生は礼文島での地域医療に30年間以上従事されており、本校の卒業生3期、9期の先輩の保護者でもあります。今回は診療所での医療研修として、人工透析の様子やレントゲン撮影見学、血圧測定・エコー診断体験などをさせていただきました。また升田先生、研修医の山崎先生、稚内の産婦人科医川村先生からの講話を通し、生徒たちは離島医療の現状や問題点に真剣に向き合い、地域住民の健康、生命を守る大変さ、大切さを肌で感じ取ることができました。さらに礼文島の名物ユースホステル桃岩荘でのミーティングに参加したり、北のカナリアパークを訪れたりと盛りだくさんの3日間で、生徒達は医療への関心・意欲を高めるとともに、礼文島の生活・文化にも触れ、大変貴重な時間を過ごすことができました。参加した生徒からは「離島医療の現実を知ることができてよかった。また礼文島の文化を体験でき、本当に充実した忘れられない研修になった。」という感想が寄せられました。 北嶺ではこれからも、他では得られない探究活動の場を生徒たちに提供し、広い視野で将来を考えられる機会を与えていきます。

32 2019年8月3日(土)~8月13日(火)の11日間、中学2年生~高校1年生の55名の生徒が、Gプロジェクトの一環として取り組んでいる「ニュージーランド語学研修・ホームステイ」に参加しました。今年度で4年目の取り組みとなりますが、兄弟校・男子校「Kelston Boys High School」に加え、今年は共学校である「Rutherford College」への語学研修校も加わり、生徒はいずれかを選択して1週間の語学研修に取り組みました。午前中はESOL(English for Speakers of Other Language)の授業で英語の学習を行い、午後は各校の生徒(バディ)とともに各校の授業に参加しました。Kelston Boys High Schoolでは、恒例となったマオリ族の伝統舞踊である「ハカ」のレッスンを学んだ他、北嶺の校技であるラグビーの練習に取り組んだり、団体行動訓練にも参加したりと、男子校らしい教育を受けることができました。Rutherford Collegeでは、マオリ族の伝統舞踊「ハカ」や伝統歌について学んだ他、現地の生徒とサッカーで交流を深めました。両校ともに盛大な歓迎・送迎セレモニーを開催してくださり、北嶺生も英語でのスピーチや校歌披露でそれに応えました。バディとして北嶺生をお世話してくれた現地の生徒とは、日を増すごとに交流を深めることができ、連絡先を交換するほど仲良くなることができました。また、ホームステイでは、ホストファミリーに学校への送迎、毎日のランチの準備、休日のアクティビティなどで大変お世話になりました。生徒にとっては、文化や慣習の違いを肌で感じる貴重な体験ができたとともに、人の優しさや温もりの大切さを感じることができました。さらには、グローバルな視点を獲得することもできました。
新しい大学入試改革や英語教育改革で英語教育が注目される中、生徒たちは学校の授業だけでは得ることができない重要なことをたくさん学び取りました。この経験を糧とし、自分の目標実現達成に向け、より一層英語やグローバルについて興味を持って学習に取り組んで欲しいと願っています。

03 7月28日(日)、北嶺メディカルスクール講演会として東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科、臨床解剖学分野の秋田恵一教授にお越しいただきました。今回は、「東京医科歯科大学で学ぶということ」と題して、東京医科歯科大学の説明、医師になるための教育を通じて、医学の考え方、研究の面白さ、世界に目を開く大切さを学ぶということについての講演でした。秋田先生は医学科の教育担当をされており、また講義や面接を通して、普段から多くの東京医科歯科大学の学生を間近に見ていらっしゃいます。そのような視点から、医師になるための心構えや目的意識などを伝えて下さり、今の段階でするべきことが明確になった生徒も多かったようです。今回は中学3年生から高校2年生までの約50名の生徒が参加しました。生徒たちは秋田先生から講演で伝えられたメッセージをモチベーションに変え、この夏休み以降、大いに頑張ってくれることでしょう。秋田先生にはお忙しい中お越しいただきました。ありがとうございました。

03 7月24日(水)に、ニュージーランドの兄弟校である「KELSTON BOYS HIGH SCHOOL」と今年度から新たに研修を受け入れて下さる、「RUTHERFORD COLLEGE」への語学研修の結団式を実施しました。結団式では、岡本教頭、学年の先生方から激励の言葉をいただきました。結団式後には、今回添乗してくださる近畿日本ツーリストさんの指示のもと、出入国に関するさまざまな書類作成を行いました。
8月3日(土)から11日間にわたって行われる研修には、中学2年生から高校1年生まで合計55名が参加します。兄弟校への研修は今年で4年目となりますが、昨年度参加した生徒達は、語学力はもちろんのこと、グローバルな視点を獲得することができました。今年度参加する55名の生徒にも、兄弟校の授業参加、生徒との交流、ホームステイ家族との交流を通じて、英語コミュニケーション能力の向上や国際性の涵養に努めて欲しいと願っています。

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