学年末のこの時期、今年度の振り返りや来年度の展望をお考えの方も多いのではないでしょうか。
自由学園は、一足早く新年度がスタートしました。
それは…、新年度の委員会メンバーを決定する選挙がおこなわれたということです。
(自由学園の委員会についてはこちらから)
1年前のこの時期に、高等科3年生を中心とした委員会が始動しました。
あれから6期の委員期間を経て、今回の選挙をもって委員会運営のたすきが高等科2年生に渡りました。

以下、選出された生徒の抱負です。
委員長Y君:「初代は希望に満ち溢れた期です、これまでここで学んだ人たちの思いを受け継ぎ、ここに集う人たちの思いを受け取り、責任を持って、この責任を果たしていきたいと思います。1期間よろしくお願いします。」
副委員長U君:「初代は多くのことがありますが、まずは男子部生一人ひとりが楽しんでいけることから始め、自分の人生を自分で歩むようにしていけたらいいと思います。1期間よろしくお願いします。」
寮長S君:「これだけ多くの人が僕に投票してくれたことに感謝して、任期を全うしたいと思います。1期間よろしくお願いします。」

自由学園は現在、2014年度の集大成と共に2015年度も始動しています。

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現在高等科1年生は、「腕時計の分解・組み立て実習」を行なっており、
3日目の本日は、昨日までに分解した時計を元通りに組み立てる作業に入りました。

 

時計を動かす5つの歯車の部分を組み立てました。
時計の地板と平行に歯車が置けているか、歯車の軸が軸受けにきちんと入っているかなどに注意を払い、長さ3mm程の小さいねじで固定していきました。

その後、歯車の精度に関わる「アンクル」と「てんぷ」という心臓部分を慎重に組み込んでいきました。「てんぷ」が動き出したときは歓声が湧きました。

生徒は、「ねじを強く閉めすぎないように心がけ、歯車がかみあい、各パーツが連動していく姿に感動した。」と感想を述べていました。

本日は、日付を示す、くるま(日ぐるま)を組み込み作業が終了しました。

最終日となる明日は、文字盤と針を取り付けケースに収め、最終調整をして完成の予定です。

 

スキー訓練も2日目を迎えました。
午前中は雪がふるなかの講習でしたが、みな意欲的に取り組んでいました。
午後には天候も回復し、初心者班も全員が中急斜面を滑走するまでに成長しました。
上級者はコブ斜面にもチャレンジしました。
1日中の講習でやや疲れも見えますが、夕食後の懇談にもみな集中して向き合っています。

 

高等科2年生は17日から21日まで、新潟県妙高高原でスキー訓練を行います。
朝7時に全員が集合し、バスで4時間かけて宿泊先のホテル金甚に到着しました。

用具のレンタルを頼んだ生徒はサイズ合わせをして、昼食後に開講式を行い、午後から講習がスタートしました。

例年より多い過半数の生徒が初心者でしたが、午後の講習を終えるころにはほとんどの生徒がリフトに乗って、
初級コースを滑走できるまでに成長しました。

時間もしっかり守って、規律ある生活が送れています。

 

みなさんが身に付けている腕時計、どのような仕掛けが知っていますか。
自由学園ではその仕掛けを学びます。
高等科1年生の「腕時計の分解・組み立て実習」が昨日から始まりました。
機械式時計は様々な技術の結晶といわれていますが、生徒たちは5日間をかけて、完成品を分解し再び組み上げる作業を通じ、その一端に身をもって触れる体験をします。
自由学園では実物に触れ物事を原理から学ぶことを重視しており、今回の腕時計を通した学びも大切にしています。
指導者は荒木斎氏(本校卒業生)他、3名の技術者です。
(自由学園の独自の学びについてはこちらから。)

昨日から始まった実習を迎えるにあたり、先週に事前学習をおこないました。
(事前学習の様子についてはこちらから。)
初日の昨日は、時計の文字盤側の部品を外す作業をおこないました。
2日目の本日は、時計の心臓部であるてんぷアンクルや、その他の歯車を外す作業をおこないました。
非常に細かいパーツを扱うため、指導者の方の説明を注意深く聞き、「キズ見」と呼ばれる拡大鏡を用いて集中して取り組むことができました。
明日から、分解した時計を組み立てる作業に入ります。
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いま、地域ぐるみで子どもの育ちを支えるための支援者が求められています。

しかし、それには子ども理解や接し方のスキルなど、ある程度の専門性を身につけることが必要になります。

そうした中で、様々な方が教育活動へ関わるための仕組みとしてはじまった「教育支援人材認証制度」があります。

 

この度、東京学芸大こども未来研究所との共催で、同制度の「こどもパートナー」認証講座を開講いたします。

「こどもパートナー」は、“こどもに関わり合うチカラ”を身に付けることを目標にした基礎的な講座です。

半日の講座を受講し、申請すると「こどもパートナー」の認証資格を取得でき、

公の立場で子どもたちと関わりあうことができるようになります。

 


 

【開催概要】
日時:2015年 2月28日(土)13:45~18:15 *(開場13:30)*
場所:自由学園初等部 食堂
対象:一般  高校生以上
受講料:大人8,000円  大学生・高校生5,000円

講座内容:

①オリエンテーション 13:45-13:50

受講者向けのオリエンテーションを行います。

②教育支援者とは? 13:50-14:50

支援者にとって必要となる「社会的背景」と、保護者、所属団体、行政からの「視点」、

それぞれにおける支援者の「役割」を眺めてみます。

③こどもを取り巻く環境 14:55-15:55

現代のこども事情と子どもを取り巻く様々な環境について学びます。

体験活動時など、様々な場面ごとの実例をもとに考察します。

④こどもへの接し方 16:05-17:05

子どもへの接し方を学ぶ講義です。

親、教師ではない地域の大人としての子どもへの接し方を学びます。

⑤こどもの理解 17:15-18:15

子どもの世界を理解し、子どもと生き生きしたコミュニケーションをとるための知識や技能を学びます。

講師:

鈴木聡氏(東京学芸大学院教育学研究科准教授)

酒本絵梨子氏(自由学園最高学部教員)

主催:JIYUアフタースクール自由学園最高学部
共催:NPO法人 東京学芸大こども未来研究所
後援:東久留米市

 

【お申込】

下記お申込フォームよりお申込ください。

お申込み後、こちらから仮受付および、お振込先についてメールでお知らせいたします。

ご入金が確認できましたら本受付となります。

 

お申込フォーム⇒http://goo.gl/tUN9Ms

*お申込締切:2月21日

 

【その他】
・こどもパートナーの認証申請を希望する方は、当日申請用紙にご記入いただき、認証申請料2,000円を会場にてお支払いください。

・当日、お車でお越しの場合は、駐車場のご用意がありませんので、近隣の有料駐車場をご利用ください。

・受講料お支払い後にキャンセルした場合は下記の通りキャンセル料が発生いたしますのでご注意ください。
7日前まで・・・無料
3日前まで・・・受講料の50%
1日前まで・・・受講料の70%
当日・・・・・全額
*振込手数料はご負担いただきますのでご了承ください。

・当日、30分以上遅れて参加された場合は、認証申請ができませんので、お時間に遅れないようにお越しください。
・当日は主催・共催者側で写真を撮らせていただき、後日HP等に掲載させていただきます。

 

【チラシ】

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【お問い合わせ】

JIYUアフタースクール after-school@jiyu.ac.jp

中等科1年生は、この1年間平面作品に数多く取り組んで来ました。
3学期は、自画像を油絵で描くことに挑戦しており、水彩画と違った油絵の画風にのめり込む人が多くいました。

 

油絵1年

 

2月12日は、人物デッサンの最終回でした。
1年間お世話になった担任の先生にモデルになって頂き、この1年間で身に付けた力を最大限に発揮し感謝を込めてデッサンをしました。
生徒は、真剣な面持ちで、モチーフをじっくりと見つめ描いていました。
お互いの思い出に残る時間を過ごすことができ、生徒と担任との絆としての良い作品になりました。
次週、色をつけて完成の予定です。

 

 

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高等科2年生は毎週木曜日に、家庭科の実習として全校生徒の昼食をつくってきました。
完成しなければみんなの昼食がなくなってしまう‥!という緊張感は、調理実習室とは比較にならない、真剣な学びの時間になっています。
そんな調理実習もついに昨日で最終授業となりました。

最後のメニューは、鶏のから揚げ、スイートチリソースサラダ、だご汁、ご飯、ボストンクリームケーキ、お茶、牛乳でした。
メニューの1つであるだご汁は、リーダーの生徒の出身地である熊本の食べ物で、彼の考案によって実現したものでした。
サラダはきゅうり、ピーマン、水菜を細かく切るところから、またそのソースも1から手作りでした。
1年間の食事作りの集大成を飾るに等しい、素敵な昼食になりました。

 

中等科1年生が美術の授業で、自分の名前のイニシャルやロゴをデザインしました。

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デザインする際には、まず紙に鉛筆で下書きを行い、その後マジック、色鉛筆、クレパスを用いて、木のプレートに書きました。
授業の最後には、全員のプレートを色画用紙に張りだし、お互いの作品を見合う時間を取りました。皆の作品を見ると、アルファベットのものや、漢字のもの、カラフルなものからシンプルなものまで様々で、皆の個性が良く発揮された仕上がりとなりました。

 

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12月から、高等科1年生の有志生徒4名が映像研究部を設立し活動しています。

冬休みには、ソフトウェアの使い方に慣れることを目的として、

自己紹介のムービーまたはプレゼンテーションを作成することに取り組み、

1月29日(木)にその発表会を行いました。

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メンバーの中には、初めてパワーポイントやキーノートを使ったという人も居ましたが、よく考えて作成することができていました。

また、中等科の頃から映像製作に興味を持って活動していた生徒は、ナレーション、音楽、映像を組み合わせた5分間のムービーを披露しました。

 

 発表後には、それぞれの作品に対して良い所と改善点を聞き合う時間を持ちました。

「写真が沢山あって分かりやすい。」「タイトルと本文がはっきりしていて見やすいレイアウトになっていた。」「強調したいときにアニメーションを使うと有効的だと思う。」などの意見がでました。

自分が作った作品を発表するため、発表前は少し恥ずかしそうな様子でしたが、発表後には皆から「良かった」、「すごく分かりやすかった」などの感想をもらい、嬉しそうな表情を浮かべていました。

生徒の「やりたい」という声がきっかけとなり始まった本活動ですが、今後も色々なことにチャレンジし、何かを作ったり、発信したりする喜びを獲得できる活動にしていきたいと思います。

 

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