自由学園男子部は、期末試験後も試験休みは取りません。
生徒たちは毎日登校し、学びを深めます。

本校では創立以来、自然に、そして生命に触れる教育が重視されてきました。
現在、授業では「産業」という時間があり、畑・果樹・養豚・養魚・きのこの5つのグループに分かれて
意欲的に生命を育てています。生産物は、昼食の食材として食卓に上がります。

「養豚」では、中等科3年生の係と中等科1年生全員が校内で豚を育てています。
昨年9月から大切に育ててきた豚2頭を、3月7日に出荷しました。

今日は中等科3年の係の生徒が、精肉店の方の指導を受けながら挽肉にする作業を行ないました。

(本日の取り組みはこちらから)
この挽肉と、精肉店で切り分けられたロースやこま切れ肉は、来週以降、
初等部(小学校)から
最高学部(大学部)までの食卓にのぼる予定です。

単にかわいがるだけでなく、育てて食すところまでの学びは、厳しさも伴いますが、
生命に触れる機会は、生徒たちが人間的に成長していくうえで欠かせないものです。

自由学園男子部は、期末試験後も試験休みは取りません。
生徒たちは毎日登校し、学びを深めます。

高等科2年生では学校保健の取り組みとして歯科衛生講義を行ないました。
これは、来年度に最上級生として寮(寮での生活についてはこちらから)の責任を預かる生徒たちが、
日ごろの衛生管理を自分たちでしっかりできるようになるための取り組みです。

学校歯科医で本校卒業生の先生のご協力のもと、毎年行なっています。
始めに、口のなかに棲む細菌や悪化してしまった虫歯の映像を見せていただくと、
生徒たちは驚きの声をあげて熱心に聞き入っていました。

講習では実際に歯ブラシやデンタルフロスを用いて、正しい歯の磨き方をレクチャーしていただきました。
特殊な薬品を使って歯垢を赤く染め出すと、いつもの磨き方では届いていない箇所が一目で分かり、
みな鏡を見ながら歯磨きに夢中になっていました。

先生から「飽きたりあきらめないで毎日こつこつと続けて欲しい」というお話しがあり、
参加した生徒には歯ブラシとデンタルフロスがプレゼントされました。
まずは自分の健康に関心を持つことから、そして下級生や寮の室員の健康にも気を配れるように、成長していって欲しいです。

自由学園男子部は、期末試験後も試験休みは取りません。
生徒たちは毎日登校し、学びを深めます。

今日から4日間、全校生徒は学年末の「まとめ」に取り掛かります。
「まとめ」とは、生徒一人ひとりが自分自身の一年間を振り返り、学習面・生活面での成長報告を記す、
言わば、自分でつくる「教育報告書」です。
各教科担当から出された課題を自分なりにまとめ、一年間の復習と発展学習を行なっていきます。
また、教科以外にも「生活のまとめ」として、1年間の健康、行事参加、寮生活への取り組みや来年への
展望を深く考えて書き出し、自分自身の歩みを文章化していきます。
提出された「まとめ」には担任や各教科の教師による講評が加えられ、春休みに各ご家庭に郵送されます。
「まとめ」は自分自身を見つめ、自ら学ぶ力を磨く機会であり、来年度への土台作りの場となっています。

写真は「まとめ」に取り組む中等科1年生の教室の様子です。(今日の取り組みはこちらから)



3月2日、冷たい雨が降る中での作業となりましたが、
仙台での支援活動で使われる材木や物資が鉄道貨物のコンテナに積み込まれ、
夕方、学園から仙台に向かって運ばれていきました。
来週3月5~8日には、高等科3年生全員が仙台へ行き、現地の仮設住宅で使う縁台100台や、
市民センターで使われる下駄箱等を製作し、差し上げて来る予定です。
(仙台での様子は
こちらから)
実際に仙台に行って作業を行なうのは、高等科3年生ですが、
材料の準備には高等科3年生のみならず、材木へのやすりがけや、塗装の部分などで、
全校生徒が携わってきました。
(準備の様子は
こちらから)
準備中には、雨や雪が降ったりしたこともありましたが、
1ヶ月以上にもわたって毎日少しずつ準備を してきました。

縁台100台分の木材は、相当な分量となり、 大きな鉄道コンテナにびっしりと詰め込まれて、仙台に向かって運ばれていきました。
その他、初等部の5年生が製作した牛乳パック椅子も、併せてコンテナに積み込まれ、
現地の保育所に届けられる予定です。受験を終えて仙台に向かった高校3年生は、卒業をする3月23日まで自由学園の教育が続きます。


 

 

2月29日、明け方から降り始めた雪は、昼になってもやむことはなく、校内はいちめん真っ白い雪に覆われました。
夕方の自治区域には有志の生徒が雪かきに力を出しました。
徐々にその姿は増え、18時までかけて、駅へと続く道を歩きやすくするためにスコップを振るっていました。
予期せぬ折に、彼らの熱い思いに触れることができました。

2月18日に行なわれたプレゼンピックで、男子部高等科2年の代表チームは、見事3年ぶりに優勝を果たしました。
堂々とした語り口や、とっさの対応力、ぶれないメッセージなど、日々の生活や学びのなかで
本校が大切にする「伝える力」が確実に身についていることを感じさせられる内容でした。
(当日の詳細はこちらからご覧ください!)

 



 

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