本日は、中等科・高等科の修業式が行なわれました。
それぞれの修了者の氏名が担任によって読み上げられ、代表者が修了証書を受け取りました。
(本日の様子はこちらから)

中等科入学以来6年間「完全出席」(無遅刻無欠席)を貫いた生徒は、
壇上で学園長から記念のメダルを受け取り、全校生徒から温かい拍手で表彰されました。

来年度は4月10日から始まります。

春休み中もこちらのページでは、本校の様々な取り組みをご紹介していきます。

自由学園男子部中等科・高等科では、4月21日(土)に学校説明会を開催します。

本校の上下級生のつながりには、特別な意味合いがあります。
寮の責任を担う高等科3年生は、小学校を卒業して入学したばかりの中等科1年生と1年間生活を共にします。
17、8才の高等科3年生が、まるで親がわが子を育てるように苦労と愛情を注いで、立派な中学生に育てます。
彼らはお互いを『1年生』『6年生』と呼び合い、その絆はお互いが卒業しても消えることはありません。
(寮の生活についてはこちらから)

5年の月日が過ぎると当時の高等科3年生は大学4年生となり、当時の中等科1年生も高等科2年生になります。
自由学園最高学部に進学した学生は、20日に卒業式を迎え、社会に巣立って行きます。
前日にあたる19日、中高の食堂に新卒業生が集い、在校生徒と昼食を共にしました。

(当日の様子はこちらから)

その昼食は彼らが関わった『1年生』の父母12名が、感謝の思いを込めて作ってくださいました。
なかには、お食事作りのためだけに関西や東北から来てくださる方の姿もあったほどです。

委員長の高等科2年生は、祝辞を述べる際に『1年生』だったころを思い出し、つい感極まってしまいました。
いくつになっても色あせないたくさんの思い出と、温かく見守ってくれる先輩の存在に勇気づけられ、
来年度には彼らが新しい『1年生』を迎えます。

自由学園男子部中等科・高等科では、4月21日(土)に学校説明会を開催します。

 

自由学園の昼食は、いつも温かく心のこもった食事を全校生徒が一堂に会していただきます。

その、長年続く独特なスタイルを、守り支えてくださっているのが、在校生の父母の方々です。
父母の方々は、近隣のご家庭を中心として、交代の当番制でお食事作りをしてくださっています。

毎年この時期は、お子さんの高等科修了により、長年当番に入られた方々が「卒業」していく時期でもあります。
先週のある日、最後の当番になったお父様が、生徒に向けて次のようなスピーチをしてくださいました。

「自分は料理などしたこともなかった。しかし当番に入ってみて、君たちの生活する姿を見たり話しを聴くことがとても新鮮で、
食事当番に来ることが本当に楽しみになった。
君たちに一番伝えたいことは、労働は『義務』ではない。『権利』である、ということ。
自分はこの経験を通じて、そのことを深く考えさせられた。」

温かいお食事でなく、とても大切なメッセージをいただいたように思いました。

本校の生徒は約7割が寮に入り、親元を離れて生活しています。
(寮での生活の様子はこちらから)
しかし、彼らの生活を支えてくださっているのは、まぎれもなく父母の力によるものです。
ご自身のお子さんのことだけでなく、生徒たちみんなの成長を我が事のように感じてくださる、
温かいもうひとつの家族の形がここにはあります。

本日、高等科3年生の成績報告会と壮行会とが行われました。

成績報告会では、全員の成績や学習への取り組みが、各教科担当から報告されます。
自由学園の勉強は、個人のものや競い蹴落としあうものではなく、
お互いに励み合い、刺激し合い、協力して行なうものです。
努力している人やその取り組みが報告されると、歓声が沸き起こることもしばしばありました。

壮行会では父母と教員を前にして、高等科を修了する全員がスピーチを行ないます。
これもまた、一学年一クラスしかないからこそできるものです。
(壮行会の様子はこちらから)
先日は彼らが生活する寮(『東天寮』)での壮行会も行なわれました。
(当日の様子はこちらから)

卒業まで一週間を切っても、全員が最後まで登校して本校での学びを全うします。
その姿を見て、後輩もまた成長していきます。

 

自由学園男子部は、期末試験後も試験休みは取りません。
受験を終えた高等科3年生も卒業する3月22日まで毎日登校し、学びを深めます。

高等科3年生は被災地の方々に自分たちがなにかできないか考え、
学年全員で3月5日から8日まで仙台に出向き、活動をしてきました。

今日は3日目の報告をいたします。(初日の活動はこちらから)(2日目の活動はこちらから)
3日目も2日目に引き続いて、荒浜地区への視察と仮設住宅でのタッピングタッチの会・音楽会を行ないました。
偶然、スターバックスの店長さんたちが被災地支援に訪れているところで、
生徒たちの焼いたケーキやクッキーと、スターバックスのコーヒーとで即席のお茶の会を行なうことができました。
(そのときの様子はこちらから)
明日は東京に戻ります。最後の夜のミーティングでは、このスケジュールを全面的に支えてくださった
方々への感謝を多くの生徒が口にしていました。
(3日目の詳細はこちらから)

自由学園男子部は、期末試験後も試験休みは取りません。
生徒たちは毎日登校し、学びを深めます。

Higashikurume International Friendship Club
(東久留米国際友好クラブ)主催のスピーチ・レシテーションコンテストに、
中等科1年の生徒が2名参加し、英国ロマン派の詩人William Wordsworth(ウィリアム・ワーズワース)の詩 “Daffodils”(水仙)を朗読した生徒がみごとに準優勝を獲得しました。

コンテストに出場した生徒は両名とも自ら進んで参加の意志を表明しました。

本校での生活は朝から夜まで、人前で発表をする機会に溢れています。
先日も情報の授業の取り組みでは、高等科2年生がプレゼンピックで優勝しました。

英語学習においてもそういった強みを活かして、
学内のレシテーションコンテストを初めとして、今回のような学外のコンテストにも参加しています。

将来活かせる英語力を身につけるためにも、大勢の聴衆の前で話す機会を積極的に活用していってもらいたいと考えています。

(英語科の取り組みはこちらから)

 

 

自由学園男子部は、期末試験後も試験休みは取りません。
進学試験を終えた中等科3年生も修了する3月22日まで毎日登校し、学びを深めます。


中等科の課程修了を控えた中等科3年生は、築地場外市場に程近い「すしざんまい」調理実習室で、
寿司作りの講習会を受講しました。

講習会では、寿司飯の作り方、鯵(あじ)を三枚におろすさばき方等を習い、
最後に巻き寿司、握り寿司の握り方を習い、自分で握ったお寿司をお昼にいただきました。

ワサビや生姜を使う意味を講師の先生から尋ねられた時は、
学校の「生態学」の授業で「フィットンチッド」についてちょうど学んでいたところなので、
めいめいが元気よく得意気に回答していました。

講師の先生からは、
「配付されたテキストを見ながら調理するのではなく、最初の模範調理を集中して見て、
しっかり解説を聞き、自分で試すことが大切だ」
とお話ししていただいきました。

講習は、寿司においての黒(海苔)、白(米)、緑(キュウリ)、赤(マグロ、海老)、黄色(玉子)といった
五色の色彩の重要性と配置の仕方にも及び、有意義なものでした。

中等科課程修了の節目を控え、自ら握ったお寿司でお祝いの季節に花を添えることができました。

 
 

 

 

 

自由学園男子部は、期末試験後も試験休みは取りません。
生徒たちは毎日登校し、学びを深めます。

今年度最後の全校行事として、駅伝大会を行ないました。

例年この時期に国営武蔵丘陵森林公園で行なっているものですが、
昨年は震災の影響で中止となったため2年ぶりの実施となりました。

中1から高3までの全学年を6つの「家族」に分け、縦割りでチームを組みました。

フルマラソンと同じ距離(42.195㎞)を10区間にわけ、1人約4.2㎞を走りました。
高等科で一番速い生徒は15分34秒、中等科で一番速い生徒は16分43秒で走りきりました。
走ることが苦手な生徒も、それぞれに持てる力を出していました。

会の運営や進行は高等科2・3年生の係りが中心となって行ない、
「家族」をまとめる役割は高等科3年生が受け持ちました。

卒業を来週に控えるなか、全校で行なう最後の行事として、爽やかな思い出を残すことができました。
(当日の様子はこちらから)

 

自由学園男子部は、期末試験後も試験休みは取りません。
受験を終えた高等科3年生も卒業する3月22日まで毎日登校し、学びを深めます。

高等科3年生は被災地の方々に自分たちがなにかできないか考え、
学年全員で3月5日から8日まで仙台に出向き、活動をしてきました。

今日は2日目の報告をいたします。(初日の活動はこちらから)
2日目は、荒浜地区の視察と、仮設住宅でのタッピングタッチの会・音楽会を行ないました。
(詳細はこちらから)

お話しを伺った荒浜小学校の校長先生が
「生活の格差があることは事実だから仕方がない。
でも心の格差、震災で被災した方々のことを忘れてしまうということはないようにしてもらいたい」
というお言葉が、実際に目にした被災地の現状と併せて一人一人の胸に深く刻まれ、
夜のミーティングの際にも感想を述べる生徒が多くいました。

「微力ではあるが無力ではない」という思いを持って、私たちにできることをしていきたいと考えています。

自由学園男子部は、期末試験後も試験休みは取りません。
生徒たちは毎日登校し、学びを深めます。

自由学園では「ほんものに触れる」学びを大切に考えており、
さまざまな方面から第一人者の方をお招きして、講演や特別授業を行なって頂いています。
3月8日には尺八演奏の第一人者、
柿堺香さんをお迎えして、
日本の伝統音楽に接する時間を持つことができました。

尺八の音色を聴く機会自体、日ごろの生活ではなかなか味わえないことですが、
柿堺さんは国内外で演奏の数々の実績を持ちながら、後進の育成にも積極的にあたられており、
演奏だけでなくお話のなかからも、生徒たちにとっては「ほんものに触れる」貴重な体験になりました。
(詳細はこちらから)


 

 

ページ
TOP