高等科3年生の数学の授業では、3学期から新しい試みとして、
ジグソー法を用いた協同的学習に挑戦しています。



ジグソー法とは、あるテーマについて複数の視点で書かれた資料をグループに分かれて読み、
自分なりに納得できた範囲で説明を作って交換し、交換した知識を統合してテーマ全体の理解を構築したり、
テーマに関連する課題を解いたりする活動を通して学ぶ、協調的な学習方法の一つです。

(ジグソー法について詳しく知りたい方はこちら

 

今日は、今学期初めて他のグループのメンバーに学習成果を発表する時間がありました。
教室の至る所で、生徒の解説が行われ、盛り上がっていました。
また、解説した生徒に対して通常授業よりも活発に質問が寄せられていました。

生徒の感想には、
「友人の説明がとてもわかりやすかった。」
「皆に”へぇ〜”という反応をされるととても嬉しい。」
「皆とてもよく調べていて正直焦った。」などがあり、
皆が良い発表と準備を行い、授業に臨んでいることが分かりました。

 

 

長期休暇ごとに有志生徒がJIYUアフタースクールでのお手伝いをさせていただいています。

この冬休みも高等科の生徒が入れ替わりで、7日間お邪魔します。

利用者の小学生にとっては、高校生もりっぱな大人。生徒たちの顔もいつもよりちょっと大人びて見えます。

25日にはクリスマス会が行なわれていました。

生徒たちも仮装を準備してプレゼントも用意して、当日を楽しみに迎えました。

  

クリスマス会の様子はJIYUアフタースクールのHPに詳しく紹介されています。

(ご覧になるにはこちらから)

いつもの学び舎とは違った環境に身を置き、違った年代との交流を通じて、

お手伝いの生徒も多くのことを学ばせてもらっています。

冬休みは「冬休み学期」。生徒一人ひとりが多くの学びを得て、また集まれることを楽しみにしています。

みなさまよい年をお迎えください。

 

本校では部活動も年代を超えたつながりを感じる場の一つです。
小学生から大学生、そして卒業生も、お互いに関わりあい、一つの家族のようなコミュニティを形成していきます。
サッカー部はとくにそういったつながりが密です。

今日は、グラウンドに中高大の生徒とサッカーを愛する卒業生たちが集まり、今年一年の蹴り納めを行ないました。
ミニゲーム大会、フルコートでのゲームと、和やかな雰囲気で今年最後のサッカーを楽しみました。

新年は4日に蹴り初めを企画しています。

明日はいよいよ終業式!今日はそのまえに全校をきれいにする、働きの日となりました。
本校では学校を細かい区域に分け、生徒達が分担して管理する「自治区域」というシステムで校内キャンパスの保全を生徒たちの手で運営していきます。
「トイレ」「体育館」「理科室」「芝生」など、それぞれのスペシャリストが存在しますが、
なかには「特別部隊」というなにやら物騒なネーミングのチームが存在します。
彼らは土木作業のスペシャリスト!
それぞれの区域から要請があればどこにでも行き、修理や保全を手伝います。
今日は一日働きだったので、いつもよりも本格的な作業に取組みました。
 校内で砂利が敷かれていたところに石畳を新設することとと、
腐食した木製の階段の修復です。
「そんなことできるの?」「業者さんにおねがいしたほうがいいんじゃない‥?」
さすがに不安をかくせない生徒たちでしたが、
担当の職員の手ほどきでみるみるうちに技術を会得していきました。
石畳を担当したグループは、次の様な工程で作業を行いました。 1)新設場所の土を掘る 2)砂利を敷いて締め固める 3)木枠を作って設置する 4)糸を張って水平をとる 5)メッシュ(鉄筋の様なもの)をセットする 6)セメントを捏ねて流し込む 7)コテを使ってきれいにならす 階段を担当したグループは、 1)腐食した階段を撤去する 2)新しい材木を切る 3)材木と杭に防腐剤を塗る 4)掛矢(大きな木槌)とスコップで階段を組み上げる、 5)周辺の土が階段に流れ込まない様に板で土留めをする という工程で作業を行いました。 生徒たちは「楽しい」「自分たちで出来るなんて凄い」 と満面の笑みを浮かべながら作業をしていました。
周りで見ている生徒たちも興味津々の様子でした。
 
写真をご覧いただければ分かるように、放課後も自主的に残って夜までかけて階段を組み上げました。
ここまで自分たちの手でやったからこそ得られる達成感は、やはり格別のようです。
「ほんものに触れる学び」の姿が、ここにも。

本日は、男子部・女子部・学部の3部の学生、教職員に、学園を支えてくださっている多くの方々をゲストとしてお迎えし、クリスマス午餐会を行ないました。

女子部生徒による丁寧でおいしいお食事と色とりどりの装飾に加え、男子部高3の生徒は昨日夜遅くまで体育館を飾りつけ、高2の生徒は試作を重ねたてづくりのゼリーをみなさんに召し上がっていただきました。

ゲストを代表してスピーチをしてくださった宣教師のChristian Zebley氏は、「クリスマスはイエス・キリストの降誕によって私たちが生まれ変わる機会をいただいた日。そのことこそが最も大切で尊いギフト、贈り物です。」と、お話しをしてくださいました。

生徒たちの係りはクリスマスにむけて全校生徒・父母・教職員で行なっている献金の中間報告を行ない、協力をよびかけました。

男子部、女子部それぞれの歌のプレゼントも用意され、和やかななかにも感謝の気持ちで充たされた、温かなひとときとなりました。

     

本校では毎日お昼ごはんを全校でいただきます。

お食事は、近隣の父母の方々がボランティアでつくってくださる、日本で一番あたたかくておいしいお昼ごはんです。

また、本校では、いのちに触れる機会を多く設けています。

もっとも特徴的な取組みとして、豚を育て、出荷し、お肉としていただく「いのちをいただく学び」の機会があります。

それが本日のお昼ごはんでした。

食卓には、中等科3年生が産業の授業で育て、中高の今年度入学生が毎朝晩に世話をしてきた、2頭の豚のお肉が並びました。

とてもやわらかくおいしいお肉でした。

手間をかけておいしいポークピカタに調理してくださったお母様は、「いのちをいただく学びの機会に調理にあたれたことを嬉しく思う」と感想をのべてくださりました。

また、女子部の生徒が丁寧に育てた白菜もサラダでいただきました。

いのちを育てるのは楽しいことばかりではなく、豚が怪我をして動けなくなったり、作物が病気になってしまったりと、大変なことも多くあります。

そういった経験を通して、いのちの尊さを、実体験として学んでいきます。

本校の感性教育は「ほんものに触れる」ことを大切にしています。

体操も美術も音楽も、得意も苦手も関係なく全員で育み、全員で表現することで、生徒一人ひとりのなかに確かな感性を身につけさせることができると、考えています。

音楽教育の集大成として、4年に一度、東京芸術劇場で行なわれる「音楽会」はその最たるものです。

小学生から大学部にいたるまで全校生徒が、プロの演奏家のコンサートで使用するステージに立ち、2000人のお客様の前で1年間、あるいはそれ以上かけて練習を積んできた楽曲を披露します。

今年度のテーマは「祈り」。宗教曲など、解釈が簡単ではない曲を前に、苦しんだり投げ出したくなることもありました。

生徒も教員も一生懸命に向き合い続け、当日の発表を迎えました。

(当日の様子はこちらから)

終了後には感極まって涙を流す生徒の姿もありました。ずっとずっと「いやだ」と言ってきた生徒が、「音楽会、よかったです!」と活き活きした表情を見せてくれたこともありました。

苦しんで苦しんで乗り越えた先の感動や学び、本校だからこそできうる「ほんものの学び」です。

  

 

 

 

 

本校のサッカー部は、日本一温かい繋がりのなかでサッカーができる環境だと言えます。

その根拠は、創部以来綿々と続く、世代を超えた繋がりです。

中学生との試合から小学生が学び、高校生との試合から中学生が学び、大学生との試合から高校生が学ぶ。

それぞれの試合に多くのOBや在校生が観戦に行き、声援を送る。

そんな関係性が自然と出来上がっています。

夏の高校の選手権には、中学・大学のサッカー部全員とOB、父母合わせて100名近い応援団が結成されました。

(そのときの様子はこちらから)

11月24日、サッカー部OB会の主催により、年に一度の催し「サッカーフェスティバル」が開催されました。

中高大のサッカー部部員をはじめ、幅広い年代の卒業生、初等部児童、父母の方々が一堂に会して親交を深めました。

午前中にはミニゲーム大会、小学生の試合、OBや父母が参加しての試合が行われました。

昼食の時間には、サッカー部の父母による手作りのカレーをいただきながら、ミニゲーム大会優勝チームの表彰、各カテゴリーの活動報告、ビンゴ大会などが行われ、会場は和やかな雰囲気に包まれていました。

午後はそんな雰囲気が一転、現役同士の白熱した試合が行われました。

中等科と高等科の旧チーム同士の試合、新チーム同士の試合、高等科と学部の試合の3試合が行われ、

いずれも年長者に負けじと挑む下級生たちの健闘が光りました。

最後には全員で校歌を歌い、会を締めくくりました。

年代を超えたサッカーファミリーのあたたかい繋がりを感じるひと時となりました。

開催にご尽力くださったOB会の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

     

高等科剣道部の生徒4名が、23日(日)に玉川上水高校で行われた東京都高体連第8地区剣道大会に参加しました。
個人戦のみの出場となりましたが、高等科1年生のT君が4回戦にまで進み、ベスト8という好成績を修めました。
今後は、1月に行われる新人戦にむけて、引き続き練習を重ねていきます。
また他校と練習試合の機会も増やしていく予定です。

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日本経済新聞夕刊に本校卒業生である咲花正弥氏の特集が連載されました。

咲花氏は本校最高学部(大学部)を卒業後、一般企業での勤務を経て、米国の大学院で進学されました。
そこでスポーツトレーナーに関わる専門教育を受け、サッカードイツ代表フィジカルコーチ、サッカー日本代表フィジカルコーチを歴任し、 現在はサッカー米代表チーム専属フィットネスコーチとして活躍されています。

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日本経済新聞 『駆ける魂・上』
日本経済新聞 『駆ける魂・下』
(PDFが開きます)

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