6月のはじめに田植えをした稲が、いよいよ収穫の時期を迎えています。

中学の1年生と2年生が、わりと大きな田んぼで代かきや田植え、ぬか蒔き、雑草取り、案山子づくりなどを通して、教えあったりしている姿を気持ちよく眺めています。

今日はのこぎりみたいな鎌で、稲刈りをしました。稲刈りをしてハサがけをして、来週あたりに脱穀です。

去年はあちこちで小っちゃいネズミ(「カヤネズミ」というそうです)を見つけました。
今年はちっとも出てきてくれず。。。

クモやカエルはたくさんいましたが、ネズミは出てきてくれませんでした。それでもネズミが稲束の間に藁束を丸めてつくる巣を発見。
いったいどうやってつくったんだろう。

なかの

朝の教職員の打ち合わせで、高3の選択授業の「朗読講座」の授業をやっている人から、「やります」というアナウンスがあって、聴きに行きました。

場所は事務局玄関の前で、アスファルトの上にゴザが敷いてあって、どうやらそこに客は座るみたいです。
昼休みのちょっとした時間、高3の人たちが選んだ詩や文章の「読み聞かせ」をしてもらったのかなと思いながら、彼らの声を目を閉じたりしながら聴きました。

実はこの人たちとは授業とか授業でない場でもいろいろと出会っていて、私の知っている姿と こういう「表現をする」場での姿と、同じだったり違っていたりしているのを発見するとき、かなりしあわせな気分になります。

なかの

夏休み中に自由の森学園の中学校や高校の授業などを体験していただく「学びの森2012」が18・19日に2日間にわたって、行われました。

小学クラス・中学クラスとも、自由の森学園でどのような授業が行われているかをお伝えする授業を体験していただきました。
>授業紹介はこちら

1日目はいろいろなイベントも盛りだくさんで、「特別講演」と夜の会食交流会の「森の夕べ」。終了したのは19時半過ぎ。

都留文科大学教授の佐藤隆さんの「特別講演」は、日本の「学力向上政策」の未来の姿を、フィンランドやアメリカで行われている教育に対する考え方の違いの中で語っていただきました。

その後の「森の夕べ」は、その日に寮の宿泊体験をする子どもたちを中心に今日1日過ごしてきたみんなとの交流の場になりました。自由の森の、郷土芸能・民族舞踊・中国舞踊の3つの部活が、太鼓や踊りの発表をしてくれました。

両日ともたくさんの子どもたち、保護者のみなさんにお集まりいただいきました。
ご参加いただき、ありがとうございます。

なかの

日常の学校運営でもさまざまなご協力をいただいているmont-bell様のご厚意により、埼玉県の長瀞でラフティング体験をしてきました。今年で3回目となります。

一艘あたり6人+ガイド1人の7人でボートを漕ぎます。流れの速いところではみんなで水をかぶったり、緩い流れのところではボートから川へ飛び込んだり。また岩や他のボートに突っ込んでいったり、ちょっとした危機の後にはみんなでパドルを掲げて「いぇーい」としたり。
たっぷりとラフティングを楽しんできました。
大阪や小田原から参加された方も。遠いところ、ありがとうございます。

天気はギリギリ持ちましたが、ラフティングを終えて着替えをしたりしているところにバケツをひっくりかえしたような猛烈な雷雨。帰りの関越道では稲光が近くて、ドキドキでした。

なかの

自由の森学園の学校説明会を行いました。2年ほど前から「中・高」に分かれて、それぞれの学校の特徴をお話しさせてもらっています。

中学校の説明会は、私から自由の森学園という学校が生まれ出た理由や、「競争原理を超えた」教育から育まれる学びの姿について、お話ししました。

今回は、2部構成で、後半は中3生5人が登場。7月冒頭に行ってきた修学旅行や学校生活について、話をしてくれました。

なかの

明日から夏休みに入ります。
自由の森学園は前期・後期の2学期制ですが、いわゆる「1学期」の終わるこの終業の日に、特に自由の森学園に入学した1年生の人たちが何を手にしたのかとか何に戸惑っているのかとか、いろいろ気になって、「悩むこと」についての話をしました。悩むことは、いいことだと思います。

4月から始まった新しい学期が夏休みをはさんで一段落する時期に、この4ヶ月間がみんなにとってどんなことに向かい合ったのかが気になったりします。悩みはたくさんあるみたい。それは当たり前のこと。そして、悩むだけの「値打ち」のあるものに、たくさんの時間をかけてほしいなと思います。

夏休み前の終業の日は、生徒たちの「合唱」があります。「1年生」の人たちは初めて舞台に立って歌う場面。中高の「1年生」の歌も聴かせてもらいました。とってもよかった。2年目、3年生目の人たちの歌も、すごくよかったです。

ここでの時間を過ごしている時間の長さで、蓄えている人たちの発する合唱が、とても心地よいのです。とってもぜいたくな時間です。

なかの

7月2日(月)から6日(金)までの4泊5日。今年の中学校の修学旅行は前半は安室島でのサバイバルコース、座間味島でのシーカヤックコース、本島読谷村での楽器コースの3つに分かれてそれぞれの時間をつくってきました。

私は楽器コースの人たちと一緒に3日間を過ごしました。校長になってから毎年修学旅行に参加させてもらっていますが、学校での日常の姿とは別の中3の人たちの表情に毎年出会います。そういう場面に出会えることが、本当に楽しい時間をつくってくれます。

3日目に、那覇で全コースが3日ぶりに出会います。自分のコースがこんなにすごかった、楽しかった、やばかったと集まったホテルの夕食の際に、自慢合戦をしているのを聞いて、夕食後の集まりの中で「自分のコースがいちばんだったと思う人」と聞いてみると、ほとんどの人たちが手を挙げていました。

たくさんのもの得て学校に戻ります。私はひと足先に修学旅行から離れてしまいましたが、後半の日程で訪れる佐喜眞美術館やシムクガマ・チビチリガマ、ひめゆり平和祈念資料館など、「ほんもの」を見て、中3の人たちが何を持って帰ってくるのか、それを発現するのには時間はかかりますが、いろいろと聞いてみたいなと思います。

高3の人たちの修学旅行の報告会も見ることが出来ました。北海道、屋久島、関西、沖縄、、、。6つのコースの人たちも帰って来ました。みんないい顔をしています。ひとりひとりのやってきたたくさんの経験を、聞いてみたいなぁと思います。

なかの

修学旅行を中心的につくってきた実行委員長や副実行委員長、「サバイバル」「シーカヤック」「三線・楽器」のそれぞれのコース長から、あさってから始まる修学旅行に臨んで、同じ学年の人たちに向かっていろいろのメッセージが語られました。

私も出番があって、「行く前と行った後とでは、みんなの表情が変わるのだ」という話をしました。たくさんのものを持って帰ってきてほしいなぁと願いながら。

これから修学旅行が始まります。

なかの

学園の創立者のおひとりでもある松井幹夫さんが亡くなったのが今年の2月。84歳。
昨日、松井幹夫さんをしのぶための会を学校で行いました。

松井さんは80歳になるまでずっと自由の森学園の数学の授業を担当されていましたが、晩年は高3の授業のみでした。いまいる生徒たちで松井さんの授業を受けたことのある人はもういません。
在校生のみんなに、会への参加を呼びかけました。私は高3の学年HRにおじゃまして、「自由の森学園がいったいどんなふうに誕生したのか」を知る場であることと会の終わりに「みんなで一緒にうたをうたってほしい」ということをお願いに行きました。他の学年でも担任からや学年集会などでそうした話があって、結構な人数の在校生たちも集まってくれました。
「松井さん」のしてきた「しごと」を通して、自分たちの学校のルーツを確かめる、いい時間になったのではないかと思っています。

「しのぶ」というしんみりとした雰囲気もある中で、そこで語られる言葉から自由の森学園という学校がどのようにして生まれたかを熱く聞き、私自身も思いを新たにする時間となりました。

遠方からも来られたという話も聞いています。卒業生たちも集まってくれました。自由の森学園の外で松井さんと直接つながっておられる方々にもご来校いただきました。

ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました。

なかの

今年もたくさんの方に学校にきていただきました。ありがとうございます。

はじめに、私の方から「自由の森学園」がいったいどんな学校であるのか、また学校の時間によって子どもたちがどのように成長していくのかなど、教育の考え 方について、いろいろとお話しさせていただきました。みなさんからの反応がありがたくて、ついつい調子に乗ってしゃべってしまいました。
長くてすみません。

この日は、土曜日の3時間目の授業を(教室の外からですが)見ていただき、また、美術棟2階では中学生の美術作品も見ていただきました。

7月からさまざまなイベントがございます。ぜひご参加ください。

7月16日(月・海の日)   オープンスクール(1)
28日(土)      オープンスクール(2)
8月18・19日(土・日)   体験入学「学びの森」
9月22日(土・秋分の日)  オープンスクール(3)

>詳しくはこちら

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