★★★帰国生受験の中間報告★★★

 11月と12月に実施致しました帰国生A選考の入試受験者動向の中間報告が、「私立学校研究(c)ホンマ ハヤト」のブログに紹介されました。昨年度比で234%の受験者伸び率となっております。 次回1月30日(月)が最終の入学試験になりますので、もう少し受験者数は、伸びると予想されます。

 1名でも多くの帰国生が本校にご入学していただき、英語力と日本語力の伸張を図り、海外で獲得した「学習スタイル」を本校の教育の場で開花させ、日本の教育改革にその力を貸してほしいと思っております。本校がめざす次の目標は、『帰国生から選ばれる学校』です。

私立学校研究 (c) ホンマ ハヤト

 

★★★今年もNEW YEAR WALKを実施しました★★★

1月7日(土)、中学生全員を対象にNEW YEAR WALKが実施されました。

これは、東京タワー(芝公園広場)をスタートして、増上寺、竹芝ニューピア、レインボーブリッジというチェックポイントを回り、ゴールの学校までをグループになり約10キロの道のりをひたすら歩く行事です。以下のことを主な目的としています。

(1)達成感を得る。

(2)困難を克服する力を養う。

(3)災害時の交通機関マヒによる自宅(学校)までの徒歩移動を想定したシュミレーション。

昨年度に続いて今年度も参加者全員が約2時間をかけて無事ゴールしました。

また、各交差点での安全誘導やゴール後の食事(ホットドッグ・おしるこ・野菜スープ)作りにたくさん保護者の方々のご協力をいただきました。厚く御礼申し上げます。

ゴール後の生徒達のすがすがしい笑顔が印象的でした。

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ベネッセも注目し始めた大学生用のスキル型教材

↑↑↑ 詳細なHPはここをクリック!!

現在、大学生用の教育教材としてベネッセが作成している3つのテキストをご紹介致します。このスキルこそが、社会で必要なスキルの一つであることが認知され始めました。本校では、この基礎的なトレーニングを6年前に新しく開校したときから、中高生に習得してほしいスキルとして「サイエンス科」が中心にオリジナルの教材を作成しながらそのプログラムを構築しています。

さて、ベネッセ様の作成した教材の視点を考察してみましょう。

「ジェネリックスキル養成教材」

・クリティカルシンキング(Critical Thinking) 情報を吟味・理解する力を鍛える

・データベーストシンキング(DataBased Thinking) 事実を基に思考する力を鍛える

・ロジカルライティング(Logical Writing) 論理的な文章力を鍛える

これらの教材は、大学生基礎力Bookシリーズのテキストタイトルです。内容を読んで見ますと、とても実践的であります。このようなトレーニングは、実社会で必要な「考え方」が組み込まれています。大学でこのようなことが取り組みが必要である日本の教育には、やはり改革が必要であると強く感じます。大学は、自分の専攻や研究を行い、専門的なスキルを磨く教育の場であるはずが、真の社会的なコミュニケーション能力で「考える力」を育成しなければならなくなっている現状を冷静に判断する必要があります。

なぜ、中等教育でこのようなスキル学習の基礎を実施することができないのでしょうか。勉強とは、知識の暗記ではないはずです。物事の見方をあらゆる方向から考察することであり、少し何が間違った方向に進んでいるように感じます。このままでは、日本を変える人材が育つのでしょうか。

現在、中高でこのようなスキルを各教科に取り込みながらシラバスを構成している学校は、それほど多くないと思います。学校という存在には、学習・行事・クラブ活動の3本柱を中心に人格と社会的なコミュニケーション能力、つまり「考える力」をどのように身につけさせるかがとても重要な要因を持つ場所です。勉強だけを教えている場所であれば、予備校や塾と全く同じになってしまいます。学校には、学校でしかできないことがあります。それを見失わず、しっかりと子供たちの教育、日本の未来を託せる人材の育成を目指す必要があります。

いかが思われますか?

 

★★★国際共通語としての英語力向上のための5つの提言と具体的施策」について★★★

5つの提言のPDFは、ここをクリック↑↑↑

文科省は、昨年の7月に上記のテーマにより検討会が実施され今後の英語教育についての5つの提言と具体的施策を上げている。その内容を少し考えてみたいと思います。

平成23年7月13日
初等中等教育局国際教育課外国語教育推進室

文部科学省では、生徒の外国語能力の向上のため、「外国語能力の向上に関する検討会」を設置し、生徒に求められる英語力や英語教員の質の向上、ALTやICTの活用等について、今後の施策に反映させるため、検討を進めてきました。
この度、検討会における審議まとめである「国際共通語としての英語力向上のための5つの提言と具体的施策~英語を学ぶ意欲と使う機会の充実を通じた確かなコミュニケーション能力の育成に向けて~」がとりまとめられましたので、公表いたします。

詳細な情報は、ここをクリック→ 

さて、ここで討議されたことも東京都の円卓会議で話された内容とほぼ同じです。内容的には、斬新な良策は全くなく今までの私学が取り組んできたことを全国の公立学校でも実施することを訴えているように感じます。しかし、これらの対策を本気で実施するだけの国財を英語教育に賭けるつもりなのでしょうか。

提言の中で、TOEFL試験の国別調査で日本のスコアが低いことが上げられ、日本人の英語力の低さを証明してますが、この試験のスコアを本当に上げるためには、現在の指導要領と学習量では全く歯が立たないことは明白です。また、国語力の伸張が重視されていますが、国語力には、古典や漢文など日本古来の文化言語の学習内容も含んでいることを忘れてはいけません。母語である日本語力を伸ばすことには大賛成ですが、国語力という視点からその定着を強調し過ぎると子供たちへの学習負荷が他国に比べ多くなります。これに加え日本人は、日本史、家庭科、保健体育科なども学習し、筆記試験でその知識を問ている現状を把握してほしいと思います。その中で子供たちに、更に英語を学習する時間を確保させ、他国と同レベルの英語力まで要求をしていることに限界がないのでしょうか。もし、TOEFL試験のスコアを日本人の英語力の指標とするのであれば、センター試験の英語をTOEFL試験に変更すればすぐに解決するはずです。現在のセンターの英語試験とTOEFLの試験内容を比較すれば、その要求されている難易度が全く異なることが理解できます。ただ、入試の判断材料となれば留学を希望していない優秀な生徒も受験し、英語シラバスもかなり変更する必要があるからです。

また、外部資格試験に関しても学習の意欲を高める手段として取り組みことには異論はありませんが、それぞれの試験には欠陥の部分があります。以前のTOEICの教員セミナーの講演会でもお話をしましたが、英検にはWritingを測る試験がない、TOEFLは中学生には難し過ぎる、TOEICはビジネス英語が多く中高生には向かない、GTECにはSpeakingを測る試験がない。これらの試験のほとんどがアメリカで作成されたものばかりであることにも疑問を投げかけたいと思っています。アメリカのビジネス戦略に日本が呑み込まれているように感じてなりません。なぜ、英語の4技能を伸ばすことが強調されているにもかかわらず、それを評価できる試験の存在を誰も指摘しないのでしょうか。それは、「ケンブリッジ英検」だと確信しています。この試験は、英検3級レベル~1級レベルまでのグレードを有し、試験では4技能すべてを評価され合否判定が下されます。デメリットは、受験料が高額であることです。もし、国策として英語教育に力を入れるのであれば、受験料の半額を負担し、この試験を高校入試や大学入試の資格試験として採用することによって、現場の英語授業内容が一変に変わります。

最後に、優秀なNative教員を年間600人採用することも提言されていましたが、震災の多い、原発事故があった日本に来日してくれる方がどれほどいるのでしょうか。考え方を少し変えて、日本の英語教育を「アジアで通用する英語力」と位置づけ近隣の国とのコミュニケーション力を高めることに力を入れていくことを提案したいと思います。ITを活用した英語授業や教科授業などを近隣のアジア諸国と進めて行くことはとても教育的な効果があると思います。英語は知識ではありません。単なる意思疎通のツールの一つです。しかし、そのツールを使うためにはルールがあります。そのルールを日本人英語教師が指導していくことにより日本の英語教育は、かなり改善されるはずです。

英語科主任・国際交流センター長 久保 敦

 

 

★★★江東区報(新年特集号より)★★★

 

 

今回は、学校の教育内容の紹介ではなく、本校がある江東区(有明北地区 東雲)の未来を予想してみましょう。 江東区から発刊されている「新年特集号の区報」に新規開発計画などが発表されていました。次にその内容を抜粋します。

★災害に強い街作り

★「CITY IN THE GREEN」緑化計画の推進

★有明小・中学校の開校

★グランチャ東雲の開設

★昭和大学新豊洲病院の工事着工

★保育待機児の解消、高齢者福祉の推進

★地下鉄8号線 豊洲〜住吉間の延伸

★2020年オリンピック・パラリンピック誘致計画

 

ここ有明北地区は、埋立地区が多く、南北の交通網がやや不便です。昨年度の地震の影響もあり、通学や在住について敬遠される方が多かったようです。

しかし、現在では、震災の影響はほとんどなく、逆に東京に通勤されている方が震災当日徒歩で自宅まで何時間もかけて帰宅したことなどから、勤務先に徒歩で通える手ごろな住居地区ということで勝どき、豊洲、東雲、有明、新築地などの地区のマンションに人気が集まっているようです。また、新しいマンションには、最新の防災システムが完備されているようです。また、有明地区には災害時には東京都の防災センターも設置する用地も整備されています。更に、東京に大きな地震が起きた場合に一番心配すべきことは、住宅密集地での火災旋風です。ここ有明地区は、このような事態を想定して住宅の建築がなされています。

確かに、豊洲から銀座まで徒歩で30分~1時間、東京駅までも1時間以内で行けます。これなら、お子様をご自宅の近くの保育園や幼稚園、学校などに通園、通学していても数時間以内には迎えに行くことができます。職住接近の考え方です。災害の多い日本であるからこそ、家族との連絡がすぐに取れる地区に住む傾向は今後進むと確信しています。

山﨑孝明区長様のめざす”共助”でつくる「活気あふれる、元気なまち」の実現に大きな期待をしております。

◆詳細な情報は、こちらから→ 

 

 

 

★★★東京都の広報誌から教育を斬る★★★

新年明けましておめでとうございます。国際交流センター長の久保 敦です。

元旦に発行された「東京都の広報誌」に教育改革についての円卓会議の内容が1面に掲載されていました。また、その会議の動画がYou Tubeにも掲載されています。その内容を抜粋してみました。

教育再生・東京円卓会議より(広報 東京都1月より)

★社会的な原体験で感性を育む

・集団生活を通じた社会体験

・大学入学前に社会体験

・校外活動を単位化するシステム

★理数系学生の質の向上

・日本の強み「科学技術の分野」で質の地盤沈下が進行

・世界に通用するための徹底した英語教育

・テーラーメイドの教育システム

★英語教育のあり方を変える

・高校から英語で授業や留学システムを導入

・高校までに国語力を完璧に

◆◆詳細な情報は、こちらから→ 

 

この内容をご覧いただいた方は、どのようにお感じになったでしょうか。総論は、とても賛成です。このような考え方は、ここ20年間私学が実際に取り組み実績を残してきた取り組みです。公立の学校でも私学と同様の教育的な質の向上をめざすことには、教育の平等を受けられる子供たちにとっては、とてもすばらしいことです。しかし、東京都の現在の財源で、これらの内容をすべての公立学校で実施することが本当にできるのでしょうか。これらの教育内容を実行するためには、やはり日本の経済再生も同時に行い、教育にかける予算の捻出が必要です。

関東圏の学校改革は、関西圏の学校と比較してややスピードが遅く、飛び抜けた特色ある教育に挑戦する学校も少ないように感じます。それは、なぜなのでしょうか。

私からの提案としては、東京都にある学校の教育の仕組みを実行可能なものから変えていくことが現実的であると思います。いわゆる、教育の仕組みを「世界標準型のカリキュラム」に近づけることです。これにより各教科間の学習連携を強化させ、生徒には「学びのスタイルの変革」を促し、教師には「指導方法の転換」を通して常に生徒に考えさせる授業展開を意識することが重要です。

例えば、学校の年間スケジュールを9月~6月に変更する。センター試験に記述式問題を導入する。学校の成績と課外活動を重視した評価方法と進学方法の再構築。国語力と英語力ではなく、日本語力と英語力に変更する。特に、国語教育では、学習すべき内容が多すぎるため英語教育に時間を避けない。定期試験では、論述試験を中心とする。口頭試問でも可とする。などすぐに改革できることばかりであると思います。

このような改革が進んでいくと公立と私学の違いが無くなって行くような気がします。そのことが良いことなのかどうかは、わかりませんが、日本の教育の視点から見れば教育界の中にも競争原理が働き、子供たちの生きる力を育むためになるのであれば良いでしょう。しかし、度が過ぎると学校がサービス業界のようになるのは危険です。

世界がグローバル化している中で、日本がこの波に呑み込まれ、沈下していかないためには、教育の力が重要です。それには、家庭での躾教育の徹底、教育の仕組み改変、教師の授業力の向上から進めるべきです。

英語科主任・国際交流センター長 久保 敦

 

平成24年の新春を迎えて

 


 

校長 嘉 悦  克

新年明けましておめでとうございます。

平成23年は、311日に発生した東日本大震災、そして人災ともいえる福島原発事故等、日本は未曽有の大災害に直面した年でした。しかし、新しく迎える平成24年は、力強く日本復興に取り組むことに専念できる年になることを祈念していましたが、1217日の北朝鮮金正日総書記の死亡という事態に接し、先行きが全く不透明になってしまいました。ただ、ご存知のように、日本はここ100年という短いスパンを取ってみても、大正12年(1923年)の関東大震災、大東亜戦争末期における原子爆弾による、広島・長崎の惨状、昭和20年(1945年)310日の東京大空襲等々、多くの災害に遭遇してきましたが、その都度立派に乗り越え克服して来た経験を持っています。外国の友人が見舞のメールの中で、次のように言ってくれました。「君たち日本人は、素晴らしい強さと崇高な精神力で幾多の困難に立ち向かってきました。今回も確りその強さを我々に示してくれるものと信じています。」また、米国のクリントン国務長官は、322日在米日本大使館で「逆境にくじけない日本の魂の強さは、私たちすべてに感動を与え、輝きを放っている。」と記帳しています。そして、この国難を乗り越えるには、正に創立者嘉悦孝の遺訓「怒るな働け」の精神の実践が求められていると思料します。尚、今年は年賀状の代わりに同窓会である翠光会・光風会を通じて被災地の支部の方に寄付させて頂きました。お許し下さい。

 

 

 

 

 

 

 

★外部の取材でロボット講座が取材されました★

ベネッセとマイクロソフトが開発した「ロボット講座」を本校のサイエンス科で培ったノウハウを活用して、更なるオリジナル・プログラムに発展させたことに対して取材されました。内容記事を次のHPにて紹介されています。是非、ご覧いただければ本校のこれからの教育方針が見えてくると思います。

私立学校研究 ホンマ ハヤト氏のHP

 

グッドスクールコミュニティー (株)エクステンション・スクール 鈴木氏のHP

★英検1級、準1級表彰式★

12月22日(木)の終業式で本校の生徒が活躍した表彰が行われました。その中で、今回も英検の表彰が実施されました。中学1年生の英検準1級、中学3年生の英検1級合格者へ賞状が授与されました。

中学生でも英検準1級1級に合格する生徒が年々増えています。英語科としては、とても喜ばしいことであり、今後もその指導に力を入れて行きます。

また、次年度には「TOEFL」、「TOEIC」、「ケンブリッジ英検」などの世界標準の試験にどんどん挑戦させて行きたいと思っています。

今回、合格した皆様 本当におめでとうございます。

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終業式での表彰の様子

★大会出場で終業式にて表彰★

  先日、全国大会へ出場した生徒4名が終業式で表彰されました。世界大会への出場は逃しましたが、彼らが経験したことは言葉では表現できないほどのすばらしい経験のようでした。このような、経験を後輩の生徒たちにも受け継いで行きたいと強く思い、他校の高校生と活動を始めたようです。来年の1月10日に実施される「教員研修会」で、この4名から参加報告があります。

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本大会の様子 Aチーム イラン大使     Bチーム コロンビア大使

終業式での表彰の様子

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