５年生の現代文演習の授業では、大学受験を見据えた実践型問題集に取り組んでいます。扱う文章は生物学や哲学といった学究的な文章から、青春小説まで多岐にわたります。５年生らしく複雑で高度な内容ですが、オンライン授業ならではのチャット機能では毎時多くの質問が寄せられ、生徒のやる気を感じています。さまざまな文章に触れるなかで、思考力と想像力を養ってほしいと思います。

４年生の数学ではパワーポイントと動画を使って、２次関数の単元を学習しています。２次関数は、今後数学を学ぶ上で大切な単元です。また、２次関数と２次方程式の関連性など、高校数学の流れが体感できる単元でもあります。今週から、単元の中でも重要な、２次不等式を学習します。分からないところはチャット機能などを使って質問するなど、少しずつ理解していって欲しいと思います。

「人権の保障？」そう言われても、まだぴんときていない生徒たち。３年生の社会では公民的分野を学習しています。今扱っているのは「基本的人権」。生徒たちはまだ自分事として捉えられていない様子でしたが、世田谷区が「子どもの権利条約」を母子手帳に載せていること、またその背景にはある女の子の働きかけがあることを紹介した時には、興味を持って聞いていました。社会にある問題を身近なものとして捉え、自分の考え・意見を持つことができるようになってくれたらと思っています。

２年の英語は、「未来の予定について話す」をテーマに、英文法や会話表現を学んでいます。 この単元をマスターすると、現在、過去、未来の事柄を伝えられるようになります。オンラインでの授業となり２週目に入りましたが、毎日の授業の様子から、課題や復習・予習に自分なりにしっかり取り組めている皆さんのことが分かり、安心しています。授業の最後には、皆さんからのリクエストに応じて一緒に洋楽を聞いています。元気の出る歌を聞いて、この自粛期間も前向きに乗り越えていってほしいと思います。

１年生の数学の授業では「正負の数」からスタートしています。生徒のつまずきをすぐにキャッチできるように、毎日の宿題のノートを画面に近づけて見せてもらうようにしています。そこで、わからなかったところの質問に答えて、わかったという達成感を味わってほしいと思っています。オンライン授業では、教員からの質問に生徒が答えたり、解き終わった生徒は反応のスタンプを押したりすることで、一人ひとりが授業に意欲的に参加できています。オンライン授業の良さを見つけながら、楽しく授業をしています。

バスケ部では、今週からオンラインによる活動を開始しました。先週までは自宅での練習課題を配信し、各自の取り組みを集計する形でしたが、画面越しではありますが、久々にお互いの様子が確認でき、顧問としても安心することができました。また、新型コロナウイルスの早期終息に向け、いま自分たちが出来ることをやっていこうという共通認識を改めて全員で持ちました。今後のオンライン部活動として、ハンドリングや筋力トレーニングといった基礎的な練習と動画を使った戦術解説を部活動の再開まで繰り返していきたいと思います。学校再開後、新たな目標に向け、全員で活動できることを顧問一同、願っています。 BREAK THE LIMIT !!

６年生の古典は、パワーポイントを使用してオンライン授業を行っています。資料はZoomの「画面共有」という機能を活用しながら、通常の板書に近い形で生徒が確認できるように工夫しています。お互いに慣れないことも多くありますが、顔を見たり声を聞いたりしながら授業をできることは大きな喜びです。今学んでいる単元は『源氏物語』の「夕顔」。日本古典の最高峰と言われる作品世界を存分に味わってほしいと思っています。

５年生の数学Ⅱ・Bでは、「不等式の証明」と「平面上のベクトル」を学習しています。春休みの宿題で予習し、分からない箇所を授業で確認し、理解を深めてゆきます。また、不等式の証明では、今まで取り組んできたことを思い出しながら、順序だてて書くことを意識して取り組んでいます。そうした学習は、数学のみならず、他教科にもつながると考え、しっかりと学習してほしいと考えます。

４年生の現代文では、最初に「水の東西」という短い評論を扱っています。東洋と西洋の水の扱い方の違いから、両者の文化や考え方の違いを理解しようとする話です。４年生は高校生となって今までより広い視野や幅広い思考や深い洞察力を求められてきます。オンライン授業という形式や環境に慣れないながらも、生徒は授業に真剣に取り組み、理解しようと努力しています。これからも生徒と教師で切磋琢磨しながら、よりよい授業を展開していきます。

３年生の英語の授業では、『キクタン・キクジュク』の単語練習と「現在完了」の単元から始まりました。単語練習では、音楽にのりながら楽しそうに発音練習をしている生徒の様子が見られました。「現在完了」を扱う初回授業では、過去形と現在完了の違いを理解することに重点を置きましたが、「これらのシチュエーションでは過去形と現在完了どちらの文を使うか」という問いに対し、ほとんどの生徒がスラスラと答えることができていました。１・２年生で学んだ文法より難しい単元ですが、日常会話でもよく使われるので、理解を深めて身につけてほしいと思います。