目黒星美の社会科では「学びの社会還元」をテーマに学習活動を展開しています。１年生では11月の社会科見学で、専門家に対してプレゼンテーションを行う機会があり、そこに向けて準備をしています。また、グループディスカッションや協働作業を通じて、自分とは違う考え方やものの見方に触れます。こうした授業での活動が、他のボランティア活動や地域での活動と結びつき、さらなる気づきを得る機会へと発展していきます。ぜひ目黒星美の社会科にご期待ください。

本校の理科の授業では、日常生活と科学の関わりを積極的に取り上げています。また、得られた知識や観察力を用いて、物事を科学的に思考し、論理的に表現する力を育成することを目標としています。身の回りの自然現象と、教科書の内容をつなげるためには実験・観察は重要ですので、多くの実験を取り入れています。各期において、観察・実験に関する基本的な技術（Ⅰ期：１･２年次）、科学的なものの見方や論理的な思考（Ⅱ期：３･４年次）、習得した知識・技能の応用力（Ⅲ期：５･６年次）など、一人ひとりに合った指導をしています。（理科科主任談）

数学科では、基礎知識・技能の習得、論理的思考力の養成、様々な問題を理解し、多様な表現を駆使する力を付けることを目標に授業を行っています。苦手意識のある生徒にも一人ひとりケアしていき、挑戦する気持ちを伸ばしています。 Ⅰ期では毎日の宿題などを通して、家庭学習の習慣を定着させ、疑問点や異なる考え方などを積極的に発表できる力を。Ⅱ期では基礎的事項の理解を徹底させるための、繰り返し練習や模試を活用して、根気強く取り組める力を。Ⅲ期ではグループ活動や、演習の解答を板書させ、互いに解法や書き方の吟味など、新大学入試に対応できる力を養っています。

今後の大学入試の「国語」では、複数の異なる文章・資料の内容を読み取り、問いに対して根拠に基づいて論述できる力、与えられたテーマに基づいて議論できる力、人前で自分の考えを明快に表現する力などが要求されます。そうした力を養っていくために、授業では多角度的な取り組みをしていくことになります。現在１年生では、自分について300字１分でスピーチをするということを行っています。皆元気に明るく発表をし、友だちを知ろうとして興味深くスピーチ聞くという授業が、和やかな雰囲気の中で展開されています。

茶室独特の香り、優しい畳の質感。新しい真っ白の靴下を履いた１年生たちが正座をしながら、上級生の点てたお茶を和やかな雰囲気でいただいています。４月17日（水）放課後、１年生を対象に、茶道部の体験茶会が開かれました。高校生のお点前を見学しながら説明を受け、短い時間ではありますが、和の心に触れる体験ができたのではないかと思います。おもてなしをした上級生たちも、１年生の元気な挨拶と笑顔に癒されたようです。

バスケットボール部の中学生は、４月13日、20日と春季大会に出場しました。初戦の尾山台中とは、お互いに一歩も譲らない接戦でしたが、52対48で勝ち切り、二回戦に進出。鷗友学園女子には全員で得点を重ね、82対42で勝利しましたが、三回戦で船橋希望中と35対111で敗れました。最後は、力の差を見せつけられた試合でしたが、困難な試合だからこそ学ぶことも多かったと思います。

４月19日（金）に健康診断・体力測定を実施しました。この日は一日授業がなく、全校生徒が爽やかな陽気の中、全国平均や東京都の平均値を目安に頑張る姿が印象的でした。本校の生徒は、柔軟性が全国平均より毎年上回っています。長座体前屈では63ｃｍ以上の記録を出す生徒もいました。グラウンドでは青空のもと、50ｍ走と1000ｍ走の計測に頑張る様子が見られました。「先輩と一緒に走るのは、ちょっと緊張します」と言っていた下級生も、心地よい汗を流しながら走っていました。

４月23日（火）に６年生最初の模試が行われました。いよいよ最高学年となり、一人ひとりの希望進路が明確になってきました。模試によって志望校との距離をはかり、それぞれがなすべき対策を立ててほしいと思っています。６月にはマーク模試があり、２学期までに６回の模試を受験することになります。全国での自分の位置が分かる模試で成果を出せるように、日々の学習に励んでほしいと願っています。

今週は「言語力ウィーク」です。自分の意見や考えを表現したり、相手の伝えようとすることをきちんと理解したり、人と一緒に活動するためには、言葉が欠かせません。本校では毎月連続した４日間、朝の10分間を使って、言語力向上を目的としたトレーニングを行っています。４月は「聞く」トレーニングを行います。人の話を正しく、集中して聞くことはコミュニケーションの基本です。このような小さなトレーニングを重ねていくことで、他者と共に生きる力を身につけていってくれたらと思います。

４月20日（土）に受験生に向けて、春の特別公演を行いました。今年は、演出に力を入れ、ディズニーの世界を作り上げました。５年生を中心に映像、照明、パンフレットを工夫したほか、部員がキャストとして司会をし、会場を一つにまとめてくれました。最後のパイレーツ・オブ・カリビアンでは、練習の成果を発揮して、それぞれが達成感を持てたようでした。今回の経験を糧に、次の演奏会では新１年生を迎えて、これまで以上に演奏の技術を向上させていきたいと思っています。（管弦楽部顧問談）