rikkyo school in england最近暑い日々が続き、ようやくイギリスにも夏らしい気候が訪れました。
そんな「夏」ーといえば受験生には勝負の時とも言える大事な時。
立教でも受験に向けて、補習が行われています。

6日(土)の終業礼拝の後は、高等部2年生以下はそれぞれの国へ帰国したり、短期留学へ出発したり、またホームステイをするなど、それぞれの目的地に向かって学校を後にし、残った高等部3年生は静かな雰囲気で学習に取り組んでいます。
補習は朝から、夕方まで行われ、時間は1コマ90分。補習授業の内容は5教科で、希望制です。
しかも、5教科といえども、理科なら物理や化学、国語なら古文や現代文など細分化されているので、自分の弱点に特化して補習を受講することができるのがこの補習の魅力の一つです。
朝から夕方までみっちり補習を受けた後は、シャワーを浴びて夕食、そして就寝まで自習と充実した日々を送っています。
この補習で受験勉強に弾みをつけ、夏休みにしっかりと学習し、実力をつけてくれることを願います。

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私が今回ハーフタームを過ごし発見した事はイギリス人の温かさです。

私はこの一週間ホームステイをしました。私は今回のホームステイが初めてだったため、直前の夜は緊張と興奮であまりよく眠れませんでした。

当日、ホストファミリーと会う時間となり、もう一人のパートナーと待っていたら二人の老夫婦がやってきました。そして私たちのことを快く受け入れてくれました。会った途端に夫のサイモンさんから
「僕たちは君たちに英語を上達してもらいたい。なので、ホームステイ中はたくさん英語でお話ししましょう。」
と言われ、正直最初はビビりました。外国人に私の思っていることが伝わるのか心配で仕方がありませんでした。その日は家に着いてからさっそくお庭に行き、紅茶とケーキを食べながら日常的な会話をしました。

「どこから来たの?」
「立教に来てからどのくらい経つの?」
そんななにげない会話もいざしゃべってみると意外と出てこなくて、自分の英語に確信のないまま答えていました。後々になって、さっきの質問にはこうやって答えればよかったんだと後悔することもしばしばありました。ですが、ホストファミリーの方はどんなに英語がへたな私でもちゃんとうなずいて理解してくれました。伝えたい気持ちがあれば相手にはちゃんと伝わるんだなと思いました。

次の日は近くの日曜礼拝に参加しました。礼拝後、たくさんのイギリスの方とお話をする機会をいただきました。そこでも
「イギリスに来てどのくらい経つの?」
「両親はどこにいるの?」
なんて聞かれて、私が
「まだ一ヵ月ぐらいしか経っていなくて、家族は全員日本にいます。」
と答えるとおどろいた様子でしたが、私の肩に手をあてて、
「よくがんばったわね。」
とやさしく言ってくれました。最近まで、慣れないことが多い学校生活の中で必死で頑張ってきたため、その時は思わず涙がこぼれそうになりました。

最終日になると、ホストファミリーにも慣れてきて、自分の伝えたいことがもっとはっきりと伝えられるようになりました。
「君の英語は上達したよ。」
そんなことを言ってもらえると、やはり自分に自信がついてくるような気がしました。

別れ際には握手をして、また会おうと約束しました。
異国だからって、言葉が違ったって、絶対に仲良くなることができる。伝えたい気持ちが一番だと分かりました。
(高等部1年生 女子 今年4月に入学)

rikkyo school in englandただいま帰りました。8年振りの立教英国学院は、自分がお世話になっていた頃と変わらず、暖かい場所でした。
いつか、何かしらの形で恩返しができればと思っております。
ありがとうございました。

Mr. 稲岡

2年振りの訪問です。
懐かしい先生方や学校の風景に、学生時代に戻ったような気持ちになりました。
2日間ありがとうございました。

Mrs. 稲岡(旧姓:前田)

rikkyo school in england7月6日 午前10時半より、終業礼拝が行われた。礼拝前のホームルームでは成績通知表が配布され、安心した顔、満足気な顔、夏休みが待ち遠しいという顔など、さまざまな表情が生徒からうかがえた。

この礼拝では、3つの表彰があった。一番初めの表彰は体育科より、小学生の水泳の授業で受けた検定に合格した3名が表彰された。
二つ目は、英語科からで、毎日行われているリーディングマラソン(英語の新聞記事を読んで、質問に答えるというもの。単語の語数をキロメートルに換算して走った距離を競う)で、今学期もっとも遠くまで走った生徒トップ3が表彰された。今回、21118語を読破して1位になった生徒は、先学期に引き続いて2期連続の1位を達成し、立教史上初めての快挙となった。トップと3位の差は500語にも満たない僅差で、期末試験中も含めて1日でも未提出だと逆転してしまう。毎学期、熾烈なトップ争いが繰り広げられている。
表彰の最後は、国語科からで、6月9日に行われた全校漢字コンクールの最優秀賞の表彰が行われた。最優秀者には、広辞苑が贈られた。

礼拝の最後には、今まで3年と1学期間お世話になった保健室の丹沢先生の帰国が発表された。林チャプレンにより捧げられた送別の祈祷の一部をお借りして、今学期をもって学校を去るものたちを送り出したい。

「この学校で学んだことを覚え、多くのことをお与えください。また、豊かな祝福と導きを与えて、新しい生活と前途に神よりのお恵みをみたしてください。」

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多忙な期末試験期間が終わり、いつも流れていた時間が何倍も楽しく、ゆったりした時間に感じるこの時期。授業も終わり、部活動も他の行事もない、そんな絶好な日にスクールコンサートは行われた。
コンサートはピアノ、ギター、クワイヤー、フルートなど多彩な演目が演奏される。また、中学生以下で行われるクラスの合奏もかわいらしく、見どころだ。そして、日々の生活ではわからない生徒の一面を知るのもまたこのコンサートの魅力だったりする。
このコンサートに外部から来たお客様は約130人。立教のスクールコンサートのクォリティーがいかに高いかを物語る。
美しい音色に、目をつぶり、ゆったりと時間を預けると、忙しかった日々から解放され音楽に包まれる、そんな贅沢な時間である。
コンサートが終わると後は成績通知表、そして心待ちにしている夏休みを待つだけだ。

地元現地校ミレースクールにこの春1週間留学した、当時高等部1年生だった女子生徒から英文レポートが届きましたのでご紹介します。

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rikkyo school in englandDuring the spring holidays, I did a student exchange and homestay.
When we got to Scarlett’s house, which was also what I would call ‘home’ for the week, we went on a walk around the neighbourhood. I thought the town was really beautiful, and I loved it. When we got home, we made some cupcakes. We were originally going to make lemon cupcakes, but we didn’t have lemon curd, so we made sticky ginger cupcakes instead. They were very sticky and delicious.
On Sunday, we went to Hever Castle. This is where Anne Boleyn, wife of Henry VIII, spent her childhood. We didn’t see much of the garden because it was cold and windy, but I’m sure it looks really pretty in the summer. The castle was interesting since I did not know much about English history. And now that I think of it, it might be the first castle I have ever visited.
On Monday, I went to school with Scarlett. First, there was a tour of the school, starting from the library. The library was nothing like our library at Rikkyo. The only thing that was the same was that there were books. Instead of just having desks to study like Rikkyo does, there were some nice chairs to sit down on and read in. Also, there were computers, and some of them were touch-screen. That really amazed us. We were also amazed at the fact that most of the stairs were one-way. It must be because there are so many students at Millais.
As we went around the school, I found quite a few classrooms we don’t have at Rikkyo. For example, we don’t have cooking rooms to use in class. We do have a small kitchen inside the girl’s dormitory, but obviously the boys can’t go in, and it’s way too small for a whole class to be there.
After the tour, I followed Scarlett to her classes. I particularly enjoyed doing Ethics, because it was something I hadn’t done at Rikkyo yet. Art was also quite interesting since I don’t take it anymore.
On Tuesday, we didn’t have school, thanks to the snow, so Amy and Yuka came over and watched “Howl’s Moving Castle”. We all enjoyed it. For dinner, we went to a restaurant to celebrate Risa’s birthday. We took a lot of photos and danced to the music. It was fun and the food was delicious.
In Japanese classes, we did a little presentation on the difference between Millais and Rikkyo, helped students practise speaking, and taught some kanji.
We also learnt some Chinese. It was difficult to pronounce it correctly, but easy to recognise the Chinese characters since some of them are the same in Japanese. It was a bit funny to me how the Chinese teacher sounded just like my friend’s mom, who is also Chinese. They both had the same accents and the same way of pronouncing words.
There were many more different classes that we don’t have at Rikkyo, like performing arts, cooking, sewing, Zumba, etc. I am a bit jealous that they have such a wide range of subjects to choose from, when we only get to do the ‘normal’ subjects like Maths and History.
Being a normal English student at a normal English school was really interesting. I am very thankful to my parents and teachers for letting me be part of such a wonderful opportunity, and to Mr and Mrs Eddie for accepting me (and Risa!) so warmheartedly.
I really wish I could do this next year too.

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テニスを愛する私にとって、立教英国学院で一番楽しみにしていたのは、今日行われたウィンブルドンだった。テニスプレイヤーにとっては聖地であり、TVの画面越しで見るのと生で観るのとでは全くと言っていいほど迫力が違った。

私が観戦したのは、イギリスの若手新鋭である女子テニスプレイヤー、ローラのシングルスだった。彼女は、ジュニアで入賞した経験を持ち、ミックスでも銀メダルを取ったことのある選手だ。最初のセットをローラは相手に大きな差を付けられて落としてしまった。ウィンブルドンの二番コートは芝で、よく滑るせいか、ラリーがあまり続かなかった。若手の彼女にはプレッシャーもまだあったのだと思う。この前、初めてテニスの試合を経験した私は、彼女の気持が少しわかったような気がした。

しかし、二セット目。ローラは立ち直った。体が慣れてきたのもあったのかもしれないが、私は、彼女を一番立ち直らせたのは、彼女を応援していた観客の声援だったと思う。イギリスの新鋭であるローラは、コート中の観客の声援を受けていた。二セット目の途中から段々と顔に余裕が出てきて、最終セットで勝利したときには笑顔でガッツポーズをする姿を見せた。

スポーツにおいて、自分自身の力というものは勝利のためには何よりも一番の力である。しかし、それだけではないと私は思う。それは、一緒に練習してきた仲間、指導してくださるコーチ、そして、その人を応援する周りの人々の力だ。そのことが、今日のウィンブルドンで一番学んだことだ。そして、もっとテニスが好きになれたことが嬉しかった。

(高等部2年生 女子)

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まだ日の明けない午前4時30分、それぞれの寮では当直の鳴らす鐘が響きました。今日はウィンブルドンのテニス観戦です。前日の夜には、高校2年生が全校分の朝食を手際よくパックに詰め、就寝時間は最高学年の高校3年生でも22時と準備は万端です。

学校を午前5時に出発し、6時頃にはウィンブルドンに到着しました。「4時30分に起きたのに!?」「去年よりも人が多い!」と会場にできあがった長蛇の列を見た生徒たちはウィンブルドンでのテニス観戦の厳しさを体感しました。そして、列に並び待つこと約6時間、やっと入場することができました。

入場した生徒たちは大興奮。楽しみ方はさまざまで、ウィンブルドン名物であるSTRABERIES AND CREAMを食べる、おみやげを買う、試合後の選手にサインをお願いする、 もちろん、世界のトップテニスプレイヤーである選手たちの試合を真剣に観戦をする生徒もいます。今回は日本人選手の錦織圭選手の試合も観戦することができました。

天気にも恵まれた一日、学校へ帰る時間になると真っ赤に日焼けをした生徒たちが集合し、「サインもらえたよ!」「錦織選手の試合見たー?」とウィンブルドンでの一日のできごとを楽しそうに話していました。生徒たちは、自分で会場に行くことでしか味わえないテニスの聖地ウィンブルドンの迫力に圧倒され、仲間と共に楽しい時間を過ごすことができました。同時に一人ひとり、さまざまなことを感じ、学んだことでしょう。

全力で一日を楽しみ学校に帰って来た生徒たちには少し疲れた様子もありました。しかし、今は期末試験期間。低学年は夕食を食べ終えるとすぐに就寝しましたが、高学年は気分をしっかり期末試験に切り替え、今日も自習に励みました。選手たちが、試合の最後まで決して諦めず全力で戦っていたように、生徒たちも期末試験に最後まで全力を尽くしてほしいです。

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