rikkyo school in england

 

まだ日の明けない午前4時30分、それぞれの寮では当直の鳴らす鐘が響きました。今日はウィンブルドンのテニス観戦です。前日の夜には、高校2年生が全校分の朝食を手際よくパックに詰め、就寝時間は最高学年の高校3年生でも22時と準備は万端です。

学校を午前5時に出発し、6時頃にはウィンブルドンに到着しました。「4時30分に起きたのに!?」「去年よりも人が多い!」と会場にできあがった長蛇の列を見た生徒たちはウィンブルドンでのテニス観戦の厳しさを体感しました。そして、列に並び待つこと約6時間、やっと入場することができました。

入場した生徒たちは大興奮。楽しみ方はさまざまで、ウィンブルドン名物であるSTRABERIES AND CREAMを食べる、おみやげを買う、試合後の選手にサインをお願いする、 もちろん、世界のトップテニスプレイヤーである選手たちの試合を真剣に観戦をする生徒もいます。今回は日本人選手の錦織圭選手の試合も観戦することができました。

天気にも恵まれた一日、学校へ帰る時間になると真っ赤に日焼けをした生徒たちが集合し、「サインもらえたよ!」「錦織選手の試合見たー?」とウィンブルドンでの一日のできごとを楽しそうに話していました。生徒たちは、自分で会場に行くことでしか味わえないテニスの聖地ウィンブルドンの迫力に圧倒され、仲間と共に楽しい時間を過ごすことができました。同時に一人ひとり、さまざまなことを感じ、学んだことでしょう。

全力で一日を楽しみ学校に帰って来た生徒たちには少し疲れた様子もありました。しかし、今は期末試験期間。低学年は夕食を食べ終えるとすぐに就寝しましたが、高学年は気分をしっかり期末試験に切り替え、今日も自習に励みました。選手たちが、試合の最後まで決して諦めず全力で戦っていたように、生徒たちも期末試験に最後まで全力を尽くしてほしいです。

rikkyo school in england下記日本人学校の説明会に本校教員が参加致します。当該校の生徒・保護者以外で参加をご希望の方は各日本人学校にお問合せください。

 

7月17日(水) プラハ日本人学校

8月22日(木)ミュンヘン日本人学校

8月26日(月)ブラッセル日本人学校

9月13日(金) アムステルダム日本人学校

9月24日(火)〈予定〉フランクフルト日本人学校

9月25日(水)〈予定〉デュッセルドルフ日本人学校

rikkyo school in england立教生となって家を離れ、約1ヵ月が経ち、初めてのハーフタームを迎えた。たった一週間の短い休みだったが、とても大切なものを気づかせてくれた時間だった。それは「家族の温かさ」だ。

よく「離れて気づくものがある。」と言う。この言葉が、今では以前の何倍にも感じる。前までいかに家族が大切か、ということは理解していた。しかし立教生になって初めて親元を離れ、家族を離れ生活し、実感した。私はなんて恵まれているのだろう、と。家から時間をかけて笑顔で私を迎えに来てくれ、車中では「今日は何を食べたい?」と聞いてくれる。家に着いたら家族全員が「おかえり」と迎え入れてくれる。私の部屋も私が立教にいる間に母が掃除をしてくれていて、すぐに使い慣れたベッドで休むことができた。夕食には私の好物がテーブルに並ぶ。立教へ入学する前と後で家族は変わっていない。しかし毎日家族が私にしてくれることひとつひとつが温かく、大切なものに感じる。立教へ来る前はそれらの全てがあたりまえで、いつも必ずそばにあるものだった。毎日朝早く母が起きて愛情を込めて作ってくれたあのお弁当をなぜ残してしまったのだろう。時間はあったはずなのに、どうしてもっと家の手伝いをしなかったのだろう。後悔を挙げればきりがない。そんなことに気づけたのも初めて家を、家族を離れたからだと思う。

そこで、今私がすべきことは何だろう。早いもので高一の一学期も後半に入ってしまった。ということは、ついに学期末テストが行われる。今まで学んだ事を十分に復習し、満足な結果を得て私のがんばりを家族に伝えたい。そしてこれからも家族に感謝し、一日一日を過ごしていきたい。

(高等部1年生 女子)

地元現地校ミレースクールにこの春1週間留学した、当時中学部3年生だった女子生徒から英文レポートが届きましたのでご紹介します。

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rikkyo school in englandFirst of all I want to say thank you to Millais and Rikkyo school for giving me this opportunity to stay at Millais school. I experienced a lot of things in Millais school in a week.
Millais school was very interesting for me because everything was different to Rikkyo School. I think the main difference between Millais and Rikkyo was the personality of students. The students of Millais school were so energetic, but Rikkyo students are quiet. When I attended the lesson in the school, it was very different. We don’t talk a lot during class, but Millais students talk a lot in classes and positive to the classes. I was also surprised how crowded the holeways were when all students were moving to different classes. When I followed my partner, I most lost her. I enjoyed silk painting class most because I had never done it before. The color of painting was beautiful.
All the students in Millais School were so nice and friendly. It was fun to hear the conversation between students before homeroom. I was not used to hearing the conversation between teenagers, so it was good practice to listen to them. During a week, I think my English improved because I had to use English in not only at school but also at home.
In Millais Scool I met students who are learning Japanese, and it was very new for me. When I met a girl who likes Studio Jibri, which is Japanese movie, I was happy to know the people who like not only Japanese language but also Japanese culture.
At home, my host family Mr. and Mrs. Lismer and Lauren were very nice and kind. They took me to London on Sunday, and I really enjoyed myself in there. All members of family were learning Japanese so it was fun for me to teach Japanese to them. I hope they would remember Japanese word which I taught. I was really happy that my host family greeted me in Japanese every day and saying “Itadakimasu” before eating meals. I want to keep in touch with them, and I hope to see them in Japanese Evening or Open Day in Rikkyo!

rikkyo school in england

 

 

♦小学部/中学部 入学試験(日本在住でも受験可)

小学部5年 2013年4月入学 (⇒募集要項 及び関係書類はこちら
出願期間:2014年1月10日~1月17日
選考期日:2014年1月26日
試験会場:立教池袋中学校・高等学校

中学部1年 2013年4月入学 (⇒募集要項 及び関係書類はこちら
出願期間:2014年1月10日~1月17日
選考期日:2014年1月26日
試験会場:立教池袋中学校・高等学校

 

♦小学部/中学部 入学試験〈海外在住者枠入試〉

小学部5年 2013年4月入学 (⇒募集要項 及び関係書類はこちら
出願期間:2014年1月20日~1月31日
選考期日:1次(書類審査)2月3日に結果をEメールで通知
2次(学科試験/面接)2月16日(日本:立教大学)
英国本校受験は1次試験合格後に調整

中学部1年 2013年4月入学 (⇒募集要項 及び関係書類はこちら
出願期間:2014年1月20日~1月31日
選考期日:1次(書類審査)2月3日に結果をEメールで通知
2次(学科試験/面接)2月16日(日本:立教大学)
英国本校受験は1次試験合格後に調整

 

詳細は本校ホームページ「入学入試情報」のページでご覧下さい。

 

 

rikkyo school in englandこの春休みは1月末の一週間と逆で、私たちがミレースクールにステイしに行きました。ミレーの生徒が立教にきたとき、立教とミレーは全く違う、と言っていました。その言葉通り、立教とミレーは本当に違いました。今回の一週間で、いろいろな面からイギリスと日本の違いを発見できたと思います。

ミレースクール初日、朝のホームルームが終わったあとに、まずは学校案内をしてもらいました。英語、理科、社会、家庭科、C.T.の教室と、カフェテリアと図書館がある棟を回りました。その棟だけでも十分広かったのに、更に語学棟、音楽室、体育館があって今までみたどの学校よりも広かったです。その日は、案内のあとはパートナーをシャドーしました。授業中、日本の生徒は寝ていたりしますが、ミレーの生徒はその代わりに喋っていて、何だかとてもわいわいとしたレッスンでした。

ミレースクールは、先生ではなく生徒が教室を動くので、授業が終わると1200人の生徒が一斉に移動します。その中に入って教室移動をしていると、いろんな人にぶつかる上に、パートナーを見失いそうで本当に大変でした。
火曜日の朝、学校へ行く準備をしていると、パートナーのお母さんが
「今日はSnow Dayで学校がなくなったよ」
と言いに来ました。「え!?交換留学中なのに学校ないの!?」というのが、素直な感想でした。あとから考えると、それもイギリスの学校の経験の一つだったと思います。立教は寮制なので、どんなに雪が降っても授業はあって、Snow Dayはないからです。しかし、学校がないからといって宿題もないわけではないようでした。学校のホームページで宿題をチェックして、それをやってくるそうです。Snow Dayに限らず、普段もネットで宿題がチェックできるようで、日本とは全然違うなと思いました。

ミレースクールにいる時間は、日本語のヘルプをする時間が多く、たくさんの日本語を学ぶ外国人と触れることができました。その中で、一番印象的だったのは、スタジオジブリが好きな子がいたこと。ただ、日本語を学んでいるだけではなく、日本の作品にも興味を持ってくれていることが、すごく嬉しかったです。

この一週間で、シルクペインティングやズンバなど日本の学校では経験できないことをしましたが、やはりミレーのことを思い出すと一番にでてくるのはホストファミリー。日本人のおばがいる私のパートナーとその家族は、去年の冬に日本に行ったようで、日本語を学ぶことに対してとても意欲的な家族でした。お母さんは水曜日の夜に日本語のクラスに通っていて、お父さんは毎日ひらがなの練習用カードを見ていました。食事を食べる前は毎食、いただきます、という練習を一緒にしたり、夜寝る前に、おやすみなさい、というのを教えたり日本のことについてもたくさん話せたと思います。けれど、一つ後悔したのは、自分が日本食を作れなかったこと。留学に行く前に自分の国の文化をちゃんと知っておかなければならない、という言葉は何回も耳にしていたけれど、実際に短期留学をしてみてそれを実感しました。それでも日本について教えられたことは色々あって、それをちゃんと覚えようとしてくれるのが嬉しかったです。でも、一番嬉しかったことは
“Ohayogozaimasu”
と、朝会うと家族全員が必ず日本語で、あいさつしてくれたことです。

(2012年度 中学部3年生 女子)

rikkyo school in england今回のアウティングはセントポール大聖堂とテートモダンへ行った。やはり、ロンドンの街は騒がしかった。人が山ほどいて、車が廃棄ガスをまき散らしながら通りすぎ……。溜息が出るほどのノイズに溢れているロンドンに自分を主張し聳えるセントポール大聖堂は私の心を奪った。力強く、何とも威厳がある外見、中に入ると、外見とは違った力強さがあったが、そこには繊細な部分も秘めているように思えた。イギリス・バロック建築の代表作といわれる大聖堂は白を主としていて、すごく綺麗だった。私の中で白=繊細という勝手なイメージがついているため、細かい造りのシャンデリアまで着飾っていたセントポール大聖堂は「繊細」かつ、「純粋」の何者でもなかった。

セントポール大聖堂の上へ行く階段はすごく急だった。けれど一番上まで来た時の達成感は素晴らしかった。何よりも景色が最高だった。さっきまで嫌気がさしていた人の塊も車も全てただの動いている小物にしか見えなくてすごく気分が晴れた気がした。私はあまり大聖堂などに行っても無関心のまま帰る人だが、今回は全てを満喫した。

テートモダンでは、ショップに入って最近の技術に圧倒された。特に子供が読む本で飛び出す絵本というものは懐かしさを覚えるとともに色々と深化していて驚いた。日本人が書いた作品もいくつかあってすごく誇らしかった。

今回の高2のアウティングはこのようにすごく興味深いものばかりですごく楽しくて充実している一日だった。

(高等部2年生 女子)

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「サッカー、やってみないか?」

中三の秋、この立教英国学院に新入生としてやってきた僕は当時の高一だった先輩たちにそう声をかけられた。それから一年半が経ち、ぼくは高二に、先輩は高三となった。そしてついに先輩達と一緒にサッカーができる最後の引退試合が行われた。

日本で九年間野球をやり続けていた僕はこのイギリスの地に来てなんのスポーツをしようか迷っていた。何かやって適当に終わろうとも考えていた。でも、そんな時に声をかけてくれたのが、一人の先輩だった。言われるがままにサッカー部に入部したが、まさかこの決断が僕の高校生活を大きく左右するなんて思いもしなかった。体育の授業以外でサッカーをやったことがない僕は、案の定チーム一のへたくそだった。でも、一つ上の先輩達は手とり足とりとても丁寧に教えてくれた。優しい先輩たちだなぁ、と感じたが、それは最初の一学期だけだった。

次の学期になると、一気に厳しくなった。毎日の練習は常に怒られっぱなしで、泣きそうになることが何度もあった。それでも少しずつ、少しずつだけど上手くなっていくのが分かった。そんな時、先輩に褒められると無性に嬉しかった。毎日泥だらけになりながら達成感のあったサッカー部はとても充実していた。それぞれの学期の試合ではチーム全体で声を出しあい、負けた時にはお互い悔しがって勝った時には喜びを爆発させた。日々の練習試合の中心にはいつも先輩がいた。そんな先輩達に少しでも近付こうと、目標にして頑張ってきた。

ついに先輩達との最後の試合だと思うと、緊張して足が震えていた。とにかく自分に出来る精一杯のことをしようと心に決め、試合開始のホイッスルが鳴った。勝たなきゃというプレッシャーはとてつもないものだったが、それでも声を出し続けて全力でプレーをした。結果、三対一で勝つことができた。とても疲れたけど、それ以上に嬉しかった。

でも、もう先輩たちとサッカーができないと思うと、とても寂しい。厳しいながらも褒める所は褒めてくれた先輩、ミスをした時に一番に励ましの声をかけてくれた先輩、落ち込んでいる時にそっと肩を叩いてくれた先輩、皆僕にとって憧れの存在だった。一緒に悔しがって一緒に笑いあった一年半は、毎日が輝いていた。先輩達のサッカーへの強い思いは僕達が受け継いでいく。先輩達とサッカーができて、本当に良かった。サッカーの楽しさを、勝つことの素晴らしさを、そして何より最高に充実した日々を、ありがとうございました。先輩達は僕にとっての永遠の憧れです。

(高校2年生 男子)

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高等部1年 2014年4月入学〈A日程〉(⇒募集要項 及び関係書類はこちら
出願期間:2013年11月1日~11月30日
選考期日:2013年12月14, 15日 (英国受験、校内1泊)
2013年12月15日(日本受験)
試験会場:英国本校(英国受験)
立教池袋中学校・高等学校(日本受験)

 

高等部1年 2014年4月入学〈B日程〉(⇒募集要項 及び関係書類はこちら
出願期間:2014年1月31日~2月7日
選考期日:2014年2月16日
試験会場:立教大学(予定)

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