私の冬休みの思い出は、二つあります。まず一つ目は、バスケットボールの試合を観に行ったことです。私は、四年生の時に初めて地元のバスケットチーム『リンク栃木ブレックス』の試合にお父さんと一緒に行きました。バスケット選手たちがシュートを軽々と入れるのを目の前で見てそんな選手たちにあこがれてバスケット観戦が大好きになりました。それから五年生の時もホームの試合をたくさん観に行き、六年生の時はアウェイにも行きました。このように毎年毎年行っていた試合を今年も二回だけですが行きました。二回だけだったのでとても良い席で観ました。その二試合のうち一試合は、東日本大震災チャリティーマッチでした。宇都宮の体育館で12月24日のクリスマスイブに開催されました。ブレックス対JBL選抜で試合をしたのですが、JBL選抜の選手たちは東北や被災した県出身の選手たちが選ばれ、試合後にはそれぞれの選手たちが被災地に向けて応援メッセージを送ったり東北に対する気持ちなどを話していました。試合結果はブレックスの勝ちでした。試合終了後、選手たちが帰るのを待っていたらいろんな選手が写真を撮ってくれたりサインをしてくれたりしました。いつもコートで走っているかっこいい選手たちが目の前にいたので本当にうれしかったです。日本人初のNBAプレイヤーの田臥勇太選手や全日本のエース川村卓也選手などブレックスには有名な選手がたくさんいるので、写真を撮ってもらえて本当にうれしかったです。また春休みになったら試合を観に行こうと思っています。なのでたくさん応援して、二度目の優勝を目指してもらいたいと思います。
二つ目は、おおみそかに無料でくばり続けた甘酒です。私はおおみそか家にはいませんでした。なぜなら東照宮や輪王寺などの二社一寺におまいりに来ている人たちに無料で甘酒をくばるためです。日光にあるお店が東照宮に近いので、お父さんがお店の中でお菓子を売って私はずっーと外で通りかかるお客さんに「甘酒はいかがですかー」と言いながらみなさんに甘酒をくばっていました。12月31日の夜10時から1月1日の朝方の4時までお店をあけて甘酒をくばり続けました。私はおおみそかに甘酒をくばるのはこれで三回目になりますが、私が毎回甘酒をくばっているということを知っている人がたくさんいて、いつも声をかけてくださいます。あるお客さんが「いつもおいしくいただいています」と話してくれて本当にうれしかったです。毎回やっているかいがあるなと思いました。私が五年生の時を覚えていてくれた人もいて、本当にうれしかったです。これからも毎年続けていきたいと思います。今年の冬休みは今までの中でも特に楽しかったです。
(中学部1年生 女子)
私は、12月24日から28日までフランスの「シャモニーモンブラン」という場所で、家族とスキーをしてきました。私はスキーを一度だけやったことがあるのですが、三年前のことなので止まることぐらいしかできませんでした。また、兄は今回が初めてだったので二人で一日だけ、スキー教室に入りました。
スキー初日、ゴンドラに乗って着いたゲレンデは見たことのないような絶景が広がっていました。雪はパウダーでとてもさらさらしていました。スキー教室に入ったら、フランス人の先生が丁寧に優しく教えてくれました。最初は、なだらかな坂をゆっくりと曲がったりしてコツをつかんでいきました。途中からは、やや急な坂も「ストック」などを使って滑ることができました。最後の方には、一度も止まることなく簡単なコースを滑ることができました。また、先生は思いっきり転んでも大丈夫だよということをとても急な坂を滑って教えてくれました。このスキー教室に入ったからこそこの旅行が楽しめたのではないかと思いました。
二日目は、簡単なコースとやや簡単なコースを滑りました。何回か滑っていくうちに慣れてきて、風も感じられるようになり、スキーがこんなにも気持ち良いのだと初めて知りました。午前中は、このような感じでとても楽しかったのですが、午後、父が簡単なコースだからといって滑りに行ったコースが上級者向きでとても難しく、でも気が付いた頃にはもう戻ることができず、大変な思いをしながら、滑りました。
三日目は、私と兄が簡単なコースを滑っている間に、父と母に私達が滑れるようなコースを見てきてもらい、午後滑りました。そのコースは少しこぶがあったり、谷や小さな山もありましたが、曲がったり、ストックを使い滑りました。このコースは距離が長いので、一回滑るのに疲れましたが、四回滑りました。このコースの最後の方はなだらかなため、真っ直ぐに立ち両手を上げて遊びながら滑ることができ、楽しかったです。
私は今回のスキーをしてまたやりたいと思いました。また、ほぼ初めてのスキーが絶景の場所だったので思い出に残ると思いました。日本では、あまり経験できないようなことができてうれしかったです。
(中学部1年生 女子)
私は23日、24日、25日と立教新座キャンパスにある聖パウロ教会で行われたクリスマス礼拝に行きました。私の両親はここ数ヶ月教会に通っていてこのクリスマス礼拝にも行くことは知っていたのですが、どんなものなのかわからず、すごく楽しみでした。23日はキャンドルサービスというたくさんのキャンドルに囲まれながら行なうとても幻想的(?)な礼拝でした。普通の礼拝とは違い、オルガンだけではなくオーケストラが聖歌を演奏してとてもすばらしかったです。そして聖歌の時にはクワイヤーの人たちの歌声もあり、一層すばらしい聖歌になっていました。次に24日は深夜ミサとその前にあったクリスマスコンサートに行きました。クリスマスコンサートでは立教新座中・高のクワイヤーの人達が30分程歌いました。立教英国のクワイヤーの人達もすばらしいですが、新座のクワイヤーの人達の歌声もとてもすばらしかったです。そして深夜ミサ。2011年前のイエス・キリストがお生まれになった時と同じ時に礼拝をしました。この礼拝でも新座の中・高生の楽器演奏が聖歌の時にあり、やはりクリスマス礼拝では豪華な演奏があるんだなぁ~と思いました。でもなによりイエス様がお生まれになった時間に誕生をお祝いできて本当に神聖な気持ちになりました。遅い時間でしたが行ってよかったです。そして最後の25日のクリスマス礼拝。この礼拝はいつもの日曜礼拝と同じような時間にありましたが、やはりクリスマス礼拝。例のごとく新座の人達の楽器演奏とクワイヤーがありました。25日の礼拝はクリスマス礼拝のしめとも言えるような礼拝だと思いました。
私はこの三回のクリスマス礼拝に行き、感じたことは、まず初めての私にいろいろ教えてくれた教会の人や信者の方のやさしさ、そしてやはりキリスト教への気持ちが変わったことです。今回の経験はとてもいい刺激になりました。これからもっとキリスト教について勉強していきたいです。
(中学部1年生 女子)
この冬休みには、ロンドンの街に幾度か出かけていって、あてもなく旅をしました。クリスマスが近づいたイギリスの街の雰囲気を味わいたかったからです。日本では考えられませんが、イギリスでは25日にはどこのお店も早々と営業を切り上げ、残りの時間を家族とゆっくり過ごすのが一般的です。そのため、近所の商店街も25日にはがらんと静かで、寂しさを感じました。
また、元旦はポルトガルで過ごしました。海の近くの港町のホテルに泊まりました。新年早々旅行をする人もそう多くはないらしく、町もホテルの中も何の音もしないほどでした。今年の正月はとても静かに楽しく過ごすことができました。
(高等部1年生 男子)
「人との出会い、本との出会い、そして自然との出会いを通して人間性を高め日々成長していってほしい。」
ご自身も学生時代に寮生活をされていたとのことで、その日々が人生にかけがえのないものになっているというお話は同じ寮生活を現在進行形で体験している生徒たちにとって大変ためになるお話でした。
久しぶりの寒波でキャンパスには真っ白な霜が降りた朝でしたが、きれいに晴れ渡った青空のもと、文字通り「自然に溢れた」キャンパスを見て頂き、昼食前には先生方との懇談会も持つことができました。
日本とイギリスとの架け橋という本校設立の主旨を確認し、海外在留の方の子弟をお預かりすることはもちろん、日本からも広く生徒を受け入れ、イギリスにある全寮制の学校という恵まれた環境の中で「自分で考える」ことの出来る真の国際人を育てていきたいという思いを熱く語って下さいました。
本校は立教大学系属校として立教学院と教育連携を強め、立教女学院、香蘭女学校、立教小学校など関係各校とも生徒の相互受入れについての申し合わせを交わすなど、イギリスの地にある「立教学院関係校」としての可能性を最大限に生かす努力を続けています。
高校生といえば、実力テスト・中間試験・期末考査、また模擬試験と、テストに追いまくられた記憶はありませんか。立教英国学院でも、日本の高校らしく次から次へとテストがやってきます。但し中間試験はなし。昨年はウサギのごとく追い駆けられ、今年は滝を昇る鯉のごとく前へ前へ立ち向かい、節目節目の試験でまとめと実力評価、新たな目標設定を行います。
3学期も始業礼拝を終えてその日から、高1・高2で実力テスト〈数学〉が行われました。翌月曜日は英語と国語、高1ではこれにG.C.S.E.生物と化学で「英語で学ぶ理科」を一度総復習。なんといっても今年の5~6月にはいよいよ本試験ですから。高2では主要3科目のほかに、文理コース別に理社の選択科目も受験しました。
実力テストの目的は「学校だけの勉強に終わらないこと」。学期中は授業と予復習と宿題と試験勉強とで学習が成り立ちますが、本当に大切なのは、自分自身で「更に学習を昇華(消化)させること」ではないでしょうか。寮生活ゆえに日本の学校より長く取られた長期休暇中、自分なりに努力を続けてこそ、成長があります。それをはかるのが実力テストです。
高1は来るG.C.S.E.本試験へ向けて、また高2を目前にして高1の総まとめが近づいています。中学と大きく異なる高校の勉強はどうだったでしょうか。
高2は大学受験の年の幕開けです。本番までいよいよ1年。冬休みは受験勉強を始めよう-その努力はどこまで実感できたでしょうか。
2012年は昇龍の年。
大きな飛躍があることを心から願っています。テストの結果は、まもなく発表されます。
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