本校の修学旅行は、「北海道」・「フランス(パリ)」とともに、3方向から選んで参加してもらう形なのですが、実は「沖縄・与論島」が本当の名称なんです。
なぜ「沖縄・与論島」ではなく、「沖縄」になったか?
そこが、今回の修学旅行の最大のポイントとなりました。
早朝7:00に羽田空港に集合です。全員しっかりと時間通りに集合してくれ、わくわくした気分で飛行機に乗り込みました。
ところが…
那覇空港に到着すると…
なんと…
豪雨 (T_T)
東京とは違う空模様と、あまりの湿度の高さに一同びっくり!
まずは、昼食です。ステーキをいただき、そのおいしさと、シェフのパフォーマンスに大満足でした。
昼食後、最初の見学場所は「平和祈念公園(摩文仁)」。
「平和の礎」や「平和祈念資料館」を訪れ、沖縄戦について知り、亡くなられた方々、そして平和の尊さに思いを馳せました。
まもなく6月23日を迎えます。今年も「沖縄全戦没者追悼式」がこの場所で開催されます。きっと当日は、式典の模様がニュースで流されることでしょう。参加した生徒たちが、その様子を見て、改めて何かを感じてくれればいいなと思います。
そうして、ホテルに入り、夕食となりました。
ところが、そこで今回の最大のアクシデントが発生しました。
なんと…
沖縄から与論島へは船での移動となるわけですが、その船が欠航もしくは出航しても与論島の港には寄れないかもしれないという条件付きの出航になるという情報が入ってきたんです。
天気予報によると、1週間ずっと雨。しかも台風並みの暴風雨。仮に何とか与論島に行けたとしても、帰る時にも同じことが心配されました。
そこで、生徒たちの安全を第一に考え、与論島に渡らず、沖縄本島だけの5泊6日とすることに急きょ決定しました。
与論島での体験を楽しみにしていた生徒たちにどのように伝えればよいか、どのようにすれば動揺を最小限にとどめられるのか、もちろんホテルやバスの手配、アクティビティをどうするかも含め、引率の先生たちは悩みました。
結論は、本来のものより絶対にいい内容にするからということを真摯に伝えるしかないということでした。
いざ生徒たちを集め、決定を伝えたところ、最初はがっかりしたり、不満そうな表情をしていた生徒たちも、次第に理解を示してくれ、最後は先生・生徒全員で円陣を組んで、明日からの行程を素晴らしいものにするぞと一致団結することができました。
苦渋の選択でしたが、生徒たちに助けられたと感じた瞬間でした。
2日目に続く。