1月20日(火)に、中学2年生を対象に第2回国際コミュニケーション研修を実施しました。今回の目標は、
「多様性を受け入れる」
でした。
講師の先生からはまず『わたしと小鳥と鈴と』という金子みすゞさんの有名な詩のお話があり、その後さまざまなアクティビティーに取り組みました。
はじめに、1枚の折り紙が一人ひとりに手渡されました。先生からは、その折り紙を2度四角く折り、四つの角のうちの2つを好きなようにちぎってください、という指示がありました。みんなが指示されたとおりの同じやり方でやりましたが、折り紙を開いてみると・・・出来上がった折り紙の形は、それぞれまったく違った形。
「同じ方法でやったはずなのに!」
と、みんな驚いた顔をしていました。
その後、2枚のだまし絵を見て「女の子に見える!」「おばあちゃんに見えるよ」とそれぞれの見え方が違うことに驚いたり、ペットボトルを色々なものに見立てて相手に伝えるジェスチャーゲームなどをしました。こういったアクティビティーをクラスの仲間たちと楽しみながら、他の人の多様な視点を受け入れ、「みんなちがってみんないい」という言葉の意図を再確認したようです。
最後に、ランダムに作られたグループで「静止画」を作り、発表しました。お題は「桃太郎のワンシーン」。もちろん、出来上がった場面は多種多様。短い時間内で協力し合い、色々な場面を再現しました。
生徒からは、
「一人ひとり、ものの捉えかたが全然ちがうのだなと感じた。」
「同じ日本人でも、人それぞれがいろんな文化を持っていることがわかりました。日本でこうなら、ニュージーランドではもっと大変なのだろうなと思いました。」
などの感想があがりました。ニュージーランド研修に向けて、だんだんと意識が高まってきているようです。