12月26,27日、模擬国連大会・冬の定例会議ONLINE(主催・大妻高等学校・渋谷教育学園渋谷高等学校)に、本校中等部から2年生7名が参加しました。

エネルギーの安定供給や脱炭素化といった困難なミッションを設定し、各校からの参加者が熱のこもった討議を行いました。

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初参加の生徒もいましたが、積極的に話し合いに参加し、具体的な提案を行うなど、たしかな手応えを感じていたようです。

1月6日(水)、一般社団法人「こたえのない学校」代表理事・藤原さと氏を講師にお迎えして、探究的な学びのあり方を問い直すオンラインの学習・研究会を開催しました。本校の関係者以外にも門戸を広げて、優に300名を超える方々のご参加を得ました。

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藤原氏の近著『「探究」する学びをつくる 社会とつながるプロジェクト型学習』(平凡社)は、世界屈指のPBL実践校であるアメリカのハイ・テック・ハイの取り組みを詳しく紹介しつつ、日本の教育現場での探究的な学びの可能性についても考察しています(昨年12月の初版ですがとても好評で、この1月下旬に重版されるそうです)。

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ホスト役は本校校長・荒木貴之です。

ハイ・テック・ハイで行われている探究のお話を中心に、その背景にある理念「公正」についてなど、参加者から寄せられた数々の質問にもお答えいただきました。

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ドルトンプランとも大いに関連する研究テーマ、予定の2時間があっという間に過ぎてしまいました。

ドルトン東京学園では、夏期・冬期の長期休みの期間を使って、CAC(City As a Classroom)と呼ぶ活動を行っています。学校外の教育資源を活用することで普段できない学びにアプローチしようという、バラエティに富む自由参加の校外学習です。

残念ながら新型コロナ感染の急拡大により、スキーキャンプや広島平和学習ツアーなどの宿泊を伴うCACは中止せざるを得ませんでしたが、それでもいくつかの企画は安全に十分配慮しながら実施することができました。

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「野川の源流を訪ねる~自然生態系の観察~」。学校のそばを流れる野川を辿り、国分寺まで5時間の行程を歩きながら自然を観察しました。五感を使って体験しながら学ぶことは、教室では得られない貴重な経験です。

友禅染

「職人と伝統工芸を体験しよう!~東京手描き友禅体験~」。東京友禅は江戸時代の町人文化を背景に発展した美しく斬新なデザインの友禅。お招きしたアトリエ小倉染芸の職人さんたちから、手描き友禅の絵付けを直接指導していただきました。生徒達が色付けした下絵は、これから工房で蒸す・水洗い等のプロセスを経て、1か月後に美しい友禅として学校に戻していただけるそうです。仕上がりが楽しみです。

1月10日(日)9:00~、神田女学園中高×首都圏模試センター共催トークセッション・「2022年入試に向けたキックオフの会」に、本校校長・荒木貴之がゲストパネリストとして登壇します。

テーマは「中学入試の新時代~2022年入試に向けて歩み出すために!」。神田女学園中高校長・宗像諭先生、北一成先生をはじめとする首都圏模試センターの先生方と、新時代の教育・入試について大いに語ります。

小学5年生保護者のみなさまに向けての企画です。どうぞお楽しみに!

東洋経済オンライン

開催内容の詳細は首都圏模試センターのHPに掲載されています→

嬉しいお知らせです。理科の西川洋史先生が、令和2年度文部科学大臣優秀教職員の表彰を受けることになりました。

西川先生は中2のクラス担任・理科教諭として日々生徒たちを指導する一方、博士号を持つ水棲生物研究の専門家として、理化学研究会(旧・生物同好会)の生徒たちに生物研究の楽しさと研究発表のノウハウを伝えてきました。その甲斐あって、開校初年度から数々の発表会・コンテストに生徒たちがエントリーし表彰されてきたことは、これまでここでご紹介してきた通りです。

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以下は西川先生のコメントです。

「この度は、文部科学大臣優秀教職員表彰という光栄な賞を頂き、大変嬉しく思っております。この栄誉は、周囲の方々のサポートのお陰であると実感しております。さて、教員になってから現代の生物学に即した、より探究的な理科教育・教材を目指して研究や実践をしてきました。その過程では生徒から多くの視点やアイデアをもらってきました。根気強く未知のことに一緒に取り組む生徒諸君に御礼します。また、サポートして頂いております保護者の方々にこの場をお借りし御礼申し上げます。そして、先生方は私に様々な気づきや助言を与えてくださるばかりでなく、生徒に対する心理学的な見方・考え方、経験に基づく効果的な指導手順を教授して頂いております。それらは日々の活動の大きな助けとなっています。心から感謝致します。今後とも、多くの人たちにお力添えを頂きながら、教育実践及び研究に邁進し、教育現場への成果還元に尽力していきたいと思います。」

西川先生、これからもよろしくお願いします!

ドルトン東京学園3大フェスの1つSTEAMフェスは、自然科学分野+リベラルアーツの自由研究・発表会。2回目の開催となる今年度は、統一テーマ「withコロナ」です。

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来年3月の開催に向けて、各自の研究テーマがほぼ出そろいました。やはりマスクを取り上げた研究が多く見られるようですが、アプローチの仕方は数学的・科学的なものから人類学的・文化的なものまでそれぞれが個性的です。

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これまでの私たちの生活様式を一変させた新型コロナウイルスですが、失われたものをただ嘆くのではなく、若く柔軟な発想力と行動力でこの難局に明るい光を当ててくれるはず。そう信じています。

新型コロナ感染拡大の第3波を受け、11月30日から分散登校とオンライン授業の併用に切り替えたドルトン東京学園、一口に「オンライン」とは言っても、各教科で個性的な授業が展開されています。

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社会科の世界地理のテーマはオーストラリア。グーグルアースで全体を俯瞰した後、「SchoolTakt」というオンライン学習アプリの上でワークシートに取り組み、基礎知識を定着させます。

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先生からだけでなく、生徒同士が互いの解答を見られるようにして、協働学習にも使えるのです。

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理科は自宅でできるミニ実験。「自作したばねばかりで重さを量ってみる」がテーマです。

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Zoom越しに先生からアドバイスを受けながら、創意工夫を凝らしています。手を使いながら学ぶことで、生きた知識や応用の利く考え方が蓄積されていきます。

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英語は「自分史の動画を作って英語でみんなに紹介する」という、なんとも創造力を掻き立てる課題。映像編集の面から見ても、立派な作品が次々に披露されています。

未来の研究者の登竜門である中高生のための学会「サイエンスキャッスル」に、

昨年に続き今年も参加しました。

12月20日(日)行われたサイエンスキャッスル2020では、

本校の2年生2名が以下の研究についてポスター発表しました。

「柴犬由来ガン細胞の家庭用保冷温庫での増殖」

「家庭用保冷温庫で培養した培養マスト細胞の脱顆粒」

コロナ禍で理科室での研究もままならぬ日々でしたが、

粘り強く研究を続けている生徒達を讃えたいと思います。

 

【学校生活・学校行事】 サイエンスキャッスル2020でポスター発表しました

 

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週末にオンラインで開かれたドルトンプランの勉強会は、保護者有志による企画運営、第2回となる今回のテーマはラボラトリー(ラボ)。学習者(生徒)自身がテーマを設定して取り組む、ドルトンプランの根幹の1つです。

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ゲスト講師の教員たちが、ラボの主旨や運営方法、さまざまなテーマラボ・特別ラボの内容を説明し、

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保護者から次々と寄せられる質問に答えます。

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「自分のテーマをなかなか見つけられない子は?」「いつになったら自主的に学ぶ姿勢が身につく?」という問いに対し、「生徒が興味を持ちそうな“学びの種”をたくさん播き、あとは生徒を信じて待つ」「生徒から必要とされたときに対応できるよう側にいる」という答え。システムやコースに生徒たちを当て嵌めるのではなく、一人ひとりの気づきや学びを大切にするのがドルトン東京学園の教員です。

気づけば予定時間をはるかにオーバーして、2時間を過ぎていました。

生徒・保護者を含めて、広く学校関係者を呼ぶ“ドルトニアン”という言葉があります。生徒と保護者と教職員が一緒に学び成長する、これからもそういう場であり続けることが私たちの願いです。

ドルトンの探究ラボには、各教科の探究や教科横断の探究のほか、外部企業・団体と連携して行う特別ラボがあります。㈱ガイアックスの協力でスタートした「起業ゼミ」は、12月12日付の朝日新聞朝刊をはじめ、各種メディアでご紹介いただきました。

「SWITCH」は、㈱花王と㈱教育と探究社が共同開発した、社会課題の探究プログラム。生徒が自分の視点から社会的課題を見つけ、その解決に取り組む、というもの。

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今回のプレゼン大会で、生徒たちが課題として選び解決策を練ったものを列挙すると、

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スマホ依存解消/生活におけるタイムマネジメント/相手を傷つけない言葉の使い方/平和について考える/死刑制度を変える/LGBTへの理解を深める…生活に根差した身近なテーマから、社会を二分するような大きな課題まで。

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グランプリに選ばれた発表、「コロナ禍における医療従事者への偏見・差別を解決するためにできること」は、2/21(日)、QUEST CUP 2021 全国大会」(主催:教育と探究社)にエキシビジョン枠で出場・発表します。

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