ドルトン東京学園のラボは、何を・どこまで・どのように学ぶかを生徒自身が決める学習活動で、「主体的に学ぶ力」を伸ばすドルトンプランの柱の1つです。教科の探究ラボのほか、教科連携・横断型のテーマラボ、外部企業や団体と連携する特別ラボなどいろいろある中で…今回ご紹介するのは「ラボ企画ラボ」!

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生徒たち自身がラボを企画し・準備し・実施する、というまさに「主体的な学びの塊」です。

第1回のテーマは、「仕事って何?」。さまざまな分野で活躍されている在校生保護者が生徒の呼びかけに応えて、講師を引き受けていただきました。

11月28日(土)午後、Zoomミーティングルームを会場として、生徒のインタビューに答える講師の言葉は、自分自身の仕事を愛し、楽しみ、生徒たちを「自分の人生、やりたいことをやらなきゃ!」と鼓舞してくれる、熱いメッセージとして届きました。

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「大人の本気」に引っ張られて、結果は大成功。初めてのオーガナイズに苦労していた生徒たちも、きっと報われたことと思います。

2019年4月に開校したばかりのドルトン東京学園、真新しい開放的な校舎は見学された方からしばしばお褒めにあずかるのですが…この度新しい校舎棟の建設計画ができ上がり、各メディアで取り上げられることとなりました。

その名も「STEAM校舎」、1階と3階に配したクラフトラボとサイエンスラボを2階のライブラリーがつなぎ、「サイエンス・テクノロジー・エンジニアリング・アート・マセマティクス」が有機的に連動する“学びのワクワク感”に満ちた空間を創造します。

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(完成予想図。奥に見えるのが現校舎棟)

 

さらに特筆すべきは、自然の光・熱・水・風を活用することで環境保全に配慮した、SDGs仕様の校舎だということ。

通常基準の建築物に比べて約36%の省CO2化が期待でき、国土交通省の「第1回サステナブル建築物等先導事業」にも採択された、先進的な設計なのです。

竣工予定は2022年9月。2年後、中1から高1までそろった生徒たちがどのように自分たちの学びを追求していくのか、今から楽しみです!

この記事の詳細はこちら、YAHOO!ニュースでお読みになれます→

「新校舎はドラえもんの夢ポケット!」という切り口でわかりやすく紹介してくださったのは、次世代国際教育メディアie NE×T。荒木校長のインタビュー記事もいち早く掲載されています。

ie NE×Tの記事はこちらからどうぞ→

 

昨日お伝えした、㈱ガイアックス連携特別ラボ「起業ゼミ」のプレゼン大会の詳報が、ニュースリリースサイトPR TIMESに掲載されました。

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プレゼンに臨んだ6名中、事業検証費用5万円を獲得した3人の生徒たちのコメントも寄せられています。自校の生徒ながら、「本当に中1、中2生の言葉?」と驚くほどのコメント力、このゼミを経て小さな起業家に育ちつつあるようで、頼もしい限りです。

以下は2年生H君のコメントの一部です。

「よく家族と訪れていた飲食店のお客さんがコロナの影響で減っているのをヒントに、雨が降った日などお客さんが少ないタイミングで、リアルタイムで割引などのクーポンを発行できるアプリを考えて発表しました。最初は事業アイデアが思いつかず苦労しましたが、ゼミの仲間に相談したり、飲食店にヒアリングしたりすることでヒントを得られました。…」

記事の全容はこちら、PR TIMESのページでお読みください→

これまでご紹介してきた特別ラボ「起業ゼミ」。㈱ガイアックス・スタートアップスタジオのスタッフが、ドルトンの中1中2生に本気で起業のノウハウを伝授する、ドルトン生は自分のビジネスアイデアを創造し、それがどこまで現実に通用するのか検証する、という企画です。

全8回の講座・ワークショップを終え、校内予選を経て、いよいよガイアックス本社NAGATACHO Gridで、6名が大人たちを前に本選プレゼンに臨みました。

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6名全員が堂々たるスピーチで、審査員をうならせます。

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なんと3名に対し、「事業検証継続資金」として5万円の支給が決定しました。

自分のアイデアと努力でつかんだ、価値ある資金です!

ドルトン東京学園が目指す教育は、「生徒が主役」であることを最も重視しています。

授業で基礎知識を学び、学習内容の定着を図ることはもちろん重要です。

しかし、何より大切なことは、

生徒の内面から「これが学びたい!」という意欲がわき出ることです。

教員の役割は、足りない知識や情報を補い、道に迷ったときはヒントを示すこと。

生徒一人ひとりの創造性が広がるように、学びを全力で支援することです。

ドルトンプランを通じて生徒たちは、

自ら考え選択する力、興味・関心を高める力、集中力と持続力を身につけていきます。

主体的に学び、興味関心のあることと真剣に向き合い、探究・挑戦し続ける人を育てる。

そのためのメソッドが、ドルトンプランの「学習者中心の教育」です。

 

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(この記事のタイトル「Dalton2.0」は、本校が取り組んでいる「ICTの活用によるドルトンプランのさらなる進化」を表現したものです。)

この記事の続きはこちらへ→

さて、今日の理科実験は…自宅から持ち寄ったさまざまな素材を使って、電池を作るのだそうです。

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何かを切り抜いて配線をつなげていますね。素材は何かな?

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こちらは有名な「レモン電池」の再現ですね。

自分で仮説を立て、実際に手を動かして装置を作り実験する。「試行錯誤、失敗とその振り返りこそ学習のチャンスである」という考え方のもと、ドルトンの理科では、一つの実験に通常よりも時間をかけて取り組みます。

自分で工夫するから考える。教科書に書いてあるのと違った結果が出たら、なぜ違ったのかを考える。深い理解・探究へとつながる理科実験です。

今年9月の生徒アンケートには学習や教科に関するいろいろな質問も入っていましたが、その中で数学は中1生の「得意な科目」第1位、中2生の「好きな科目」第2位、「がんばりたい科目」第1位に挙がっていました。

授業に何かその秘訣が?と数学の先生に尋ねると、少し考えて「ガンガン問題を解き進めるのではなく、じっくりと問題に取り組み、考えることを楽しむようにしているからでしょうか?」と、おっとりした返事が返ってきました。

実際に教室を覗いてみると、何やら生徒たちが発表をしています。

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4人グループで図形の証明問題を選び、スライドで解法の資料を作ってみんなに講義をしているところでした。

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どんな解法があるのか、どう解説したら伝わりやすいのか、グループの仲間と話し合いながら資料を作りプレゼンをする。もちろん、ただ問題を解き進めるより時間はかかりますが、その一方で思わぬ気づきや深い理解といった副産物もあります。

そういった、効率のよさだけを追わない学び、寄り道や回り道を楽しむ学びが、「数学好き」な生徒を増やしているのかな、と納得がいった次第でした。

週末、図書委員会の生徒たちが、角川武蔵野ミュージアムを訪問しました。

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圧倒的な外観。中世西洋の城塞のよう。

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インテリアや本の見せ方、POPなど、すべてがアーティスティックです。

日ごろから図書委員会の生徒たちは、司書の先生方と協力してラーニングコモンズの選書や展示・紹介本のお勧めなど、さまざまな活動をしています。

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(校舎の中心にあるラーニングコモンズの司書カウンター)

これからのラーニングコモンズ運営に生かせそうな、たくさんの刺激をヒントを得ることができました。

9月にスタートした「起業ゼミ」第1ステージ(全8回)が大詰めを迎えています。

これまでオンラインで、また対面で㈱ガイアックスのスタッフから起業のノウハウを伝授されてきた中1、中2生が、練り上げたオリジナルのビジネスアイデアを披露します。

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11月27日(金)の校内予選を勝ち抜いたプレゼンターは、11月28日(土)午後、ガイアックスのオフィス「NAGATACHO Grid」で開催されるピッチプレゼン大会に臨みます。

当日は事前予約制の見学があるほか、YouTubeライブ配信でもご覧いただけます。どんなビジネスアイデアが飛び出すか、はたして事業継続の資金を獲得するアイデアは生まれるのか、期待が高まります。

「起業ゼミ」ピッチプレゼン大会のご案内はこちら→

“アクティブラーニング”。しばらく前に大流行した言葉ですね。流行りものの例に漏れず、礼賛されたり酷評されたり、毀誉褒貶(きよほうへん・ほめちぎったりけなしたりすること)も激しかったようです。

ダメ出しをされた例の多くは「なんとなくグループワークをやっている」体のもので、見かけはActive(活発)でもただおしゃべりをして終わっただけではないか…なんて。

おそらく本来めざすべきものは、Active(能動的)な学びのはずです。たとえば…

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中1社会科のスタディーツアー。日本各地の魅力に光を当てるツアープランを企画し、さらにその地域が抱える課題解決の糸口も探る。グループで分担して調べ、企画を立て、クラスのみんなの前でプレゼンをします。

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同じく中1の英語PBL。英語科の先生たちをフィーチャーした“マガジン”を作っています。英文で書く記事には、ふつうは中学1,2年では習わない単語も使います(その先生を紹介するのにふさわしい表現のために)。

表紙や記事面を飾る写真を撮る生徒たち。「若干おもしろめのポーズでお願いします!」と、なかなかに難しい注文が飛んでいます。

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