高等科3年生は、本日、本校の植林地がある埼玉県飯能市名栗へ出発しました。

(名栗での活動についてはこちらから。)

委員長・寮長・寮主任の生徒たちは、実習には参加せず、学校や寮の安全を管理します。

(委員会組織についてはこちらから。)

残った生徒は日中を個別指導や学内清掃をして過ごし、放課後は寮で下級生の生活を見守ります。

冬になりつつあるこの季節に、さらに寒い山で、労働することで何を学ぶのか、何を得るのか。

現地での植林作業や山道整備活動、当然電子機器もなく、食事も自分たちで作る質素な生活ですが、
日ごろの自分自身の生活や、クラスを見つめ直すことができる時でもあります。

活動は21日まで行われ、21日の午前中に帰校予定です。

帰校時の彼らの表情に、名栗労働の学びが表れていることと思います。

本校の寮は自治寮です。大人の舎監がいない寮で、生徒たちが切磋琢磨しながら、自分たちの生活をよりよくしていくための試行錯誤を重ねています。

今回は高3の寮長が提案して、「ポスターコンクール」を実施しました。

テーマは「寮の生活で励むこと」。身の回りを生活しやすくするための呼びかけが、ユーモアあふれるアイディアで色とりどりのポスターに表されました。
発表は部屋ごとに行われ、絵を描くのが得意な人を中心に楽しく取り組むことができ、たくさん力作が出揃いました。
グランプリを決める際には、寮生全員にどのポスターが良いかを投票してもらい、さらに委員会の人たちで吟味しました。

グランプリに輝いたのは8号室の作品で「寮の内線電話で長電話をしないよう」と呼びかける内容でした。
「内線つかいすぎ」のメッセージに卓越したテクニックが利いていました。
優勝した部屋には商品としてシュークリームが贈られました。

ポスターは電話の横に張られることになる予定です。

また、グランプリ以外にもいくつかのポスターに賞品が贈呈されました。

集中して自習に取り組むことを促すポスター、節水を呼びかけるポスター、お皿が割れないように呼びかけるポスターなど、
思い思いに自分たちの生活改善をデザインすることができました。

このように本校の寮は生徒たち一人ひとりの「よくしよう」という思いによって成り立っています。

 

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自由学園の自治生活は、1年を6期間に分け、約50日間交代で各学年ごと順番に任命される委員によって運営されています。

(本校の委員会活動についてはこちらから。)

本日から第5期が始まったことを受け、授業終了後に通学生は学内を、寮生は寮内を掃除しました。

途中激しい通り雨に遭いましたが、たくさんの落ち葉を掃き集め、きれいにできました。

また、寮ではそれぞれの部屋はもちろん、トイレや水周りなどを協力して清潔な状態にしました。

本校ではよく掃除をします。その精神は「ガラス拭きは心拭き」という言葉で言い表せられます。

「『ガラスの両面をきれいにする』ということが、『人間の心をきれいにする』ことに当てはまる。
両面がきれいに磨かれていない限り、心を通して神様をはっきりと見ることができない。」
(赤木英哉著 “The School is My Church”より抜粋)。

学校と寮を磨くことで、一人ひとりが自分自身の心も磨いた一日になりました。

本校では毎日作りたてのお昼ごはんが生徒のおなかを充たしています。
そんな仕組みを支えてくださっているのは、近隣の父母の皆様による「食事づくり」です。

「食事づくり」にいらっしゃった父母の方はご自身のお子様だけでなく、
その友だちの様子まで気にかけて、温かい声をかけてくださいます。
寮生活を行う多くの生徒にとって、お昼ごはんは親の温かみに触れる瞬間でもあります。

今日はそのなかでも特別な日、「父親食事づくりの日」と題して、
普段はお母様の多い厨房が、
11人のお父様により満員になりました。
遠くははるばる岩手県からこの日のためにお越しいただき、
生徒たちのために腕を奮ってくださいました。

お父様方からいただいたご報告と感想文を本校HPに掲載しております。
ぜひご覧ください!
(続きはこちらから)

    

自由学園は自治教育を行う学校です。

自治教育の理念についてはこちらから。

11月6日には、その活動を支える委員会選出のための選挙が行われました。

選挙についてはこちらから。

中等科1年から高等科3年生は、委員長・副委員長・寮長候補の生徒の日ごろの生活や態度を参考にして投票をします。

五期は、学内、学外問わず行事が多く、忙しくなりますが、選出された生徒たちは力強く抱負を語りました。

委員長S君 「一人ひとりの力は小さいと感じた。しかし、男子部生のちからを合わせれば、大きな力になると思っている。一期間よろしくお願いします。」

副委員長K君 「一人ひとりここに入った理由があると思う。それを振り返って、考える事ができたらいいと思う。一期間よろしくお願いします。」

寮長T君 「五期は寒いですが、みんなで思いやりのある、あたたかい寮にしましょう。」

9日(土)の更迭式をもって第五期が始まります。

 

毎週土曜日に放送されている「美の巨人たち」」(テレビ東京系)に本校関連の施設
「自由学園明日館」が特集されます!

放送日時は、2013年11月23日(土)22:00~22:30
再放送12月18日(水)22:54~23:24(BS放送)です。

「自由学園明日館」は本校創立時の校舎として世界的な建築家フ ランク・L・ライトによって豊島区目白に建設されました。

90年以上前に建てられた明日館は現在国の重要文化財に認定され、動態保存という形で結婚式や公開講座など幅広く利用されています。

現在生徒たちが利用する南沢キャンパスにも、ライトの影響を色濃く残した美しい校舎が並んでいます。

男子部体操館

女子部食堂

こんな美しい校舎と自然に囲まれて、生徒たちは感性豊かに育っています。

自由学園についてはこちらから

学業報告会で「自治」教育のあり方について検討、発表する高1~3年生の縦割りグループが発足しました。
先日は日本教育大学院大学の学長でいらっしゃる熊平美香先生のもとを訪ね、問題発見・解決のための「システム思考」を学ぶワークショップをしていただきました。
本日は海陽学園(海陽中等教育学校)から篠崎高雅先生をお招きして、「次代のリーダー育成」を掲げる中高一貫全寮制の男子校である海陽学園の教育について教えていただきました。

 

篠崎先生は海陽学園の創立当初から4年間「ハウスマスター」として同校の寮で生徒たちと密接に関わって来られた方です。
同じ「寮のある学校」でありながら違った形態の寮を持つ同校の教育に触れることで、
自分たちの学校について考えを深める機会になればと考え、お願いをしたところ、快く遠方からお越しくださりました。
生徒たちは100分間途切れることなく矢継ぎ早に質問を重ねましたが、篠崎先生はそのひとつひとつに丁寧に答えてくださりました。
最後に先生からは「一見閉鎖的に見える寮だからこそ得られる経験がある。外の世界に目を向けるだけでなく自分たちの学びのOpportunityを大切にしてほしい。」と温かい励ましを頂戴しました。
他校の教育理念や学びのシステムに触れ、知見を広めることができただけでなく、自分たちがこの学校で学ぶ意味について深く考える機会をいただきました。

篠崎先生にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

近隣の特別養護老人ホーム「シャローム東久留米」で11月3日に行われた、
「シャローム祭」のお手伝いとして、高等科生徒の有志7名が参加しました。
寒空の下でしたが駐輪場の整理や特産品の販売、露店での焼きそば作りなど、
いろいろな活動をさせていただきました。
同施設では高等科1年生が夏の「修養会」でボランティア実習をさせていただいており、
今回参加した生徒のなかにも実習を体験して「また行きたい!」と言ってくれた生徒がいました。
久々にお会いした施設の方々からも温かい声をかけていただき、
多くの方に見守られていることを実感する機会となりました。

継続的なつながりの機会をご用意いただけたシャロームの皆様に感謝いたします。

 

自由学園は「地域に開かれた学校」を目指して、多くのキャンパス開放日を設けています。
11月23日には、なんとポニーに乗れる!「南沢フェスティバル」を開催します。
紅葉の美しい秋のキャンパスに、多くのお客様をお迎えして、様々な催しを行います。
ぜひお気軽にご来校ください!
お申し込み、詳細についてのご説明はこちらからご覧いただけます。
前回(5月19日)に行われたフェスティバルのご様子はこちらからご覧いただけます。

 

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