高等科2年生が情報の授業で、アメリカのテキサスにある
The Woodlands High Schoolの生徒とskypeを使って交流をしました。

本校では、昨年度からskypeを使った海外の生徒との交流を取り入れており、
英語の授業で学んだことを実践する場を設けています。

今回の交流は、夏にアメリカで行なわれたジャパン・ソサエティの会議で、
本校情報科教員の更科幸一とアメリカの学校の先生が共同考案した
Going Global Projectで、国際交流及び社会問題を考える目的で行われています。

初回授業では、2~3人のグループに分かれ自分の名前や趣味など自己紹介と簡単な質疑応答をしました。
本校の生徒は英語で会話をし、The Woodlands High Schoolの生徒は
日本語で返答してくれました。

質問内容を考える生徒


今回の交流は初回だったこともあり、少し引っ込み思案な様子も見られましたが、

英語が得意、不得意関係なく、知っている単語を並べ身振り手振りなども入れながら
楽しく会話が出来た生徒もいました。


今後は、貧困、人権問題、麻薬、いじめ、自殺などをテーマに議論を深めていく予定です。

1月に行われる「プレゼンピック」の準備が早くも始まりました。
「プレゼンピック」は、プレゼンテーション能力を競う大会で、
過去には全国から集まった高校生と競い合い、3連覇した実績があります。
4ヶ月という長期の準備を持つことに本校の学びの意味深さがあります。
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高等科2年生の情報の授業では、
「社会人として必要なことは何か?」
「プレゼンはどうして必要か?」
「どんなプレゼンが良いプレゼンか?」
の3点をテーマにしたプレゼンテーションを行ないました。

 

発表の様子


今回の授業は、「プレゼンピック」に向けての準備の1つで、
まずはプレゼンテーションそのものについて考えようという
趣旨で行われています。


まず、2人1組のチームに分かれワークシートを活用しながら、

アイデアをまとめていきました。

 
発表時間は3分間でした。
パワーポイントを用いたり、劇のようなスタイルなど、
皆を飽きさせない工夫が随所に見られました。

「プレゼンはどうして必要か?」の問いに対しては、
・自分の意見を相手に伝える
・相手に興味を持ってもらう
・商品を売るため
などの答えがあがりました。


また、そのためには、
・相手を飽きさせないこと(笑いを入れる)
・わかりやすく話す
・視覚、聴覚を刺激すること
などが必要であるという意見がでました。

授業の最後には、お互いのチームにアドバイスをしあい、
客観的な視点も踏まえながら、プレゼンテーションについて考えることができました。


【生徒の感想】
「最初は、プレゼンに皆を引き込むための要素を組み込むことは、
バカバカしいと思っていた。しかし工夫されたプレゼンを聞くと、
自然と相手の話に引き込まれていった自分がいた。
今回の授業で、伝える内容はもちろんだが、
相手を引き込む工夫も重要であることがわかった。」

 

 

本校では、「産業」と呼ばれる授業があり、中等科3年生になると畑・果樹・養豚・養魚・きのこの
5つのグループに分かれて意欲的に生命を育てています。
(くわしくはこちら)

本日、掃除の時間に昨日入荷した生後2ヶ月の子豚が豚舎の柵に
首を引っ掛けてしまい
抜けなくなるというアクシデントが起こりました。

豚舎の掃除をしていた中等科3年生の養豚の係りの生徒と、
豚当番の中等科1年生の生徒は、

なんとか救出しようとしたものの子豚の首が抜けず、
職員室に助けを求めに来ました。

数名の教員が豚舎に駆けつけると、子豚の痛々しい鳴き声があたりに響き、
中3の生徒が、少しでも子豚を落ち着かせようと、
一生懸命子豚をさすっていました。


また、子豚の鳴き声に駆けつけたたくさんの生徒がいました。

教員が柵を切断するための工具を取りに行っている間も
生徒は子豚をさすりながら、苦しそうに泣き続ける子豚に寄り添っていました。
工具を持った教員が豚舎に戻ると、嬉しそうに「首が抜けました。」と
子豚を救出したことを報告してくれました。


普段は、生後3ヶ月の子豚を入荷することもあり、
このようなことが起こったのは、
初めてのことでした。

生徒たちは、救出後すぐに2度とこのようなことが起こらないように
小屋の修繕にあたっていました。

無事救出されて子豚も元気そうに餌を食べていました。

時間にすれば、30分足らずのことですが、
生徒にも子豚にとっても、長く感じられた出来事でした。

 

9月7日に高等科3年生の有志の生徒5名が八丁堀の内田洋行で
「考えてみよう!情報モラル・情報リテラシー教育の5W1H」という
テーマで行われた高校生カンファレンスに参加しました。

北関東や神奈川から約40名の高校生が集まり、
グループに分かれそれぞれ活発な意見交換をしました。

最後にはグループの成果を模造紙にまとめて発表し、
プログラム終了後の懇親会でも積極的に他校の生徒と関わる生徒たちの姿が見られました。

10月の初旬に次の集いがありそれにも参加する予定です。

 

中等科3年生と高等科1年生の夏休み報告書を 全校生徒で聞き合いました。

夏休み報告書とは、各自が夏休み中に学んだことを書く作文で、
中等科1年から高等科三年まで全学年が皆の前で読みます。
過去には自転車で日本を一周した旅について熱く語った生徒もいました。

本校では、自身の体験を文章としてまとめ、
さらにそれらを皆の前で発表することを大切にしています。
学業報告会やプレゼンピックなど数多くの発表の機会があります。
(学業報告会についてはこちら
(プレゼンピックについてはこちら
夏休み報告書もその中の一つで、発表前には各担任の先生が丁寧に添削をしてくださり、
公の場にふさわしい文章を書くことを学びます。
また、全校生徒の前で読むため、上級生が発表の良いお手本となります。

今日、報告された報告書の中には、
夏休み、地方に住む友人の家に行き川遊びをしたこと、
夏のサッカーの大会や合宿に参加したことなど、
各自が体験したことをそれぞれの言葉で語っていました。

 

自由学園では、「皆で」何かをすることが多くあります。
今年も暖かい雰囲気の中、まるで家族の人と夏の思い出を振り返るような
時間を皆で共有することができました。

人と人の関わりを大切にする環境で学びたいとお考えの方は、
是非一度本校にお越し下さい。

学校説明会もやっています。お申し込みはこちら

高等科3年生の修養会2日目は、朝から夕方まで、卸町東2丁目仮設住宅で作業をさせていただきました。
一日目の様子は(こちら)

仮設住宅内の除草、駐車場に立てる看板、使っていただく縁台、仮設住宅の方に参加していただいてのタッピングタッチの4つのグループに分かれて作業をしました。

気温も高く、日差しも強い中、休憩を挟みながらそれぞれの生徒たちが黙々と作業に取り組んでいました。
仮設住宅の方に、作業途中、労いの言葉もいただくことができました。

 

 

高等科1年生は一昨日から3泊4日で学校寮(「東天寮」)に宿泊し、地域の福祉施設等でのボランティア体験を行ないます。
これは学年ごとで行なわれる「修養会」と呼ばれる宿泊学習の一環で、
中等科は自然のなかでの学び、
高等科は社会に触れる学びの機会と位置づけ、
教科を超えて多くの体験を行ないます。
(修養会についてはこちらから)

初日の事前指導を終えたあとは、小さいお子さんの施設、障がいを持った方々の施設、高齢者の方々の施設のなかから、自分たちが関心のある分野を選び、それぞれのグループごとに活動をしています。
夏祭りのお手伝いをしたグループ、高齢者の方々のお話し相手をしたグループ、施設中の車椅子を洗ったグループ、小さいお子さんの運動遊びをお手伝いしたグループなど、それぞれが得難い体験をさせていただくことができました。

  

夕食後のミーティングでは「スタッフの方に助けてもらわないと何もできなかった。」「ありがとうと言われると嬉しかった。」「お客様や利用者に見えている範囲と、それを裏で準備しているスタッフに見えている範囲はぜんぜん違うと感じた。」というような感想が得られ、働くことの難しさややりがいについて考えを深める機会にもなりました。

高等科3年生は昨日から3泊4日で仙台市で修養会を行っています。
(修養会についてはこちらから)
初日は、仙台市若林区の大内さんという方の畑で、除草のお手伝いをさせていただきました。
雑草が茂った区画が、37人の手によって、作物を植える準備ができるほどに、綺麗にすることができました。

 

 

津波が押し寄せた地区と言われていた生徒の中には、周りに稲が立派に実った様子を見て、驚いているものもいました。 しかし、除草作業の後、荒浜にある慰霊碑を訪れた際、雑草が茂っている場所は、昔は家があり、それが流されて今のようになったということを知り、残った住宅の基礎部分を見つめながら、生徒たちは言葉を失っておりました。

 

 

被災地を訪れることによって、皆が震災に対して考えを新たにすることができました。

高等科1年生は昨日から3泊4日で学校寮(「東天寮」)に宿泊し、地域の福祉施設等でのボランティア体験を行ないます。
これは学年ごとで行なわれる「修養会」と呼ばれる宿泊学習の一環で、
中等科は自然のなかでの学び、
高等科は社会に触れる学びの機会と位置づけ、
教科を超えて多くの体験を行ないます。
(修養会についてはこちらから)

昨日はまず事前学習として、
高齢者の方や障がいを持っている方がどのような困難を日常生活で感じているのか体験する機会を持ちました。
市内のボランティア団体「シニアアシスト・おもいやり」の方々に来ていただき、
車椅子などの疑似体験をご指導いただきました。

 

生徒たちからは「ふだんは気にかけていなかった段差や溝などが本当に怖く感じた。」
という感想が寄せられ、これから関わりを持たせていただく方々の視点に寄りそって考えようとすることができました。

午後からはさっそくグループごとに施設にお邪魔して体験をさせていただきました。
(詳しい活動の様子は後日掲載させていただきます)

夕食後に全員で一日の学びを聴きあう機会を持ちました。
「大変だったがすごい学びになった。」「スタッフの方の対応に心を打たれた。」「ショッキングなこともあったが、一人ひとりに違った対応を考えられるようになった。」など、
一日のなかでも濃い、未来につながる学びを得ることができたようです。

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