5月1日、高等科1年生は鎌倉に日本史の学習に出かけました。
寿福寺から鶴岡八幡宮、覚園寺、建長寺などを見学し、以前学んだ鎌倉文化や鎌倉幕府、その背景となった仏教の思想に実際に触れる機会を持つことができました。
源実朝が暗殺された鶴岡八幡宮の大銀杏など、鎌倉には歴史がただの物語ではなく実際に起きた出来事であることを実感できるスポットが数多く残されており、充実した学びの時となりました。
心配されていた天気もすっかりよくなったので、鎌倉を高台から見下ろす天園ハイキングコースに登り、鎌倉が海と山とに囲まれた天然の要塞都市であることも身をもって学ぶことができました。
 

本校には4面のクレーコート(土、粘土)があります。
毎日、掃除(自治区域)の時間に担当の生徒が丹精込めて整備をしているコートです。
昨日、高等科テニス部は近隣の保谷高校を招待して練習試合を行いました。
この4月に高等科に入学したK君も早速メンバーに加わり活躍していました。
団体戦3組の結果は2-1で自由学園の勝利でした。

テニス部は恵まれた環境を生かして、少人数ながら活き活きと活動しています。
(本校の充実した部活動の様子についてはこちらから)

 

 

自由学園は10万㎡の敷地のなかに豊かな自然があふれており、
四季折々を肌で感じることのできる学習環境が整っています。

(キャンパスのご紹介はこちらから↓↓)

いま学園のキャンパスはまさに春満開。 
正門近くにある事務棟の横には、珍しい「ハンカチノキ」が花をつけています。 
ハンカチの木は中国原産のミズキ科の樹木で、2枚の大きな花びらが垂れ下がる様子が、 
まるで白いハンカチが木になっているように見えます。
  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その向かい側には防火用水の溜め池が、ほとりにある八重桜の花びらでいっぱいになっていました。 

 

 

 

 

 

 

 

学園の道を下れば小川の脇にはナノハナが黄色い花を咲かせています。
東京にあることを忘れそうになる校内の豊かな自然環境は、生徒たちに鮮やかな色彩や命の営みに触れる機会を与え、
彼らの感性を育んでいきます。

自由学園では校内見学を随時受け付けております。
ご要望いただければ生徒と同じ食卓を囲んでいただいたり生徒による校内見学もご用意いたします。
お申し込みはこちらから

 

本日の午後、第二期の委員長、副委員長、寮長を決める選挙が体育館を会場として行われました。
本校の委員は「自治教育」の根幹を担い、1年を6期間に分け、全学年から数名ずつの生徒が持ち回りで就き、様々な責任を負います。
しかし、特に責任の大きい、先に書いた三役は、全校生徒の投票によって選出されます。
しかし立候補制ではなく、候補者も高2・高3全員の持ち回りで順番に回ってきます。
学年を超えてみなの顔と名前、人となりまでが分かる少人数の学校生活や24時間を共にする寮生活、そして多くの話し合いや関わりあいを通じて全員が主体的に組織に参画しようとする雰囲気が生まれる本校でしかできない、選挙の形です。
(本校の委員制度についてはこちらから)

今回、今年度入学した新入生にとっては初めての選挙なので、投票をせずに見学しました。

副委員長選挙と寮長選挙は決選投票になり、最終的にはほんの数票差で決着がつきました。
一人ひとりが自分の票の重さを感じる選挙となりました。

以下、選出された委員長・副委員長・寮長のコメントです。

委員長T君「今、生徒の出席状態がとてもよいです。生徒全員が出席(6学年無欠席)の日が、ここ2週間に何日もありましたが、そんなことは今まであまりなかったことです。まずは引き続き皆で学校に来て、二期を全員で創っていきましょう。」

副委員長O君「これまで、適当なことばかりしてきましたが、副委員長の仕事を全力で全うします。」

寮長K君「二期は、暑いかもしれませんが、楽しい寮を創っていきましょう。」

更迭式(新旧委員の交代式)は5月7日(水)に行われます。

中等科1年生の数学の授業では、正負の数の勉強をしています。 小学校では、0以上の数しか扱っていませんでしたが 中学の数学の初めとして、0よりも小さい数の表現方法を学んでいます。 先日の授業ではトランプを使って、マイナスの数を含んだ足し算は、どのようにするのかを考えました。 黒のカードはプラス、赤のカードはマイナス、ジョーカーはゼロとして、 
数値の計算をして、書いてまとめ、計算の特徴を確認しました。 
理屈や概念だけではぴんとこない様子だった生徒たちも、 
目に見える形に置き換えて考えることで実感として理解できたようでした。
自由学園では様々な独自の学習スタイルやメソッドを持ち、「本物を求める教育」を推進しています。




 

 本校では、生徒が自分たちで問題を解決していく姿勢を大切にしています。
学年や学校全体で話し合って問題を解決していく「懇談」はその姿勢が発揮される大切な場です。
(懇談についてはこちらから)

一方で民主的に問題を解決していく仕組みが生徒たちのなかに根付いていくための様々な教育的な取組みを行なっています。

26日にはピースフルスクール教育の第一人者でいらっしゃる日本教育大学院大学の熊平美香先生と福嶋史先生を講師としてお招きし、今日一日、懇談についての勉強の機会を持ちました。
午前中は、中等科1・2年生へ懇談についてのレクチャーをしていただきました。
レクチャーの始めに、「創立者は民主的な社会を目指していた」「多様な人が、安心して共生できる社会を築くことが民主的な社会の目指すべき方向である」「本物の民主的な社会とは、対立に基づく社会である」というお話があり、提示された様々なテーマについてペアになって考えました。

その後、中等科3年生から高等科3年生まで各学年で実際に行なわれていた懇談の様子を見ていただきました。

 

午後には、各学年の懇談の係(司会)が集まって、熊平先生と福嶋先生にコーディネートしていただいて
懇談をどのようにしていきたいか考える機会を持ちました。
生徒から「なかなか発言してくれない」などという現状が報告されると、
お二人の先生から「発言のないときでも、人は考えている」
「話しながら考える人と、考えがまとまってから話す人もいる」
というお話がありました。
民主的な意思決定を行なうためには、
「意見を持つ」「根拠を持って議論する」「誰か他の人の立場に立ってみる」「妥協する」「同意しない人を尊重する」「批判的思考」
という6つのキーワードが大切だと教えていただき、実際にそれらをどう用いればいいのかみなで考えました。
これまでの話し合いのあり方を見直し、今後の問題解決のあり方について考える機会になりました。

 

熊平先生と福嶋先生に、この場を借りてお礼申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高等科1年生は中等科からの内部進学生と高等科入学生が同じクラスになって新年度をスタートします。
双方の関係を深めるために、歓迎行事が終った16日から18日のあいだ、学年全員での宿泊行事「修養会」を行ないました。

千葉県にある東金青年の家で、エンカウンターの手法を用いたコミュニケーションの学習や、
生徒たちの係りを中心としたレクリエーション、豊かな自然を班ごとに散策するウォークラリー、
みんなで力をあわせた火起こし体験と飯盒炊飯、心をひとつに向けていったキャンプファイヤーなど、
盛りだくさんの内容となりました。

生徒たちの感想文のなかには、
内部進学生A「このクラスは新しくなっても楽しいクラスになる。そんなクラスにいることができて幸せだなと思った。」
高等科入学B「みんなと仲を深めてみんなのことを知る、という初日の目標が実現できた。」
内部進学生C「(グループワークを行なって)他の人から自分がどう見られているのか、これからどうしていこうか少しわかったような気がする。」
といったものがありました。

 SONY DSCSONY DSC SONY DSC SONY DSC SONY DSC SONY DSC

高等科2年生にになると、学年を半数に分け、各週ごとに情報と家庭科の授業が行われます。
家庭科では、調理実習の生きた機会として全校生徒と教員分の昼食を実際につくります。
本日は、出席番号後半のグループが初めての昼食作りをしました。
メニューは、鶏肉のデミグラスソース、グリーンサラダ、じゃがいもの塩ゆで、
コッペパン、牛乳、紅茶、いちご牛乳プリンでした。
はじめての食事作りにも関わらず、手際よく調理を行い時間通りに終えることができました。
また、今年度から、家庭科と英語教科横断プログラムとして、献立の報告スピーチを英語で行う取り組みが始まりました。
初の試みのため、初回となった今日は英語の先生にサポートしてもらいながら原稿を作成しましたが、今後は少しずつ生徒主体で取り組む予定です。
初回の報告ということもあり、生徒も少し緊張しながらの献立報告となりましたが、
皆熱心に耳を傾けており、生活の中に教科の学びが生きていました。

0424-01 image_2

 

 

本校では、教室で使う机と椅子を入学した年に、自分たちの手で作ります。
これは、本校で大切にしている、自分たちをことは自分たちでする、
自分の属する社会は、自分たちで良くする「自治」の精神に基づき、
毎年継続して行われています。
———————————————————————————————————————

入学したばかりの中等科1年生が、はじめて「木の学び」の授業を行いました。


「木の学び」の授業では、机・椅子作りを行い、その活動を通して、木材の性質や日本や世界の林業、道具の使い方、友人と協力すること、時間をかけてものを作ることの喜びなど沢山のことを学びます。

第一回目の授業では、机・椅子作りをする事前実習として、基本的な道具の使い方や木材の知識について学習しました。また、授業の最後には、演習とし教室後ろの棚に棚板の設置をしました。

1年生の中には、はじめてのこぎりを使う生徒もおりましたが、


みんな先生の説明をよく聞き、全員が木材をまっすぐ切れるようになりました。


今後は、基本的なさらに演習を重ね木工技術を身につけ、教室用の椅子製作に入ります。

0417-01 0417-02 0417-03

12日の入学式で新しく兄弟を迎え、6学年が揃った男子部が本日から始まりました。

7:50に本鈴を行い、男子部体操館で礼拝を受けました。
礼拝では部長から「思想しつつ生活しつつ祈りつつ」について話があり、「よく生きる」人になるために一人一人が考える時間となりました。

その後記念ホールで新入生自己紹介を行いました。
新入生が出身地・部活動・頑張りたいことなどについて話をしました。
かくれんぼやものまねなど、ユニークな特技を紹介する生徒の紹介には笑いがあり、全体的に和やかな雰囲気で行われました。

次に、グラウンドと体操館でスポーツテストを行いました。
特に50走は、お互いを意識した白熱したものとなり、大変盛り上がっていました。

昼食は、女子部と最高学部と合同で歓迎昼食会をしました。
女子部生徒による手作りの食事を全体でいただき、各部委員長と教員からスピーチがありました。
男子部の委員長は、「充実した男子部生活を送るためにも、まずはこの一年間で基礎を鍛えてほしい」というメッセージを送りました。

新入生は昼食後、東天寮で洗濯講習を受けました。
中等科2年生から手洗いの仕方を教えてもらいました。

6学年が揃った2014年度男子部が始動しました。

 

ページ
TOP