明日はいよいよ「学業報告会」
昨日のリハーサルを終え、今日は来場される多くのお客様をお迎えするために、
様々な前日準備を行ないました。

業者の方々や教員が行えばあっという間に終わることかもしれませんが、これら一つひとつの準備を生徒たち自身が行うことで、
彼らのなかにはお客様気分ではない、自分ごととして行事を捉える姿勢が身についていきます。

校内整備やレジュメの製本、食券作り、会場となる記念講堂の掃除など各自が任された仕事を精一杯行いました。
校舎前の花壇には新しい花が植えられ、学校全体が明るい雰囲気になりました。
トイレでは床や便器を一生懸命磨く生徒たちの姿が見られました。

放課後には、各学年で図表やパワーポイントの確認、報告の通し練習が行われました。
繰り返し自分のセリフを口ずさむ生徒の姿が印象的で、これまで準備してきた内容をしっかり伝えたいという気持ちが伝わってきました。

お申し込みは当日まで承っています。生徒手づくりのお昼ごはん(デザート付:600円)は先着順!
ぜひこの機会に本校にお越しください!!

(詳細・お申し込みはこちらから)

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本校では、11月16日(土)に「学業報告会」を開催いたします。

「学業報告会」とは、普段の学びを土台に発展的な学習をし、その成果を生徒と保護者、

そして大勢いらっしゃる一般のお客様の前で発表する、グループ学習のプレゼンテーション大会です。

パワーポイントだけでなく、手書きの図表も多く登場します

各学年で一つの教科を選び、学年全員が協力して、テーマを設定し、

報告内容を構成していきます。また、各学年による教科報告に加え、

寮や学校の自治生活についての報告や被災地の活動の報告、

各学年の代表者が読む生活文章(作文)の発表が行われる予定です。

(お申し込みはこちら

 

10月19日の土曜日には、早速第一回目の準備が行われ、クラスリーダーを選出したり、

グループごとでディスカッションを交わし、報告の方向性を決めていきました。

  

 

本校は授業以外の場面でも英語や多文化に触れる機会が多く用意されています。

高等科3年生は、3時間目から5時間目の間に東久留米市のインターナショナルスクール(CAJ: Christian Academy in Japan)を訪問しました。

本校では、これまでもCAJとお互いの学校訪問をしながら交流をしてきました。(前回の交流についてはこちらから)

今回は、高等科3年生がCAJを訪ね、キャンパスツアーを受けたり授業の体験をしました。

キャンパスツアーでは、図書館やジムの設備に驚いたり、昼食のアイスクリームに感動したりと新鮮な気持ちを抱き、また多くの刺激を受けた様子でした。

授業体験では英語で理科の実験を行なったり、日本語の授業に参加することで、学校で普段学んでいるものが英語ではどのように学ばれているかを知る良い機会になりました。

短い時間でしたが、英語で同年代の人とコミュニケーションをしたり、英語を中心とした学びや生活に触れられた貴重な交流となりました。

次回は3学期にCAJの生徒を男子部にお招きします。

 

日独青少年相互交流計画の方々19名が、遥々ドイツから来校してくださいました。

 

昼食の際に、高等科1年の生徒が、音楽の授業で練習している、ドイツの作曲家であるワーグナーの「タンホイザー」を披露しました。

 

昼食後、中等科3年の授業に入っていただき、ドイツのお話を聞いたり、「タンホイザー」のドイツ語の発音を教えていただいたりしました。

授業の最後に、生徒たちが練習している「タンホイザー」を一緒に歌ってくださいました。

 

 

10月18日の3、4単位目に、環境ジャーナリストの枝廣淳子さんをお招きし、

全校生徒を対象に「これからの時代と社会 ~環境とエネルギーの選択~」というテーマで

ご講演をしていただきました。(詳しくはこちら

 

自由学園男子部(中高)は、1学年1クラスという少人数による人間教育を実践している学校です。


昭和16年に第1回生を送り出してから、すでに69年に渡って卒業生を輩出していますが、その数は2000人ほどにしかなりません。

しかし、日本各地のみならず、世界中で活躍されている卒業生がいらっしゃり、学園はその方々にとっていつでも帰ることのできる「我が家」でありたいと強く願っています。
(第一線で活躍する卒業生からのメッセージはこちらからご覧いただけます。)

今日は年に一度の「ホームカミングデイ」!
卒業後50周年、25周年をそれぞれ迎えられた、22回生と44回生を、男子部にお招きしました。
(「ホームカミングデイ」は同窓会に当たる自由学園同学会のお力添えにより毎年行われています。)

なかには卒業してから初めて学園に足を踏み入れられたという方もいらっしゃり、キャンパスの変化に驚かれていました。

10時半に在校生全員といっしょに整列し、数十年ぶりの「本鈴」(朝礼にあたる挨拶)を体験していただきました。
その後、生徒委員長からの挨拶、卒業生お1人ずつの自己紹介を行ない、代表の方にスピーチをいただきました。

 

お昼ごはんも生徒といっしょのテーブルに座っていただき、交流の時間を持ちました。
(本校のお昼ごはんは全校生徒が一堂に会していただきます。一般のお客様にも体験していただけます。)

 

 卒業生のお1人は、生徒の話を受けて、
「君たちが苦悩しながら成長している姿からは『未完成の希望』という言葉を思い出した。どうか頑張ってほしい。」と、
力強い激励をしてくださいました。

スピーチのお話のなかでも、社会に出て感じられた学園の学びの価値について熱くお話いただき、
自分の良心に従って、積極的に行動していってほしいとメッセージをいただきました。

 

綿々と続く教育のつながりのなかで、多くの卒業生の方々が学園を今も見守ってくださっていることを実感する機会となりました。

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今年度受験生対象としては最後となる「学校説明会」を10月26日に行ないます。
受験対策の「勉強会」を同時開催するほか、部活体験や在校生父母との交流会などのプログラムをご用意しております。もちろん自慢のお昼ごはんも生徒といっしょにお召し上がりいただけます!

お申し込みはこちらから

現在本校では、10月12日(土)におこなわれる「体操会」に向けて毎日練習が行われてます。

体操会とは、幼稚園から大学部までが参加する体操の発表会で、 体操専門の指導者のもと、

デンマーク体操や組立(組体操)、転回運動(器械体操)などをします。

また、2003年からは毎年、戦前より交流の深いオレロップ体操学校の若い卒業生男女2名が

デンマークから来日して、体操の指導をしています。
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10月9日(水)、体操会に向けて総練習を行いました。

総練習とは、本番のリハーサルで当日と同じように、すべてのプログラムを行います。

天候にも恵まれ、10時から予定通り総練習を行うことができました。

午前の種目は、「入場行進」、「全員体操」、「中等科体操」でした。

中等科体操は、デンマークから体操の指導に来ていただいている、カスパ-さんが担当しており、

アップテンポに合わせたスピード感ある動きが印象的でした。

見ている高等科の生徒も一生懸命体操をする中等科に、手拍子をしたり、技を決めた後に拍手送ったりと、

暖かい雰囲気で総練習ができました。

 

昼食では、早速午前中に行なわれた演技の動画を皆で見合い、

良かったことや、悪かったこと、改善案などをみなで確認しました。

映像編集する中等科3年生

 

午後の種目は、「組立」、「高等科体操」、「退場行進」でした。

「組立」最大の見せ場となる男子部伝統の7段俵(ピラミット)は、

1回目のチャレンジで失敗したものの、リーダーの「もう一度やります」という

掛け声の後に行なわれた2回目に見事成功することができました。

 

体操会当日は、10時からプログラムを開始いたします。

是非多くの方の来場をお待ちしております。

お申し込みはこちら

本校は10万㎡の敷地のなかに、男子部(中高)、女子部(中高)、大学部、小学部、幼稚園が併設されています。

男子部に続く道を曲がると、最初に目に入ってくるのが大きな芝生と、その手前の花壇です。

この芝生と花壇は、男子中高生の係りが代々丹精込めて管理しているのです。

夏のあいだ大輪の花を咲かせていたひまわりが散ってしまったので、今日、花壇も秋の衣替えを行ないました。

入荷した花はマリーゴールド、パンジー、ジニア(ヒャクニチソウの一種)。

お昼ごはんのあとの「自治区域」の時間になると、係りの生徒たちが花壇の回りに集まり、

一株一株丁寧に花を植えていきます。

手を泥だらけにして「しっかり根付いてくれたらやっぱり嬉しいです」と語ってくれた高等科生の笑顔が印象的でした。

体育館から小気味よいリズムの音楽が聞こえてきます。

覗いてみると中等科3年生の体育の授業中でした。

リズムに合わせた体操の指導をしているのは、デンマークから来た体操専門の指導者、Kasperさんです。

いまは今週末に控えた「体操会」の演技練習の真っ最中!

中等科3年生は、中学3学年で行なう「中等科体操」を後輩たちに教える責任があるので、

授業を受ける姿勢も真剣そのものです。

もちろん授業中の指示はすべて英語で行われます。

黒板にはよく使われている単語やイディオムがぎっしりと書かれ、

先に聞き取れた生徒が日本語でみんなに伝える様子も見られました。

Kasperさんは授業以外にも昼食を生徒といっしょに食べたり部活の指導に入ってくれたりと、

関わる時間をいっぱい作ってくれています。

英語の基本、「まず使ってみよう!」を実践できる環境が、こんなところにも用意されていました!!

国語は好きだけど、古典は苦手…そんな生徒も多いはずです。

高等科1年生の本日の授業では、寮歌の歌詞を分析しながら漢文の基礎を学びました。

(自由学園の寮についてはこちらから。)
(国語科の取り組みについてはこちらから。)

入学するとだれもが必ず覚え、普段から何気なく歌っている寮歌は、幕末の教育者広瀬淡窓の漢詩がもとになっています。

「休道他郷多苦辛
同袍有友自相親
柴扉暁出霜如雪
君汲川流我拾薪」

いざ書き出してみると、返り点や送り仮名であふれているこの寮歌を、本日の授業では「歌」としてではなく、「漢文」として捉えました。

身の回りのものが、教科とつながっている。

このような「日常生活の中に学びあり」の姿勢に、自由学園の教育に対する理想が表れています。

 

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