本校生徒の約2/3が生活する寮(東天寮)では、
隔月に誕生日会が行なわれています。
今日は10・11月の誕生日会があり、生徒たちに交じって
教師4名と市岡理事長も一緒に祝ってもらいました!!
ばんごはんは生徒たちによる心のこもった手作りです。

一人ひとりのスピーチ、各部屋からこづかいを出し合って買ったささやかなプレゼント贈呈、
生徒たちによる出し物と、会は和やかに進んでいきました。

みんな一緒に生活する東天寮では、
ひとりぼっちで誕生日を迎えることはありません。
いつも誰かと一緒にいられる。
少し重たい響きかもしれませんが、中高6年間を温かい関わりのなかで過ごせるって
かけがえのない財産ではないか、と私たちは思っています。

本校は、東京都東久留米市に10万㎡の広大なキャンパスを持ち、
4才の幼児から22才の学生までが自然豊かな環境でのびのびと学んでいます。
四季さまざまな彩りを見せる校内は、今あざやかな赤に色づいています。
(一年間の様子はこちらから)

これらの自然の美しさは、学校を訪れた受験生の方々が、
「まるで公園みたい!」「都内にこんなところがあるとは思わなかった!」と感激されるほどです。

そして、特筆すべきはこの自然環境は生徒たちの手によって守られているということです。
「自治区域」と呼ばれる活動で、生徒たちはキャンパスや施設の管理を行なっています。
(「自治区域」のとりくみはこちらから)

豊かな感性や偏りのない人格を育むには、まず環境から。
私たちはそう思ってこの学校の自然を守っています。
ぜひ一度、学校見学にお越しください。

本校では、高等科三年生の有志3名の生徒が、1週間に一度「鶏群新聞」と呼ばれる新聞を発行しています。
この新聞は今年の10月に生徒が自主的に始めた企画で、新聞には、学校で行われているイベント、1週間の予定、編集者によるコラムなどが掲載されています。
発行から2ヶ月を経過した今では、掲示板に張り出される新聞を待ちわびるファンも増えてきました。
また生徒達は、文章作成のみならず、レイアウト、印刷、掲示までの作業をすべて実施しています。

鶏群新聞担当のK君は
「1週間に1枚というハイペースですが、楽しみにしてくれる人たちがいるので休むことなく続けることができています。
今後も継続してやっていきたいです。」と意気込んでいました。

今後も様々な分野で、生徒の自発的活動が行われることに期待です!

 

本校では毎週のように昼食(全校生徒で一緒にいただきます!)や授業に、国内外からのゲストをお迎えしています。学内の関わりだけにとどまらずに、多様な文化や視点に触れることで、
偏りの無い視野と深い思考力をつけていってほしいと考えているからです。
(ハワイからゲストをお迎えした様子はこちらから)
(インターナショナルスクールとの交流の様子はこちらから)

今日はタンザニアからのお客様をお迎えしました。

ラヘールさんという女性の方で、現在、JICA(国際協力機構)の奨学金を得て
日本の大学院で公共政策を学んでいらっしゃいます。
 
午前中は、中等科3年生と高等科3年生の英会話の授業に参加され、
一人ひとりに質問をし、生徒からの質問に答えていただきました。
 
昼食を生徒と一緒に召し上がっていただいた後、
タンザニアについて英語でプレゼンテーションをしていただきました。
話していただいたトピックは、
タンザニアの位置、人口、公用語、気候、食物、衣装といったことや、
130の民族と言語が入り混じる他民族多言語国家であること、
キリマンジャロやサバンナを始めとする国立公園について、
文化や政治についてと幅の広いものでした。
 
国際言語である英語を通して、非英語話者とコミュニケーションをしていく機会は
今後ますます増えてくるでしょう。
その点で、非英語圏の方の話す英語を聞き、理解していくことも
ネイティブスピーカーと接することと同様にとても大切なことです。
今日はそういった意味でも教育実践の良い機会となりました。

本校の勉強は受験対策にとらわれない、学び本来の楽しさを深めていけるような授業展開を行なっています。
今特に力を入れているのが、多様な文化への理解・交流です。
今日はそのなかからいくつかの取組みをご紹介します。

体育の授業には、デンマークで体育学校を卒業したトーマスさんに助手として入っていただき、
一部は完全に英語での授業を行なっています。
最初のころは通訳されることを待っていた生徒達も、
今ではトーマスさんの指示や説明を直接聞き取って動けるようになってきました。

先日は物理の授業を、学校を訪れたハワイの高校生と合同で英語で行ないました。
本校の教員が入念に準備して、双方の生徒に分かりやすく、かつ学びの深いものになるように工夫して授業を行ないました。
(そのときの様子はこちらから)

放課後になると、英語助手のスティーブンさんは体育館でバスケットボール部の指導に当たってくださっています。
アメリカの大学を卒業したスティーブンさんはトレーニングもアメリカ流。
ハードな内容も明るい雰囲気で盛り上げてくれています。
(写真は後日掲載します!)

先日には情報の授業の一環として、海外の生徒とスカイプを通じてディスカッションを行ないました。
その様子はジャパンソサエティ(全米最大の日米交流団体)の代表の方にも見学いただきました。
(そのときの様子はこちらから)

このような様々な取り組みを通じて、英語を覚えることが苦痛ではなく、
コミュニケーションの手段として能動的に学べるような姿勢を育んでいます。
文法や単語などはつたなくても、外国の方と楽しそうに、一生懸命コミュニケートをとろうとする生徒たちの姿は、
指導する側にも勇気を与えてくれるものです。
(先日行なわれたインターナショナルスクールとの交流の様子はこちらから)

 

今後も様々な取組みを行なっていきたいと考えています!

本校最大級のイベント「美術工芸教育発表会」も本日が最終日となりました!

昨日は雨天にもかかわらず初日を上回るお客様にお越しいただき、
2日間合計で5000人近くのお客様が本校を訪れてくださいました。
本校の行事は生徒たちが運営の主役です。
作品の作成や展示以上に会の運営には長い時間をかけた入念な準備がとられ、
生徒たちはお客様をお迎えすることを通じて、コミュニケーションや計画立案、システム思考を学びます。
もちろん、失敗も多く起こりますが、当日終了後の反省会を通じて、
翌日以降の改善に生かしています。

朝は学園外周と校内の掃き掃除が行なわれます。
落ち葉の多いこの季節、大変な作業ですが、係りや学年を超えて全員で掃除に当たります。
受付や警備の係り、駐車場の係りもそれぞれが張り切って仕事に当たっています。
ワークショップや遊具も昨日以上の大盛況で、係りの生徒達は大慌てながら充実した表情でした。

 

 昨日は学園の美術教育を紹介する報告会が行なわれました。
高2と中1の生徒が堂々と自分たちの取組みを発表しました。
(詳細はこちらから)

夕方はあいにくの雨模様となりましたが、最後のお客様をお見送りするまで心を込めて働くことができました。
本日は最終日、より多くのお客様にお会いできることを楽しみにしています!

美術工芸教育発表会は入場無料です。事前申し込みは不要ですのでどなた様もお気軽にお越しください。

本校では4年に1度全校を挙げて行なうイベント、「美術工芸教育発表会」を行ないます。
本日から3日間、10万㎡のキャンパスいっぱいに、幼稚園から大学部までの美術作品が所狭しと展示されます。

そのなかでも男子部中・高等科の展示はダイナミックで観る人を惹きつけ、毎回人気があります!

それでは‥本日お目見えしたばかりの作品群をちょっとだけご紹介します!

男子部の入口を通ると、正面の体育館外壁いっぱい(約10m‥!)に、雄雄しい鶏の絵がお客様を出迎えます。
有志の生徒が書き上げた渾身の作品です。
(ちなみに鶏の種類は東天紅、寮の名前の由来にもなっている学校のシンボル的な存在です。)

中心の芝生にはダイナミックな立体作品が並びます。
造形作家の指導のもと学年ごとに造り上げた木製の動物像は1体が2m以上の高さを持つもので、
近くに立つとその迫力に圧倒されます。

室内にも平面作品が多く並べられていて、これらの全ての作品の横には生徒達が立ち、お客様に説明をしています。

また、陶芸や藍染めなどのワークショップ、高2の生徒による屋外の遊具など、
お客様に参加して楽しんでいただける企画も多くあります。

広大なキャンパスで行なわれている幼稚園や小学部、女子中高、大学部の作品も同時にご覧いただけます。
本日は2000人近いお客様にきていただくことができました!

土日は更に混雑が予想されますが、ぜひ多くのお客様にお越しいただければと思っています。
もちろん入場は無料、申し込みも不要です!

(学校紹介や個別面談をご希望の方はこちらからお申し込みください!)

11月8日(木)の4時間目、高等科3年生はハワイより来校されたワイアケア高校の生徒と一緒に「英語による物理の授業」を行ないました。
授業のテーマは「サイクロイド」です。
記念ホールのステージ上でいくつかの実験が行われ、ワイアケア高校の生徒が代表して実験を行ないました。
途中で出されたいくつかの課題については本校の生徒2名とワイアケアの高校生1名で3人グループを作って話し合い、
一緒になって答えを考える時間もありました。
この授業を通して、サイクロイドの2つの性質(最速降下曲線と等時曲線)について、皆で楽しみながら学ぶことができました。
高等科3年生は先日のインターナショナルスクール訪問などの機会を通じて(当日の様子はこちらから)、
英語に対して積極的な態度が育っており、今回も最後まで英語での授業展開についてきていました。
今回の授業を出発点として、英語での授業実施が多くの教科で導入に結びつくように願っています。

    

 

11月8日(木)、ハワイのWaiakea (ワイアケア)High Schoolから、高校生12人と教員4人の計16名が来校されました。
彼らは高校でロボット部に在籍し、Robotics(ロボット工学)を学んでいます。
昼食の時間にはデモンストレーションとして、音楽に合わせて踊るように自分たちでプログラムした小型ロボットと人間とのコラボレーションダンスを披露してくれました。
放課後にはロボットワークショップが開催され、自由参加にも関わらず男子部全体の1/3程の生徒が参加をするという盛況ぶりでした。
改めて本校生徒の海外交流に対する関心と旺盛な好奇心が垣間見られることとなりました。
ワークショップでは小型モーターと電池を使い、動く小さなおもちゃを作りました。
車輪に当たる部分は何と歯ブラシです。1mのレース場を4レーン作り、参加者全員がレースに挑みました。
団長のオリーブ先生の絶妙なMCによって、予選から決勝まで大いに盛り上がりをみせ、英語による知的な学びと、楽しいイベントが共に体験できる充実したひと時となりました。
 

 

11月8日(木)、ハワイWaiakea (ワイアケア)High Schoolより16名の生徒と教員が来校されました。
中等科1年生の生徒たちは英語の授業の一環として、お客様に向けてキャンパスツアーを行い、
英語で学校の施設や生活の様子を紹介して日ごろの学習の成果を発揮しました。
(英語の取り組みについてはこちらから)

案内したのは
・今年で築76年となる東京都歴史的建造物の体操館
・生徒自らが手作りした勉強机、毎朝の礼拝のために聖書と讃美歌集を入れる皮袋
・紅葉が美しく色づく通称「もみじ坂」
・生徒自身が飼育している豚を育てる豚舎
・体操会の舞台となる大芝生
・全国から集まった全校の2/3程の生徒たちが生活をする東天寮
・毎日、父母手作りの温かい昼食をいただく食堂ホール
といった場所です。

中等科1年生は英語を学び始めてまだ半年あまりですが、ご案内したお客様からは
「中学の頃から4年間日本語を学んでいるけれど、君たちの英語の方が僕の日本語より上手だね」
という嬉しい感想もいただきました。

3学期にも近隣のインターナショナルスクールとの相互交流会を計画中です。
今回の体験や今後の活動を通して、
英語で積極的に楽しくコミュニケーションをとっていく態度を育んでいってもらいたいと望んでいます。

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