5年生の私立文系選択者には、数学活用という科目があります。4月7日(火)の最初の授業では、数学Ⅱの「複素数」という単元を学習しました。人類の歴史を振り返りながら、数がどのように拡張してきたのかを紹介し、ピタゴラス、オイラー、ガウスといった数学者が生きた時代を通して、数とは何かを学習しました。最初の授業ということもあり、マリアホールで行いましたが、ホールでの視聴覚教材の効果に加え、通常教室と違って周りを気にせずに発言できたこともあって、生徒たちの理解も深まったようです。(授業担当者談)
4月4日(土)、朝から小雨の降るあいにくの空模様ではありましたが、多くの保護者・ご家族の方々が見守る中、目黒星美学園56期生の入学式が行われました。呼名では、新入生の元気の良い挨拶が次々とホール内に響く一方、在校生である2・3年生も、聖歌や校歌で、新しい後輩を頼もしくリードしました。56期生の学年色は“緑”。これからの6年間を星美生として、新緑を芽吹く若枝のように、たくましく、また、しなやかに成長できるよう願っています。教職員も“アシステンツァ”の精神をもって、56期生とともに歩んでいきたいと思います。
3月25日(水)、母子避難所訓練を実施しました。これは昨年本校が、妊婦の方やご家族の二次避難所として、災害時に場所を提供する協定を世田谷区と結んだことを背景に、区が催したものです。小さいお子様連れの地域のお母様方や大学・行政関係の方々、そして被災地ボランティアに参加する本校生徒たちがこの訓練に参加しました。最初の講演では、震災時に妊婦や小さな子どもを連れた母親の立場が置き去りにされがちな状況などについて、お話がありました。生徒たちは、簡易トイレについてのプレゼンテーションを行ったほか、専門家の方からスマートフォンのアプリを用いた、震災時を想定したワークショップや、避難所を運営するワークショップも実施されました。世田谷区としても中高で行うのは初めての試みということで、意義ある集いであったとのことです。今後とも地域との連携をはかり、もしもの時に備える活動を積極的に行っていくことで、減災につなげていければと思います。
3月22日(日)より、春の研修が始まりました。春の研修は新4、5、6年生の希望生徒を対象に、演習問題などを通じてこれまでの復習や応用力を身につけ、新学年を迎えるにあたってより良いスタートを切れるようにすることが目的です。新6年生の世界史では、1学期からの内容をおりまぜながら、受験を意識してテーマ史を中心に研修を行っています。生徒が苦手とする中国史を取り上げ、経済や儒教の視点から解説を行います。今の苦労が、来年の受験本番で実ることを信じて研修に励んでほしいと思います。
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